2012年12月25日火曜日

近場小物 楽しいおいしい

12月はサトゥンに遠征しようと思い、全ての土日に予定を入れず各方面に声を掛けて同行者を募っていた。
でも誰も乗ってこない。そこでサトゥンは諦めて他の釣りに参加しようにも、週末の釣りは既に満員で参加できない。
これの繰り返し。まあ仕方ないね。サトゥンは連休に一人で行くか。ということで予約無しで行ける地元の釣りを少々。
まずはバンプラのキス釣り。マヒマヒ大王コウジさんと沖に出た。
開始直後のクリスタルベイ前でいきなり21cm~24cm級のホシギスが数匹釣れた。
「これは1日やったら凄いことになる」と二人で笑ったのも束の間、アタリが遠のいてしまった。小さなヒイラギばっかり。
北東風に乗せて流しながら釣るがちょっと速すぎ。方針をかえてイガイ養殖棚の間でアンカーを打って釣ろうと船頭に頼んだ。
周囲にキャストして探るが、釣果はあまり変わらず、ホシギスがボツボツ程度。良型が混じるのは魅力だが結構暇だな…。
RIMG0525RIMG0523ユウダチスダレダイ。味は?
岸寄りも流してみたが網や障害物が多くて釣りにくい。そんなこんなで昼を回ってしまった。
最後にもう一度養殖棚アンカー作戦。ここでやっと中型ながらキスが連発。何とか格好がついた。
結局僕は31匹と少なかったが、キス釣りはいつ行っても和むな。良型のアタリがキュキューンと次回の誘いをかけてくる。
そういえば船頭が釣ったユウダチスダレダイ。縦長の魚体はそう、あのツバメウオの仲間。
以前ツバメウオを食べてひどい目に遭ったので、これはコウジさんの運転手にあげた。嫌がらせじゃなけどね。RIMG0553RIMG3496弓角キャスト、アジ好調
そしてシーチャン島アジ釣り。Takahiroさん、魔寧蛇さんと3人でキャプテン・チュクの船で出た。
列島南端、キャプテン・タンの船と並んで釣る。カンルアンが一投目からコンスタントに釣れる。
僕はカンルアンが釣れると底にいるこればかり狙ってしまうのだが、この日は中層にマテアジが回遊していた。
それも27cm級の指が回らないほどの良型。Takahiroさんと船頭はこの良型マテアジを着実に釣っていく。
魔寧蛇さんは弓角を投げて中型のマテアジを毎回掛けた。でも思わず大アワセするので、その瞬間にバレる。
慣れてくると魔寧蛇さんは弓角で1キャスト1フィッシュの状態を続け、「ユミカク楽しい!」と大喜び。海上は騒音公害再び。
僕も弓角を投げてみると同じようにマテアジが連発。この日はショットガンで釣れないのに納得いかないなぁ…
Takahiroさんは小型クーラー2杯分、100匹以上は釣ってたな。朝から最後まで針数の多いサビキだったからね。
どうしたかと言うと魔寧蛇さんのクーラーにドドーっと分配。持ち帰る分はウロコ頭と腸を取ってコンパクトに。仕事師だね。
RIMG3484RIMG3301 キス・カンルアンの下ごしらえ
キスもアジ(カンルアン)も三枚に卸し、食べる分だけ飯屋に持込みあとは冷凍。中骨(ガン・プラー)も忘れずに取っておく。
フライや唐揚にしてもらうことが多いが、キス、アジとも実に旨い。冷凍しても鮮度に自信あり。味は全く問題ない。
キスもカンルアンも料理としてはバンコクでは一般的ではない模様。これだけ旨いのに、知らないなんて犯罪だぞ。
皆さんもシラチャならではのシーフードを、ぜひここで自分で釣って食べてみて。

2012年12月7日金曜日

シーチャン島でコビアとギンガメ

シーチャン島に、クリさん、漁レンジャー隊長さん、魔寧蛇さんと行ってきた。
4人はキャプテン・タンの小船にぎゅう詰め。ヨーンさんとソガッポンさんは2人で大きなC.ワンチャイの船。逆ちゃうん(笑)
RIMG0514RIMG0503漁レンジャー隊長さん笛ダイ
海上はロイガトンの後遺症でゴミだらけ。罪と一緒にゴミを流すなと言いたい。
船は不振のまま列島南端に至り、暫く回遊を待った。
魔寧蛇さんは「ルアーにこだわる」「磯周りでキャスティング」「弓角サーフェスメソッドを開発」とか延々としゃべり続ける。
魔寧蛇さんが居ると海は静かではない。「あっ磯にあたってマウスが割れたっ」…どこから生まれてきたかは想像がつく。
「ウォー、何匹もチェイス!」と叫んでは何度もゴミを釣るので、僕は彼の釣りを全く信用してなかったのだが、何か掛けたぞ。
「GT!」と大喜びしている。見に行くと、小さいながらギンガメアジ、それも4連発。へぇ~、シーチャン島にも居たんだ。
僕も魔寧蛇さんの真似をして弓角を投げてみると直ぐにギンガメアジが釣れた。しかしあとはゴミ、ゴミ、ゴミ(笑)
RIMG0507gRIMG0511弓角でギンガメアジ。~29cm 
漁レンジャー隊長さんは餌釣りに徹し、魚種豊富に着々と釣っていた。
フエダイ、フエフキダイ、キハッソク、ナッカリン、キーメン、スズメダイ…。やっとマテアジが回遊してきたら連発だ。
次はタンパンビーチ北側の岬の前にアンカーした。ここでも10分ほど回遊待ちしていると一帯はアジの群れに包まれた。
やや小さいが、マテアジとカンルアンがよく掛かる。クリさんはショットガンサビキ×両軸リールで入れ食い状態だ。
キャプテン・タンはクリさんの釣ったカンルアンを1匹没収、針に掛けて中通しオモリの泳がせ仕掛けで海に放り込んで寝た。
30分後、ヤシの木リールが轟音を立てて回転、ラインが海に吸い込まれる。飛び起きた船頭、ラインを掴んでファイト開始。
「リュー、ほらあそこ、でかいプラー・チョン・タレーだ!」遥か沖に大きな黒い魚体がうねるように浮き、水面を激しく叩いた。
魚の引き激しく、船頭の手繰ったラインはそれ以上に出されてしまう。取れるんか?船頭の息が「ハァハァ」と荒くなる。
ここで船頭に「代わってもらっていい?」と頼むと快諾してくれた。バラしても僕の魚じゃないし被害なし、取れれば儲けもの。
そんな軽い気持ちを打ち砕く強烈な引きだ。手釣りでは魚が走ってもリールのようにドラグテンションを掛けて対応できない。
出て行くラインのスピードは、軽く握ってるだけの手袋が熱で溶けるほどだ。だからファイトは直感的。非常に難しい。
何とか手繰って出すを繰り返し水面に浮かせたが、コビアはバテない。ギャフが決まらないとズズーンと潜る。ぬぉ~!
121205_sichang_004c RIMG0512船頭のコビア(スギ)106cm
ようやく船頭のギャフで引きずり上げたのは106cmの良型。シーチャン島の海では想定してなかったぶっとさに一同喝采!
ここから漁レンジャー隊長さんの出番。小さなナイフで大きなコビアをあっという間に下ろして4等分。プロの技に感謝!
これで各自ジップロックの大袋に切り身を詰め込むことができた。船頭も頭と肝と卵を嬉しそうに受け取った。
クリさんが活餌を釣って供給、船頭が流して掛けてファイト、僕がファイトのリリーフ、魔寧蛇さんが撮影、隊長さんが下ろし。
こりゃ共同作業だなと皆で笑った。ここで意見が一致したのは「帰ろかっ!」、アジも十分釣れたのでね。
目新しいギンガメアジ、コビアの巨大さなど、出発時には考えてもいなかった展開で、楽しさ一杯のシーチャン島を後にした。
夕餉はコビアとアジ類で小宴を催したが、コビア照り焼きは寒ブリかっ!と思うほどの良質な脂の乗りで激旨。知らんかった。
RIMG3454RIMG3451 アジは1人50匹。これ4種類
place : Ko Sichang
Fish : Cobia, Yellowtail Scad, Smooth-tailed Trevally

2012年12月5日水曜日

Shadows in the Rain / Sting

Bring on the Nightに入っているバージョンが大好きだ。Policeのオリジナルは暗くけだるいが、こうも変わるの?
一流のジャズメンを従えてパリ・モガドール劇場で歌いまくる全盛期のスティング。その乗り・切れの見事さはどうよ!
ホワイト・パンクとも呼ばれたPoliceからこの方向を誰も想像しなかったが、一気に完成形に持ち込んだね。
最後のチャッ!チャッ!チャッ!…頭に残るでしょう?

2012年12月4日火曜日

バンプラ キス魚影薄い

前日の夕方、バンコクでのパーティーで同席した魔寧蛇さんが「キス釣り行きたい」というので「では明日!」と即決。
日曜の朝、満潮の港をポンポンエンジンの蟹船に乗ってバンプラ北西沖に出た。快晴無風で暑くなりそうだ
OLYMPUS DIGITAL CAMERARIMG0498
周囲では逃げ惑う小魚を鳥が狙って賑やかだが、全くキスのアタリなし。かわりにヒイラギとシマイサキばかり。
若船頭は移動を繰り返すが、全く結果が出ない。陽が高く昇ると屋根が無い灼熱の船上、汗が噴出しボタボタ落ちる。
昼頃シラチャ方面へ南下、ミドリイガイの養殖棚の間で竿を出してみた。やっとキスが続けて釣れた。ここに居たのか!
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養殖棚は50m程の間隔で綺麗に並んでいるので、その水道部を微風に乗せて沖から陸に向かって船を流す。
ボツボツだが、軽快なモトギスの魚信、強引なホシギスの魚信が実に楽しい。ここに来るのが遅すぎたのが悔やまれる。
ホシギスは22cm級が結構混じる。そのグラマラスな上半身は、日本のシロギスを見慣れた目にはズズーンと迫力だな。
次第に風向きと養殖棚の並びとがマッチしなくなり、真っ直ぐ水道を流せなくなったので14時に納竿した。
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一人あたり20匹しか釣れずがっかりだが、これから気候も水質も安定し、大型交じりで数が釣れるようになるだろう。楽しみ。
夕食はシラチャ「白魚」でキス料理三昧。刺身、てんぷら、フライ。一緒に魔寧蛇さんの日本土産の日本酒をいただく。旨い!
キスと一緒に釣れるアジ、ホシギスの卵、餌のエビ。これをトムヤムにしてもらった。並のトムヤム・タレーとは訳が違う(爆)
place : Bangphra
fish : Northern Whiting, Trumpeter Whiting

2012年11月30日金曜日

年末年始サトゥン沖釣行・パートナー募集

タイランドのアンダマン海、マレーシア国境遥か沖にある島々でキャスティングしませんか?
12/30出発、1/2帰着。所要4日、現地での釣りは3日、現地3泊。
パートナー1名様募集です。概要は当ブログの「site map」→「サトゥン」で1年前の記事をご覧下さい。
RIMG2021g P1020212
天気次第ですが、きっと今までに無い新鮮な釣りの旅を経験できると思います。
小船で200km以上を移動、宿泊は現地での運任せと、ハードルの高い旅でもあります。
従って、少しでもヘタレ自覚症状がおありの方には不向きです。念のため。
ご希望、お問い合わせは、ここのコメント欄、または下記メールアドレス宛にどうぞ(前半・後半をくっつけて)。
前半: rjnws17
後半: @gmail.com

2012年11月25日日曜日

ネチョネチョのハンドルノブ

日本のリールの品質は世界で認められているのだが、皆さんのハンドルのノブ、ネチョネチョにならない?
しょーもないゴムの状態でまず売って、後で高いオプションハンドルを買わせるための策略だという人もいる。
ハイエンダーはそんなになるまで使い込まないから関係ないという人もいる。
しかしな、こうなるの分かってて装着するなんて、品質以前のメーカーの良心の問題だぞ。
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釣り場で気になり、剥こうとしても取れないので、ナイフでベタつく表面をウォリャーと削ったった。これで結構快適。
また粘り始めたら全部除去してウッドでも被せるとするか。

2012年11月23日金曜日

アンダマン海で和風に攻める

サトゥンのキャスティング釣行では2日目途中まで14cm級ポッパーやミノーを投げたのだが反応薄し。
10cm級のミノーにサイズを落としたら食ってきたと前に書いた。それでは5cm級に落とせばどうなるかと。
ついに弓角がアンダマン海に初登場。大真面目にジェット天秤15号×フロロ8号3mの仕掛けで投げ始めた。
ヨーンさん、「ホントにやるんですか?」と苦笑。まずはアオ・ソンビーチの沖の砂地で投げて反応なし。
それではと6番磯南からヨーンさんのミノーと船頭のポッパーに挟まれる形で天秤×弓角を岸に向かって投げる。
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ガツンと食う手応えがあるがフッキングしない。何回目かでグーンと重みが乗った。まずはプラー・モン45cm。
5番の岬周りでもプラー・モン51cmとクイーンフィッシュ69cm。北磯センターでもプラー・モン追加。バイトはかなりの数あった。
魚がボートに寄れば、まずジェット天秤を掴みリーダーを手繰って取り込む。ヨーンさん「餌釣り~」とさらに苦笑。
岸沿いの小さいベイトを食っている状況では、弓角のこのサイズが効くようだ。
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何だか反則っぽいけど、弓角は日本の誇るトラディショナル・ルアー。その万能性はもっと注目されてよい。
小さいルアーを遠くへという要望に応え、独特の回転アクションで誘う。潔いシングル固定フックは魚体を傷めない。
何よりバイト数が多くて楽しい。大物に対して無防備だが、これはこれで良いんではないか?特に初トライの場所では。
place : Ko Tarutao / Satun Province / Thailand
fish : Giant Trevally, Talang Queenfish

2012年11月21日水曜日

タルタオ島 開幕順調

2日目は朝5:30にブロン・レ島のビーチを出発した。夜明けの海をタルタオ島へと1時間の船旅だ。
まずは実績場をチェックしようと、西岸の6番・5番・4番磯で投げてみるが全然チェースなし。濁りがいけないのかな…
と思っていたら、4番磯の北側コーナーでヨーンさんのローデッドにドンと来た。52cmのプラーモン、やったね本命。
RIMG0439kRIMG0430 ギュイーン、ばれろ~!
濁ってはいるが釣りになりそうなので一気にタルタオ富士まで南下して、北に向けて釣り上がることにした。
暫く2人ともポッパーを投げていたが、反応が無い。ベイトが小さいと判断して10cmのミノーにしてから当りだした。
「ここはいつも釣れるよ」と宣言した11番と9番。僕は狙い通り岩の間からプラー・モンを2匹ずつ釣りあげた。
型は46cmまでと小さいが、岸ギリギリに打ち込んだルアーにバーンと飛び出し浅場を走り回るのは何ともいえない。
ヨーンさんは、ガイド絡みやルアー単独飛行などのトラブルが多く、その都度ノットし直しでキャスト回数が少ない。
折角の7番マングローブジャックポイントでもヨーンさんは1投でロスト、ホストの僕が代わりに釣ってしまった。
無風で猛烈に暑く、水分補給を繰り返す。特に代謝の盛んなヨーンさんは熱中症寸前の苦しそうな顔。大丈夫?
RIMG0442RIMG0436m ちっちゃくても狙って釣る
カニと焼プラー・トゥーとサバ缶の船頭飯を終えて、アオ・ソンビーチを北上、朝キャストした6番から5番を再度攻めてみる。
すると嬉しいかな今回はチェースが多いではないか。集団で追ってきたり、バイトだけで掛からなかったり。
この崖下の釣り場はドキドキ感いっぱい。ここでプラー・モン51cmまでを僕が3匹、ヨーンさんと船頭が1匹ずつ追加できた。
さらに5番北向きで至近距離で69cmのクイーンフィッシュが僕にヒットしてビックリ。ここで北磯へ大移動だ。
RIMG0457m北部 タルタオ島北部
国立公園施設のあるパンテ・マラッカから北上、ビーチを交えた美しい湾と磯群は豪快な断崖に変わり北端の岬に至る。
長大に続く海岸線だが、釣れる場所は北のワレコと北磯中央(衛星画像参照)の2箇所に限られる。
ポイントに到達、「ここ釣れるからね」と言った途端ヨーンさんと船頭にダブルヒット。僕にもガツガツ当たるけど掛からんぞ!
船頭が続けて釣る。磯の先端に投げた僕にはバイトせず、同場所でヨーンさんが釣る。お~い、もう一人客を忘れてない?
たまらず「もう一回ここ流して!」と船頭に頼み込み、ようやく僕もプラーモンを1匹追加した。危ないところだった。
北のワレコでは船頭が残り福のプラー・モンを釣り上げ、数でヨーンさんに並んだ。「やばい、抜かれる」と焦るヨーンさん。
最後の釣り場レック島では、いつものベイトフィッシュ乱舞が見られず期待薄かと思われた。実際ダツばかり。
しかしヨーンさんは潮渦巻く島の北端にポッパーをドンピシャで打ち込み、一撃でプラー・モンを食わせた。お見事!
RIMG0459北のワレコでRIMG0467レック島北端で
2日目は船頭が4匹、ヨーンさんが5匹、僕が8匹、計17匹のプラー・モンを釣った。初日もこうであって欲しかったね。
ミスバイトやバラシが多く、1人2桁は十分可能だったと思う。僕の釣り方は「反則!」とかヨーンさんに笑われたけど。
ヨーンさん:「昨日は撃沈、今日は満足!!!トータルで大満足でした!!!ひとつショックな出来事が有りましたが(ポキ(T.T))」
いや~、ここの釣りは和むわ。楽しかった!
place : Ko Tarutao / Satun Province / Thailand
fish : Giant Trevally, Mangrove Jack

2012年11月19日月曜日

ブロン島 開幕完封負け

静けさが戻ったサトゥンの海に久々に釣行した。同行はシャクリーズのヨーンさん。
船頭はスレイマン、助手はスレイマンの義兄でトランで漁師をしているスレイマン。ややこしいの~。
初日はブロン諸島を東から西へ攻めた。ドン島→マイパイ島→ヒン8→レ島→キノ島→ラナ島。
ここの海は冷淡。どこに行こうが投げようが全く釣れず、小型のチェースがあったのみ。大いにくじけた。
キノ島の岬に付いていたヨコシマサワラ61cm、ラナ島で痩せたバラクーダ91cm。キャスティングでは2人でこれだけ。
RIMG0422iRIMG0425
ブロン諸島はプラー・モンを狙う漁師や釣師が多いのと、ベイト不在とが合わさって、この日の完封負けとなったようだ。
変化に富んだ島のポイント巡りは実に楽しいのだが、これだけ釣れないと魚影が戻るまで来る価値無いね、ブロン島。
移動中ずっと曳いてたラパラも全くバイトなし。ただ春に船頭にプレゼントしたルアー・竿・リールを彼は使い倒していた。
このトローリングセットで、8月には1日でヨコシマサワラを16匹、最大13kgと爆釣。市場に卸して1万数千バーツだって。
コウジさんかJ2さんから僕経由で船頭に渡ったマグナムラパラCD18を見よ。満身創痍の漁具状態ではないか。
僕のあげたPENN114HLもプレートが日焼けして褐色になっていた。これぞ本来の使われ方。プレゼントしてよかった。
RIMG3399RIMG3404b
夜はブロン・リゾートに宿泊。充実した食事が嬉しい。設備必要十分な1棟2室のバンガローで8時間ぐっすり眠った。
place : Ko Bulon / Satun Province
fish : Narrow-barred Spanish Mackerel, Barracuda

2012年11月14日水曜日

乾季シミラン第一陣 ④釣果・費用・メンバーズコメント

【釣果一覧】

魚種 タカシ コウジ コウチャン J2 リュージョン 合計
GT   1 80       1
カンパチ 4 86,84 5 90 4 91 6 92,83,83,82 3 83,80 22
ツムブリ       1   1
菱鎧アジ   1 1    1 3
大口石チビキ 5 81 7 86   2 2 16
アオチビキ         1 1
カツオ 2     1   3
スマガツオ 1 3 2      6
マグロ 1         1
狐笛吹 1 2       3
スギ   1       1
バラクーダ       1 1 2
ハタ一般 1     1 1 3
雑魚 4 1 1     6
合 計 19 21 8 12 9 69


【費用】
船代(カオラック発着・2泊食事つき)と車代で45,000バーツ。これの人数割りとなる。
飛行機はAir Asia利用により4千バーツ強。あとは行きと帰りの空港での飯代程度。
釣った魚の持ち帰りは全部は到底無理だが、旨い魚の一部を各自秘策を講じて運んでいる。

【メンバーズコメント】
★タカシさん
いや~初シミラン参りました…>_<… 俺のろ~す~(スロージギング)が通用しなかった…
で~う~(腕)が無く、た~へ~(ヘタクソ)でこ~ざ~(雑魚)ばかり。 面倒な文ですみません…
そもそも、新兵器JIGを忘れたとこからダメでしたね。 しかし、色々勉強になりました。
次回12月も再チャレンジがあるので、リベンジしてきます!
お勧めJIGはCB ONE QUICK ZERO ONEシャウトのステイでしょうか?
★マヒマヒ大王コウジさん
強敵2名が不在&不調の中、今回は全て1フックで竿頭奪取!
カンパチ大王奪還には失敗しましたが、シミランシーズン初釣行としては満足の遠征 でした。
今回幸運をもたらしてくれたのはTAIYO隊長愛用のドリフトチューン、隊長の無念が宿ったか?晴れてエースジグ入りです。
CB ONEのZERO ONEセミロングもエースらしい安定した釣果。
カンパチ狙いのセッティングはPE3号にリーダー80Lbを7ヒロ。
ヒット直後に潜って もPEまで行かないように底を5~10mくらい切ってからしゃくり始めです。
フックアウトはあってもラインブレークはあまりないのでリーダーはこの強度で長さ が必要かなと。
PEは~1mクラスでもかなり「ピキピキ」するので、こちらも これが標準。
次回は150m。PE4号でカンパチメーターオーバー、20kg狙います!
★コウチャンさん
Hit Jigですが、7saes Spider-160gです。写真はピンクですが、イエローバックが良かったです。
(毎回このサイズこの色には助けられてます。) 私の鉄板です!!
もう一つはスローで使いました、Slow Blatt S 150です。このJigは特にどうと言う事は無いと思います。
食いが悪い時用にベイトが小さい時用にと思い買いましたが、今回は何でも良かったようです。
Hit Jig
さてコメントですが、次回釣行に50Lbリーダーが要るかな?? 次は切られないぞ!! Hitシーンを撮影するぞ!!
この3つを目標に今回の91㌢超えを狙います!! と言う事で宜しく!!
★J2さん
5月の悪天候中止を挟んでの、念願の2回目の参加。今回も体中が痛くなるほどの釣果、大満足でした。
私は次回不参加確定ですが、次に参加する時までに体力作りにでも励みたいと思います。お疲れ様でした~。
今回の釣果は殆ど7seas Twister160gのピンク。引き重りしない、身体に優しいジグです。後半はほぼこればっかり・・・。
★リュージョン
同行の皆さんには遅刻とかビョーキとかで大変ご迷惑をおかけしましたm(_~_)m
休憩ばかりで十分な釣り時間がとれず、座ったままの鈍いシャクリ。そんな僕にも応えてくれたシミランの海は暖かかった。
次回までに体調を立て直し、隊長と行きたい!釣果少々ですが釣れたジグは下記のとおり。
Hot'sのKSジグ200gの青、タカシさんと同じくシャウトのSTAY160g赤金、そしてLots of ArtsのナムジグJoker165g-ピンク。
NamujigJoker165317860_383108191765560_594814043_n2

2012年11月11日日曜日

乾季シミラン第一陣 ③粘ってカンパチ

初日の深夜から2日目の朝に掛けては雷雨で荒れた。夜が明けても雨が残り、全員がスロースタート。
船頭は停泊したパヤオと前日よく食ったパヤオを執拗にせめるが不発。皆「移動すれば~」と思っていただろう。
朝釣れたのはタカシさんの大型のカツオ、コウジさんのヒシヨロイアジとキツネフエフキのみ。そ、コウジさんは結構凄い。
夕食も朝食も欠席して一晩中苦しんでいた僕は、バナナを食って薬を飲み、なんとか8:00頃に釣りに参入した。
ところが釣果は全滅状態。J2さんとコウジさんの赤チビキのみ。コウチャンさんが釣ったジグと同型のエソは不調の象徴。
IMGA0022k RIMG3369600712_383108371765542_111855035_nu どっちがジグやねん?うなだれ…
正午も過ぎてまだ列島南方海上に居るのに、自分でも何とかカンパチを釣ろうと懸命の船頭が「あと2箇所!」と粘る粘る。
ついにノリックが良型を掛けた。これはちょい違うな、80cmのイソマグロだ。続いて早掛けJ2さんに待望のカンパチがヒット!
しかしJ2さんの掛けた魚は想定外にでかかった。長くスピーディーなランを止めきれず根ズレで切られてしまった。残念!
船はカンパチの群れの真上をキープしていた。そこで全員同時にカンパチがヒット!船の全周で竿が曲がりドラグが唸る。
RIMG3371ajRIMG3373僕80・タカシさん86cm
一巡目は僕が80cm、コウジさんが90cm、タカシさんが86cm、復帰したJ2さんが82cm。魚探の反応はまだ濃いぞ!
二順目は僕が83cm、コウジさんが78cm、タカシさんが74cm、J2さんが83cm。どんなジグでも食うぞ!
三順目はタカシさんが80cm、船頭がついに釣って75cm。これでカンパチ10連発。甲板は一気に赤銅色に染まった。
そう、出てこない人が一人。コウチャンさんは2匹掛けて両方ともリーダーブレイク。細仕掛40lbがここでは裏目に出たようだ。
RIMG3376tRIMG3377コウジさん90・タカシさん74
RIMG3381RIMG3374jk僕とJ2さんともに83cm
船頭ついに「よしっ、釣ったからおしまい!」と予定時間を1時間オーバーしての納竿宣言。
最後のラッシュが無ければショボショボだった2日目、20分間程の荒稼ぎで一気に格好が付いたね。
特に直前まで「ロースーでコーザー」とうなだれたタカシさんはカンパチ3連発で超ご機嫌。よかったよかった。
長い帰路、片付けたりシャワー浴びたりしてゆっくり過ごした。ドタキャンTAIYO隊長のイェ~イを抱いて記念撮影。
RIMG0363t RIMG3382カンパチ10連発、イェ~イ!
place : Similan islands
fish : Amberjack