2008年2月26日火曜日

久々のシーチャン島アジ釣り

2008.2.24の釣りのお話。この日は久々にシーチャン島沖でアジ釣りをした。
メンバーは僕と磯師noriさん、船釣り初めてのTomさん(日本人)、それにコ・カームヤーイの桟橋でたまたま一緒になったEさんご夫妻も同船。
Eさんはシラチャ在住の日本の方で、リタイヤ&ロングステイとのこと。とても温和ないいお方。
この日、いつものキャプテンタンの船(画像)はタイ人釣人にブッキングされており、15歳の息子オッの操船で一回り大きい船で出た。
しかしこうやって見るとキャプテン・タン(中央膝立て手釣りの人物)の船は殆ど沈船だね。
マテアジ小の上にマブタシマアジがドン
黒い海賊旗。客は全員覆面の海賊か?手回し起動のヤンマーエンジン搭載。常時浸水中につき常時要排水。でも好きだなあ。
さて、ポイントはホントに久々の列島最南端。しかし魚信は遠かった。
なぜか毒魚キハッソクが多く、アジ類はまばらで小さかった。
Tomさんは「おっ、メチャでかいっすこれ。50cm!」とか叫びながら25cm級アジばかり。
Eさんは不調だが、釣りの大好きな奥さんがどんどん釣る。いい感じだねえ。
親子船はこの場所を見切ってコ・カームノイに大移動。しかし状況は同じだった。アジ散発。
DSCN1623ika
暇なのでスッテを取り出してアオリイカ、メタルジグを取り出してシマアジ良型となったわけ。
でもクーラーは埋まらなかったね。原点回帰で豊漁を狙ったnoriさんも肩透かしをくらった感じだろう。
次週はnoriさん今回出張での最後の週末だ。彼からはバンサレーに行こうという強気の提案が来た。喜んで!
place : Ko Sichang
fish : Yellowltail Scad, Smallmouth Scad, Bigfin Reef Squid
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2008年2月24日日曜日

ZAUBER4000 シーチャン島沖でデビュー飾る

2008.2.24本日の釣りは、noriさんと協議の結果、原点回帰のシーチャン島沖アジ釣りをやろうということになった。
今日は色々な出来事があったのだが、初回として道具のお話。
新リール RYOBI ZAUBER 4000購入後、メインのSHIMANO 98 TWINPOWER 4000が壊れてしまった。
急遽PE25lbを壊れた方から新しいリールへ移動し、内部にグリースを十分追加して、本日の釣リでZAUBERがデビューだ。
投げ・巻き・糸ヨレ・ドラグ、どれも全く違和感なく快適。98 TWIN POWERのように加重がかかった状態で巻きが重くなることもない。
DSCN1629sima49DSCN1632sima49b
本日の予定時間終了後に、メタルジグ(gallop30g)でシマアジ49cm。性能も獲物も合格のZAUBERデビュー戦だった。
Place : Ko Sichang
fish : Small Mouth Scad

2008年2月23日土曜日

竿折れるとも心折れず

先日のバンサレー釣行で僕のサブロッドDaiwa Procatser 602MRS が根掛り処理の誤りでバキバキっと3つに折れてしまった。
去年の夏にシーラチャー・ロビンソン前の釣具屋で1,500バーツで買った。軽くて張りのあるいいやつだったのに、あまりに短い生涯だった。
彼の生涯の晴舞台は、昨年11/3のメタルジグキャスティングで40cm級シマアジをバンバン釣った日だろう。合掌。
DSCN1596
3つに折れた真ん中の部分は、PILOTのリフィルをPE20lbラインで装着し、ボールペンとして第二の竿生をおくることになった。
彼は折れて筆の道に入るとも、僕の心は折れることなく後継者探しを経て再び海に向かう。

2008年2月22日金曜日

シーチャン島のイカダ釣り

2008.2.17の釣のお話。
この日はシーチャン島のジンダ筏に釣行。これだけシーチャン島に行き倒しているのに、何と初めてだ。
今までなぜ行かなかったかというと、他のお客さんに迷惑をかけず勝手に釣りが出来るのがチャーター船だから。
しかし、「誰も連れがいないけど釣りに行きたい」という状況になって「そうだ、筏がある!」と前日気づいて予約した次第。
朝市でイカやらエビやらの餌や氷を仕入れ、7時の連絡船に乗り、筏まで渡してもらって8時半には釣り開始。
場所はシーチャン島北端の磯の前だ。常連さんの隣の北西コーナーに入れてもらったが、そこは黒鯛とシマアジのポイントだという。
結論から言うと、隣の常連さんは黒鯛40cm弱を4枚+30cm級を1枚、すごいね。僕はキス・イトヨリ・フエフキ小を少々。
黒鯛は根回りにエビ1匹掛けの仕掛けをブッ込んで底でアタリを待つというやり方。根掛かりとの戦いの中から黒鯛が上がってくる。
周りを見ると、なれた人は皆、筏から岸向き磯際に投げて黒鯛狙い。ほぉ、そういう釣場であったか。日本の筏とは随分違うな。
僕の前は砂地で、黒鯛のアタリは無かった。別の竿で沖向きに投げて砂地のキスとイトヨリを狙ってみたが、魚影が薄くて…
結局ビニール袋1杯分だけ前記の小魚が釣れただけでした。14時納竿。
日本からの出張者を酒池魚林でもてなそうという試みは、筏の泡と消えた。
出直し、筏修行の必要ありだな。大きな屋根があり日陰で涼しいし、揺れも小さく、非常に快適だった。また行きたいジンダ筏!
DSCN1593
place : Ko Sichang
fish : Ornate Threadfin Bream

2008年2月10日日曜日

ベタ凪のバンサレーで連敗

2008.2.10の釣のお話。
今日はWatさん(タイ人)、Isaraさん(タイ人)、Noriさん(磯師)、僕の4人でバンサレーから出船した。
船は1/27と同じキャプテン・ユーンのトン号。
夜半前に出船し、まず餌のイカを釣ろうということになった。
両舷に煌々と電気をつけてイカを誘いますが、ダツやサヨリがちょろちょろするだけで殆どイカが寄ってこない。
結局、掬ったの入れても4杯だけという状態で、キャプテンは「イカはダメじゃー、魚を釣ろう」と消灯。あれれ、早く来た意味無いじゃん!
僕以外の3人はここで就寝、僕は潮が飛ぶように早い闇夜でずっと中小物を狙ったが、殆ど釣れない。
クラム島の北端に移動した6時半前にようやく白んできて、Noriさんも復帰したが、ここから急に雑魚の猛攻。がっくり。
そんな中、船尾にセットした僕の大物仕掛け(イカ一匹掛け)に強烈なアタリ、しかしスパッと16号ハリスが切られてしまう。バラクーダか?
おのれがっ、ハリスを2ヒロ半に長くして再投入。僕が小物竿に行ってる間に何かまた来たぞー。船尾に走って114Hをグリグリ巻き。
鏡のようにベタ凪の海面をザバーンと割って黄色っぽいサメが浮いてきました。コレもがっくり。即刻船から退場いただいた。
DSCN1587same
この後は、大物竿は沈黙を続け、小物竿は砂地では雑魚ナカリンの猛攻、岩場では根掛かりロスト多発の中で小型ハタという、前回同様の状況でした。
笑ったのはお昼ご飯。キャプテンが米を炊いてブロッコリー炒めを作って皆に振舞ってくれたのだが…。
 ①僕が一口飲んだ1.5㍑の水がなくなって探していたら、キャプテンが米を炊くのに勝手に使っていた。残りはグビグビ飲んでいた。
 ②腐ってボロボロになっているトイレの扉の前の床で調理していた。
 ③炒め物の素みたいなのを袋から直接どさっと入れた。おおっと思っていたら、更に味の素を大匙一杯入れた。おお~っマイガッ!
はい。おいしくいただいたよ。
実績のある場所なので、釣れないのは海の状況のせいか、船頭のせいか、餌か、腕か?
Noriさんと二人での帰り道、このバンサレー連敗について次回以降どうすればいいのか解決策が見つからず唸ってしまった。疲れた~!
place : Bang Sare ~ Sattahip
fish : Leopard Shark

2008年2月9日土曜日

リョービ ザウバー4000 (RYOBI ZAUBER 4000)

今日、リールを衝動買い。関西では今は無き?リョービのリールだ。
Designed and engineered in Japanと刻印が入っている。しかしMade in Chinaという事実はどこにも書いてない。
 
僕は学生のころProskyer7という投げ専用リールの名機を使用していた。
スピニングリールにトラバースカムを縦置きして世界初の完全平行巻きを達成した画期的なヤツだった。
この機構は強度に欠陥を抱えていながら、現在の高級リールのすべてに採用されているといってよい。
しかし、1980年代になると鋳物屋RYOBIは、釣具屋本職daiwaに離され、自転車屋shimanoにぶち抜かれ、敗退を重ねていく。
そして90年代末期、自らが立ち上げたトラバースカム縦置きを捨て、ボディ内壁の溝をなぞって平行巻きを達成するというRFOを投入した。
強度面で優位に立ち、最後の名機メタロイヤルを世に放ったものの、もう市場はRYOBIに振り向かなかった。
そして上州屋への事業売却。僕らに夢を与え続けてくれた技術屋さんは今どこへ?
その後は、国内での後退を埋めるように、海外市場での展開やOEM生産に軸足を移しているようだ。
しかし、ここタイではしっかりRYOBIというブランドを着たリールが並んでいる。価格帯も上位。嬉しいことだ。
 
このZAUBER4000。shimanoのような外観だが、赤をあちこちにあしらい、脚部やローターに⊿型の窓を配した美しいデザイン。
スペックを見ると、オシュレーションはRFOではなくトラバースカム。残念!ハンドル4回転で1往復と超スロー。
ボディーもローターも全部金属のため、重量は315gとずっしり重い。ボールベアリングは8個+1個。
買った値段は2,800バーツ(\9,200)。なんだか安くてかわいそうだな。タイ人にとっては高いんだこれが。
でも、大好きだったRYOBIに、こんな異国の地で再会して幸せ。
RYOBI_ZAUBER4000ようこそ。一緒に思い出に残る釣りをしようぜ!