2017年2月25日土曜日

ロッキーベイ怪しい

ロッキーベイのキャプテン・ウイカスのボートで出た。前日は良型ハタ4匹と好調だった模様。まずは水深50mで試し、潮が緩いと見るや水深90mに進出、これはチャンスとジギングに気合が入る。
キャプテンが4kgのハタを釣ったのに、僕のジギングには30cm前後のキレンコがまばらに来るだけ。他のインド人客がデカいのを掛けてキャプテンに叱咤激励されながら上げたのは10kgの某幻の鯛(完全保護魚種につき画像掲載さえできません)。びっくりだ。この世に存在するんだね。次にまた別のインド人客が掛けたのは猛烈に引いいてる。そのうち魚が水面を割って大ジャンプ。マーリンだ!餌釣りで針にかかった魚を食ったのだろう。キャプテンはマーリンを追って船を進め間を詰めていったが、3回の大ジャンプの後リーダーが切れた。

この日は無風ベタ凪で、キャプテンは「パラダイス!」「ビューティフル!」を繰り返し、暑くなると海に飛び込んで体を冷やしていた。ところが昼に怪しい雲が現れると急に風が強まり、片付けもそこそこに緊急退却。波をバンバン被ってパンツまでびしょ濡れで戻った。

結局僕はキレンコ15匹ほどの貧果。帰り道のガソリンスタンドでガンジーの子孫を名乗る怪しいインド人に「取引きしよう」と絡まれた。そこでガバっとクーラーを空けて「これ全部上げる」とキレンコを放出、喜んだインド人が小躍りしている間に脱出した。何か危なかったわ。結局手ぶらで帰った何とも言えない一日。

2017年2月14日火曜日

人間の証明のテーマ/ジョー山中 vs 想像されたウエスタンのテーマ/マウンテン

両曲がすごく似てるんだけど。題まで似てるし。
「人間の証明のテーマ」は1977年の映画の主題歌で映画にも出演したジョー山中の渾身のボーカルが強烈だ。作曲はあのルパンの大野雄二。 全部英語の歌詞だが「Mama, do you remember♪」で始まる親しみやすいメロディーが、切なく張り裂けそうなところまで盛り上がり、すっと戻る。見事な歌だ。
人間の証明のテーマ

一方の「想像されたウエスタンのテーマ」は、1971年のアメリカンロックの名盤、マウンテンの「Climbing!」のが有名。google機械翻訳でも使ったのかと思うようなふざけた邦題だが、元題がTheme for an imaginary westernだから「遥かなる西部のテーマ」のような感じだろうか。 作曲はジャック・ブルースだ。イギリス人。クリームのリーダーでベーシスト。そしてこの曲で繊細なボーカルを聴かせるのがフェリックス・パパラルディ。彼がクリームの名プロデューサーだった繋がりだね、多分。 アルバムClimbing!は力強い曲と優しい曲が交互に並ぶが、これは2曲目に鎮座していてフェリックスの歌上手すぎ、レスリーのギター格好良すぎで今も色々な人に歌い継がれる名曲。
Theme For An Imaginary Western

調べてみると、1975年にジョー山中とフェリックス・パパラルディは日本で共演していて、その時にジョーは「ウエスタン」を歌っていたのだ。 ジョー山中が見事に歌った名曲ウエスタン「みたいな感じで」映画の主題歌を書いてほしいと大野雄二にオファーがあったんではないかな?もう40年も前のことだから確かめようもないが。 盗作じゃなくてオマージュなんだけれど、こうやって歌と歌のつながりを追いかけていくのは面白いね。
最近ではBabymetalのNO RAIN NO RAINBOWはX JapanのEndless Rainのオマージュで、Endless RainはCinderellaのDon't Know What You Gotのオマージュというのがある。 才気あふれた作品は、その精神が尊敬を以て(一部パクってw)引き継がれるのだ。こういうのをカラオケで時代順に続けて歌いたい(爆)

2017年2月6日月曜日

シェリービーチでキハダジギング

シェリービーチにマグロを釣りに行った。潮が速いため底物釣りの客のキャンセルが出て、僕に穴埋めのお誘いが掛かったわけ。6:00出船、客6人と少ないので船頭一家が乗っておりファミリーフィッシングの雰囲気(笑)。沖の潮はゲームフィッシュが期待できるインクブルーの高水温。トローリングには程なく3ヒットだ。僕はGTロッドとツナロッドに両方ジグをセットして待っていた。魚が釣れてもすぐさまもう一本の竿でしゃくって時合を逃さないという作戦だ。早速ジギングに掛かってきたのは61cm・4.1kgのカツオ。久しぶりだね。次の群れに当たった時、水深50mまで落としてシャクるとガツンとアタリ。強烈なファーストランはカツオではないな。ミヨシでサイドチェンジしてまた戻って巻いて巻いてああしんど。キハダ97cm・12kgだった。他の客がトローリングで掛けるのはカツオばかりの中、ちょっと深めを狙ったのが当たったね。そうそう、ボートのトローリングには1回カジキが掛かった。皆が「ギャー!」「マーリンじゃー!」とか叫んでいるうちにジャンプしてバレた。釣れたらすごかったのに。

所々で盛んにカツオがジャンプしている。キャスティングすれば面白そうだが、投げたらすぐに魚が掛かるし、そうすれば船が止まるのでトローリングを邪魔することになる。「Ray、投げろ」と皆に催促されてジグをアンダーハンドで投げてくりくりっと巻くとザバーンと水しぶきが上がってバイト。カツオが釣れた。これを見た客が「へー、2秒で釣れるんだ。もっとキャストキャスト」と面白がる。父船頭が自分もと僕のジグを投げるが、左ハンドルのリールが全然巻けなくてバラシてばかりなのには笑った。
この後のジギングは60cm級のキメジが多く、ギャフを使わずに抜きあげてリリースを繰り返した。追加で57cm・4.0kgのカツオだけキープした。10時ごろもうゲームフィッシュは深く沈んでトローリングは終わりだなと思っていたら、艫で掛かった魚が大きそうだ。巨体の客がゼエゼエ言って巻き上げたのは1mオーバー・15kg級のキハダだった。僕のジギングにも良型が掛かって大分ラインを回収したところで船頭嫁の小型と絡んでモタモタしてたらハンマーヘッドシャークが現れて僕の魚をジグごと食ってしまった。あれ~。結局僕はジギングで15回掛けてキハダ5匹とカツオ4匹、バラシ6回だった。

クーラー満タンだったしもうお土産は要らんなったが、ポートシェプストンの河口沖でボトムフィッシングをやることになった。サンマの切り身を餌にまずはソルジャーの40cm弱、続いてキャットフェースハタの53cm・2kgを追加した。その後は潮が速いのと20~25cm級の魚の猛攻でどうしようもなく、12時に納竿した。釣った魚の総重量は45kg程度、一杯釣れたね。ちょっと疲れて帰りのパーキングで仮眠。家に戻って魚を下ろしていたら途中で断水、なんでやねーん!
fish : Yellowfin Tuna, Skipjack Tuna, Cat Face Rockcod, Soldier
place : Shelly Beach, KZN, RSA