2010年3月23日火曜日

シラチャで調査捕貝

今年も昼に潮が引く季節がやってきた。
海沿いには貝を沢山持った人がちらほら。よし、久しぶりに潮干狩りに行ってみよう。
日曜日昼間の炎天下、Matさんと自転車で町外れまで出かけた。
2時過ぎに潮位110cmまで引くので、潮干狩には「適」だな。
ちょっと掘れば…おぉ、出る出る!暖かいから年中ズンズン成長してるんだろうな。1時間ほどで十分採れた。
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Matさんは海無し県・埼玉の人、生涯初潮干狩りとのこと。それでも結構採ってたよ。
6月頃まで楽しめる。4~5月は潮位60~70cm台、すなわち「最適」の日が多い。
家族連れにもお勧め。潮のよく引く日はゴルフ断って家族で潮干狩り。これ、いいんじゃないかな?
え?お前、常にゴルフ断ってるだろうってか?(爆)
潮干狩りに戻るとね、僕は量じゃなくてさ、何というか、上手になりたいな。ガチンコ潮干狩りで上手にね。
日本の、貝を撒いてもらってから掘るやつ、あれ最低。僕は絶対行かない。本物を自力でうまく採りたいんだ。
それと、他の生物を観たり、他の場所で試したり、色んな楽しみ方がしたいね。

2010年3月19日金曜日

春のパンガー モドキ隊ジギングデビュー

2010.3.14のfishingのお話。
第1シミラン島の南西沖。朝起きてみると、川のように潮が速い。
船は東へ戻りながら、所々にあるパヤオやソナーに映る根を攻めていく。
途中のトローリングは、もう期待していなかったが、この日もかすりもしない。
ポッピングも、イルカが多くて魚が浮いていないため無理。
ベテラン3人に混じって、止む無くジグ師モドキ隊のリュージョンとLeoさんがジギングに挑むはめになった。
リュージョンは根掛かり連発で次々と高価なジグをロスト。何で僕だけ一瞬で底にガチ掛かりすんねん(涙)。
何度目かのアタリでようやく魚が掛かった。濃紺の海深くからオレンジ色を放つ魚体がぐるりと浮いてきた。
何と、沖縄の食用魚の頂点に君臨するアカジンミーバイ(スジアラ)。この大きさなら、1匹2万円相当か!
色鮮やかで高級なジギングデビューしちゃった。嬉しいなっ。
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陸地も見えてきた最後のポイント、竹でできたパヤオでのこと。
僕はやっとパワーのあるヤツを掛けた。かなり巻き取ったが歯でラインブレーク。
くっそ~。こんな時に限って糞ジグだったもんでワイヤー付けてなかったんだよな~(泣)。
Leoさんは、オオクチイシチビキで何とか片目を開けていた。そして竹パヤオでついに良型魚を掛けた。
浮かせてくると大きく水面を割ってジャンプ!プラー・インシー(ヨコシマサワラ)だ。
2日間大苦戦したLeoさん、「これがやりたかったんですよ!」とサワラを斜め持ちしてご機嫌だ。
この日ベテランジグ師3名はアタリに恵まれず、GATAさんが僕と同型のアカジンミーバイを釣っただけ。
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そんなこんなで、14時納竿。交替で水浴びをしながらカオラックに帰港した。
GATAさんとnishiさんはGT、カンパチ、アカジンミーバイを自宅に持ち帰るため、中乗りおばちゃんに腸抜きを頼んでいた。
居酒屋に持っていって宴会するらしい。きっとね、突き出しからデザートまで全部GTになっちゃうよ~。
「ここ5回目だけど、来る度に釣れなくなる」と嘆くGATAさん、どうしてもここのカツオの旨さが忘れられないらしい。
モンスーン突入後も一発勝負に出るか考え中の模様。風吹き波荒れる海での船中2泊、漢の釣りが待っている。
place : Ko Similan
fish : Vermicular Cod, Spanish Mackerel

2010年3月16日火曜日

春のパンガー GT遠い

2010年3月13日のfishingのお話。
夜半からカオラックを出港した我々は、あまりの船上の心地よさに寝すぎて、7:00に遅めの釣り始め。
「3月に来い」と言った船頭に応えてここまでやってきたメンバーは、GATA・nishi・よね・Leo・リュージョンの5名。
今回はジギングのベテラン3人に対し、リュージョンはトローリングで、Leoさんはポッピングで対抗せんとす。
最初のパヤオが不発に終わると、船頭はいきなり大移動。第6・第7シミランの間を西に抜け、さらに10km沖へ船を進めた。
ここでGTの30kgオーバーが釣れたと、船頭は自慢げに雑誌の写真を見せてくれた。
ジギング隊は両舷に分かれてしゃくりまくる。まずはよねさんが赤チビキを連発。
続いて何とダブルヒットだ。GATAさんが掛けた直後に、nishiさんの竿も根元からひん曲がる。
目の前をイルカの群れが泳ぎまわり、それをサメかと思ったよねさんが「巻け巻け~はやく~っ!」とけしかける。
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見てよこの竿の入り方↑(クリックしてどうぞ)。「はーい、笑って~」で撮ったから、こんな顔だけどね(^o^)v。
ほぼ同時に浮いてきたのはプラー・モン・カオ。GATAさんのが80cmオーバー、nishiさんのが90cm。
僕から見れば十分GTなんだけど。いいな~。
頼みのトローリングとポッピングは、全く上層回遊魚が居ないために、やるだけ無駄という感じ。話が違うじゃん!
僕とLeoさんもたまらずジギングを試みるが、ジギングモドキでは魚が食わないのよ。まじで。八方塞がりっ。
午後はシミラン西沖を南下しながら時々釣ったが、ジギングを含め、食いが渋かった。無茶苦茶暑いしブッ倒れそう。
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そんな中、魚影皆無と思われた青い海面を割って、僕のポッパーにツムブリが飛びついた。小ぶりだけど嬉しいっ。
午後イチはnishiさんのカンパチ81cmだ。お値打ち。「なかなか釣れないんですよ、あのサイズは」と、羨ましがるよねさん。
そのよねさんは、夕刻にプラーモン2匹。うち、ガンガン首を振って上がってきた一匹は80cm超。おめでとう。
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しかし遠いな、ここは。カオラック沖100kmだもんな。鈍足船だから移動ばかりで釣り時間があんまり無いってのがキツイ。
こんな沖の水深70mまで探らないと、GTって釣れないものなのかと、何だか途方に暮れたね。GT遠い…。
それとテク。ジギング隊は皆、難なく釣ってるけど。モドキ隊のジグは、時々バイトが有っても素針を引くばかり。あかんわ。
夜釣りタイムは一人イカを釣る船頭を無視して、全員さっさと寝ちゃった。
餌釣りの人が見たら驚くだろうな、この余裕というか見切り。高い船なのにね。
place : Ko Similan
fish : Giant Trevalley, Amberjack, Rainbow Runner

2010年3月15日月曜日

Out of Love / Blue Murder

アルバム名: Blue Murder
殿(ジョン・サイクス)による稀代の名曲。
二声のvocalと図太いギターの音色。
それが絡みつくようなwetな哀しみに満ち、大きな激情のうねりとなって押し寄せる。
こんな曲決して日本にも今のアメリカにもない。
あぁ、思い出すだけで心が体が縛られるような…。

2010年3月12日金曜日

3月サトゥン弾丸釣行 泥の海

2010.3.7のfishingのお話。
6時に入り江を出たボートは南へ舵を取った。
航程1.5時間、タルタオ島南端の岬を回り、プラー・モンが居るというピーナム島でキャストを開始した。
でも、何だか雰囲気が違うな~。
激流洗う南端の荒磯をイメージしてはるばる来たのに、漁船がいっぱいの池のような動かない潮。
投げ始めてすぐ分かった。「あかん、ココ」。さっさと撤退を決めた。
隣のパリトン島の奇怪な様相は魅力的だったが、近づくと燕の巣の採集権者から狙撃されるらしい。
タルタオ本島の西岸に戻ることにした。(左画像:パリトン島、右画像右奥:シンハー島)
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ところが西岸の全てがひどい泥濁りに覆われていた。波長の長い西からのうねりが、海底の泥を巻き上げているのだ。
でも何でそうなるの?磯ってそもそも泥とは無縁の地形でしょうが、日本では。
たとえ濁ったとしても、濁りなんか速い潮の流れでさ~っと解消するでしょうが、日本では。
タイランドのこの島は違った。珊瑚礁の海が一日中泥だらけのババ濁り。干潟じゃないんだからさ、勘弁してよ。
こんな状態では、ルアー釣りする気分が100%挫けるよね。実際、全然魚信が無い。
濁りを嫌って沖のヒン・ポに行くと、素晴らしい透明な海が広がっていたが。綺麗なだけだし…。イルカちゃん居るし……。
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この日は朝からタルタオを見切って、ブロン島かクラン島に行くべきだったね。僕の判断ミスだった。
あきさん、どうもスミマセンでした。貴重な釣行を駄目にしてしまって。
泥に負けた。この島には何度も来てるのだが、こんなこと全く想定の範囲外だった。
place : Ko Tarutao
fish : Talang Queen Fish

2010年3月9日火曜日

3月サトゥン弾丸釣行 そんだけ~?

2010.3.6のfishingのお話。
あきさんと僕は、昼過ぎからタルタオ島西岸を攻め始めた。
相変わらずというか、ここのところ慣れっこというか、チェイスすらない渋渋。
ようやく3番磯であきさんが掛けたのはクイーンだ。お約束のジャンプと底粘りを見せてくれた。
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この後また不調が続く。ジジイ船頭(初登場)の腕が悪くて辟易してるところに、ひどく濁った潮。もうテンション萎え萎えだ。
それでも頑張ってタルタオ島最西端の10番磯まで行って、そこから折り返して釣ることにした。
そろそろ、あき師範のめまぐるしいルアーチェンジが火を吹くか?
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9番磯、沈礁の多い実績場。あきさんのミノーにガツンと来た。おおっ!師範が腰を落として耐えている。何だ?
よっしゃ~。狙いのプラー・モンだ。いい型じゃん!
「こんなんが仰山釣れたら面白いでしょうね~」とあきさん。そ、そなのよ。でもそれがなかなか難しいのよ。
日も傾いたころ、続く8番~7番間でチェースやバイトが出だした。
僕はプラー・モン、ダツにバラクーダを連発。あきさんもプラー・モンを追加した。
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激渋だった状況がやや好転して一日の釣りを終えた。
明日は何とかなりそうだとの希望が持てたよな、この時は。
天空の真上にオリオン座を従え、ボートはゆっくりとタルタオ島の入り江に帰還した。
place : Ko Tarutao
fish : Talang Queen Fish, Giant Trevalley