2015年8月25日火曜日

ロッキーベイで雑魚釣り

体調悪いけど釣りでも行くか。ここで出かけないと70時間誰とも一言も喋らない状態になってしまうし。午後は最大風速11mの予報なので早めの出船を期待。朝6時から港で待つが、他の客が遅れて8時出船。2時間待ち…もっと寝てりゃよかったな。キャプテン・ウイカス、中乗りトミー、客6人でのろのろスタートだ。
RIMG0315RIMG0322
最初は40m立ちを試すが潮が非常に早く、20mの浅場に移った。しんどいので座って餌釣りに専念しよう。小さな根を拾い釣りしていくが、どこに行っても目当てのタイ類は放流サイズばかり。浅場は雑魚優勢だな。メガネハギ、タキベラ、トラギスなど水槽観賞用が多い。キャットフェイスハタも釣ったが、基準の60cmに満たず放流。最後にジギングを試したが、揺れと強い流れとヘたれ(笑)で殆ど無意味だった。
11934950_10204486734038766_562323235155226847_n11896078_10204486734158769_3711001755721157298_n
そんなこんなで、海が荒れる前に地味な雑魚釣りが終了。キャプテンは「猫にやる」と言ってメガネハギを沢山フィレに下ろしていた。分厚い綺麗な身が取れるんだね。僕は殆ど放流して、3匹釣ったイングリッシュマンのうち42cmと、20匹以上釣ったスリンガーのうち35cmをキープした。今週はいろいろ行事があるので備蓄の必要が無く、それで十分。家に戻って少し寝たら大分体調も戻った。夜になってからの魚の下ごしらえや釣り具の片付けが楽しい。やっぱり海は癒してくれるね。
RIMG0320R0002973

2015年8月21日金曜日

サウスコーストの磯釣り

以前日本に居て出張でちょくちょく南アフリカに通っていた頃、ダーバンのバッテリービーチの桟橋でルアーを投げていると、一人のインド人が話しかけてきた。「それいい竿だな」と。なぜか彼は僕の会社の帽子を被っていた。聞いてみるとやはり同じ会社だった。彼イムランはダーバン港に小舟を持っていて、良く港内で小物を釣っているらしい。今度一緒に行こうと何回か言われたが、いつも口だけ(南ア人は全員そうなのだw)。
wsIMG-20150809-WA0000
そんな彼がサウスコーストの磯で釣ったと写メを送ってきた。巨大なホワイトスティーンブラス(タイ科)。磯釣りのハイエンド対象魚だ。次の週もまた磯から写メ。今度はでっかいガリック、これはクイーンフィッシュとGTを混ぜた様なアジ科のフィッシュイーターだ。う~んうらやましい。別の部署のニシュカーからもサウスコーストの磯で釣ったと写メが来た。ガリックとコブ(オオニベに近い種類)だ。彼らはまず餌となる小魚を釣ってブッコミ泳がせで釣るとのこと。
グループで行って、磯の洞窟に泊まり込んで釣り倒すらしいが、日本人にはハードルが高い。まず車を道に置いたまま。黒いレクサスなんてどうぞと言ってるようなもの、イチコロで盗難に遭うだろう。インド人連中だって犯罪に遭う確率について「めちゃくちゃ危ない」と言ってる。敵は必ず銃を持ってるし。ボディーガード雇って釣りに行くわけにもいかんしな。魅力満載で身近にありながら、全然届きそうにない釣り、それが南アフリカの磯釣り。
056030

2015年8月13日木曜日

冬合宿アレロ!

8月上旬に3連休があり、ヨハネスブルグから(T.T)さんとよねっちさんを迎えて釣合宿をすることになった。 穏やかな6月7月は過ぎ、荒れ覚悟の船・宿事前予約で臨んだ。プランは次の通り。
初日:2人がヨハネスブルグから700kmの道のりを車で移動、その間に僕だけ釣り。Rocky Bayのロッジで魚宴会、泊。
二日目:3人でShelly Beachより出船、釣り。釣果を持ち帰ってRocky Bayのロッジで魚宴会、泊。
三日目:3人でRocky Bayより出船、釣り。釣果をロッジで捌いてシャワーして午後4時頃に解散。
船は乗合なので一人一回6千円~6千5百円。宿は3人3泊分3万3千円。釣れれば安くて豪華な冬合宿となるはずだった。ところが自然相手の宿命、荒天に阻まれて非常に残念な結果となってしまった。
DSC_0413sDSC_0416s
初日はRuffian Chartersで僕だけ出船した。客5人に対してキャプテン+中乗りが4人。実際には中乗りではなく漁師だね。客のサポートをするわけではなく8本バリの胴突仕掛けで黙々と魚を釣って持ち帰る。プロなのでデカイのも交えて客の何倍も釣る。客の魚は取られちゃうしスペースは窮屈になるし、イマイチ~。僕は皆でスマの刺身を食べようとジギングで頑張って2kg級の何かを掛けたけど針ハズレ、結局40cmのスリンガー1匹のみ。風が強まると船はアンカーを下ろした。仕方なく餌釣りに転向だ。何とか50cmのソルジャーを仕留めたので夕食には十分かなと、あとは船上でお昼寝。前夜、合宿準備とウキウキで寝てなかったので(笑)
DSC_0423R0002934
港で(T.T)さんとよねっちさん2人と合流し、すぐ隣にあるロッジに入った。ロッジは芝生広がる中に点々とあって、我々は一番端のを一棟借り。調理器具・食器・冷蔵庫・流し完備で4ベッド、う~む快適!一休みして調理開始だ。鯛2種2匹で刺身・あらだき・なめろう・かぶと焼きにビール・ワイン・炊き立てごはん。夕方のベランダにこれがドーンと並んだ。いただきます。たまらん。ここでわかったのは、(T.T)さんとよねっちさんが異常に魚好きであるということ。魚好きなうえにヨハネスブルグでは新鮮な魚が手に入らないので魚に飢えてるのね。猫のようにガンガン食べる。僕にとっては日常の献立だけど、予想以上に喜んでもらえて良かった。食後は僕の仕掛け教室。これに嵌ったよねっちさんは、夜なべで繰り返し練習してたとか。
R0002936R0002937
2日目は70km南下してシェリービーチからLucky Sand号で出港。11時から風が出る予報なのでそれまでが勝負だ。沖に出ると既に2.5mのうねり。トローリングにはいきなりキハダが3ヒットだ。幸運にもよねっちさんが竿を渡されたのでガシガシ巻いて65cmのキハダをゲット。僕のジギングにもヒットしたがこれがデカかった。10kg以上の強い引きと進み続ける操船に苦戦しているとフッと軽くなった。リーダーが上の方までザラザラ。サメだ(泣)。皆全身波を被ってびしょ濡れになりながらのトローリングはその後群れに当たらない。移動中あちこちでクジラが豪快な潮吹きやジャンプを見せてくれた。
RIMG0305R0002941
さて、ボトムフィッシングだ。風が強まりうねりは3mを越え壁のように船に迫っては持ち上げて突き落す。そんな中、まずは水深70mから開始。風で船が流されて底が取れない人が多い。僕はラインを細くしてジギングするが全然食わん。餌に切り替えてやっとアタリが出だした。スリンガー3匹・イングリッシュマン2匹・メイチダイ1匹・フエフキ1匹。この中から放流基準以上のをおかずに確保した。(T.T)さんとよねっちさんは……書かないでおこう(爆)。結局大荒れとなって11時に早上がり。昼食に寄ったレストランから見た海は風速15mで真っ白。恐ろしい風景だった。幸いマグロとタイが入手できたので、夕食はおのずと豪華になる。料理は作業分担しててきぱきと進んだ。できた!4種の魚で刺身・煮付け・なめろう・かぶと焼き・海鮮丼。釣りは残念まみれだったが、7時からの宴会は満足感たっぷりで幸せな2泊目。
RIMG0312R0002947
3日目は目の前のRocky Bayから出る予定だった。朝のうち海は凪いだように見えたが、予報は風速8m、最大瞬間12mと悪すぎる。キャプテンと何度も連絡を取り合い、最終的にキャプテン判断で出船中止。この日出港した船は一つもなかった。ロッジに戻って失意のお片付け。ダーバンカントリークラブに寄ってブランチを取り、再会を期して解散した。
ヨハネスブルグからハイリスクを冒して行く価値があるかどうかはその人の判断。行っても釣れないかもしれないけど、行かなきゃ絶対釣れないのが釣り。ということで今から次回合宿が楽しみで仕方がない。
R0002949R0002951