2016年2月16日火曜日

風に吹かれて魚屋さん

ヨハネスブルグのマサコさんとシェリービーチのRiptideで出港。見事なチューブを巻いた波を乗り越えて沖を目指した。
最近マグロ魚影が薄いため船頭は底物釣りを勧めたが、初めての客5人がトローリングを希望。
よし、魚影が薄いなら少しでも確率を上げようと、備え付けの4本に加えて僕もマイロッドでマイルアーを曳いた。
ナブラの上を通過すると僕の竿に初ヒット!ファーストランがギューン、サメがマグロ食ってスッコーン(泣)。
ルアーも一緒に丸ごとロスト。他客は獲ったのに…(号泣)。
マサコさんにはトローリングに食ってボートが止まればすぐにジギングをするように指示してあったが、ぼけーっと見物。
「あ、忘れてた」って、それじゃ釣れんがなw。
2度目のヒット時は僕らのジギングには食わず、掛けた客も全部サメにやられてしまった。残念!

実り少ないトローリングが終わってボトムフィッシングに転向。しかしその時にはもう風が強まっていた。
風速6m/秒ぐらいだが、ボートはスルスルと流され、底取りで糸を送り続けるので仕掛けは遥か前方へ。この繰返し。
マサコさんと僕に掛かるのは放流サイズが多い。マサコさんが釣った王者マッセルクラッカーも赤ちゃんサイズ。
隣で吐いていた船酔客2人は「ゲロが風で飛んでくるからあっち行け」と中乗りに言われ、這うようにして左舷へ。
マサコ:「もう何も吐くもの無いのにゲーゲーして可哀想。どうなっちゃうんでしょうね?」
RJ:「そのうち体が裏返るんだ」
マサコ:「あぁ、タコみたいに(爆)」
ランタンと良型イングリッシュマンを立て続けに釣ったインド人客だけが目立つ中、10:30にあえなく強風早上がりとなった。
翌日に予約していた船も強風出船中止。お土産が全然足りないので、お魚屋さんに行って冷凍イセエビ買ったのす(爆)。

まあ、週のうち4日ぐらいは出船不能なほど荒れるので仕方ない。風は必ず北東か南西、即ち海岸線に沿った向きで吹く。
また湾という地形が無い。結果、全く風裏とか逃げ場が無いというのが当地の悲しいところ。
人を拒んで魚を護るという海神の意志だろうか?マサコさん、女神ならそこんとこ何とかしてちょ!
fish : Slinger, Black Mussel Cracker
place : Shelly Beach, KZN, RSA

2016年2月9日火曜日

シェリービーチでジギング不振

沖釣りが初めてという日本人Iさん・Sさんと一緒にシェリービーチから出港した前日は潮が緩んでディープラインに行けたのでキレンコ爆釣・ハタ大型バラシだったとか。朝一から潮流を計って見ると今日も緩く、「トローリング終わったらディープライン行くからね」と期待させてくれる。

さあ、トローリングのファーストヒットは3匹、他客が巻いて全てキャッチ。セカンドヒットはIさんに巻きが託された。僕のジギングにもヒット。同時に難なくキャッチしたのは62cmのキメジ。久々だしゲストにも釣れて嬉しいんだけど型がなぁ…。キメジの胃の中にはシラス、カニの幼生、カワハギの稚魚などごく小さな餌が入っていた。澄んだ海に漂っているものは何でも食べるんだろうな。その後は群れに当たらず8時頃にはボトムフィッシングに変更。期待の100mラインではなく70mのセミディープ。僕がジギング、IさんSさんが餌で狙うことにした。ファーストフォールでIさんが根掛かり、かと思ったら動き出して、ハタとジョブフィッシュの一荷だ。「降ろしてすぐに釣れるとは!」とIさんご機嫌。他客が60cm超のハタや鯛をドッカーンと釣る。負けじとIさんも良型を掛けてファイト。ブッチーン、とサメにやられてしまった。僕のジギングはワンピッチでは全くアタリなし。インチクではホワイトエッジハタを1匹。そしてついに今日イチのハタを掛けた。サメが来るのを恐れてぐいぐい巻くが、来た~サメさん、勘弁してよ。魚もインクチも一緒にロスト(泣)。

次はプロテアバンクという大きな岩礁の周りだ。船頭が「Ray、ここはキハダもスマもカンパチもいるからジギング頑張れ」という。55mで釣りやすいが当たらんね。隣のボートでは2人のジガーがしゃくっていたが諦めてどっか行った。ついに何かが中層でヒットしたが噛み切られてしまった。サワラだろう。釣った赤エソにもう諦めろと言われたような気がして終了。Iさんは毎回のように魚を掛けるが、なぜか鯛に見放され、カワハギ・フエフキ・メイチなど五目状態。ようやく来たスリンガー良型一荷に「やっと鯛が釣れた」とご満悦なIさん。一方Sさんは意識を失うほどの船酔い、陸に上がってからも何も食べられず「まだ揺れてます」というやられっぷり。凪だったんだけどな。初めての2人には新鮮な体験だった模様。良しとしよう。

2016年2月6日土曜日

ブログサービス・ブログライター

このブログは前身の開設から数えて9年目となる。ブログは絵日記のようなもので、どこかの会社のやってるサービスに無料で間借りさせてもらってるわけだ。画像と文章の組み合わせで出来ており、HTMLで記述するのだが、タグ打ちを視覚的・自動的にできるようにして簡単にHTMLを仕上げてくれるのがブログライターで、これが欠かせない。
2007年8月「タイランド小魚信」開設。ブログサービス:Windows Live Space、ブログライター:Windows Live Writer
2010年7月「タイランド小魚信」移行。ブログサービス:Wordpress、ブログライター:使用せずタグ打ち
2010年7月「アイランド小魚信」開設、旧データも移行。ブログサービス:Blogger、ブログライター:Windows Live Writer
2016年2月「アイランド小魚信号」のブログサービスをBloggerのまま、ブログライターをOpen Live Writerに変更
Windowsにはかなりの仕打ちを受けている。まずはブログの利点である読者とのコメント交信、これが突然Windows Live登録者だけに限定されてしまった。読者はそんな面倒くさい登録までしてくれないので、以来コメントが激減、覗き専門読者ばかりになった。ブログのもう一つの利点は長期にわたって記載事項を登録しておけることなのに、3年間続けた当初ブログが「ブログサービスを停止するので出て行って下さい」と追い出された。
ブログ消滅の危機は他社による後継サービスWordpressで救われたのだが、ここはちゃんとしたサービスは原則有償で、無償のままだと更新がとても重くて…。必死でブログ引越しの技を調べて行き着いたのがGoogleの提供するBloggerだった。引越しは全自動というわけにいかず、かなりの手作業・再記述を要したが、何とか旧データも整えたうえで「アイランド小魚信」として再出発したわけだ。意外なことにWindows Live Writerが継続してBloggerに接続して使用できることがわかり、簡易な操作で記事更新を続けてきた。
続いて今度はGoogleによる仕打ちである。当初は誰でもコメントできたのだが、googleアカウント保持者しかコメントできなくなった。googleアカウント保持者でも何かの条件が合わないと登録したはずのコメントが消える。こうして覗き専門ブログ化がどんどん重傷化していった。更に、2013年にはブログオーナーの本名開示が求められた。開設以来、仕事抜きの夢を追う話だけをリュージョンというハンドルネームで載せてきたのに本名とは何事やねん?仕方なく本名開示。2015年にはGoogle+という意味不明のソーシャルメディアとの連携が求められ、これも仕方なく応じた。これはこれで素朴なやりとりが楽しめることが後でわかったのだが、皆さん殆ど本名なんか使ってへんやん!次はBloggerのセキュリティ強化でWindows Live Writerを「安全性の低いアプリ」と認識し原則ブロックする仕打ち。記事投稿のたびにgoogle設定を「許可」に変更しなければならなくなった。ああ面倒。
そして忘れたころにWindowsの仕打ち再発。今年になって何をどう工夫してもWindows Live Writerで書いた記事がBloggerに登録できない。仕方なくBloggerにある標準ライターを使って記事を書いていたのだが、これがとんでもない糞ライターで、画像の位置や文字回り込みに大量の糞タグが自動設定され、見るに堪えない記事ができてしまう。目をしょぼつかせながらタグを打ち直すと瞬時に自動で糞タグが復活…あのなぁ。ブログ更新の意欲はどん底に。

そこで発覚した新事実は、Windows Live Writerから各ブログへの接続は停止されており、機能はOpen Live Writerというオープンソースのライターに継続されたとのこと。早速ダウンロードしてみると、Windows Liveとほぼ同一画面、同一操作可能でBloggerへの接続ができる。まだ不安定で、いろいろな再設定も必要だが、ともかく助かった!
このOpen Live WriterというのはWindowsの社員有志が手弁当で作ったものらしい。ブログオーナーとしてはITの巨人同士のユーザー不在の争いに振り回され続けてきたわけだが、Open Live Writerの作者たちは良心を持っていてくれたね。そもそも無料ユーザーなので色々な仕打ちを受けても仕方ないのか。今ではそうとも言いえない。無料ソーシャルメディアは個人情報の宝庫として業界で活用されている。収集された情報は売買されているのだろう。だから業界は無料ユーザーにも礼儀を以て接するべきなのだ。有料サービスに移行したら、ご無体な仕打ちは無くなるけど、金だけでなくたっぷり情報を搾り取られるだろうな。
Facebookとかお気軽なメディアは自分でも見られないほど過去記事が流れて無くなるし、検索にも引っかからない。何より、シェアだけの人、地鶏専門の人、無言友達申請、関係のないお知らせなど多くて疲れるね。自身の絵日記を残すにはやっぱりブログが必須だ。僕は無料のブログサービスを無料ライターで続けるつもりだ。課題はどうやって覗き専門ブログから双方向コミュニケーションを復活させるかだな。え?お前がもっと釣ればコメントしたるって?はいはい分かってますがな(笑)。