2010年4月30日金曜日

4月のサトゥン弾丸 ②濁りを避けてクラン島へ

2010.4.25のfishingのお話。
6:00に出船。船頭の提案はこうだ。前日好調だったタルタオ島西岸を南から北に向けて釣り上がろうと。
かなり南まで行って、海を見ると驚くほどの濁り。食うかもしれないと皆で一生懸命投げてみたが反応なし。
3人、これでおおいにくじけた。あきさんの提案で、1時間西沖にあるクラン島へ大移動だ。
北東の岬から取り付いて、北岸をキャストしていく。イチ、ニ、サン、ダーッ!涙出るほどダツばっかし。
ここクラン島、以前はプラー・モンやクイーンが結構居たのに、いったいどこへ行ってしまったのだろう。
そのうち船は、2個イチになっているクラン島中央の継ぎ目まで来た。
僕は船頭に頼んだ。「珊瑚の浅場まで行ってくれ。ハタを釣るから。」
船は微速で青い珊瑚礁の湾内に入り、一番奥から風に乗せてU字型にゆっくり戻る。素晴らしく海が綺麗だ。
この間、3人の投げる小さなルアーにモヨウハタとチェッカー(アミメフエダイ)が出まくり。実に楽しい。
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湾を出ると、あきさんが岸沿いに投げ込んだK-TENに黒い魚体が2度飛沫をあげ、フッキングした。
魚は深場に向け一気に走る。
あきさん : 「うわ、艫に走った。なんやコレ!」
よねさん : 「黒かったし。エイでしょ」
僕 : 「首振ってるし。それは、アイナメやで」
おやじギャグを浴びながら上がってきたのは良型のプラーモン、今日イチ。あきさん、ここまで来て良かったね。
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この後は風が強まり、タルタオ島に戻ってみたものの、ひどい濁りで魚達は全員退去の模様だ。
最後に僕が右下の超大型GT(爆)を釣って雷雨終了。楽しい2日間だった。
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最近悩まされるタルタオ島の濁り、何とかならんかな。折角の釣り場のポテンシャル台無しじゃん。
スレイマン船頭は盛んに「次はいつ来るんだ?」と聞いてくる。
でも、アンダマン海は5月からモンスーンで荒れるからねと即答を保留した。
実は荒れる時期の静かな日がいいような気がしている。サトゥン釣行、次はいつかな…
place : Ko Tarutao, Ko Klang
fish : Checkered Seaperch, Giant Trevally

2010年4月29日木曜日

4月のサトゥン弾丸 ①小型連発

2010.4.24のfishingのお話。
よねさん、あきさん、リュージョンの3人でタルタオ島に出かけた。
久々に、ラムカムヘン大学から帰ってきたスレイマン船頭の操船だ。
昼ごろから西磯でキャストを開始した。晴天微風で凪。釣りやすい。
始めてすぐに、よねさんがK2Fでプラー・モン51cmを釣った。早すぎ。
すぐにまたよねさんと僕ががクイーンフィッシュのダブルヒット、69cmと64cm。
ふふっ、今回は行けるんではないか?
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2番磯、3番磯、4番裏あたりまでは、ボツボツとプラー・モンを追加していった。
沖目に投げると、たいていはダツだが、1回大きなクイーンを掛け損なった(悔)。
ところが期待していた4番~6番が、プランクトン系のひどい濁りで釣りにならない。
大きく南に動いて11番から北向きに戻りながら釣ることにした。濁りはやや薄く、何とかなりそう。
ここから、各磯で必ずチェイスがある楽しい展開になった。
あきさんはどんどん数を伸ばし、プラー・モン10匹。
よねさんはプラー・モン6匹にバラクーダ。
ところが僕は最悪。ダツにDesperadoの穂先を折られるし、良型プラー・モンにライン切られるし(号泣)。
独り密かにプラー・モンぼうずだし。
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釣り終えて島に上がると、いつもは多い外人が全然居ない。タイ人が少しだけ。
晩は4人で1,000バーツのバンガローをシェアして泊まった。僕の部屋は扇風機が壊れてて汗じっとり。
前夜、楽しみで楽しみで徹夜のまま来ちゃったので、汗まみれでもぐっすり。
風と波の音のしない、本当に静かな晩。トッケイだけが鳴いていた。
place : Ko Tarutao
fish : Giant Trevally, Tarang Queenfish

2010年4月24日土曜日

モルディブGT遠征 ④遊覧拒否

2010.4.12午後のfishingのお話。
午後は小島に上陸して小物を釣ったり泳いだりしないかとクルーに勧められた。
そういうのも大好きなんだけど、ここは迷わず遊覧を拒否、GTに専念することでLeoさんと一致。船はさらに北東へ向けて発進した。
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Leoさん、ファーストラン対峙。かっちょええ!
まずLeoさんがマギーガーラで1匹釣った。87cmの黒っぽいGT。僕もseven seasの黒金ペンシルで91cmをゲット。
暑いけどコンスタントに大きなバイトがあってたまらん楽しい。青い海、強い日差し、でっかい水しぶき。感動の涙(ToT)。
でも乗らない時はたまらん悔しい。何でじゃーと悶絶すること幾度、幾千度。
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ベタ凪でGT91cmとバラフエダイ
上のバラフエダイはLeoさんがリーフの中までペンシルを打ち込んで釣ったもの。すぐにシェフが食材にと卸していた。
僕はすべてのルアーに魂を入れようと、未使用のものを順次投入した。
Seven Seasの大カップ130gポッパーはすぐに仕事をしてくれた。101cm、ちょっと大きめで嬉しいな。
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Zenaq Fokeetoで101cm
クソ暑い中、大口径のポッパーは疲れるね。で、軽い道具で遊ぶと、水柱ドバーン。80cmGTでも竿が良く曲がって楽しい!
このDaiko Hemingway HWC710MLって竿(下画像)、小アジサビキからGTまで何でもこなす僕の片腕。お気に入り。
ペアを組むリールはDaiwa Exeller 4500T。1万円ちょっとのGTをなめたようなリールだが、頑丈、ノントラブルの仕事師だ。
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Daiko Hemingwayで80cm
Leoさんは下の85cmを最後にスランプに陥った。来る魚来る魚ばらしまくり。
一度は30kgオーバーにガチのされ。船べりに竿が張り付いて、立ち直す前に4/0フック伸ばされてバラシ。残念!
次の朝も入れると6連続バラシのLeoさん。掛け損ないではない。一度掛かってからのフックアウトばかり。
この日までは食いが良かったのに、本当に勿体無いことをしたな。
17:30、OK, time up!とキャプテン・アフの締め宣言。静寂のインド洋に美しい夕陽が沈み、暑く長い一日が終わった。
Leoさん疲労困憊で「明日投げられるかな…」。僕だけ元気ピンピンでごめんね。
DSCN4382t CIMG0196 夕焼けのち大荒れ
この2日目はLeoさんが4匹、僕が5匹、合計9匹のGTを釣ることができた。そうか、初日の8匹はまぐれじゃなかったのね。
ならばあと2日がんばって、佃煮ができるぐらいGT釣っちゃるからなどと笑いながら早い床についた。
しかし、目を閉じて浮かんでくるのは掛け損ないやバラシのシーンばかり。
Leoさんはバラシ地獄の渦中に居ながら、ミスの後でも追い食いさせる技を身に着けつつあるようだ。
それに引き換えこの僕は、ミスの後「速過ぎ!」「遅い!」とかクルーの指導ばかりで全く結果を出せてない。駄目だなぁ。
この晩は嵐でよく揺れ、何度も目が覚めた。まだ翌朝からの不振は予想できていなかった。
place : Northern Malé Atoll, Maldives
fish : Red Bass, Giant Trevally
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前へ (モルディブGT遠征 ③無風灼熱)

2010年4月22日木曜日

モルディブGT遠征 ③無風灼熱

2010.4.12のfishingのお話。
初日はマレ環礁を北西に進んで船中泊したが、2日目はそこからさらに北東に向かった。
そこで我々を待っていたのは快晴無風灼熱の海。
期待の朝飯前はバイトすら無かった一方、暑くて全身汗びっしょりになってしまった。
普段朝食をとらないLeoさんも、必死で食事と水分を詰め込む。
朝食後、やっとカスミアジやバラフエダイのお出ましだ。このバラフエダイは75cmあって、何かうれしかったなあ。
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カスミは放流、バラフエダイは晩飯に
太陽はどんどん角度を上げ、デッキは鉄板焼き状態。息が浅くなってきた。
熱射病やばい。服の上から水をかぶってかぶってキャストを続けた。
10時を回るとやっとGTの大魚信が出始めた。僕は10時に1匹目75cm。Leoさんは10時半に92cmだ。
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暑い、重い、またキャストー!
この暑さでの重労働、夕方まで持つんかいな。釣ったGTも一瞬で干物になりそうじゃ。
11時にLeoさんがちょっと良い型を掛けた。もうすっかり慣れて、笑顔でファイトしている。
「92cmも100cmも楽に上がりました」だって。道具がいいからな(ボソッ)。
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Leoさんマギーガーラで連発、100cm
僕もLeoさんもあまりの暑さによる消耗で引き重りのするポッパーが嫌になり、ともにペンシルをヒョコヒョコ引いていた。
キャストもブン投げから楽投げに変えてちょと手抜き。それでもバイトは結構ある。相変わらずフッキングは難しい。
うまく操作すれば、ミスした後でも追い食いさせることができるようだが、失敗ばかり(>_<)。
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ベタ凪の昼飯前に釣った76cm
やっと釣るとルームボーイのココちゃんが素早く針をはずし、僕にGTリリースを迫る。リリースするとすぐに「カスカスカース!」
リーフ周りのかけあがりが太陽に映えてすばらしいブルーだ。海底を良く見るとナポレオンやハタがいっぱい居る。すごいな。
あ~しんど。昼飯休憩まだかな…何度もキャビンの中を見る。人間も干物になっちゃうよ。
place : Northern Malé Atoll, Maldives
fish : Bluefin Trevally, Red Bass, Giant Trevally
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前へ (モルディブGT遠征 ②ノーキャスト・ノーGT)

2010年4月20日火曜日

モルディブGT遠征 ②ノーキャスト・ノーGT

2010.4.11午後のfishingのお話。
昼食後、船は北に進みながら次々とリーフを狙っていく。
ポイントに着くとクルーから「カスカスカース!」←(cast!ね)
この午後は魚の活性が高く、巨大な水柱が次々とルアーを襲った。
Leoさんは105gと小柄なペンシル(マギーガーラ)をスロージャークで操るのに専念、これが当たったね。
2匹目のGTは大きかった。ステラが滑らかにラインを吐き続ける。
魚の走りが止まると、落ちないようにクルーに背中を支えられたLeoさんが必死にポンピング。無事115cmがネットイン。
クルーが「ヤングマン、ノーパワー(ー_ー)」と茶化すが、Leoさんヘロヘロになってちょっと休憩。
すると来るわけだ、「カスカスカース!ノーカス・ノーGT!パワーパワーパワー!」
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↑115cmどーん
さらにLeoさんのマギーガーラはGTを呼び続けた。90cm、続いて117cm。
Leoさん、「117cmの時はもう握力が無くなって、竿が落ちるかと思った」そうな。
念願の膝乗せ写真、実際やってみて初めてわかった。
釣ったGTって力を使い果たしてるからか、ピクリとも動かないのでこれができるのね。
こんな魚に暴れられたら大怪我するのではと、皆さんの写真見ていつも不思議だったのよ。
ちなみにフックは全てバーブレスにして、釣ってすぐ口からホースで海水を給水、急いで撮影してすぐリリース。
するとビューって泳いで帰っていく。なんと撮影向きの魚だろう。
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↑90cmと117cmずずーん
僕のほうは、朝から使い続けているセブンシーズの120g赤白ポッパーにLeoさんを上回る数のバイトが襲う。
しかし、ともかくフッキングしない。掛かっても途中でバレる。だからクルー達の声援というか罵声を受け続ける。
チェイスが見えると「カミン・カミン!」、フッキングできないと「ミス・ミース!」、バラすと日本語で「ダメダこりゃ~…」
そしてすぐに「カスカスカース!ノーカス・ノーGT!」
好きでバラしてるんじゃないんだ。悔しくてもうブチ切れそうなんだけど、何で掛からないのかわけがわからない。
バーブレスだから少しでもテンションが変わると外れるのか、スレ掛かりしてるからなのか、合わせ不足?フックサイズ?…
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↑バラす僕と釣るLeoさん
僕はやっと釣れてもバラフエダイ。アオチビキ。そんな間にもLeoさんはペンシルでGTを追加。
75cmと小ぶりだったが、Leoさんもだんだん要領がわかって、魚を楽に上げることができるようになった。
さらに掛け損ないを続ける僕はフックサイズを5/0に上げたが、傷だらけで吸水したポッパーは重さに耐え切れず沈下、ありゃ~。
ようやく最後に「坊主逃れ」と呼ばれているらしいダイワドラドスライダーで80cmを一匹。これが午後唯一の一匹だった。17:30納竿。
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↑やっとライトタックルで80cm
結局初日はLeoさん5匹、リュージョン3匹の合計8匹。バイト数の1/3も取れなかったのが悔やまれる。でも本当に来て良かった。
僕は疲れは全く無かったが、Leoさんはキャストとファイトと暑さでかなり消耗、「明日投げられるかな…」と不安そう。
体力を勘案して採った策は、酒も飲まず夜釣りもやらず19:30に就寝すること。ここまで来たら他は眼中に無し、GT一本槍!
place : Northern Malé Atoll, Maldives
fish : Giant Trevally
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前へ (モルディブGT遠征 ①朝飯前ってあり?)

2010年4月18日日曜日

モルディブGT遠征 ①朝飯前ってあり?

タイの大型連休ソンクランに行ってきたモルディブGT釣行。1月にLeoさんと立ち上げたプロジェクトだ。
当ブログで募集を掛けるも、例によって問合わせさえ無い状態で、我等二人っきりの遠征となった。
皆さんホント愛情が無いんだから(爆)。だが、もう誰も止められない。
船中4泊、機中1泊で、4日間の釣り倒しプランだ。湯水のように金を使ってもスカ振り覚悟で臨む漢の釣り。
10日の昼にバンコクを発ち、夜21:30ようやくモルディブに降り立った。
スピードボートで沖の泊に行くと、多くの釣り・観光ボートが並んでいる。
その中のPearlwinという船に世話になった。キャビンの大きなモルディブ製の木造船。
1階が客室とシャワー・トイレと機関室に倉庫、2階が操舵室、リビング、ダイニングキッチン。前に広いキャスティングデッキ。
屋上は投げられるが高いので、魚が大きいと取り込めないだろう。
さあ、えらい遠かったけど、疲れてる場合ではない。早く寝よ寝よ!
ここからが、2010.4.11のfishingのお話。
朝6時に起きてコーヒー飲んで、用意にもたついたりして、やっと7時に重いGTタックルでブン投げ開始。
マレシティとエアポートシティが見える、ごく近場のリーフだ。こんな町の近くで魚居るんかよとちょっと心配。
僕はZenaq Fokeeto Trevally×Ryobi Fishing Safari 5000、ルアーはほとんどSeven Seas(タイ製)。
LeoさんはCarpenter DJ×Shimano Stella SW10000、ルアーはCarpenter、Fisherman、マギーガーラと日本製揃えだ。
ラインは2人ともPE80lb(6号)にリーダ130lb。全体的に僕の武器が大分見劣りするんだけど、どうかな?
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↑カスミ美しい、バラフエダイ旨そう
数投目、僕の赤白ポッパーめがけて水面が割れた。あまり引かない。スリムで青い点がきれいなカスミアジだ。幸先良し。
Leoさんは道具が重いとぼやいていたが、バイトが出るたびに「わーっ」と動揺が激しいのね。
そしていきなりの魚のヒットに、キャスティングデッキから一段下まで引きずり下ろされて「えーっ!」
ぬおーっと上がってきたのはバラフエダイの良型だ。「アカマス。美味しいよ。キープキープ」とクルーの方が嬉しそう。
また僕の赤白ポッパー120gがGT大飛沫に襲われる。同時に糞合わせ3連発でガッチリ乗った。
艫に向かってグォーっと長いラン、これを踏ん張って耐えると海底でGTの動きが鈍った。
ライン回収、また回収、ああしんど。ガッチリポッパーを咥えて浮上したのは115cmのGT。良型ゲット、わけないじゃん!
ここまでが朝飯前の1時間。こんなんあり?大ありなのよ。もしかしてここ楽勝ちゃうん?と思ったね、この時は。
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↑GT引く引く、重くて持てない
ヘヴィーな朝飯食って再開。船は、エッジに投げたら届く距離を保ったまま、リーフに沿って微速前進を続ける。
一人30分に1回ぐらい結構派手なバイトが来る。でも乗らなかったりバレたりばかり。
ある時ベイトフィッシュのナブラを見つけ、同時に投げ込んだ僕とLeoさんにGTがダブルヒット。これがやりたかったのよ。
僕のはすぐにバレたが、Leoさんはシーフロッグで取った。「必死で釣った」と後で言うぐらい苦戦したけどね。
Leoさん、「30kg目標で来たけど、85cm如きでこのパワー。GTの力を舐めてました」と。
ポッパーに疲れたLeoさんがペンシルに変えると、トップでスマガツオが釣れた。そういうのもいいよね。
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↑ベタ凪の海面からGT、スマ
僕もちょっと休憩気味にDaiko Hemingway HWC710ML×Daiwa Exceller4500×80gポッパーというライト系を投げてみた。
めちゃ楽だし、ちゃんと飛ぶし、バイトも連発じゃん!85cmのGTも糸を全く出さずに余裕で取れたしね。
でもリーフエッジまで投げて着水と同時にビッグバイト、一気に走られて根ずれでPE6号切られた(泣)。舐めたらいかんぜよ。
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↑ライトタックルでGT85cm
初日午前は予想を超える滑り出しだった。今迄の釣り人生裏街道から、いきなり日の当たる王道の真ん中へ来た感じ。
なんたってバイト数が多いのが楽しかったね。でもそれが焦燥と苦痛の原因になっていくとは、まだ気付いてなかった。
place : Northern Malé Atoll, Maldives
fish : Bluefin Trevally, Red Bass, Giant Trevally, Mackerel Tuna
次へ (モルディブGT遠征 ②ノーキャスト・ノーGT)

2010年4月15日木曜日

The Best of Times / Dream Theater

<アルバム名: Black Clouds & Silver Linings
父の死。それを鮮やかな思い出と溢れる感謝と悲しみで描いた曲。
どこにでもあるメロディーだが、このエモーショナルな演奏の素晴らしさはどうよ。
終盤9:59からのジョン・ペトルーシのギターソロは超絶速度・悲壮・円滑。
思わずマイクのお父さんに合掌。
いいよ、すごく。

2010年4月4日日曜日

ピピ島 裏磯&小物

2010.3.27~28のfishingのお話。
レムトンビーチの中央にエラワン・パームスという赤い屋根のリゾートがあり、その敷地を通って裏磯に抜けることができた。
真ん中に短い桟橋、両側はいい感じの磯が広がっている。
とっころが、満潮とうねりが重なって、パワーのある波が磯の上をザーッと洗っている。
少しは状況がマシな左側の磯に立ってみた。暫くポッパーを投げたが反応が無い。
深みからがばっと出てきても良さそうな雰囲気なんだけどな。
次第に強くなる波に危険を感じたので、写真だけ撮って退散。
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翌28日は、真昼間にシージプシーのロングテールボートをチャーターした。
東の風が強い中、短い時間だったが、ポッピングとラパラでのトローリングを試した。ともに全然反応無し。おかしいな。
そこで、バンブー島の周りの極く浅い珊瑚礁に移り、小型のルアーで小物を狙ってみた。しかし魚影薄く、殆ど追って来ない。
船は様々な形の珊瑚の上をゆっくり流れていく。晴れていたら素晴らしい景色だったろうな。
ようやくモヨウハタ、アオノメハタ、フエフキダイなどを釣る。一発来た強いバイトはフッキングに失敗。
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このあたり、プーケットから船が一杯来て、網でごっそり魚を取っていくので魚が少ないとのこと。
シージプシーの兄ちゃんから、「9cmぐらいのちっこいルアーを使って1kg~2kgのプラー・モンを釣るのがいいよ」と言われた。
僕の14cm級ルアーはデカいのだって。なんか、実釣果も地元情報も夢が無いのよね。ピピ島。
place : Koh Phi Phi
fish : Emperor

2010年4月1日木曜日

ピピ島 ルアーに食ったがサメに食われた

2010.3.27のfishingのお話。
昼頃ピピ・ドン島のレムトンビーチに到着、すぐに竿を持って浜を歩いていくと、シージプシーの村があった。
早速ロングテールボートでの釣りを交渉、4時間で1,500バーツか…。ちょっと高いが観光地なので止むを得ん。
東向きに開けた浜から沖を見ると、正面にバンブー島、やや左にモスキート島が並んでいる。出撃~!
20分ほどでバンブー島の手前に着いた。5mほどの水深でぶわーっと広がる珊瑚礁、ここ、いいね。360度キャスト可能だ。
2投目、早くも足元までプラー・モンが追ってきた。いるじゃん、楽勝じゃん!
10投目ぐらい、着水と同時に水面が割れた。またプラー・モンだが、掛からず。次のジャークにゴン!
ビューッと走る走る。こりゃスレだな。負けじと巻いてきたが、突然船頭が大声で「サメ、サメっ!」
大きな茶色い影が、掛かった魚を追ってきてガブリ。ひえ~、僕の魚どうしてくれるのよ…。
急に引かなくなった魚をサメより速く巻いて回収すると、???頭が無く、体だけ残って上がってきた。
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普通サメに食われると頭だけで上がってくるんだけど、スレで掛かってたからこうなったのね。
おかげさまで食べる部分はたっぷり有るけど、魚屋で買ってきたみたいじゃん。
「いよっ、奥さん、活きてるよっ!頭とワタ取っといたからね、ほいっ!」ってか。
尾鰭先端から背鰭前端まで42cmということは、元は60cmの魚だな。残念。
折角遠くまで来たんだから、思い出を汚さないでちょうだい、サメちゃんの馬鹿っ!
この後、ポッパーに良型の派手なバイトが出たが、掛け損なった。雷雨が迫り、結局2時間ほどで撤収した。
ピピ島。初めて来たけど、浜のすぐ前で釣れるっていいよね。
でも、遠過ぎるな。土日だけで来ると、金曜の晩出てプーケットに前泊しても、土曜の午後と日曜の午前しか竿を振れない。
同じピピ島なら、トンサイに船を待たせてすぐ出漁、バンガローに泊まって、翌日も時間一杯まで釣るのがベストか。
まあ弾丸釣行って、いかに糞時間を潰して釣り時間に変え、いい船頭捕まえて釣り倒すか、これに尽きる。
その実行場所として、ピピ島はちょっと遠いので、ぎりぎりの線にあるってこと。
魚半匹釣れただけでもラッキーとしておこう。
place : Koh Phi Phi
fish : Giant Trevalley (with shark bite)