2008年12月21日日曜日

澪の向こうはキスとイルカの国だった

2009.12.21の釣りのお話。
この日はタイ人7人と一緒にバンサイ沖にキス釣りに行ってきた。
バンサイという場所は、シラチャからバンコクに所用で行く時によく通る湾岸線沿いの町だ。
一面に広がる干潟の向こうに、あんな世界があったのだと、目から鱗の釣行だったな。
さてキャプテン・マスカラスと助手・ドスカラスの船は、干潟から澪を通って一面に広がる牡蠣棚を抜け、無数に竹が突き刺してある沖に出た。
DSCN2757mdDSCN2756
有明海みたいな場所だな。水深3mしかない。
係船にはアンカーの代わりに長い竹竿を使う。竹竿が底に着いたら、ぐぐっと体重を2回乗せる。
すると竿はズブズブと海底の泥に2mも突き刺さる。前後2本の竹竿に船をロープで留めて完了。へ~ぇ!
さあ、全員でキス釣り開始。餌はエビの切り身だ。
ここはモトギスが5割、黄色いゴンズイ(プラー・コッド)が4割、他魚が1割という感じで掛かってくる。
モトギスは、かつて日本にも沢山居たアオギスに近い仲間らしい。
音に敏感なアオギスを釣るために、泥底の浅海に立てた脚立の上に座って静かに釣る、というのが昔の江戸前スタイル。
そんなことを思いながら軽快なキスのアタリを楽しんだ。型は24cmまで。シラチャより全般に型がいいな。
DSCN2760bs DSCN2762
この日2回、イルカの群れが遠くでジャンプした。皆が「ロマ(イルカ)!ロマ!」と叫ぶ。残念ながら僕は見逃してしまった。
毎年この時期バンパコン川河口にイルカが集まってくるらしく、イルカ見物の観光船まで出ていた。
同乗のタイ人はキス釣りだけでなく、サバやキスをブッ込んで巨大エイを狙っている。一発来たがフックアウト!
キスは晴天の下ぼつぼつと釣れ続け、僕は夕方までで40匹ぐらい。これぞ小魚信、楽しかったね。
反省点は、日本風の小針キス仕掛では、ゴンズイの多さに消耗が激しいということ。もっと丈夫なタイ風仕掛けの方が吉だね。
トイレも無い船だし、海もトロンとして綺麗じゃないけど、ここで募集企画でもしてみようか?
ちなみに僕は、キスの天ぷらが旨すぎて旨すぎて、また1月に行くつもり。いかが?
おっとその前に、アンダマン海年末企画はどう?
DSCN2766 DSCN2773
fish : Northern Whiting
Place : Bang Sai ~ Chonburi

2008年12月18日木曜日

年末特別企画 サトゥン・パクバラ釣行募集!

2008/12/20 赤文字部分加筆修正

いよいよ年も押し詰まってきたが、未曾有の世界不況で、タイの各社も減産・在庫の山・人減らしといいこと無し。
ここは頭を切り替えて、自分で出来るちょっと景気のいい話に専念しようよ。それはタイ国内遠征釣り。
12月9日掲載記事「12月27日(土)~29日(月)年末企画はアンダマン海!」は殆ど反応が無いが、ぜひこの記事と一緒にご一読を。
船はリュージョンが予約してある。旅程も宿泊地も露払い済み、もう何の心配もない。
費用も、普段の釣りと違うのは飛行機代ぐらい。それもゴルフ2回分ぐらいの話よ。
僕の飛行機代は、Air Asiaで往復全て込みで4,532バーツ。
これで格段の非日常性を手に入れて、笑顔で新年を迎えようではないか。

【旅程】
◇12/27(土) 
早朝、先発隊(隊長リュージョン)、Air Asia 6:50の便で空路ハジャイへ。昼前にパクバラ着。午後、小船をチャーターして近海またはマングローブで釣り。
夕方、後発隊(隊長GATAさん)がAir Asia 17:25の便で空路ハジャイへ。夜9時ごろパクバラ着。先発隊と合流。バンガローにて小宴。泊。
◇12/28(日)
11:30 スピードボートでリペ島へ。13:00にここでチャーター船に乗り換え、でアダン島海域へ。終日釣り。餌釣り、ジギング、移動中のトローリングとご自由に。
新月の大潮だから、イカもいっぱい取れるよ。サメサンやバンサレーと同じタイプの船だから、ルアーキャスティングはちょっと苦しいかな。
24時間チャーター済みなので、この日は船中泊。
◇12/29(月)
朝9:00納竿、スピードボートでパクバラに戻る。前回見たところでは、ハタ、フエダイ、サワラ、バラククーダが餌釣りで釣れてたな。皆大きかったよ。
さらに、船頭情報では、セールフィッシュ、イトヒキアジ、コビアも来るとのこと。
午後ハジャイに移動、Air Asia 19:20の便で空路バンコクへ帰着。僕は空港で運転手と荷物交換し日本へ帰る。
もっとパクバラに居残たい方はご自由に。延泊や釣船の手配はリュージョンがお手伝い。

【募集】
4名様募集!
船も宿も大丈夫だが、早くしないと航空券がなくなるよ。(12/20現在まだ空きあり。)
日々の仕事に追われたり、いろんなしがらみで忙しいあなたこそ、思い切っていかが?…と背中を押す。
つまらん連載記事「アンダマン海探査釣行①~⑤」を読んで下さった方、多謝!
ぜひサトゥン・パクバラで、リュージョン&よねの無念を一緒に晴らして下され。
申し込みはブログコメントまたはメールで。
その後航空券をご自分で取っていただく、という手順ですすめよう。面倒な方のためにはリュージョンが代行取得可能。
では、皆様の大魚信を待つ!

2008年12月15日月曜日

Please Don't Leave Me / John Sykes

フィル・リノットが歌い、ジョン・サイクスが弾くオリジナルが良い。
このサラリとしたメロディーを聴くといつまでも哀愁が心に響き続ける。
なんていいんだろう。
ギターソロと一緒に溶けて流れそうだ。
珠玉の名曲。

サメサン沖 活きイカ無しでGT釣ったってマジすかっ?

2008.12.14の釣りのお話。
今日はサメサン沖にキャプテン・ルアンの2号船で行ってきた。
メンバーは、tokuhainさん、J2さん、小泣爺さん、仙さん、Akeさん、リュージョンの6人。
キャプテンは助手から昇格したオン、助手はポム。
DSCN2737
桟橋に釣りを終えて戻ってきた釣り人は、ピックアップの荷台いっぱいにチョンガームを釣ってる。気合入るねえ。
しかし、不安視されたとおり、月夜で活きイカゼロという大凶兆が待っていた。
場所はサメサンから1.5時間南に走った場所。ここいらで一番確実な場所だ。
先行していた1号船の客は、良型マテアジ・マブタシマアジを入れ食い状態。
キャプテン・ルアンが「パーティー!パーティー!」とはやし立てている。
こちらも、全員まずは小物仕掛で始めたが、アジの食いがすばらしい。
その中、仙さんが大きく竿を曲げて唸っている。いつもベナベナの軟調竿を好む仙さんなので、
僕は「小さい小さい、竿ふにゃふにゃ」と茶化していたのだが、顔が真剣。こりゃマジかも。
ようやく上がってきたのはコガネシマアジ (Golden Trevally) 59cm。略してGT。略すなってか?(爆)
DSCN2738g DSCN2743
結局この魚が「隅一の法則」で船を支配してしまい、後は移動するごとに魚が雑魚化・小型化して終了となった。
仙さんの本日の新兵器は700バーツの糞竿と300バーツの糞サングラス。
この糞ギアのペアで自分だけ釣って、全員を貧果に追いやって、後は酔って船室で寝てるって、効率的すぎない?仙さん!
他の皆様もお疲れ様でした。大物は釣れなかったけど、小物だけでもそれなりのお土産は確保できたようで、一安心。
皆さんの面白い話も聞けたし、流失物も回収できたし、まあよしとしよう。
僕は行けども行けども不振で、釣らずに泳いでた方がましかななんて思ったりするのだが、また来年も行くぜ、サメサン!
place : Samaesan~Sattahip
fish : Golden Trevalley

2008年12月14日日曜日

アンダマン海探査釣行⑤ タルタオ島の断崖に鷲が舞う

スレイマン船頭の小船はタルタオ島北端の大岸壁の下から、エンジンを切って磯沿いに流し始めた。
船から思い切り投げると、磯の手前にルアーが落ちるという距離だ。
船が流されて、近すぎたり遠すぎたり、という状態になると、何も言わなくても船頭がエンジンをかけ直してぴたりと合わせてくれる。
沖縄でGTルアー船をチャーターした経験のあるよねさんは、「いい場所流しますよ。なかなか玄人ですよ」と言う。
ルアーの客など乗せたことが無いはずなのに、魚の居場所は知っているということだな。
DSCN2709 DSCN2711
魚信は遠かったな。ポッパーやペンシルに稀にアタックがある。投げ倒して1時間に1回ぐらいね。
ルアーが水面だから魚が出てくるのは全部見えるのだが、これでもかというぐらいフックに乗らない。
50mはあろうかという崖の上を、巨大な鷲が舞っている。ハラジロウミワシ。すばらしくカッコイイな。
そのうえ、ものすごく沢山いるのにびっくりだ。30羽ほどの鷲の軍団がスパイラル状に天高く上っていくのが見えた。
そのうち暇な二羽が我々の釣りに興味深々。 水しぶきを上げて泳ぐルアーに、今にも襲い掛かろうかという姿勢で近くまで降りてくる。
さすがに見切って上がっていったが、もしも鷲なんか釣ったらえらいこっちゃ。
DSCN2705e DSCN2707g
さて、あまりの釣れなさに、僕はたまらず最終兵器ワインドで、小型でもいいから釣ろうとしたのだが、これには追っても来ない。
見たこともないダートアクションに、魚が唖然として固まっているのかな?
船はタルタオ島本島を離れ、島の東沖に並ぶ離れ島を拾っていく。
岸ぎりぎりで一度掛かって振り切ったやつ、グレーの背中を見せて反転したやつ、ごく浅い場所でガバーッと出てそれでも掛からんやつ…
この日のバイトはよねさんに集中したのだが、アタックはあってもフッキングせずという状況に変わりない。
雨を避けてパクバラ近くの島に移動したが、こちらは泥濁りがきつくて釣れる気がしなかった。12:40に雨天納竿とした。あべし!
DSCN2724s ←2日間世話になったスレイマンの船
というわけで釣りの日程は終了。釣れないのに面白い旅だったな。
来タイしたばかりの嫁さんを3日間ほっぽらかして同行してくれたよねさん、本当にありがとう。
僕は学生時代に色々な離島に行ったけど、それぞれの島の思い出が、鮮明に心深く刻まれている。懐かしい。
たとえ釣れなくても、あの胸が高鳴るような素晴らしい感覚が、ここタイで再現できるなんて。
今まで日常に沈み、踏み出さなかった年月の長さよ。それを悔いる。
好きなことは今やらねば。愛を取り戻せ!
place : Ko Tarutao

2008年12月13日土曜日

アンダマン海探査釣行④ 流刑地タルタオ島に泊まる

地図画像

タルタオ島はサトゥン県の本土から20km程沖にあり、南北25km東西18kmとかなり大きな島だ。
上の地図でBan Pak Baraというところが前夜の宿泊地で出港地、地図中央の大きな島がタルタオ島だ。
見上げるような断崖の奥には標高700mを越える山がそびえ、周囲の島を圧倒している。
ここには施設従業員しか住んでいないらしい。10kmほど南にあるランカウイ島はもうマレーシア領だ。
我々はタルタオ島北西岸に上陸、国立海洋公園のバンガローに泊まることにした。
4人用の部屋1室600バーツというのを、よねさんとシェアして借りた。
宿泊客はヨーロッパとタイが半々で、日本人は来ないんだって。出来上がりの大型リゾート地しか行かない日本人、もったいないことだ。
試しに、googleでTarutaoって画像検索してごらん。夢のような美しい景色が広がっている。晴れていればそういう景色も楽しめたのに残念。
しかしな、ここはかなりチャレンジングであったぞ。
「監獄の島で、お化けが出るらしいから、やっぱり一緒に行くのはやめておこう」と嫁さんを説得したよねさんが、離島時にこう言った。
「タルタオ恐るべし」。その真相は……
さて、我々が上陸したのは17:00頃、日没まで少し時間があったので、マングローブの河口にあるビーチと桟橋でルアーを投げた。
 IMG_2600IMG_2605
スレイマン船頭が言うには、「桟橋の下にはバラマンディがいて、どんな餌でも釣れる。川にはクロコダイルがいる」
そこで、僕はワインドで攻めてみたのだが、ダツが食ってくるだけ。ビーチを攻めたよねさんも、幾百のカニに取り囲まれただけで豪雨終了となった。
その後行った食堂の飯は不味いうえに、サービスがだらだらしててイマイチ。雨で部屋に帰れなくなること暫し。
泊まった部屋は砂地の森に建つ長屋の一室で、水道もトイレもシャワーも無い。床にマットレスが敷いてあるだけ。
虫の死骸やヤモリの糞だらけだし、歩いていく離れのシャワーは水だし、そこのトイレはびちゃびちゃで紙が無いし。
ま、寝るだけならいいか。 よねさんは疲れてシャワーも浴びずにダウン。「シャワー……行き…ます……( こてっ )、グォ~」
IMG_2602 IMG_2608
翌朝目覚めたよねさんは、発電機が停止して真っ暗な中、大きな志を秘めてトイレに向かった。
床に1.5cmの深さで水が溜まり、褐色に染まった便座。いやいやながらそこに腰掛け、唸る。ドアは無い。
ヒタヒタという水音にヘッドライトを足元に向けると、水の中をよねさんの足に向かって迫り来る2匹の巨大なガマ蛙が!
インドを2年間放浪して不浄の道を究めたよねさんをして、「脱の限界を試されるトイレ」 と言わしめたのだった。
計画段階で、「嫁さんにはタルタオのリゾートでエステにでも行ってもらって、その間に釣りましょうか」とか言ってたのどこの誰やねん!
島のマングローブ河口に船を浮かべて一夜を明かしたスレイマン船頭と合流し、朝6:30に桟橋をあとにした。
place : Ko Tarutao

2008年12月12日金曜日

アンダマン海探査釣行③ ブロン島・ラナ島は薄濁り

言っとくけど、全然釣れなかったから、つまらん話がだらだら続くだけよココ。それでも良ければ読んでね。
さて、船で1時間半ほど走っているうちに雨が上がり、鬱蒼とした木々に覆われたブロン島の前に着いた。
スレイマン船頭はアンカーをして、我々がどんな釣りをするのか興味深く見ている。
我々は、大きなポッパーやペンシルをブン投げてはクイックイッと泳がすわけだ。
程なく僕のポッパーがバスッと吸い込まれた。130lbの大仕掛には似合わないクイーンフィッシュ55cm。
まあこんなんいくらでも釣れるだろうと、写真にも撮らなかったのだが…
スレイマン船頭は、我々の釣り方と目的を一瞬で理解した。プラー・モン(GT)を狙ってるんだなと。
これから後は、アンカーをせず、磯の前で船を流し、我々のルアーがかけ上がりを通るように操船してくれた。
ところが、潮が良くない。インクブルーであるはずの海域が、長く続く大雨で薄緑色に濁っている。
スレイマン船頭は言う。「プラー・モンは、大きいのも小さいのも結構いるよ。でもこの色のときは食わないよ」と。
そうか…。遠くにトラン沖の島々が霞んで見える。すばらしい場所なのになあ。
DSCN2688 DSCN2689
西に船を進めてラナ島の周り、小魚の群れがざわついてる場所で投げていた時のこと。
ライトタックルで近くまで巻いてきたよねさんのポッパーに大魚の急襲だ。
ガバーンと水面で反転して一気に潜り、一瞬でPEラインを切っていった。うおぉぉ、GTいるじゃん!
よねさんは、気を抜いてライトを振ったとたんにやられちゃったので、「秒殺、秒殺…」と呻いて悶絶。これが今日イチのバイトだったな。
DSCN2692yb IMG_2593
メタルジグを投げると、僕にも時々大きなバイトが来るのだが、うまくフッキングしない。何かいるんだけどな。
午後は大雨となり、タルタオ島の国立公園宿舎に避難した。移動途中のトローリングは、かすりもせず。
IMG_2590 あ~愛情が無いの~、釣らせてくれんの~。
place : Ko Bulon, Ko Lana

2008年12月11日木曜日

アンダマン海探査釣行② ムツゴロウの館

2日目の12/6、夜明け前から豪雨で、すごい雨音が屋根を叩く。
バンガローは池の上に建っており、床下からはカエルの大合唱。
さらに、夜明け前のモスクからコーランの読経の声が響き渡る。
そんな中、6:00にのTunおばちゃん(左の写真)が迎えに来て、釣りに出発だ。
案内された場所はムスリムの民家。荷物を全部持って中に入れと言われた。何でやねん??
そこは、これから2日間世話になるスレイマン船頭の家だった。
薄暗い2つの部屋を家族に挨拶しながら通り抜けると、裏は川で、舟屋になっていた。
そこには何艘かのロングテールボートが舫ってあるだけ。
思わず訊いた。「今日の釣り船はどこよ?」
我々の荷物は粛々とロングテールボートに積み込まれ、その小船で大海に出ることを知った。この船かいっ!
魚網と大型クーラーを備え、トイレなし、艫で足で梶を取りながら立って操縦する、完全な職漁船。
う~ん、釣りは2人が限界だな。屋根が無いけど、ルアーをブン投げるには丁度いいか…、と割り切った。
スレイマン家の床下は干潟になっていて、そこにはくねくねと歩くムツゴロウがいっぱい。
IMG_2575 DSCN2784  DSCN2684 
「普通ではありえない展開ですね。パクバラおそるべし!」とよねさんが呟く。旅は来てみなくちゃ分からないもんだ。
さて、そんなこんなでロングテールボートはヤンマーのエンジンを回して川を出ると、パクバラ沖22㎞に浮かぶブロン島を目指した。
place : Pak Bara

2008年12月10日水曜日

アンダマン海探査釣行① プロローグ

タイランドの海でルアーで何か釣りたいな。ずっとそう思ってるし、トライもしてきた。
しかし、いつものシャム湾側は対象魚が少なく、釣果があっても小さい。
やっぱりルアーやるなら、アンダマン海でしょ!
北からラノーン、パンガー、プーケット、クラビ、トラン、サトゥン。タイではこの6県がアンダマン側だ。
僕はじっと地図と飛行機のスケジュールを見て考えた。便の多いハジャイ経由で陸路サトゥン、これしかないと。
日程は、盆休み以降で初めての3連休である12/5~7。ここで行かずしていつ行くのかと。
そうと決まれば早い。空港占拠中にエアチケットを取り、現地に電話して宿と船を取り、決行だ。
出発日の12/5朝、僕とよねさんは、非常事態宣言発令中・便数激減のドンムアン空港に居た。
当初早朝6:05発の予定が13:45発となってしまい、7.5時間の大幅遅れ。くぅぅ。辛いが待つしかない。
ハジャイ空港に着いても、迎えの車がパンクして、さらに修理に手間取り、さらに3時間遅れ。
私待~つ~わ、いつまでも待~つ~わ。あみん!
IMG_2565
結局、朝家を出てサトゥン県パクバラの町に着いたのは20:00だった。
空路は1.5時間、空港からの車の走行自体は2時間弱なのに、移動が一日がかり。で、初日釣行は敢え無く没。
疲れてタイ飯を食べに行ったのだが、ビールが無い。豚肉料理も無い。そう、ここはムスリムの町なのだ。
住民の90%がムスリム、10%が仏教徒。 厨房のおネエさんがベール被って料理してるんだ。う~む。
観光客は全部ヨーロッパからのようだ。数ヶ月前に2人の日本人を見たことがあると。希少種かいっ!
船頭親子にレストランまで来てもらって、明日の釣りの打ち合わせだ。
ルアー釣りを希望したのだが、通じたんだかどうだか。選択肢は他にもう無い。任せた。
攻める海域と、出発時間を決めて、バンガローへ。BEST HOUSEってとこ。
http://www.andaman-island-hopping.com/hotels/besthouse.htm
ツイン一室690バーツと安いが、空調も温水シャワーもあり清潔。
ただね、トイレが流れんのよ。大桶にシャワーで水貯めてドドーっと。
ふうっ。長い一日が終わった。初日全部がプロローグになってしまったね。

2008年12月9日火曜日

12月27日(土)~29日(月) 年末企画はアンダマン海!

アンダマン海の大物釣り。帰省前、いや帰任前に一発行っておくのはいかが?
活イカを泳がせるもよし、ポッパーを投げるもよし、ジグるもよし。
この政情不安で困難を極める中、小魚信隊は南海の孤島調査を敢行し、ある確信を得た。
釣りたいという思いが炎と変わるとき、あなたの竿先は群青の海面に突き刺さる!
今、年内に、その夢へと続く道を、自分でつけよう。一緒に。
費用は下記の通り。
◇飛行機代:往復4~5,000バーツ
◇車代:往復2~4,000バーツの人数割り
◇宿代:一泊600バーツ (27日は船中泊かな)
◇船代:24時間7,000バーツ+半日4,000バーツの人数割り
忙しければ29日はパスして、28日で切り上げるのも十分可能。
今週中に予約を入れる。
この小さなサイトの扉を叩く漢はおらんか?
「興味あるけど、いったいどこやねん!」とか、
「この扉の向こうにいったい何があるの?」とか…
そうそう、南海孤島調査レポート、ここに書いてほしい?