2011年2月24日木曜日

シミラン GT獲ったど~

2011.2.19のfishingのお話。
6:30起床、船は北上して第3シミラン島沖に至った。
島からは遠いが、海底から岩礁が盛り上がり潮流が渦巻く場所。
あちこちにジャッ!ジャッ!と音を立てて逃げ惑うバナナのナブラ。おぉ、願っても無いこの雰囲気、気合急上昇だ。
一番に用意を終えた僕は2階デッキに上がりダイコーHmingway HBGC-77BDで第一投をブンッ。
放たれたヤマリア・ローデッドはシュー・クイッ・クイッ・ピョコッというウッドペンシル並みの魅惑の動き。いいねぇ。
いきなり海面に大水柱が立った。「出たーっ!いきなりかいっ!」、掛かってない、もう一回シュー・クイッ・ク…
よしっ、2回目の爆発でローデッドは海面から消え去り、ゴゴーンと竿に衝撃が来た。鬼合わせ、乗った~。
おぉこれこれ、GTのファーストランだ。しっかり竿で受け止めてから甲板に降りて再ファイト。
剛竿のパワーに物を言わせてリフトリフトで無事キャッチ。GT89cm、9kg。あぁ、やっと僕にも釣れたんだな。
ちょっと小さいが、タイランドでキャスティングでGTを釣る難しさを知る人だけにその計り知れないヴァリューが分かる。
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他の4人も俄然キャスティングに熱が入る。一部のタイ製ルアーは、飛ばなかったり塗装がはげたりで品質に難あり。
TAIYOさんの7seasポッパーの後ろで海面が爆発したが駄目。次は掛かったがすぐにバレた。
TAIYOさん、再度GTを掛け一気に潜られてファイトを開始したが、これまたフックアウトだ。残念。ぼやくことぼやくこと。
まあ、TAIYOさんは前回シミランで47kg(マジっす!)のGTを釣ってるから、100回ぐらいバラシても屁でもないだろう(爆)。
次は、1人だけ左舷に投げていた僕にまたGTが来た。またもやローデッド。プラスチック製ペンシルなのに凄いぜ。
今度はデカそうだ。ドラグが激しく逆回転する。起こしにかかったところでプチっと切れた。あっれ~、ヘナヘナ(ToT)/~。
釣師として最悪の屈辱たるライングレーク。使い込んだPE4号の一番弱った所が引きちぎられていた。めちゃくちゃ悔しい。
結び直してポッパーに替えキャストを再開するが、次はコウジさんの番だった。
ミヨシで掛けたGTについて動きながらファイト。「糞リールが巻けない!」と苦しい顔で取り込んだのは99cm、12kg。
やったねコウジさん!ルアーはタイ製のプロキック・ポッパーだった。
その後は場所を変えながら結構キャスティングで粘ったのだが、海の活性は下がるばかりだった。
結局、朝の時合いは5人で6バイト2キャッチ。悪くない。想像以上だ。本格的なGTフィッシングじゃん。
僕は「シミランのキャスティングなんてパヤオでワフー程度」と舐めててGTタックルを持って行かなかったことを悔いた。
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話は昼のジギングタイムを飛び越えて夕方のキャスティングに移る。
船頭は朝と同じ場所へ戻り、我々に「Popping!」と指示した。
船の前からミヤさん、TAIYOさん、僕、コウチャンさん、コウジさん。5人で一斉にキャストを開始した。
しかしいきなり僕のとコウチャンさんのが交錯してぐちゃぐちゃに。その後もトラブルでコウチャンさんは30分ほど出遅れ。
その間、シブキ(マグロ用ミノー)を投げていたミヤさんに待望のヒットだ。
僕はファイティングベルトを巻いてあげたり写真を撮ったり忙しい。おぉ、僕のと同一サイズ89cm、9kgだ。おめでとうミヤさん。
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他はTAIYOさんのポッパーに一回出た程度で活性低く、皆が諦めかけた頃、コウチャンさんが長いトラブルから復帰した。
コウチャンさん、15年間眠っていた竿・リール・ライン・自作ポッパーでブン投げる。
その時僕は、ガボッととライズしたGTの姿を遠目に捉えて言った。「コウチャンさん、あそこにGT居る!キャスト!」と。
その2投目、コウチャンさんのポッパーにドッバーンと出た。掛からない。下から船頭が「動きを止めるな~!」とアドバイス。
コウチャンさんポップ、魚もう一発、コウチャンさんポップ、魚三発目爆発、ガツーン、乗った~。
「巻け巻け巻け~」「バラすな~」、皆の応援の声が飛ぶ。トラブル中に体力を温存していたからか、強引な巻き取りだ。
コウチャンさん自作の肉製ギンバル(おでぶなだけとも言う)に竿尻がムニュ~っとめり込む。あのクッションで魚も萎え萎え。
長い距離を寄せてからリフト、汗かいたところでギャフが入った。ファイト時間2分。またもや89cm、9kgのGTだ。
「やった~!」と声も軽いコウチャンさん。甲板に下り、今迄の長い苦労が報われた会心の笑顔で、いっぱい記念撮影した。
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次はコウジさんのポッパーに大バイトが有ったが、追い喰い無く掛からなかった。そして日没。
2時間と結構粘った夕方キャステイングは、5人で5バイト2キャッチ。
朝夕合わせると、11バイト4キャッチ。魅力が薄れたとよく言われるシミランだが、GTのストックは侮りがたいものがあった。
但し、島から3km以内の釣り禁止という禁を破れば、高額な罰金と道具の没収が待っていることをお忘れなく。
思いをシミランに巻き戻せば、それぞれのバイトシーンが鮮やかにフラッシュバック。
タイランドでこんな経験が出来るなんて思ってもみなかった。行って良かった、本当に。
place : Ko Similan Phangnga Thailand
fish : Giant Trevally

2011年2月22日火曜日

シミランJigging&Popping 災難越えて

2011.2.18のfishingのお話。
タイランドの3連休を利用してのシミラン釣行。昨年から予約を入れていた入魂の企画。その初日だ。
前夜17日、バンコク空港に集まったメンバーはTAIYOさん、コウジさん、ミヤさん、コウチャンさんと僕の5名。
しかしパスポートを忘れたコウジさんはAir Asiaのチェックインを拒否され、ドタキャン寸前まで追い込まれた。
コウジさんの携帯を押す手が震えたほどのピンチも、サービスアパートから控えをfaxしてもらって間一髪セーフ。
プーケットを経てカオラックの港を夜半過ぎに出港、予定通り早朝にシミランに到着した。
船頭の指示は、まずポッピング。ええっ?まだ暗くてよく見えないけど、どこに投げるのよ?結局バイト皆無…。
次はシミラン西かなり沖まで行って、パヤオ周りでのキャスティング&ジギングとなった。
TAIYOさんがシイラとツムブリで第一号(キャスト)、ミヤさんがスマガツオ(ジグ)、コウチャンさんがシイラ(キャスト)で続く。
期待してシャクるが僕は全然駄目。あかん、ジギング苦手だし…。
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さて次のパヤオ、引っ掛かっていたルアーを取ろうとした中乗り君の指にフックが深々と突き刺さった。
中乗り君、絶叫の後悶絶。フックはどうしても抜けず、治療のためシミラン第4島の海軍診療所まで大きく戻った。
島周り3km範囲は釣り禁止。それまでハリネズミのように立てていた竿を全て隠して全面降伏の姿勢で島に近づく。
ノリックの手術中、釣師はすることが無いので、皆で海水浴だ。青く深い海に魚いっぱい。あぁこれも極楽だなあ。
結局ノリックは4針縫って戻ってきた。治療費は客の魚2匹、おいおい。彼の怪我のおかげで2時間以上ロス。最悪。
午後はシミラン東沖でジギング。艫のコウジさんが小型ジグで大当たり、ツムブリやスマガツオを入れパク連発だ。
コウジさん、ジギングでGTまで釣ってしまった。なぜか僕もアシストしたという疑惑の釣法ではあったが(笑)。
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他のメンバーはショートバイトに苦戦して伸びず、コウジさんの一人舞台。ドタキャン寸前だったのに、いいよな~。
次はポッピング。いつものサトゥンと全然違って、大型の漁船から目標物の無いキャスト。要領がつかめない。
僕は2階からブルースコードを投げてツムブリ1匹、バラシ2匹。ミヤさんとTAIYOさんは巨大ダツ。難しいね。
一回だけコウジさんにでかいバイトが来た。しかし3/0のフックが真っ直ぐに伸びてバラシてしまった。GTかサメか?
夕方、第一シミラン島の南沖に出て、駆け上がりでカンパチを狙うことになった。行ってみるとかなり潮が速い。
重くて長いセンターバランスのジグを落としてみるが、ヒラヒラ沈みながらドーッと潮下に流されてしまい、難しい。
どうすりゃいいのかと思っていると艫で歓声が上がった。
コウジさんがCB-ONEで底近くで掛けたヒレナガカンパチをゲット。狙い通りの81cm。素晴らしい体高と厚みだ。
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あとはミヤさんがスマガツオを釣ったぐらいで不調のまま日没。潮が速すぎて夜釣りも断念し、納竿となった。
振り返ればコウジさんとノリックが主役の一日だった。見事な満月が海を照らす下、早く眠って翌日に備えた。
place :Ko Similan
fish : Mackerel Tuna, Rainbow Runner, Giant Trevally, Amberjack

2011年2月21日月曜日

タイ王国産GTの衝撃

コウチャンさんからmailあり。
曰く、「各方面より釣果を知らせよと催促頻りです。早くUPしてください。お願いします。もう長く持ちません・・・・」
で、速報だす。チラ見せね(画像クリックで拡大可)。詳細後日!
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2011年2月15日火曜日

ブロン・ドン島 沖に向って撃て

2011.2.6のfishingのお話。
ブロン・レ島でLeoさんが大ライントラブルを起こしたため、修復時間中にヒン8に移動した。
今回は凪ぎで攻めやすかったのに、ダツばかり。ヒン8は1周して見切り、次のブロン・ドン島にやってきた。
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この島はブロン諸島の北東の端、もっとも陸地寄りにある。
西岸に荒々しい磯が続き一見ポイントだが、プラー・モンが食うのは北西端の岬と沈礁、そして北東岸のリーフだ。
その北西端の岬と沖に向って長く伸びる沈礁、ここで開始した。ブロン・キノ島の北西端とそっくりでいい感じ。
岸から50m程を流していた時、僕はさらに真沖に向ってブルースコードV115をフルキャストした。
2回ジャークを入れるとゴーンと竿先が入った。岸向きで釣れないLeoさんにへへっとプラー・モンを見せる。
RJ:「Leoさん、沖向きの何もないとこで食ったよ」
早速沖向きに大遠投でポッピングを開始したLeoさん、「まるでモルディブで釣ってるみたい!」とご機嫌だ。
僕は「用務員のおっさんが沖には1匹しか居ないってゆうとったで~」と小学校ギャグでLeoさんを茶化す。
その瞬間、Leoさんの7seasポッパー40にガバーンと水柱が上がった。予想外。Leoさん、「え、うそ~っ!」と叫ぶ。
長い距離を巻いてプラー・モンを仕留めたLeoさん、さらに沖向きキャストを続けた。
ここの沖向きは反応良かったぞ。1匹が何回もバイトしてきたし。2人で8バイトあり、プラー・モンが4匹釣れた。
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最後はLeoさんと僕がダブルヒットだったのでファイトシーンが撮れなかったのだが、あれは笑ろたね。
近めで回収中のポッパーが襲われ、あまりの引きにLeoさんはキャビンの上から船べりまで貞子ズリズリで落下。
これはでかいぞと思ったが、Leoさん、魚影を見て「長い~っ!」と一言。
ちょっと残念、丸々と太ったバラクーダ107cmだった。Leoさん、海に落ちなくて良かったね。
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16:40納竿、穏やかな海を渡ってパクバラに帰港した。
2日間・2人でプラー・モン19匹。サメ(ツマグロ)やバラクーダも楽しませてくれた。
1日目のタルタオ島は不調、2日目のブロン島は上手く回れてかなりのバイト数。バラシが多すぎたことが反省点だ。
あぁ、土日だけではなく、もっともっと投げ続けたかった。せめて3日間あれば…
今回も心躍るアンダマン海ルアー釣りの旅だった。それはタイランドの南の海に散らばる夢のかけらを集める旅。
place: Ko Bulon Don, Satun Province / Thailand
fish: Giant Trevally, Barracuda

2011年2月13日日曜日

ブロン・レ島 それなりの備えをせねば

2011.2.6のfishingのお話。
いつも釣れる場所には行っておかなければと、次はブロン・レ島の西磯に移動した。
ブロン・レ島はこうもりのような形。
西端に並ぶ磯群は、リーフと複雑な潮流に囲まれたこの島一番の大場所だ。
その西端の離れ磯前、ナブラがジャッ、ジャッ、と音を立てて逃げ惑ってる。活性高いぞ。
ピックアップ寸前、目の前で赤いブルースコードV115めがけてガバッと食った。プラー・モンいただき。
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離れを一周し、同じ場所に来ると、今度はLeoさんのスキッターポップにガバッ。
おぉぉすごい竿の曲がり、これはデカそうだ。カメラを構えたが、ビューッと走ってラインブレイク。ああ、残念。
Leoさんノットの時に締め過ぎちゃうん?Leoさんが結んでて、ぶちっと切れるとこ見たことあるぜ(極秘)。
次は岬周り。ここで僕は小物タックルに持ち替えていた。
ところが、ワンダー90に子供がプールに飛び込んだかのような大水柱がドバーン。ぶっ飛ばされたか…
Leoさん:「今の、それじゃ絶対無理ちゃいますん?」
RJ:「すみません。なめてました。」
切られたばかりの人の言葉の重み。実物だけが見せうる巨大な痕跡。
そう、大場所では大き目のタックルを万全の状態にして臨まなければ取れないということだ。
具体的に大き目とは、PE4号・リーダー80lbで14cm以上または60g以上のルアーが投げられるスピニング・タックル。
これを控えとして常にスタンバイしておく。
最近はヒラマサキャスティング用で7フィート台のいいロッドが一杯出ている。あれがいい。
GTロッドやGTポッパーは、残念ながらここでは出番は無い。
それではメインは何なのか?
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このブログ画像に並ぶ小型プラー・モンならPE1号でも2号でも取れるのだが、いつ大きいのが出るか分からない。
従って、メインタックルは7ft台のシイラロッド、PE3号・リーダー60lb、フックは最低#1ぐらいにして備えておくべきだろう。
僕は強めのシイラロッドにPE4号・リーダー80lb。これを2セット用意しておき、交互に使うという2トップ方式。
この方式は、PE絡みなどのトラブル時でも中断無しで釣り続けられるようにとの配慮だ。
ここからテクニック編。いつもおちゃらけた話しか書かないが、実は結構真剣にやってることを披露(笑)。
リールも竿も重い。それにチャンスにだけ投げる釣ではない。終日フルキャストだ。最低40m、大場所では70m以上投げる。
シングルハンドで手首を使う釣り方では2日間もたない。たとえ飛んでも。ダブルハンドのロッドで竿尻は脇で固めよう。
常にリールシートを持っていてはグローブしてても指の間がやられる。投げたらすぐにフロントグリップに持ち替えること。
手だけではなく、体全体でルアーに命を籠めてアクション。足元でも食う。きっちり船べりまでルアーを引ききること。
船はナチュラルドリフトの時とエンジンをかけてゆっくり進む時がある。それぞれにふさわしいキャストとリトリーブがある。
エンジン推進の時は遠投にこだわらずショートゲームに変えること。また止めの少ないアクションに切り替えること。
遠投してチマチマやっていると、すぐにルアーは船尾の彼方…。動きが死ぬし、掛けてもLTBのスクリューで切られる。
ポイントは岸沿いだけではない。陸ッパラー時代を思い出せ。駆け上がりの上や沖も見逃すな。
ミヨシにいるのなら岸、進行方向、沖と投げ分けてパートナーに情報を与えよう。
胴にいて岸に投げていても、底が見える場所に来たなら、迷わず沖向きに投げよう。
右手でも左手でも投げられること。同乗者がいたり、船の装備が邪魔な時はこれ必須。できなきゃ人釣るよ、竿折るよ。
調子が良ければ何でも食うが、食いが落ちたらパートナーと攻め方を変え、誰かがヒットパターンを見つけ、共有しよう。
ポイントでトラブル処理や休憩をせず、移動時間にまとめてやる。ポイントではきっちりキャスト。嫌なら泳いで帰れ~っ!
浅場や小場所ではリーダー40lb・9cm級ルアーの小仕掛けをシーバスロッドで投げて遊ぶのも楽しい。
お遊びから勝負タックルへの切り替えが遅いと、力負けバラシとなる。いつもそのような傾向を実践中(笑)。
上記のどれが普遍的で、どれがタイランド・アンダマン海ルアー釣り特有のものか、それは自分で行って判断してほしい。
place: Ko Bulon Le, Satun Province / Thailand
fish: Giant Trevally

2011年2月11日金曜日

ブロン・キノ島 ポッパーに大外道

2011.2.6のfishingのお話。
ブロン・キノ島の周囲を何回も流した我々は、最後に北西端の大場所を釣ることにした。
ここは全方位キャストが可能。投げきった沖か?それとも足元か?魚はどこから出るか分からない。
Leoさんが7seasポッパー40gをショートポッピング、プラー・モンを上げた。Leoさん、朝からここで5匹目。
直後、左舷近くまでロングジャークしてきた僕のポップクイーンにガバッと魚が出た。合わせも決まった。
おぉ、力強いファーストランだ、と思っていたらどんどん力が強くなる。これは只者ではないぞ。
大場所なので、こっちはダイコーHemingway HBGC-77BDという強力な竿に持ち替えていた。画像一番左の竿ね。
魚はドラグからPE4号を引っ張り出しグイグイ走る。パワー勝負のつもりが、ポンピングで巻いてはまた出される。
船底を横切って左舷から右舷、また左舷、また右舷と激しく動く魚。勘弁してくれよ。
その度にロングテールボートの船首にある長い装飾を越えて、片手で竿をサイドチェンジ。バラさんようにね。
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これは大変だ。GTか?大型ハタか?あかん、魚が見えてしもうたわい。サメだ……。道理で引くはずよ。
頑張って浮かせると爺助手がギャフ入れ失敗。また走られてその後も2回失敗。プロやろがっ!
2人がかりでやっと船に引きずり上げたのは145cm、23kg(市場で計量)のツマグロだった。
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普段はおとなしいらしいが、さすが人食い系をたくさん含むメジロザメ科、凄い歯がズラリと並んでいた。
船頭と助手が「要る!要る!」と大喜びなので可哀想だがキープした。何でも1,000バーツ以上で売れるらしい。
竿、リール、ライン、ノット、リーダー80lBは全てびくともしていなかった。疲れたが、ファイトは5分もかかってない。
しかしポッパーはボロボロ、ST46#1フックは伸び、スナップ100lbも伸びて外れてSカン状態になっていた。
Leoさんが「ありえない傷。よく上がりましたね。ついに幻のGT20kgオーバーかと思いましたよ」と。
僕も初めはそう思ってたよ。だって、ポッパーだもん……。
この軟骨系大外道、どう評価すべきか。ツマグロって……「ツ」が抜ければマグロだったのにな。
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place: Ko Bulon Kino(in other name; Ko Bulon Rang), Satun Province / Thailand
fish:Blacktip Reef Shark

2011年2月10日木曜日

ブロン・キノ島 いつもハイテンション

2011.2.6のfishingのお話。
前日はタルタオ島が不振だった。朝5:30出船、迷わず目指したのは…
いつ行ってもプラー・モンのストックが豊富で楽しませてくれる場所。ブロン・キノ島。
タルタオ島から針路北北西、航程1時間。朝焼けの海は寒かった。
東端のリーフから北岸を流し始めた。いきなり3投目でLeoさんがプラー・モンをゲット。居るねえ。
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僕にもガツンと来るのだが、シーバスタックルでバラしてばかり。針が伸ばされること4回と、お粗末な限り。
中にはこりゃ上がらんわ、という魚もあり。悔しいっす。それでも意地で細仕掛けにこだわって続けた。
何とかギンガメアジを2匹釣る。そしてやっとプラー・モンがワンダースリム90で釣れて一安心。
愛竿の旧アルテサーノはしなやかで強く、愛機10セルテートはヌルヌル回ってトラブル無縁。とてもいい。
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駆け上がりの北岸、リーフの南東岸、ワンドと沖へ突き出した低い磯が並ぶ南西岸、どれも違った魅力を放つ。
そして沈礁がラナ島に向って長く伸びる北西端。ここは常にナブラが立ち、プロの漁船もよく立ち寄る大場所だ。
島の周りを交互に何回も攻めるが、その度にあちこちでちゃんとバイトがあり、2人で「この島、濃いね~」と。
その割りにバラシが多くて、実際に釣れる数はたいしたこと無いのだが、本当に素晴らしい島だ。
その後もLeoさんとダブルヒットだのセミダブルヒットだの(何じゃそれベッドかい?)。
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1月21日施行の珊瑚礁保護法でダイビング・スノーケリングが禁止になったこの島。
シミラン諸島のように釣りも禁止、見つかったら罰金&釣具没収かと思ったら、釣りはOKとのこと。ホッ。
存分に楽しませてもらった。タルタオ島を見切って朝イチからここに来て正解だったね。
Leoさんと僕の統一見解。「何で皆ここに来ないのだろう?」。そんなテンションの高いキノ島だった。
place: Ko Bulon Kino(in other name; Ko Bulon Rang), Satun Province / Thailand
fish:Giant Trevally, Bigeye Trevally

2011年2月8日火曜日

タルタオ島西岸 ちと静か過ぎた

2011.2.5のfishingのお話。
昼前からLeoさんと2人、タルタオ島北端から始めて、雰囲気のある磯を投げていった。
ダツさえ来ない。何も居ない。島の北側はいつもこうなんだよな。居ないはず無いんだが…。
バンガローを予約して再開するも、期待の西2番磯から4番磯まで生体反応なし。
ベタ凪。サラシなど全く無くて、落ち葉が浮いた海はトローンとしている。
これは大移動しかないな。大きく南へ12番磯まで下って、釣りながら北上することにした。ここもトローンだけど。
始めてすぐ、やっとLeoさんがポップクイーンでプラー・モンを釣る。小ぶりだが状況から見て良しとしよう。
8番磯、Leoさんプラー・モンを派手にバラシ。僕も昼から少ないバイトをずっと掛け損なっていた。
ようやく6番磯でラッキーのポインターSPにゴンと来た。マングローブジャック?いやハタだ。47cm、やった!
Leoさんがいいないいなを連発。君、中国人か?中国では「石斑魚」で最高級魚だしな。
5番で僕もLeoさんもプラー・モンを追加した。僕は完全に小物モード。シーバスロッドが満月に曲がって楽しい。
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夕方は、Leoさんがバラクーダを追加した程度で時合も無く過ぎ去り、18:30納竿とした。
釣り時間は十分あったけど、海穏やかで釣り易かったけど、活性低く、応えてくれる魚が少なくて。
タルタオ島は国立公園酒類禁止法が適用されるようになり、食堂のファラン客も概して活性低し。
それでもLeoさんは、今回の弾丸釣行に過去最高との評価を与えている。それはなぜかな?
この日のブーム、京都市立小学校系ギャグのためではない。溢れる釣りの楽しさが2日目に待っていたから。RIMG0810RIMG0812g
place : Ko Tarutao, Satun Province Thailand
fish : Giant Trevally, Grooper