2018年7月31日火曜日

ウムコマースでわらしべ釣法ニベ

ウムコマースのモルネ船頭から「ディープラインに行きたい客の予約が入ったから来ないか」と誘いがあって出かけた。僕はモルネ操船の中型船ワイフィー号に乗った。息子のディラン船頭も小型船フィレット号で同行だ。両船は北のウムガババ方向に進み、水深80mから釣り開始。僕は210gのジグにパドルテールワームといういつものセット。通常なら結構アタリがあるはずが、この日はさっぱり。餌釣りの他客にばかりイングリッシュマンやスリンガーの大型が釣れる。僕は11時までジギングで粘ってルリハタ1匹の極貧生活。

手ぶらでは帰れないのでここから餌釣りに転向だ。忙しく当たってくる小型のデーン(真っ赤で出っ歯の鯛)に耐えてると、強烈な引きが来たがバレてしまい、中型のスリンガーだけが付いていた。何だったんだろう?

その正体が分かった。それまで暇そうにしていたマリアンが「やっと魚が来たわ!」と叫んでウンウン言って巻いたら何と80cmほどのギールベックが浮いてきた。多分コイツの仕業だ。ギールベックはニベの仲間で、普通は夜釣りで泳がせ釣りで狙う。食っても朝方までのはずが真昼間に来たので驚いた。ここでモルネ船頭から「ギールベックは群れで居る。皆、下バリにイワシ丸ごとか魚のフィレをでっかく付けろ」の指示が飛んだ。次の流し、艫でバタバタっとメートル級のギールベックが2匹上がった。僕には53cmのウメイロが来た。嬉しいけど集中してる相手が違うのだす。僕は出港直後に釣っておいたアジをムツ針に掛けて落とした。アタリ無く、諦めて巻きあげている途中でゴゴーンと食った。いやーいい引きだね。ギールベックの85cmをわらしべ長者釣法で無事ゲット。

最後にシモフリハタとイングリッシュマンを追加して納竿。ジギングに拘っていたら坊主食らうところだった。後で知ったのだが、前日にすぐ南のロッキーベイでトラックの荷台が満載になるほどギールベックが釣れてたのだ。絶滅危惧種なので本来沢山釣ってはいけないのだが、群れで移動するので人間に根こそぎやられてしまう。まあ僕の1匹ぐらい勘弁してもらえるでしょう。

2018年7月26日木曜日

シェリービーチで還暦祝い鯛

Kさんから「知人の還暦祝いの会があり、ぜひ自分で釣った鯛でお祝いしタイ」との連絡があり、Kittyさんも加わり3人でシェリービーチ釣行となった。アリーのグループ6人とともに6:50に出船、トローリングは省いて最初から底釣りだ。前日はホワイトエッジハタが40匹の豊漁。アンドリュー船頭は「アタリがあったら巻かずに糸をくれてやること。十分食わせると確実に釣れる」と前日功を奏したハタの釣り方を説明した。

水深70mで開始。そんなにハタが濃いならジギングしかないよね。メジューム青200gで攻めると程無くアタリ。この引きは間違いない。船内第一号のホワイトエッジハタ50cmを手にした。実は僕は口火を切っただけで、後は甲イカ・ルリハタ・トロリーの3匹しか釣れなかった。ジギング厳しいっす。

還暦祝いに燃えるKさんは50cmのイングリッシュマンを釣って早々に目的達成、宴会をより豪華にするため、5匹のイングリッシュマンを追加、さらに47cmのキントキまでゲット。目的がある人は違うわ。Kittyさんはオマツリでグチャった仕掛けに55cmのホワイトエッジハタが付いており「釣り味ゼロ」と嘆いていた。オマツリが多い中、ボートは水深100m、130mと果敢に狙っていくが、トロリーやセブンティーフォーがアリーのグループに来ただけでこちら3人は成果なし。根掛かりでメジューム失くすし。あぁ、垂涎のディープラインで空振りは実に辛い。

50m立ちに戻って釣果の仕上げだ。ハタが釣りたいと言い続けていたKさんがついに47cmのホワイトエッジハタを追加した。僕はジギングが終日通用せず、Kittyさんは前半船酔い、中盤ジギングで空振り。釣りの神は使命感に燃えるKさんだけに微笑んだ。僕も次回は何か使命を持って行かんとな。メートル級のオジサン釣るぞとか…水死体が釣れそうやな。そうそう、Kさんの魚による還暦祝いの催しは大盛会だったとのことで、めで鯛!

2018年7月17日火曜日

ウムコマースで早上がりと出直し

6月末、ウムコマースのFilletに空席を見つけた。僕を入れて客6人だからちょっと窮屈だなと思った。そしたらロッキーベイの他のボートでオーバーブッキングが発生し、あぶれた客4人を受け入れるという。出船が1時間遅れた上に客10人で隙間なし。「俺が乗ると沈むから」と巨漢のモルネ船頭は操船を息子船頭ディランに任せた。
トローリングから始めるが、アタリもないのに2時間以上曳いて10時。釣りをさせてよ。やっとボトムフィッシングの時間になったと思ったら強風が吹き始めた。ボートは木の葉のように流される。風上に戻る時は波を被ってびしょ濡れ。僕ははなから諦めモードでハリス5号のサビキ釣り(笑)。他の客はほぼ釣れていないが、僕はオジサン多数にスリンガー、笛吹鯛と忙しい。今日イチの引きは31cmのマルヒラアジだった。そこで風上のシェリービーチから風速30ノット/時(15m/秒)になったとの連絡が入り、撤収決定。1時間40分しか釣りしてないんだけど!

翌週末、同じウムコマースのFilletで出直し釣行だ。好天を見越して深場を希望したインド人客5名がいたので、同船させてもらった。河口からパルプ工場の排水パイプに沿って沖に出ていくとパイプの出口でアタリ。インド人客2名がキハダ2匹、うち1匹は7㎏ぐらいあったな。

僕は停船時にジギングで狙ったけど不発だった。さて、念願のディープラインに到着。水深85mから120mを狙う。深いけど微風凪でまっすぐ落ちるしオマツリも少なく釣りやすい。初めは低調で、船頭はポイントを変えて探っていく。誰かにトロリー(キレンコ)が食えば、そこを流し直すと全員に食う。僕は200gのジグと2.5インチのパドルテールワームで攻めた。シモフリハタをジグで3匹釣った後、強い引き。どりゃーと底を切ってしばらく巻いてきたら切れた。上げてみるとリングとの結び目が抜けていた。多分結び方間違いで今年2回目。過去に経験ないんだけどボケたよな。しっかり結んで投入すると今度は違う引き。中層で走り回る。水面に現れたのは5㎏ぐらいのキハダ。刺身はもらったと思った瞬間、切られた。見るとワーム用の枝素12号がザラザラになっていた。あのな、水深120mで食うなよ、上げるまでにハリス痛んじゃうよ。
インド人客リーダーのZAK君は艫に座って9本バリの仕掛けを操る。4㎏のヤイゴハタ、3㎏のイングリッシュマンと連発だ。いいなあ。僕はジグ・ワーム半々でソルジャー、トロリー41cm、オジサン43㎝。ちょっと暇。

何とかジギングで深場のハタが釣れる確信が欲しいので、予備竿ジギングセットをディラン若船頭に貸してやらせてみた。左手巻きをものともせずすぐにトロリーやソルジャーを釣って「この道具いくら?」「面白いな~これ、僕も買い揃えなきゃ」と。でも南アフリカ売ってないんだよね。フォールを多めにしたりピッチを変えたりしてみたが、結局ジグに良型ハタは来ず、風の出る前に納竿。物足りないけど精一杯しゃくって釣れなきゃそれが実力ということ。厳しいね。次はディープラインいつ来られるかな…。