2008年9月27日土曜日

シーチャン島をルアーで一周

2008.9.27の釣りのお話。
最近仕事に追われて釣行できずにいたが、パタヤのsokeさん・眞人さんからのお誘いで地元釣行が実現した。
朝のコ・ロイ船着場で魔寧蛇さんとお会いして話をすることができた。朝イチから大魚信である。
あちらは8人で高級大型船、こっちは3人でトイレも無い低速船。朝イチからえらい差だが頑張ろう。
カムヤイ島桟橋からそれぞれ慌しく出港した。
船は珍しくシーチャン島東岸を南に向かって走る。キャプテン・タンは片手でマグナム・ラパラを引っ張っている。
よっしゃ、僕もトローリングだ。ラビット×弓角で船の泡の消えるあたりを引っ張る。
いつもながらこの仕掛は鳥に大人気で、鳥の群れを引き連れてシーバースをくぐろうとした時、ガツーン!
古豪Penn99は跳ねまくるクイーンフィッシュをぐいぐい引き寄せた。前回同様59cm。うーん80cmが釣りたいな。
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次は南端まで引っ張るが当たりなく、投錨して餌釣りだ。 
今日のマテアジ・マブタシマアジの群れは小さく、魔寧蛇さんの船や他船もここを諦めて他に移っていった。その後どうだったのか…。
そんな中、キャプテン・タンはエギのテキサス・リグ(!)でアオリイカをバンバン釣る、更に1kg近いでっかいスミイカまで。恐るべし。
午後はシーチャン島西岸を北上、またラビット×弓角を引くとマブタシマアジの42cm。もうちょっと頻繁に当たって欲しいぞ。
最後、タンパンビーチ沖でsokeさん・眞人さんが良型コトヒキを釣る中、僕はナブラを見つけてジグをキャスト。
そこでイトヒキアジ48cm、マブタシマアジ41cmその他が連続ヒットだ。今日の釣果の中心は殆どルアーだな。
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更に帰り道もトローリングしたが、こいつは空振りだった。でもね、ルアーをシーチャン島一周引いたのでなぜか満足。
海色がもっと青黒ければ、トローリング系も面白そうだけど、ここはいつも緑系の水だからなあ。
そんな魚種が限定的という中で、ルアーが面白かった一日でした。
sokeさん・眞人さんにも、近場ボロ船ながら、お楽しみいただけたと思います。
place : Ko Sichang
fish : Queen Fish, Small Mouth Scad, African Pompano

2008年9月21日日曜日

新兵器購入 TICA TEAM ST16

今日の真昼の炎天下、自転車を漕いでオーイ・フィッシングスポーツまで行き、新兵器のリールを購入した。
TICA TEAM ST16。TICA(ティカ)は、最近伸びている台湾のメーカーだ。
外径9cm、重量850g。青いアルミ一体削り出しフレームに、Max-14kgのレバードラグ。ボールベアリング10個。
釣具屋のショーケースで何度か見て、気になっていたこいつ。

先日買ったトラートの大物釣りのVCDを見たら、このリールを使ってバンバン釣っている釣り人が居た。
あ~もう我慢できない。このリールが夢にまで出てくる始末。
今の主力Penn 114HLは1,450gもあって、ちょっと大きすぎ。Penn 99は使って楽しいけど、ドラグやハンドルが物足りない。
その中間にこのST16を投入すれば、こいつを主力とした強力ラインアップが完成するではないか。
STとはスタンディングの略らしい。立って魚と戦えと。その心意気、よいではないか!デビューが楽しみ(^o^)。

2008年9月18日木曜日

コ・ロイで泳いだ話

シーラチャーにはコ・ロイ(ロイ島)という江ノ島みたいな島があって、町のシンボルになっている。
中国寺院があり、タイ人は皆熱心にお参りしている。
またここは、シーチャン島への連絡船の発着桟橋がある。
海鮮屋台がずらっと並び、芝生の上でシーフードというのが地元民の楽しみ方。
そんなこんなでいつも賑やかなコ・ロイである。
僕はここで泳いでいる人を見たことが無い。きったねーからな。
しかし……僕は泳いでしまいました。ここで。桟橋の下で(ToT)。
それは去る8月3日のことだった。シーチャン島沖の釣りを終えた我々は連絡船でコ・ロイに帰還した。
下船時、僕の竿を持ってくれていたsodaさんの手が少年の体に当たり、竿は瞬時に海に落下。
sodaさん「ああ~っ!」
竿は上げ潮に乗って、どんどん桟橋の奥の方に流れていく。
sodaさん、元水泳部。「ああ~っ!」。泳がない水泳部!ゴルァ!
しゃあない、僕の竿だ、それっと着衣のまま僕は海に飛び込んだ。
臭っさ~!強烈な硫化水素系下水臭。いや過ぎ。生ぬるい温度の海水がまとわりつく。
僕は無事流れ行く竿の束に追いつき、それを回収して船着場に帰還した。
sodaさん「いや~、リューさん決断早かったですね!」。ああ、水泳部より早かったよ(爆)。
海水を体中から滴らせて自転車でアパートに帰還。シャワーして、自転車洗って、魚を居酒屋に持ち込んで…
ちょっと泳いだだけで、えらい忙しいアフター・フィッシングでしたな。
皆さんも来タイ記念にコ・ロイで泳いでみませんか?一生記憶に残るような経験をあなたにも。

2008年9月14日日曜日

ビョーキ

木曜日の晩から、正体不明の発熱と腹痛に悩まされ、ようやく快方に向かっている。
日本から大ボスが来て工場巡視、会議、会食。這うようにして付いていき、うなずき、食べたふりをする。
こっちは座ってるのがやっとなのに、まともに応対できるはずも無い。
悪寒と滝のような発汗を交互に繰り返し、物が喉を通らない。
大ボスが空港に発った直後、すぐにトゥクトゥクで帰ったが、走行中の風が寒いのなんの。
25年間病欠無しの僕としたことが、何たる失態。こたえました。ビョーキってしんどいのね。
ということで、釣りどころではない週末です。健康でない世界は悲しすぎる。

2008年9月7日日曜日

シーチャン島でクイーンフィッシュ、海況復調か

2008.9.7の釣りのお話。
水潮で釣れないから来るなと言われ続けていたシーチャン島。
前夜キャプテン・タンに電話すると「いいよ。船あいてるし」、ということで単独釣行となった。
カームヤーイ島の桟橋で、C.タンは「どうだ、海の色がいいだろう」と釣果に自信ありげだ。
さて、今日は何とリールを忘れるという失態を演じ、まずシーチャン島まで行ってリールを買うはめになった。
余計な散財、前途多難である。
船はシーチャン島北側に進み、餌をもらうために操業中のカタクチイワシ漁船の水揚げを待つ。
それまでイカの短冊でイトヨリ釣りだ。これがぼつぼつという感じでやや暇。
そのうえカタクチイワシが網に入らず、やっと入手できたのは13:00。下は餌を求めて職漁船に群がる遊漁船。
さて、ようやくサンパンユ島の東側に移ってアジ釣り開始だ………あれ?食わない。
相変わらずイトヨリぼつぼつでさっぱり。アジは2匹だけ(ToT)。
そんな中、突然鋭い引きが来襲、船底を反対側まで走ろうとする魚を、構わず巻いて抜き上げた。
プラーチャラー(ミナミイケカツオ・クイーンフィッシュ)の59cmだった。
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隣の船もウマズラアジの60cm級を上げている。コレは時合いか!と思ったが甘かった。
それは強烈な雷雨により1時間の中断。再開後の30分は釣果無く、15:00納竿とした。
キャプテン・タンは、あと1週間でアジも沖から戻ってくるだろう、マブタシマアジの良型がナブラでやってくると、言っていた。
そうそう、去年メタルジグで入れ食いの日があったなあ。
あんな日にここに釣りに来たいぞ、とシーチャン島海況の本格回復を祈る。
place : Ko Sichang
fish : Queenfish

2008年9月2日火曜日

サメサンでピヤさん3匹釣る

2008.8.31の釣りのお話。
朝6時にキャプテン・カクの操船でサメサン港を出発した。キャプテン・ルアン所属の、遅い方の2号船だ。
メンバーは仙さん、米さん、僕の3人。列島先端の方まで出て開始。僕は船尾で大物竿を3本出した。
主要対象魚であるチョンガーム(イトヒキアジ)の仕掛について、あちこちのタイ人船頭に聞いたことを集約すると、こうだ。
「チョンガームは50lbワイヤーは食わない。40lbは食いが落ちる、30lbワイヤーなら問題なく食う」と。
それで僕は、先糸40lbナイロン×リーダー30lbワイヤー×がまかつ管付伊勢尼15号2本針という細目の仕掛を繰り出した。
ところがだ、新月の大潮とあって潮が猛烈に速く、全然着底しない。こりゃバンサレーみたいだな。船頭もお手上げ。
少し潮流のましな所に移動すると、先発のキャプテン・ルアンの船がタイ人客10人を満載して釣っていた。
キャプテンの高く掲げた手には60cmオーバーのチョンガーム2匹が光っていた!よっしゃこっちも気合だ。
程なく、僕のスピニング竿に鋭い魚信。走るのは初めだけの物足りない引きでピヤ(イトヒキアジ若魚)45cm。
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10時ごろ、僕のpenn99の仕掛に46cmと45cmのピヤが2連発だ。もっと来るかなと思ったが、群れはこれが最後だった。
キャプテン・カクはチョンガームを見切って、プラチョンタレー(スギ)を狙うという。僕の仕掛を切って改造を始めた。
今までの中通しオモリを取り去り、針から15m(15cmではない!)の場所の道糸に直接、輪ゴムでオモリを装着した。
チョンガームより10倍も可動域を大きくした仕掛だ。餌も大きなイカを選んで掛けた。へ~、ちょっとは工夫するんだな。
しかし、キャプテンの狙いはことごとく外れ、この後移動を繰り返すも、納竿まで大物竿は全く火を噴かなかった。
小物系は仙さんが36cmのコロダイを釣った程度。まあ、仙さんは毎回メモリアルフィッシュを釣るから良しとしよう。
一方の米さんは大物竿に全く魚信なく、小物竿は雑魚入れパクで、もう昼前に諦め状態。この日の雑魚はほぼ4種。
ナカリン(狐魚)、キーメン(一筋玉頭)、プラーデーン(桃糸撚)、プラーリーシー(黄尾笛鯛)。冴えないでしょ。
そんなこんなで15時半になってしまい、昼寝のまま納竿。釣らせてくれんんの~。
大物竿だけで通した僕の3匹も無念の小型。全部60cmオーバーだったら良かったんだけどなあ。
いつか来るチャンスに備えて通うしかないのだろうけど、道のりの厳しさが身にしみる釣行だった。
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place : Samae Sang ~ Sattahip
fish : African Pompano, Painted Sweetlips

2008年9月1日月曜日

黒珊瑚が釣れた

2008.8.31の釣りの話は後ほどするとして、ともかくサメサンから出船した。
昼頃、僕の竿が根掛かりして外れたが何か付いてる。重い。
枯木のような黒珊瑚が岩に付いたまま上がってきた。
珊瑚には軽石状の造礁サンゴと、このような枝サンゴがある。宝石サンゴは全て後者だ。

キャプテン・カクによると、磨くと非常に美しいそうで、パタヤの加工場に持って行くと売れるそうだ。
釣り終えて車に戻る時、キャプテンはこの珊瑚を持って帰れという。いいねえ、その心遣い。
磨くなんて気が遠くなるほど手間が掛かりそうだが、僕はこの南海の磯臭いお土産を貰って帰った。
今ベランダに置いてあるが、掃除のおばちゃんは他の植物と一緒に水遣りするに違いない。