2010年9月25日土曜日

募集:アンダマン海サトゥンでルアー

10/9(土)~10/10(日)サトゥン弾丸釣行が決定。現在2名。
未だモンスーン季につき、釣には厳しい天候となる可能性があるのは覚悟の上。
行けない理由は山ほどあるだろうが、それを乗り越えられる1名様だけを募集。
過去記事を「釣りサトゥン」カテゴリーからチェックの上、応募されたし。
下記コメントに記入、またはメールにて。
(前半:rjnws 後半:@hotmail.co.jp をくっつけたのがアドレス)

2010年9月20日月曜日

バンサレー 小物で遊ぶ

2010.9.18のfishingのお話。
GATAさんの会社のご一行3人、コウチャンさん、僕の計5人でバンサレー沖に向った。
船はキャプテン・トーと助手エーク。スピードボートではなく、超鈍足の餌釣船。
まずラパラは無いかと船頭に聞かれた。トローリングをするのだと。
釣り場に着くと、今度はポッパーは無いかと聞かれた。クイーンフィッシュが居るのだと。
シャム湾でそういう威勢のいいルアー話の殆どが空振りすることは分かっていて、やっぱりそのとおり。
キャプテン・トーはルアー好きだし、助手のエークもチャドーマン。理解はあっても居なけりゃ釣れん。
餌釣りの方は、何と全員が小物釣り枝針仕掛けを選択(爆)。しかしナッカリンの猛攻を受け前半は苦戦。
船頭と助手だけが活イカを泳がせたが、サメ2連発。まともな獲物にはめぐり合えなかった。
RIMG0207 RIMG0203h
昼前にクラム島南側に進出、ここはプラー・デーン(モモイトヨリ)の天国だった。入れパク。
11月にここに来たらプラー・デーンを背掛けにして流すから、大物さん待っててね。
暫くここで楽しんで、釣れすぎて飽きたコウチャンさんのため、水道の岩礁の前に移った。
しかし船頭の大物狙いには反応無し。コウチャンさんのルアーには3回ほどアタリがあったが、マブタシマアジだろう。
最後、水道の東寄りに行き、ハタを狙うと各自ボツボツ釣れた。僕はワームでハタ少々。
コウチャンさんはジグで底を小突いてハタ3連発。コウチャンさんが使ってた7seasのKガイドの竿、いいなあ。
RIMG0204k RIMG0205
中盤のプラー・デーン大漁が効いて、クーラーは持てないほどズンと重くなった。
ベタ凪で楽だったし、小物釣り楽しかったな。最近こればっかり。
いや、実はこの日も随分ポッパー投げたんだけどね。もっとちっこいの持ってないのかと言われながら。
次のバンサレーは気合入れて大物縛りでやってみるか。
place : Bang Sare

2010年9月17日金曜日

ロンピン川の河口でバラマンディぼうず

2010.8.15のfishingのお話。
現地最終日は移動日。でもクアラルンプールからバンコクへの帰りの飛行機は夜9時発だ。
ヒマな午前中に半日だけセイルをやらせてくれと頼んだが、1年前から予約が入るような釣り。当然無理。
セイルフィッシュの聖地を目の前にして出撃不能って、これ結構地獄だね。
午前中だけで行ける釣りは何か無いのかとガイドに頼むと、二つあるという。
一つは近所のダムでのトーマン(チャドー)釣り。殆ど釣れないらしい。没。
もう一つは河口マングローブでのバラマンディ釣り。さらに限りなく釣れないらしい。
仕方が無い。我々3人は、ライセンス切れのセイルフィッシュボートを仕立てて河口に向った。
流程70kmのロンピン川が海に注ぐところ。大きく広がった河口の両側に遠々と砂浜が続いている。
数隻の小船が何か小さいのを釣っている長閑な風景。そんな中で、ルアーを投げ始める。
ベタ砂底。浅い。生体反応皆無。いつもながら空しいね。
日本なら河口はルアーの最適地でもあるのだが、アジアはどこに行っても抜け殻のような…。
RIMG0138
ちょっと動いてマングローブの前。カワセミが飛び、トロリとした流れでいい雰囲気だ。
しかしここもアタリすらない。も~駄目。10時半には諦めて帰還した。
船頭からはタイでもよく聞く例の言い訳。「昔はでかいのが一杯いた。今は居るけど凄く少ない」
なぜそんなに減ったのか?それは現地人が網で獲って全部食べちゃったから。どこでも必ず同じ理由。
看板でも立てるしかないか。「野生バラマンディの食べ過ぎに注意しましょう」

2010年9月14日火曜日

バンプラ 蟹船でキス釣り

2010.9.12のfishingのお話。Akeさんと2人で小船をチャーターして、キス釣りに出かけた。
場所はごく近場、シラチャの北5kmほどのところにあるバンプラという漁村。
前日にこの辺りをポタリングして、遊漁の話をつけた船だ。
沖に出ると、緑茂る海岸線の向こうにシラチャの高層アパート群が良く見えた。
釣り場は、一面に広がるイ貝(ムール貝)の養殖棚の間。ここでドリフトしたりアンカーしたり。
天気が穏やかで、水深5m以内の平坦な砂泥底で、トラブル無く釣りやすい。
8:00に開始、初めからボツボツとキスが上がった。キューンというアタリがたまらない。
型は最大21cmと小ぶりなのだが、まあ良しとしよう。
Akeさんは伊勢尼鈎にタイ式の胴突なので全然キスが釣れず、首をかしげている。
見かねて日本式の天秤・吹流し・キス専用鈎の仕掛にしてあげると、Akeさんも連続ヒット、以後順調。
RIMG0192h RIMG0194h
餌は、市場で買ったイカやエビ。これを極く小さく切って付ける。
丸くて大きめで吸い込みにくいはずなのに、エビの身の方がかなり食いがいいことが分かった。
引いてくるスピードが遅いとテカミ(イトヒキハゼ)が釣れてしまうので、速めの誘いがいいようだ。
Akeさんが盛んに言う。「ここはバンサイよりいい」「楽しいな~」「彼女が来たいって言うだろな~」
船は、バンプラの浜にある小さな造船小屋で造られたワタリガニ漁船。
エンジン床下収納、屋根無し、太め、おもちゃのような変わった形。客は何とか3人まで乗れるだろう。
RIMG0195 RIMG0197
僕らが釣りをしている辺りでは、数隻の同型の船が巡回しながら大きなクラゲを掬っていた。
1匹40バーツで売れるそうだ。いったい誰が買うんだろう?
しかし贅沢なもんだな。見渡す限りの中、キス釣りしているのは僕らだけ。
タイ人はキス唐揚を食べるのは好きだが、キス専門で釣るということが一般的でないのだろう。
釣れ続いていたが、雷雨が接近し嫌な風が吹きはじめた。残念ながら13:00に納竿して帰還した。
RIMG0198RIMG0199
僕はホシギス49匹、モトギス11匹、シマアジ3匹。Akeさんも同量。彼女と一緒に料理するんだってさ。
ホシギスは頭でっかちで丸々と太ってよく引く。一方、画像右下に見えるモトギスの方は極小ばかり。
少し北のバンサイでは全部モトギスだったのに、ここはホシギス中心。どういう棲み分けなのかな?
いや~、いい一日だった。釣りの楽しさの原点を感じたね。
家の近くにこんな船があるなら、今迄もっと行っとけば良かったな。今度、誰か一緒にどう?
place : Bang Phra
fish : Trumpeter Whiting, Northern Whiting

2010年9月11日土曜日

バンサレー 良型が入れ食い

リーフでは9cm級のミノーばっかり投げていたので、思い切って18cm級をショアに向けてキャスト。
すると一発で食った。竿には乗らない。しかし入れ食いだな。
面白がってキャストを続けると、ナブラが立って凄い活性。ナブラはこっちに向ってくる。
あれっ?さっきバラしたはずのやつが、なぜか船上にランディング。それも次々と。
おおっ、勝手に僕の体に登るな!こらっ、僕がわざわざ日本から入手した亀田の柿ピーを盗るな!
バナナがあるからといって、ポイントにキャストするとこうなるので注意@バンサレー(笑)。
RIMG0171 RIMG0180

2010年9月8日水曜日

バンサレー 珊瑚礁ルアーちょびっと

2010.9.5のfishingのお話。
Leoさんと2人でバンサレーのルアー・キャスティング探査釣行に出かけた。
珊瑚礁の上から攻めるべく、喫水の浅い16ftのスピードボートをチャーターした。
ボートは有名なレストランの横から出るという。行ってみると……
干潮でずっと沖まで干潟が広がり、遥か向こうにボートがある。
干潟の先、膝まで海に浸かってボートに荷物を積み込むが、底がヘドロ。
僕は慎重を期して往復して少しずつ運ぶことにした。
しかし気を利かせたLeoさんは、僕の荷物まで自分のと一緒に持ってヘドロを前進していた。
僕が置いといてと言おうとした瞬間、Leoさんは足を取られて見事にコケた(爆)。当然荷物は水没。ワロタ。
出船すると、向かい風の中をブッ飛ばすから、船底が海面を打つ度に背骨が杭打ち。
RJ:「素人にはお勧めできない」
Leo:「チャレンジングですね~。腰イタ…」
さて、お目当てのクラム島北岸のリーフを攻めたが、西風が強くウサギビュンビュン状態でルアーにはきつい。
午前中はあんまり釣りにならず、風止み待ちで昼寝などしていた。
午後はそよ風、潮も満ち、リーフの上をゆっくりドリフトできるようになった。
RIMG0163dz RIMG0170
10cm未満の小型ルアーで、カウントダウンせずに水面近くをゆっくり目に巻く。
ダツの急襲を避けつつ、珊瑚の隙間から飛び出してくるハタ類を狙う。
アタリは有るが、掛かるのは少ない。綺麗な景色の中でLeoさんとのんびり遊んだ。家から近いけどいい感じ。
上はダツの108cm。侮りがたいジャンプと引きを見せる。以前竿を折られたことあり。
右はリーフの常連モヨウハタ。タイ語ではガオ・トッケイ。大ヤモリの模様に似てるからだとさ。
RIMG0168 RIMG0184
結局ハタ数匹ずつにダツ少々と不調だった。夢の25cm超え(笑)も不発。
ソフトルアーで底の珊瑚を直撃すれば、ハタやフエダイの数が出ることは分かっている。
しかしこの日は敢えて、上まで飛び出してくる元気者だけを対象に遊んだということ。
ただ綺麗なリーフなのにアジ類が居ないのが寂しい。Leoさんは「釣り、成立しましたよ」と言ってくれたが。
初めて世話になった写真のスピードボート。僕は今回あるヒントを掴んだ。
今後、このボートの機動力を活かして、それを開拓するつもり。

2010年9月6日月曜日

海上冷麺

冷麺。東日本では冷やし中華。夏の味覚。
タイは年中夏だけど、タイ料理には無いね。僕は最近、船の上で冷麺ばっかり。
無いって言ったじゃないかって?笑わないでね。カップ麺を水で作る。それだけ(爆)
これがさ、タイの炎天下の船の上で実に旨いのよ。
出来るのかって?楽勝よ。熱湯3分のところを、水なら倍の6分待つ。それだけでいい。
食えるのかって?大丈夫。タイ人はよく袋麺をバリバリに砕いて粉末スープかけて食ってる。
だから水掛けて食えないわけないでしょ。ちょっと麺に角(コシではない)があって、この食感が素敵。
味は一緒なんだけど、別の食べ物のような不思議な気分が海の景色と混じって非常によろしい。
RIMG0165rRIMG0166

一つだけ注意事項がある。
Mamaのトムヤムクン味などは調味油が小袋で付いてるが、あれがお湯じゃないと溶けないのだ。
水だとグリース状に固まって舌触りが悪い。ラードや生パーム油だからね。
そこで、冷麺向きのオイルの無い銘柄を使うわけ。
日清のカップヌードルシリーズは、この点で完璧。タイならポークかシーフードの2つが推奨。
今までは常温の水で作っていた。今度、クーラーでギンギンに冷やした冷水でやってみるか。
そこまでやって本当の冷麺だよね。あ~また食べたくなってきた。家で作って食うか(馬鹿)。

2010年9月4日土曜日

ズタボロルアー

下の画像はモルディブGT遠征に行く前と帰還後のルアー達。
木製なので、釣れるかどうかに関わらず、一回のバイトで穴が開き、数回のバイトでボロボロ。
傷から浸水して、次第に動きが鈍くなり、大きなフックが背負えなくなって沈み始める。
こうなると、ロストしてなくても、現地ではもう引退せざるを得ない。
Leoさんも僕もロストは一個ずつだったが、この噛み傷と塗装ハゲによる性能劣化には悩まされた。
DSCN4307l RIMG0079
だいたい素材が木製だからだめなのよ。例え初期性能や見た目が素晴らしくてもね。
ハンドメイドだからそうなるのだろうが、ウッドでなければならない必然性がユーザー側に無い。
おまけに塗料の考慮不足で、広い面積ごとパリッと剥がれるものが使われていたり(←日本製)。
この分野の商品は、工芸品や精巧な玩具であるより、強力な武器であってほしい。
たとえ高級品でも、1万円近くするものが1回で駄目になる前提で売られているなんて、ちょっとね~。
日本ではヒラマサのトップウォーターがブレーク中。この分野から海用大型ルアーの樹脂化が始まっているようだ。
食われても食われてもまだ釣れる、高品質で納得価格、そんな樹脂製ポッパー、ペンシルを希望!

2010年9月2日木曜日

ロンピン遠征の周辺情報

今回のロンピン遠征、飛行機代を除くと3人で30万円。
3泊4日の中2日がセイルフィッシュ釣り。前後2日が移動。
費用内訳は、ボートが2日で10万円程度、残り20万円が送迎・宿泊・食事・ガイド料・代理人手数料。
これを高いと見るかどうかは意見が分かれるだろうが、少なくとも初めての我々にとって他に選択肢は無かった。
送迎は結構遠くて、クアラルンプールからマレー半島を斜めに横切って片道300km・5時間。
日本側エージェントは、フリーライドアングラーズ。夢のような釣りを自ら実践し、客に紹介する会社。一流だ。
クアラルンプールに国際空港が2つあるとも知らず泣き別れになったアホな我等を日本からサポートしてくれて感謝。
RIMG0121
マレーシアの現地エージェントはHook, Line & Sinker
在マレー35年のオーストラリア人アンソニーと、IGFAマレーシア代表のアジズによる共同経営の会社だ。
セイルフィッシュのキャッチ&リリースを定着させた実績と、セイルを見つけるまで探しまくる操船方針を売りとしている。
高いけどここも一流だな、と感じた。
アジズは2日ともセイルフィッシュのガイドとして同船してくれた。
アジズは今まで数え切れないほどのセイルを釣っているが、全部餌釣りだってさ。ん?それでもIGFAマレーシア代表?
彼は南沙諸島大遠征もガイドする傍ら、釣堀を自営し、エルビス・プレスリーのプロ物真似歌手でもある(爆)。
いろんな話が聞けて面白かった。彼らがキャッチ&リリースを提唱したのは1999年、定着させるまで5年を要したと。
さらに、餌釣りでも飲まれにくいネムリ針を導入したため、セイルの死亡率が今は1%まで下がったという。いい話だね。
RIMG0136
ロンピンには許可を受けたセイリングのボートが16艇あり、HL&Sはそのうち3艇と契約している。
ボートのキャプテンは雇われ現地人で、オーナーはまた別に居るとのこと。
我々が乗ったボートのキャプテンはアキム。まだ20代。120kgの筋骨隆々たる巨漢だが、優しく熱心で手先が器用。
目を離すとトラブル処理、ノット、キャスト、餌付け、合わせと何でもやっちゃうので、自力で釣るためには注意が必要(笑)。
よく糞船頭に当たると最悪とか聞くが、ロンピン16艇のキャプテンは皆良く訓練されていて、レベルはほぼ同じらしい。
次回も出来ればこの組み合わせで行きたいものだ。餌とキャスティングの交代制で4人がベストかな。
唯一の難点は、前後2日を移動に取られること。
折角タイという至近距離に居るのだから、弾丸ツアーでセイル釣って夜行便帰還、翌朝通常出勤とか、どう?
魚もビューンと弾丸なんだからさ、何とかしたいね。