2012年2月29日水曜日

シーチャン島 代替船不振

トシさん・マサ君親子とシーチャン島沖に出た。
トシさんからは「遠くばっかり行ってないで近くのカワイイ釣りに行こう」と散々誘われていたのでね。
しかし出鼻を挫くかのように、頼みのキャプテン・タンの黄色い船が故障、名も無い代替船が来た。
船は北の岬を周り、西岸を500mほど南へ行った磯際にアンカーした。初の場所だ。
岸向きは荒い岩礁で根掛かりがひどく、沖向きはべったり砂地。
船頭が良型のキス連発、25cmぐらいのトッケイ・ハタも次々釣る。
トシさんの釣った一匹目はプラー・デーンの頭だけ。いきなりバラクーダにがぶりとやられたわけ。
魚は居るぞと思ったが、うねりが大きく、トシさん・マサ君はすぐに船酔いダウンしてしまった。
2回ほど磯際の場所を変わったが、状況は同じでアジ類がさっぱりだ。
昼に東岸に戻ったが、今度は全く餌もとられない。失敗だったか、帰ろうかと思った頃、マサ君の竿がギューンと曲がった。
マサ君、思わずお父さんに竿を差し出して「代わって!」→当然父は自分で釣れと拒絶(笑)
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右舷から艫を回って左舷に銀色の平たい魚体が見えてきた。やった、リュウキュウヨロイアジの51cm。
イトヒキアジに似るが、もっと魚らしい丸みがあり、背鰭の独特の「糸」が特徴だ。
シーチャン島でしか見ない魚、お値打ちだね。料理はおいしかったかな?
僕はキスやハタで十分なお土産を得て、その晩の出張者との会食に提供、えらく喜ばれた。
黄色い船が直ってアジ類がバンバン釣れる日にまた行きたいね。
place : Ko Sichang

2012年2月27日月曜日

タルタオ・レック島 魚信復活

タカシさんとサトゥンに釣行した。
タカシさんはインドネシア駐在時代は毎週GTを釣りに行っていた猛者だ。
初日はブロン島で釣ってブロン・リゾート泊、2日目はタルタオ島マッカム湾から北向きに釣って帰還というプランだ。
天気も良く、計画通り回ったし、ブロン・リゾートに「これはいい!」を連発していたタカシさん。しかし…
初日、サム島、ヒン8、ブロン・レ島、ブロン・キノ島、ブロン・ラナ島と回ったが、プラー・モン少々、バイトの多くはダツだった。
2日目、タルタオ富士の南からキャスト開始、11番、9番といった実績場所も沈黙、やっと6番・5番でバイトが出るもバラシ。
結局釣るのは船頭だけという状態。こうなったら、タルタオ島の北磯を攻めるしかない。
最後の2時間を、普段は通過するパンテ・マラッカと北端の岬の間を攻めてみた。これが当たった。
小さいビーチが2つあるのだが、この両側の磯ではプラー・モンのチェース、バイトが出た。2日間しょぼかったので驚きだ。RIMG2264 RIMG2276
タカシさんは小型を連発、うち1匹はロッドが抜けて飛んでいってしまい、グリップだけでの爆笑ファイトだった。
タルタオ島のすぐ北東にあるレック島では、バラシも3回あったが、タカシさんと船頭が2匹ずつプラー・モンを上げた。
タカシさんのは55cmと57cm。タルタオ島としては十分なサイズだね。
僕のルアーにはキッスのようなショートバイトばかりでフッキングしなかった。
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それよりも、今まで釣れそうで釣れなかったタルタオ島北部がやっと結果を出してくれたことの方が嬉しい。
もちろん、初めて同行してくれたパートナーが釣ってくれたことも、自分が釣る以上に価値があることだ。
船頭は自分で竿・リール・ルアーを買って投げて釣り「楽しい!」を連発。今後いい場所を開拓してくれるはずだ。
ブリット RIMG2288t
place : Ko Tarutao / Satun Province, Thailand
fish Giant atrevally

2012年2月25日土曜日

シミランジギング ⑨メンバーズコメント

【J2】
初めてのシミランジギング、後押しして下さった同行者の皆様に感謝です。
近海ではなかなか味わえないビッグゲームを楽しみました。
是非また行きましょう。次回は腕が壊れないように、日々鍛練致します・・・。

【TAIYO】
今回は何と言っても1本目が強烈でした。こんな予想外が起こるのが釣りであり、だから何度でも行きたくなる。
そんな釣りの面白さを共感できる同行者とそれを実現させてくれる船長、そして海と魚に感謝!
何が起こるかわからないシミラン、また行きましょう。
《おまけ》 究極のコンビネーションジャーク
1本目のイソマグロは、J2さんが先に掛けました。最後のウマヅラもJ2さんが先に掛けました。
何が起こっているのか? 途中でJ2さんが正解を教えてくれました。
「TAIYOさんが刺激した魚が僕のジグを喰っているだけですよ~」。
 ①TAIYOが早巻きで魚を誘う出し、速い1ピッチで魚を刺激。
 ②TAIYOのジグを追いきれなかった魚がJ2さんのジグを喰う。
 ③TAIYOが空かさずにジグを落とし直し、仲間の魚を掛ける。
ということだったので、J2さんがシャクり続けていたからTAIYOも釣れた?
んー、ジギングはチームワークですね。

【コウジ】
今回はカンパチメインでカンパチを全員釣り、最後にウマヅラも全員釣れたということで、
「終わりよければすべてよし」でしたね。また行きましょう!
スロースターターの二冠王より

【コウチャン】
最初の一投目に切られて、最後の一投目で切れて、さっぱりしましたわぁ〜〜〜
くそ〜〜〜今度こそ・・・(・_・;)。
でも、インドヌケガケマグロは美味かったです。コック長ありがとう!!
ヌケガケ大王より

【リュージョン】
今回皆の中で一番多くバラシ、切られたのが僕でしょう。まあそんな時もあるし、それも含めて楽しかった。
帰任辞令でドタキャンのLeoさん、本当に来られなくて残念だったね。
下は全員の魚種別釣果。赤字は80cmオーバー。シミラン、アンダマン海の宝石、い~い釣り場です。

魚種 J2 TAIYO コウジ コウチャン リュージョン 合計
GT 1 86   284 1   4
カンパチ 3 82 4 1 2 87 2 12
ウマヅラアジ 1 103 1 98 2 105 185 185 6
ヒシヨロイアジ   1        1
スマガツオ         1 1
カツオ 1          1
インドマグロ        2   2
イソマグロ 2 136 1 144        3
ハタ一般   3 1     4
キツネフエフキ   2    1 80 1 4
アカチビキ 3   1 1  1 6
アオチビキ         1 1
合 計 11 12  7 8 7 45

最後に、ずっと船に飾られて皆の釣りを見守ってくれたLeoさんの額縁入り写真を持って記念撮影。これにて連載終了!
RIMG2241 place : Similan Islands

2012年2月24日金曜日

シミランジギング ⑧ウマヅラアジの部屋

時刻は正午に近づいていた。いつもは予告無くスルスルと帰途についてしまう船頭。今回は違った。
「あと一箇所行く。そこで釣って終わり」と。多分船頭自身も釣りたかったのだろう。
新しいパヤオに着くと、いきなりTAIYOさんとJ2さんのダブルヒットだ。
2人とも糸をジャージャー出されたり船の裏側に走られたりで苦戦。紺碧の海に突き刺さる竿先を見よ。
ほぼ同時に上がったのはウマヅラアジ。J2さん103cm、TAIYOさん98cmの座布団級。
写真を撮ろうにも2人ともかなりお疲れの模様。J2さんのは黄色が入った老成魚。迫力あるなあ。
RIMG2232f RIMG2235
艫ではコウジさんが2連発。2匹目は大きかったぞ。J2さんのを上回る105cm。
これでコウジさんは、カンパチ大王に続きウマヅラ大王も制覇、二冠となった。皆でパチ王、ヅラ王と呼ぼう。
RIMG2236 RIMG2237
最後に僕とコウチャンさんにもウマヅラアジが来た。85cm級だ。このパヤオにはこの魚しか居ない。
メーター超に比べるとえらく貧相だな。シャム湾では上々の型なのに。
RIMG2239 kuma
これにて我々は1日半のジギング日程を予定通り消化、5時間の船旅で母港カオラックに向かった。
食事、片付け、シャワー、魚卸し等、やることは色々ある。船は遅いが5時間の長さは感じなかった。
それよりも、スピードボートは疲れるから木造船の方が休めていいよね、という意見が大半だった。
目的に応じた使い分けが望ましいですな。
place : Similan Island / Thailand
fish : Diamond Trevally

2012年2月23日木曜日

シミランジギング ⑦2日目おかわり

2日目は不眠症コウチャンさんが、夜明け前にいつもの抜け駆けでマグロ2匹。種類は「印度抜駆鮪」ね。
抜駆けについて本人に悪意は無いが、釣れても他人を起こそうという善意も全く無い。尿意と便意だけ。怒るで~!
今回は浅瀬へ移動してのキャスティングは無し。ジギングに集中したいのと、短日程のため時間ロスを避けたいからだ。
明るくなると、J2さんとTAIYOさんのダブルヒットだ。J2さんの魚は前日からゲット宣言していたGT86cm、お見事。
このGTは、すでに半壊状態だったJ2さんの左肘を壊し、曲がったままにしてしまった。
ま、ビッグフィッシングの思い出を体に凝縮した形状記憶ウデということでよろしいんでないか。
RIMG2212RIMG2215m
TAIYOさんのは見事な68cmのハタだった。なかなか釣れないサイズに大喜び。
「バス持ちで写真撮って」とか言いながら重くて持てなかったの誰だ(笑)。TAIYOさん、さらにハタ60cmを連発だ。
RIMG2219RIMG2216
期待のカンパチは一瞬の時合しか来なかった。TAIYOさん、コウチャンさん、僕が67~69cmのほぼ同型を同時に釣った。
下左の画像、コソ泥みたいなのがコウチャンさん。これは抜け駆け専用コスチュームに違いない。RIMG2220RIMG2221aj
ここに来てようやくスロースターターのコウジさんにもエンジンが掛かってきた。
コウジさんと僕は同時に並んでジグを落とすと、GTは非情にもコウジさんのジグを食った。しばくぞ~(ー"ー)
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このように、結構皆に均等に魚が当たったのは良し。一見、2日目も釣れたように見えるでしょう?
実際は食いが渋くて掛け損ないが多く、各自2~3時間に一匹しか釣れていない。
でも、いつもは釣れない帰還日のおかわり釣果としては十分。そういうふうに感謝しなければね。
place : Similan Island / Thailand
fish : Giant Trevally, Estury Cod, Amberjack

2012年2月22日水曜日

シミランジギング ⑥他魚の部屋

カンパチ、プラー・モン、キツネフエフキと来たけど、他にも多彩な魚が釣れるのがシミラン。これが楽しい!
スマや本ガツオは回収中に上の方で食ってくることもある。鋭い引きと直後のお刺身で高得点だ。
右はTAIYOさん得意のハタ。着底してもすぐはシャクらずに、クルクルクルっとタダ巻きすると食うらしい。
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下左はJ2さん、朝に続いてイソマグロ。疲れた疲れたって言いながら懲りないね。さらに疲れてる。
コウチャンさんは皆の友達アカチビキ。72cmの良型だ。この魚、素直に旨いと思う。RIMG2199 RIMG2209
皆の釣果の中から、ノリックが適当な魚を見繕って料理してくれる。
昼食や夕食は、揚げてからタレを絡めた料理が多いかな。
ノリック2号は釣りのサポート時は動きがイマイチだが、料理の腕はいいと皆の意見が一致している。
左アカチビキ、右カンパチだが、薬味を上手く使っていて非常に飯やビールが進む。町では見ない料理だな。
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今回の夜は沖のパヤオに係留した。船を止めてしまうと、潮は飛ぶように速く、釣りにならなかった。
前回楽しめたイカ釣りやナイトジギングは手も足も出ず、残念。釣り過ぎて疲れた2人を含め、皆早々と就寝した。
ここまででやっと初日の釣り記事が終了。引っ張るね~(笑)
place : Similan Island
fish : Mackerel Tuna, Estuary Cod, Dogtooth Tuna, Small-toothed Jobfish

2012年2月21日火曜日

シミランジギング ⑤キツネフエフキの部屋

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底近くでの強いアタリ、大きな尾鰭を使っての強い引き。カンパチかと期待させるが弱るのは早い。
そんなキツネフエフキ。長すぎる口先はオレンジに染まり、その顔はキツネというより鳥を連想させるな。
近縁のハマフエフキが高価で取引されるのに比べて、こいつの市場価値は高くないらしい。
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今回は4匹釣れた。TAIYOさんが73cmを2匹、僕が74cm、コウチャンさんが80cm。船頭も複数釣ってたな。
フエフキ類は、タイランドでは手のひらクラスの小型が唐揚の常連でお馴染み。
一方、沖縄ではルアーの主要ターゲットだし、日本各地で昔から磯投げの大本命だ。
英名はエンペラー、堂々と皇帝を張っている。一方日本語は笛吹って、ミュージシャン扱いになっちゃうのね。
決して外道ではない。僕は釣るたびにその立派で魚らしい魚体に感謝している。
place : Similan Islands / Thailand
fish : Long-nosed Emperor

2012年2月20日月曜日

アメリカ炒飯

タイにはカオパッ・アメリカーン=アメリカ炒飯というのがある。
カオパッ系メニューの中で最高価格帯に君臨するそれは一体何か?
通常のカオパッは、ナンプラーベースの炒飯であり、豚・海老・ワタリガニなどの具を指定する。
アメリカンに具の指定は無い。ご飯部分はケチャップで味付けされ、レーズンと僅かな刻み玉葱が入っている。
日本のチキンライスのチキン抜き、オムライスの中身、みたいな感じ。
周囲には必ずハム・ソーセージの炒めたものが並び、さらに揚げ物やトマトが加わる。上には目玉焼き。
タイ人に聞くと「おいしいよ」「好き。あんまり注文することないけど」「子供っぽいメニューね」など反応は色々。
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これがなぜアメリカンなのか?話はベトナム戦争の頃にさかのぼるらしい。
北爆の基地として多くの米兵を受け入れたタイ。その時に米兵向けにできた料理だからアメリカン。
米兵の口に合うよう、ナムプラーではなくハインツのケチャップで炒め、周囲に本国でなじみのソーセージ・ハムを並べたと。
だが、日本のスパゲティ・ナポリタンのように、チャップの消費拡大のために企業によって創作されたメニューかもしれない。
え、好きかって?野菜不足なのでちょっとな~。それに大人だし(笑)

2012年2月17日金曜日

シミランジギング ④プラー・モンの部屋

初日はカンパチに混じってプラー・モンがボツボツ釣れた。
プラー・モンとは、タイランドで平たいアジ類の総称で、沖縄でガーラと言うのと一緒。
ここシミランでは、GTことロウニンアジと、カイワリを大きくしたような感じのヒシヨロイアジがそう呼ばれている。
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そのGT、コウジさんが艫で64cmを上げた。GTには炎天下が似合うな。
この型でも水深90mの岩礁に居るのだから、普段一生懸命やってるポッピングってどうなのよと思ってしまう。
ヒシヨロイアジは、TAIYOさんが「引くわっ!」と言い、糸を出されながらゲット。76cm。黒い斑点が精悍だ。
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そしてコウチャンさんとJ2さんがダブルヒット。ロッドが二重の虹のように曲がる↑。
上がってきたのがコウチャンさんが68cmのGT、J2さんが前の記事のカンパチだった。いいねえ!RIMG2194 RIMG2193
僕は海底のロープを引っ掛けたりバラクーダに目の前で噛み切られたりとトラブル続き。
ジグがどんどん無くなって釣りにならない時間帯も多かった。食えば食ったで暫くグングン引くがスコッと外れてばかり。
午後はほぼ画像担当中乗り君状態だったな(笑)。
place : Similan Islands / Thailand
fish : Giant Trevally, Longnose Trevally

2012年2月16日木曜日

シミランジギング ③カンパチの部屋

初日の昼前から午後に掛けて、今回のメインターゲットであるカンパチの食いがたった。
下はJ2さんが3連発したうちの2匹。72cmと82cm。「入れたらすぐ釣れる」とご機嫌なJ2さん。
RIMG2185 RIMG2192
船はカンパチの魚影を捜して長時間の移動も辞さなかった。GPSとソナーでパヤオ・根回り・窪みを丁寧に拾っていく。
どこも水深90m。潮が速く、ラインは1回目で110mは出てしまう。以降どんどん斜めから水平に近くなり回収・再投入。
ジグがあまり斜めになると、垂直に上げて緩めてスライドさせながら落とすという本来の動きができない。食わない。
潮が速いから皆重いジグを使っており、回収時は腕が疲れて大変だ。
RIMG2197RIMG2198←73cm、68cm
カンパチは日本人にとってはハイエンドの魚。でも国際的には刺身で食わないので評価は低い。タイでの市場価格もね。
カンパチが食う泳層は底近く。あまり上ずってこないようだ。
そのかわり、これぐらいの型だと群れているようで、1匹釣れたら周囲に居るのがまた食う確率が高い。
誰かが釣ったら、休んでおらずに自分もすぐ投入するのが基本かな。
RIMG2201RIMG2206aj ←ともに72cm
現在仲間内のレコードはコウジさんの89cm。彼の名乗るカンパチ大王の王位を襲うべく皆でシャクりまくった。
しかし70cm前後が殆どの中、コウチャンさんの87cmが最大という状況で王座奪取に失敗、コウジさんは防衛。
でもカンパチが全員に釣れて言うことなし。なかなかこういう機会には恵まれないものだが、船頭に感謝だな。
刺身を取ったあとのアラは翌朝のカオトム(お茶漬けのような煮込みご飯)の具になった。濃いコクが出て非常に旨かった。
place : Similan Islands, Thailand
fish : Amberjack

2012年2月15日水曜日

シミランジギング ②板さんドゥワイでカンパチ

クロマグロじゃなかったイソマグロの次は、コウチャンさんが87cmの良型カンパチを釣った。
皆、巨大イソマグロで目が変になっているので、ちっこいなと思ってしまったが立派なもんだよ。
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すぐに血抜きして氷で冷やした後、J2さんが包丁を一閃、あっというまに三枚卸しだ。
空気の抜けた人形のようだったJ2さん、包丁を握ると力が蘇るのか、驚異の早業。
半身が綺麗に切り分けられて、大皿2枚にどどーんと刺身になった。
全員で刺身皿を取り囲み、涎を垂らして刺身を狙う中乗りをしっしっと追い払って「いただきま~す!」
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さすがプロの板さんが造った刺身は面や角が違うね。
しかしお味は…ん~、かなり頼りない。淡白。少し置かないと味が出ないのかな?
まあよい、釣りたてカンパチをその場で刺身なんて、最高の贅沢には違いない。
食後に満ち足りて見詰め合うコウチャンさんとJ2さんの師弟愛を見よ↓。
 RIMG2172sas RIMG2173←ごちそうさまね!
J2さんはシミランに行こうか止めようかさんざん迷っていたのだが、決め手になったのはどうもこれらしい。
つまり、刺身が食いたいから一緒に来て魚を下ろして欲しいと皆が頼んだことが、迷えるJ2さんの背中を押したのだと。
J2さん自らの包丁の技が、巨大イソマグロとこの後の快進撃を切り開いたのだった。
芸は身を助けたってことね。何がどう結びつくか分からないものだ。各自、精進するのだぞ。
place : Similan islands, Thailand
fish : Amberjack