2016年10月31日月曜日

拾った石から天然砥石を自作


僕の会社の工場の建設現場で、プラスチック爆弾や重機で大量の石が掘り出されている。手に取ってみると緻密な頁岩が多い。砥石になりそうだ。作ってみるか。手頃な大きさと形のを5個持って帰った。40番のサンドペーパーでごしごし表面を削り、砥ぎ面ができたら実際に刃物を砥いでテストしてみた。う~ん、優秀なのは1個かな…


砥石1号。ちょい粗くて柔らかい。強力な研磨力だが固い石英粒がポロポロてきて地を引く。それとヒビだらけ。そのうち分解崩壊するな…

砥石2号。広い砥面ができた。吸い付くような砥ぎ心地。カネ・筋無しで#2000番ぐらいの目。砥泥は少な目だけど出る。名倉と併用がいいかも。向こうの池も使い込んでいけば消えて砥面になる。やったね、これは。待ってろお魚ちゃん!

砥石3号・4号。未だ作成途上。3号はキャニオンと池があって、もっと削らねば。面には細かい化石が一杯。裏面の方が良かったかな。4号は横に走る川2本と左の大池。これもあと3mmは削り作業が要る。両方とも砥泥が出にくく、砥石には固過ぎっぽいが…。完成してから判断しよう。

砥石5号。空母みたいで格好いい。側面には巣が一杯で柔らかそうなのに実際は砥泥が全然出ないほど固い。駄目だこりゃw…と思ってたら、現地採集の名倉と併用してみるとサクサク砥げる。捨てたもんじゃないね。

数億年の眠りから醒めて砥石として甦ったアフリカ海底の堆積物たちよ。さあ日本の刃物をギンギンに砥ぎあげて、釣りの仕上げに協力しておくれ!

2016年10月24日月曜日

ロッキーベイの帰港

この動画は、ロッキーベイのキャプテン・ウイカスの船が釣りを終えて港に帰ってくるところだ。港と言っても日本のように掘り込んで堤防で囲ってあるのではなく、ただの砂浜。出るときは皆で押して飛び乗り、帰ってくるとこのように勢いをつけて乗り上げる。

このWotalotigot号は以前は90馬力×2機だったが、最近ホンダの135馬力×2機に換装した。従前のエンジンよりパワーアップしたのに重量が軽く、電子燃料噴射だから燃費もいいらしい。新品同様のが中古で安く買えたとキャプテン・ウイカスは随分嬉しそうだ。横で見ていると4000回転ぐらいまで回している。船外機は変速機が無く、良くわからん世界。砂浜に乗り上げる直前にチルトアップするのだが、壊さないようにねW

2016年10月23日日曜日

シェリービーチ午後船 釣り足りん

シェリービーチの午後船に空きがあるという。12:00出船・17:30帰港で時間が短いためゲームフィッシングは無く底釣りだけだと。まあものは試しで乗ってみた(右端が僕)。

港に着くと午前の釣を終えたボートが帰ってきた。良型シイラ・マッセルクラッカー・スコッツマンなど釣果上々ではないの。期待して12:00に出船した。
プロテアバンクという大岩礁より内側の浅場で釣るようだ。雨で結構うねりがあって、立って釣るのは厳しい。まずは餌釣りでスタート。マッセルクラッカーの赤ちゃん、スコッツマンの赤ちゃんなどベイビー攻撃に会う。やっとこれはというアタリがイワシ餌に来た。キャットフェイスと呼ばれる細身のハタだった。58cm。良型のスリンガーも釣れたので、餌釣りは仕舞ってジギングに切り替えた。

しかし浅場にうねり、ジギングはかすりもせんな…。2kg級の手ごたえがあったかと思うとバレるし。その間、リーダーのアリーは60cmのナタール石鯛を釣ったり、風船釣りで125cmのシイラを釣ったり楽しそうだった。未だ夏にもなってないのに早くもシイラが回っているとは。ジギングは申し訳程度にエソやキントキが掛かっていたが、最後の1投でググっと当たった。これが44cmのスコッツマン。この辺で一番旨いタイだ。何とか格好着いたね、帰ろかっ!

午前船よりも食いがガクンと落ちたことは残念だった。午後釣りは疲れなくていいけど、5時間の釣りはどうも短くて釣り足りん。やっぱり僕は暗いうちから気合入れて出るのが好きだな。
上がって帰り支度していると、鯛を持った男の子に向かって女の子が「それちょうだい」と言って断られていた。船頭がすかさず「Ray、女の子にキントキ持たせてやって」と。僕がキントキを女の子に渡すと2人でにっこり、めでたしめでたし。

fish : Catface Rockcod, Scotsman, Sandpaper Fish, Slinger
place : Shelly Beach, KZN, RSA

2016年10月22日土曜日

ロッキーベイ 餌でちょこっと

ロッキーベイからキャプテン・ダークの船で出た。23フィートのボートに客4人なのでゆったりだ。まずは餌用のサビキ釣り。シャッドやサバが良く釣れた。僕が朝食用にピチピチのサバの皮を剥いて何もつけずに丸かじりしていたら、これが船頭にバカ受けw。コクが有って旨いんだけどな。

ゲームフィッシュは全く当たらず、60m立ちで底釣りとなった。ジギングは良型が2回掛かったが1回はハズれ、もう1回は根に入られて切れた。クッソ~!あとはさっぱり、エソだけ(泣)。
土産もいるので餌釣りにすると、何とかブロンズブリームが釣れた。僕と背中合わせで釣ってた女の子もブリーム。場所替えしてもしてもデーンの小さいのばかり。帰りはシイラ狙いで曳きながら帰ったがノーバイト。

天気が良くてのんびりできた釣行だった。あぁバラシが悔やまれるな。
fish : Bronze Bream, Slinger, Marble Bream
place : Roacy Bay, KZN, RSA

2016年10月17日月曜日

シェリービーチに春マグロ

10月となり春本番、水温も上がってきた。前々日カツオが豊漁だったシェリービーチから出船した。客はアリー率いるインド人軍団6人、リカルド親子、僕の9人。トローリングは開始からアタリが多く、忙しい釣りとなった。僕はオマツリを敬遠してマイロッドでのトローリングはせず、キャスティングとジギングで停船時を主体に攻めることにした。
トローリングに当たってくるのはカツオではなく4kg~5kgのキメジだった。最初のトローリングヒット時、僕はミヨシでキャスティングで不発、それではとジギングに替えて68cmを1匹。再出発したボートにすぐにアタリ。あちこちに 跳ねるマグロが見える程活性が高い。アンドリュー船頭が「今日は忙しいぞ~」と豊漁予告宣言。しかしアリー軍団が欲張ってマイロッドを2本追加して曳いたのが裏目に出て、トローリングはオマツリでぐちゃぐちゃになり、サメの餌食続出。艫では「お~い食われてハーフツナだよ(ToT)」とか悲鳴が上がる。

僕はトラブルから離れてジギングで1匹追加。皆がトラブル修復中にもう一匹とジグを降ろすとドドーンと食ったけど待っていたサメにジグごと食われてしまった。次、航行中に丁寧にポップクイーンをキャストしていると、着水と同時に遠目でバシーっとバイト。「アンドリュー、いるぞ!」と船頭に知らせる。すると次々に艫の竿にも次々ヒットした。僕は強引に巻いて74cmをキャッチ。さらにジギングでキメジ4匹目。しかしその後はサメ地獄。うち一匹は絶妙の針掛かりのため100lbのリーダーがブチ切られるまでサメとの長時間ファイトを強いられた。

さて客9人でキメジが25匹釣れたところで底釣りに移った。70m立ちでハタと良型イングリッシュマンを狙うことにした。僕はもうジグを3個失くしているので、ジギングは止めて餌釣りとした。キメジ4匹でほぼクーラー満杯なので、良い魚が釣れたら持って帰るかなという感じ。まずは狙い通り47cmのイングリッシュマン。赤白が鮮やかなの鯛だ。続いて45cmのホワイトエッジドロックコッド。この辺で一番おいしいハタ。底釣りのアタリは少なく、「ここんとこボトムが全然ダメでね、大問題なんだ。実績ポイントに魚が全然いない…」と船頭がぼやく。結局僕はイングリッシュマン4匹・ハタ4匹・スリンガー2匹を釣って、2匹だけクーラーの隙間にキープした。

待っていたカツオ・マグロが戻ってきて、久々にキャスティングでも食って嬉しい釣行だった。しかし10月は「shit month(糞月)」と言われるほど荒れて出られない日が多い。出ても土砂降りとかね。ま、祈るしかないな。
fish : Yellowfin Tuna, White Edged Rockcod, Englishman
place : Shelly Beach, KZN, RSA