2012年8月31日金曜日

パタヤでフカヒレ レンキー

ブアカーオ通りがパタヤ中央通りにぶつかる場所に、レンキーという料理店がある。
「張龍記」「LENG KEE」という真っ赤な看板ですぐに分かる。パタヤのあちこちで見かける「LK」のイニシャルも系列だ。
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大変な繁盛店で、また繁盛する理由も良く分かるな。安くて旨い。
それに24時間営業ときた。地元財閥がこの不夜城パタヤを胃袋から支えようという意思が感じられるではないの。
ここは中華料理屋のような名前だが、中華メニューは大して無くて、タイ料理の方が多い。
イチ押しはフカヒレスープ。濃厚な味付けのスープの底からしっかりしたフカヒレが無造作に出現する。
他店の薄味のバラけたフカヒレに慣れていると、ここのヤツにはガツンとやられるぞ。B300チョイと手頃なのも嬉しい。
RIMG2437RIMG3179RIMG3149レンキー
そしてカニ炒飯。何とワタリガニの身と鶏卵しか入っていない真向勝負。日によるのだが、これが超絶旨い時がある。
従業員がやたらに多くて、注文や勘定を間違えるのはご愛嬌。WEB上にはこの店の紹介が溢れているのでご参考に。
僕が何回も行って思うのは、通わせる、使える店だということ。覚えといて損は無い。

2012年8月28日火曜日

シーチャン島 アジ中型

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2週間前にあべさん・Mさんとシーチャン島に出かけたのだが、代替船だった上に潮が悪く、寮船と移動を繰り返す。
14時までに僕は何とかマテアジとカンルアンを40匹程度釣ったが、不完全燃焼だった。
翌週、同場所にアジ釣りに出かけたコウチャンさんらは、6人でアジ4匹という厳しい返り討ちに涙を呑んだ。
しかし翌日は一転、漁レンジャー隊長さん親子がジンダ筏でマテアジ・カンルアン・ヒシヨロイアジを150匹という大漁。
好不調の波が激しい中、今回は漁レンジャーの3人(隊長さん、ニイミさん、バンビさん)、エリオさん、僕の5人で出かけた。
キャプテン・タンはいつもと逆に舵を切り、迷わず列島北端のサンパンユ島の北東にアンカーした。しかし全くアタリなし。
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島の西側に小移動すると、僕の弓角キャスティングだけにマブタシマアジが掛かってくる。バレが多いが楽しいんだ、コレ。
皆が餌で各1匹釣る間に、弓角で9匹釣れた。餌ではエリオさんに大物が来たが、思い切り糸を出され、根に入ってアウト。
11時、キャプテンは「そろそろ食うだろう」と初めの場所に戻った。全員にすぐに魚信が来た。中型のマテアジとカンルアンだ。
僕はショットガン、バンビさんは餌サビキで快調。エリオさんは前日に道具一式を購入、自作の一本針仕掛でやや苦戦。
艫のニイミさんは体調悪くほぼ休憩。横で隊長さんが釣りまくるのはアジが2割程度、アイゴ・ハタ・カレイなど他魚優勢だ。
11時から15時迄、群れが去った時間帯は短く、釣れ続けた。僕は十分釣ったので、休憩したり魚の下ごしらえしたり。
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釣ったアジが途中で噛まれること幾たび、大物の気配があった中、エリオさんと船頭に強烈な引きを見せる魚が掛かった。
しかし、ファイトむなしく二人ともリーダーを切られてしまった。多分、良型のクイーンまたはここに多いグラウだと思う。
15時にはバンビさんも隊長さんもクーラーがパンパンで魚が入らなくなり納竿。配り先をあれこれ話しながら帰還した。
バンビさんの魚持ち帰りポリシーははアジのみ。隊長さんはキーメンまで含めて全部。隊の結束は一枚岩ではないな。
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左は僕とエリオさんの釣果。アジ(カンルアン・マテアジ・マブタシマアジ)で120匹、アイゴ多数のうち6匹キープ。
右はバンビさん、アジ60匹。大きさ順に綺麗に並べてご苦労様だす!
良型は出ず、大漁とも言えないが、いい釣りができた。不振の前回の倍ぐらい釣れたしね。5日ぐらい魚を食って暮らせそう。
place: Ko Sichang
fish: Yellowtail Scad, Small Mouth Scad, Smooth Tailed Trevally

2012年8月25日土曜日

Alone / Heart

80年代にアンとナンシー姉妹を看板にヒットを連発したHeartの代表曲。
初めは女性ボーカルのハードロックバンドで結構人気があったが、もう一押しが足りなかった。
そこで、優秀な作曲家で周囲を固めド派手な格好をさせPVを流しまくって大ブレーク。
当時、PVで見せたナンシーのコスチュームと前蹴りにキューンとなった男性ファンも多いはず(笑)
一方で産業ロックとの批判も散々浴びた。だが20年以上経ってからのこのアコースティック・ライブはどうよ?
口が開いたままになってドスンと顎が落ちた。絶唱。Heart、本物だ。普通のバンドでこんなん出来るか?
産業だろうが自力だろうが、歳とって太ろうが、持ち歌に魂を籠め、演りきった者が最後に勝つ。Heart、圧勝だぜ。

2012年8月19日日曜日

タイランドで弓角を投げる

日本の夏から秋にかけて、太平洋側各地の急深な砂浜ではサーフトローリングが盛んだ。
ルアーは弓角を使う。これ自体には重さが無く、ジェット天秤やマウス、バーニーと呼ばれるトレーラーの重さでキャストする。
弓角は弓形に曲がったプラスチックや貝や骨のボディにシングルフックを挿して固定したもの。
本体が回転するという掟破りのアクションと、穴にリーダーを通してたんこぶで留めるだけという粗っぽい装着方法が特徴だ。
タイ・シーチャン島辺りは小型ルアーしか食わない対象魚がいて、メタルジグ以外の方策を考えていて弓角にたどり着いた。DSCN2574yDSCN2580y ←曳いてクイーンとシマアジ
以前トローリングでそれなりに釣った後は使わずにいたのだが、コレをキャストしてみようと。そしたら釣れるんだよね。
マテアジの良型2桁とか、小型だけどクイーンフィッシュ連発とか。マテアジをルアーで狙って釣るって、弓角で初めて達成。
餌に全然食わない時間帯にも釣れたけど、ナブラがあればアタる確率はぐっと高い。
RIMG3119yRIMG0027←キャスティングでマテアジ
トレーラーの先のリーダーは3mと長く取る。絡むけど。またキラキラ面は傷つきやすく、光沢のある貝殻で補修している。
弓角のクルクル・キラキラの動きは他のルアーでは見たことがない。とても魅力的だ。
多分タイランドでは僕しかやってない。ボートから投げることになるだろうが、タイのアジ類にはきっと向いてる釣り方だと思う。
特にルアー好きな人にはお勧め。弓角は1個200円強と安価。ぜひ日本で入手して、タイでナブラに投げてみてほしい。
RIMG0001RIMG3156←浜で拾った貝殻で補修

2012年8月17日金曜日

バンサレー お食い初め釣行

triphopさんちの双子ちゃんのお食い初めに出す「タイ」を釣ってくるという企画が催された。
バンサレーのキャプテン・スィットのマーク・マックス丸。
メンバーはtriphopさん、コウチャンさん、J2さん、コウジさん、漁レンジャー隊長さん、リュージョンの6名。
「この船、出るのが遅い…」との噂どおり予定より1時間遅れのスロースタートには笑った。まずは軍の桟橋の前で開始だ。
砂地に岩礁と漁業廃棄物(?)が混じる場所、皆にボツボツとハタが食ってくる。
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コウジさんに待望のスジハタが来て歓喜の声が上がった。超高級魚だもんね。
次はイラ島近くの海峡。エンジンを小刻みにon-offして潮に逆らいながら根を探った。
J2さんのインチクに何かが。良く走る引きで45cmの良型スジアラ。これはお見事。日本だったら2万円級?
コウジさんが「俺のよりデカイ…」とぼやくことしきり。釣りの借りは釣りで返しましょうね。
午後にかけて、イラ島の裏側から灯台島の南と丁寧に攻める。J2さんが再度良型のスジハタを釣ったのが目立った。
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実は僕はトローリングとキャスティングを楽しみにしていた。それじゃお食い初めのタイが釣れないって?そやねん。
でもトローリングではでかい横縞サワラが期待できるし、最近マイブームの弓角がここのナブラにどう効くかワクワクだし。
だから出港してすぐも移動中も、皆の話の輪に加わることも無く2本の竿で一人艫からルアーを曳いていたんだ。
ハタを狙いながらも目は常に遠くの鳥や海面の様子を追った。結果はトローリングが皆無、キャステイングが3バイトで無魚。
この日は表層の活性が低く全然駄目だったということ。ハタやフエダイの方もJ2さんのスジハタを除くと低調だった。
ショットガンもやってみたが、水道部やイラ島周りは例によって全くアジ類がおらず、小型のフエダイやハタが釣れるだけ。
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沈滞気味のまま16時に納竿した。ただ、この船は燃料代を惜しまずに釣り人の糸筋を見て操船してくれるから有難い。
ジグやタイラバやインチクなど、疑似餌釣りしかしないこのメンバーにとっては特にね。
港を目指したが桟橋まであと20分の時点から横殴りの大雨となった。桟橋に着いてもあまりの雨脚に誰も外に出られない。
僕は着替えが2セットあったので、びしょ濡れ覚悟で荷物を車に移してお先に失礼した。
そこからが地獄だった。普段1時間で着く道のりが、連休の糞渋滞で2時間半。何で16時納竿で帰宅20時やねん!
triphopさん家のお食い初め(←LINK)は、翌日2匹のフエダイで執り行われたと。健やかな成長をお祈りします、おめでとう!
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place : Bang Sare
fish : Vermicular Cod, Long Finned Rock Cod

2012年8月7日火曜日

シーチャン島 二船に分かれて


シーチャン島沖に2船で出漁した。天気はうす曇で涼しく、釣りには支障ないが西風がやや強かった。
僚船はキャプテン・ワンチャイの操船で、列島南端で粘った。メンバーはJ2さん隊長に6名。
こちらはキャプテン・タン船。島の東側を南から北へ移動しながら釣った。メンバーはエリオさん、sodaさん、僕で3名。
 P1010556t RIMG3117本船メンバー&寮船
始めはカンカオ島の東岸の駆け上がりでスタート。他船と並んで皆で餌釣りしたけど雑魚しか食わない。
僕だけは弓角でキャスティング。これに第一投からバイトしてきた。マテアジだ。遠くで掛けて巻いてくるので結構バレる。
それでも良型を含め8匹のマテアジを釣ることができた。皆がゼロの時によ。ヤマシタ・プラ弓角45mm畏るべし。
シーチャン島では主に小さいベイトに付く小振りな対象魚を狙うので、ルアーなら7cm以下がいい。弓角ぴったりでしょ。
弓角自体は重さが無いので、スキップバーニー15号を付けて投げた。ジェット天秤でも代用可能。試してみてね。
次は焼却場沖の沈礁周り。極端に浅い。sodaさんとエリオさんにワーム付きの仕掛を提供、ショットガンの操作を教えた。
これで攻めるとマテアジやカンルアンがボツボツ当たるようになった。面倒な餌付けが無く、好評だ。
 RIMG3119RIMG3122弓角とマーマー
喰わない時間帯に常温水で作ったカップ麺で昼食。最近出たマーマー・グリーンカレー味は最高だ。僕の持ってるほうね。
なぜ今まで無かったのか不思議なくらい麺とマイルドな緑カレーの相性抜群、適度な辛さも爽快。冷水対応だしね(笑)。
潮が引くと食いが落ちたのでカーム・ノイ島の南へ大移動した。船頭はここで結構粘った。
ここは餌を付けると黄色い小魚がハリの数だけ付いてきて、2人とも閉口していた。ショットガンしか選択肢がないね。
群れは小さいが、回ってくるたびにマテアジ中型がバタバタっと釣れたが、続かないのよね。
 RIMG3124RIMG3128エリオさんと3人の釣果
最後の1時間、列島北端のコ・サンパンユ東側にアンカーした。いきなり弓角でマブタシマアジ2連発、ああうれし。
ここは良く食った。3人のショットガンは休み無くマテアジを撃ち続け、クーラーはみるみる満タンになった。
いくらでも追加可能だったが、14:30、これ以上釣っても仕方ないので納竿した。
大物が来なかったのが残念だが、十分な釣果を得て満足、16時の連絡船でシラチャに戻った。
僕は朝から餌を全然使わず、弓角とショットガンサビキだけで豊漁。皆さん認めないけど、一応ルアー釣り師だす(笑)。
僚船は南端で朝から午後まで移動せずに粘り、大型無しながら釣れ続けて大漁。アオリイカも数釣ってたね。
漁レンジャー3名はそれぞれのミッションのために帰還したが、残り6名は白魚でジョイントして、魚宴会となった。
バンコクから油売りさんもサプライズ合流して楽しかったな~。料理で一番のヒットは「餌」のカタクチイワシ素揚げ。
獲れたてのを職漁船に貰ったので、一部を持って帰ったのだ。あまりにも旨くて全員でポリポリと一気喰い。
次回から餌を貰ったら釣り止めて「帰ろかっ!」との冗談が出るほどの逸品だった。釣師特権メニューだね。
そうそう、多めに釣った時の恒例「魚配布会」をアパート前で実施した。おばちゃんの火花散って魚瞬間蒸発。ワロタ。
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place : Ko Sichang
fish : Yellowtail Scad, Small Mouth Scad, Smooth Tailed Trevally