2009年12月29日火曜日

作った胴突き仕掛を収納しよう

【収納編】
さあ、【製作編】でプラダンの仕掛巻きが出来た。これに実際に仕掛を巻いてみよう。
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①まず上の方の針から順に、左の穴、真ん中の穴、右の穴へと、3本も針先を差し込む。
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②下側のスリットに仕掛をはさんでいこう。一番左のスリットに、サルカンの付いた竿側幹糸を挟む。
2番目のスリットに、1番枝針と2番枝針の間にある幹糸を、U字型に引っ張って挟む。
3番目のスリットに、2番枝針と3番枝針の間にある幹糸を、U字型に引っ張って挟む。(画像)
一番右のスリットに、オモリ側の幹糸を挟む。
全体に均一に裏側に向けて引っ張る。結び目がちゃんと揃ったかな?
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③オモリ側幹糸の巻き付け。仕掛巻き右側上の方にあるスリットに、適当に巻いておく。
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④竿側幹糸の巻きつけ。仕掛巻きの裏側に、左手で中間部幹糸の2つのループを押さえつけておく。
サルカンの付いた竿側幹糸を、ループの上にクロスするように被せ、75mm位置のスリットに挟む。
あとは両側の55mmと75mmのスリットを交互に使って、仕掛巻き裏側だけをループを押さえながら往復させる。
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⑤収納完成。上のオレンジが表側のサンプル。下の青が裏側のサンプル。竿側幹糸を裏側だけで巻いてるのが分かるかな?
使う時は、サルカンの付いた竿側幹糸、針3本、オモリ側幹糸の順に外していく。
さあ、あとは釣りに行くだけ。豊漁祈願。行ってらっしゃ~い。

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タイランド小魚仕掛を作ろう!→タイランド小魚仕掛の仕掛巻きを作ろう!→タイランド小魚仕掛を収納しよう

2009年12月28日月曜日

胴突き仕掛の仕掛巻きを作ろう

さて、作った仕掛をどうやって釣り場に持って行くか。そう、仕掛巻きを作ろう。
プラダンというものがある。プラスチック製のダンボールね。これを切って作る。濡れても何度も使えるから便利。
例の汎用胴突き仕掛(仕掛全長120cm、ハリス18.5cm、3本針)用のものを例にとって説明しよう。
【製作編】
下の写真をクリックしてもらうと分かる。長さ245mm、幅60mmにまず切断。何個か同時に切っておくとよい。
これを少し加工する。針を刺す穴と、3種類の切れ込みだ。
DSCN3855 ←画像をクリックしてみてね
まず針を刺す穴。端から15mのところに、15mm間隔で3個穴をあける。ボールペンの先でブスっと押せばOK。
次、幹糸用のスリット(切れ込み)を4つ、針と反対側に12mm間隔で。
ハサミで5mmぐらい切れ込みを入れるつもりで切ると、すすすっと10mmぐらい切れる。
次、オモリ側の幹糸を巻き付けるスリット。右サイドの上から50mm、70mm、90mmの箇所に3つ切れ込みを入れる。深さ5mm程度。
最後、竿側の幹糸を巻きつけるスリット。両サイド、下から55mmと75mmの箇所に合計4つの切れ込みを入れる。これで完成。
仕掛巻きの長さはハリスの長さで決まる。幅と穴・スリットの数は針数で決まる。応用自在。
【収納編】に続く。

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2009年12月27日日曜日

胴突き仕掛を作ろう

去年、「坊主のおせっかい…これが仕掛だ!」というブログ記事を書いたら、それ以来、その記事に訪問者が絶えない。
でもそこには作り方が書いてないので、皆さん失意のうちに他のサイトへ去っていると思われる。
そこでおせっかい第2弾、画像付きシリーズ、行ってみよう。
近海で200g~3kgまでの魚を釣るための、ごく基本的な3本針胴突仕掛だ。全長120cmと短めだが、万能かつ使いやすい。
①まず針を3本結んでおく。ハリスはフロロカーボンの5号。長さは22cmにカットしておく。(僕の手を一杯に広げた長さが22cmなので)
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②幹糸にサルカンを結ぶ。糸はフロロの5号か6号。サルカンは1号とか1/0とか大きめがよい。結びはパロマーノット等、輪に2本糸が掛かるやつ。
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③幹糸を125cmにカット。サルカンを持った左手を一杯に伸ばし、右手は蕎麦屋出前のイメージで大体その長さ。
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④まず、一番上の枝針から始める。右手に針素を持って、サルカンから26cmの所の幹糸を一緒につまむ。僕は手が22cmだから、あと4cmは目測で。
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⑤ハリスと幹糸を右手でつまんだまま、一緒に中指・薬指で握り、左手で針を持ってハリスだけを上に引っ張る(幹糸は位置キープのまま)。
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⑥丁度ハリスの端が右手薬指に吸い込まれて見えなくなるところで、ハリスを引っ張るのをストップ。(これで結びあがりのハリスが18.5cmになる。)
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⑦つまむ場所をずらさないように気をつけて、右手から左手に2本まとめて持ち替え。
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⑧左はつまんだまま、右手で4cm離れたとことを2本まとめてつまみ、左手奥の糸へ右手手前の2本を乗せるような感じでループを作り、左で根元をしっかり持つ。
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⑨左はつまんだまま、右手でループの先をつまんで時計回りに180度回し、左手は回転後の状態につまみ直す。(これを2回=360度回転でもよい)
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⑩左はつまんだまま、右手で2cm離れたところを2本まとめてつまみ、左手ループの奥から手前に向かって、右手の2本をU字型にして押し込む。
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⑪右手を一旦離し、手前に押し出されてきた2本を右手で手前からピックアップし、右側に垂れ下がっている部分を全部上に引き抜く。
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⑫すると、ハリスと幹糸が2本まとめて8の字結びになっているはず。結び目から出ている4本の糸を引っ張ってよく締める。
僕はこの後、端糸を幹糸に2~4回ハーフヒッチで編付けしているが、普通は何もせず端糸を切捨ててよい。
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⑬次は2番目の枝針。幹糸の中程を持って、サルカン側が8cm短いように全体を半分に折ると、その頂点が結ぶ位置。
(オモリ側を長くするのは、オモリを結ぶ結びしろを残しているわけ。)
上記の頂点(結ぶ位置)を右手指でつまんでおき、そこにハリスを添えて一緒に持つ。
⑭ ⑤~⑫のプロセスを繰り返し、2番目の枝針を結ぶ。
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⑮左手で2番目の枝針の結び目を頂点にして幹糸を持ち、全体を半分に折る。
幹糸2本(折り返してるから)を一緒につまんだ右手指を1本目の結び目と同じ位置までスライド。そこが3番目を結ぶ位置。
位置決めに使った1本目の結び目は離してやり、指に残した幹糸にハリスを添えて一緒に持つ。
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⑯ ⑤~⑫のプロセスを繰り返し、3番目の枝針を結ぶ。
竿側にサルカン、均等に付いた3本針、オモリ側は何も無し。これにて完成!
この仕掛で4kgオーバーも釣ってるので、自信を持って行ってきて頂戴。
これ用の仕掛巻きについては、別記事でね。→ 仕掛巻を作ろう
しかしな、この仕掛自体はすぐにできるのだが、これを文章と写真で伝えるのは大変だな、ゼェゼェ。
この入魂の説明は、果たして読者に伝わったのか?無理やろな。だってタイだもん。
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2009年12月26日土曜日

パンダのポッキー

手。
無防備で釣りをすると、手は日焼けで真っ黒シワシワ。
日焼け止めは、水泡いっぱいに赤くかぶれてかゆいのなんの、掻きむしるからボロボロ。
だから、手袋をして釣りをする。すると、こうなる。
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ビョーキみたいと言う人がいる。
自分ではパンダと思ってる。
ポッキー、これもお気に入り。
まあよい。南国だから周年こうなんだ。
そんなになるまで釣りに行くなよ、と思う人もいるでしょ。
でも1日でこうなる。そしてなかなか消えない。
こういうのを釣師の勲章とは言わない。道楽者の烙印と言う。

2009年12月24日木曜日

シーチャン島さらに地味

2009.12.6のfishingのお話。
シラチャのHARUさんと2人で、キャプテン・オッの船でシーチャン島沖に行った。
ところが、最近の地味さに輪をかけたような大不調。
小鰺チョボチョボで一人ビニール袋2つ分ぐらいしか釣れなかった。天気良かったのになあ。
驚いたのは、隣の船が5kgぐらいのプラーチョンタレー(スギ)を5匹連続で上げたこと。
その船は,、イカ用の照明アームが出したままになっていた。どうも活イカを使っているようだ。
派手なファイトを見た周りの船がぶわっと寄ってきて同じ大物を狙ったけど、餌が違うのだろうか、全然駄目。
今までシーチャン島でプラーチョンタレーを釣ろうと思ったことなかったけど、あれ見てて思ったな。狙って釣れると。
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上は、タイ人満載で横を通過するキャプテン・タン。僕がいつも乗る船だ。キャプテン、あんまり乗せると沈むよ(笑)。
さて、夕食は、HARUさんと僕が少しずつの釣果を持ち寄って、明るいうちからファミリー宴会。こういうのもいいよね。
アジやイトヨリの揚げ物に加え、珍魚アカメモドキを刺身(画像)にして食べるという掟破り。自然保護団体から撃たれそう。
ま、撃たれる前にコンク(中略)してサタヒップ沖に沈(以下省略)。

2009年12月19日土曜日

輸送用の竿ケース

タイの下水用?塩ビ管を使って作った。長さ2m、外径11.3cm、内径10.8cm。厚み2.5mmの屈強なパイプだ。
蓋の片方は接着固定してある。もう片方は、着脱式にしてあり、竿を出し入れする。
本体の両側に穴を空け、ワイヤーとスナップをそこから伸ばし、蓋に掘った溝に沿って輪ゴム3本で留める。蓋の脱落防止ね。
これにGTロッド、ショアジギロッド、ボートジギングロッド、シーバスロッドの4本とグリップがすんなり入る。
取っ手は重くなるので付けていない。エア・エイジアの15kg制限対策ね。
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乗用車での輸送時は、助手席のヘッドレストを外して少しリクライニングさせて乗せ、シートベルト固定が吉。
出かける前に車用のワックスを塗っておくとよい。空港でベタベタシールを貼られるのだが、後で簡単にきれいに剥がせる。
空港チェックイン時に必ず「中身は何ですか?」と聞かれるので、迷わず「ウンコです。」と答えよう。
その瞬間から、おネエちゃんの笑顔は蔑視に豹変し、あなたの遠征は迷走を始めるに違いない。
飛行機で釣りに行こうとすると竿ケースが無ければ始まらない。でも、売ってるヤツは高かったり細かったり短かったり。
塩ビ管で自作だと、蓋も合わせて300バーツ程度だから、お得よ。暇な時に作っておいてね。
僕の竿は仕舞寸法が長いのが多いので2mなんだけど、長さは自分の竿に合わせてご自由に。

2009年12月15日火曜日

Center of the Universe / Kamelot

kamelot e
アルバム名: Epica
この泣きのメロディー、煽る煽る、煽りまくり。
声楽出身のカーンのvocal、しっとりと巧すぎる。
このメロディーと歌声が合わさってゴォーっと疾走するもんだから、たまりませんな。
こっちもいつの間にか、泣きながら拳振って走るしかないね。

2009年12月8日火曜日

朝はサラパオと豆乳だぜ

タイの朝食でパトンコーというのがある。中国の油条と同じ、味の無い揚げパン。
これを甘い豆乳と一緒に売っている屋台があちこちにある。
その屋台で、たいていサラパオというのも一緒に売っている。これはドーナツ生地の丸い揚げパン。
僕はこのサラパオが好きだ。週2回ぐらいは買って食べている。
こんな単純なものでも、店によって味が違う。
あちこち食べ比べて一番美味しい場所、それが 「ボイさんとヌッさんとニムちゃんの店」 だ。
シラチャの町からアサンプション通りのY字を左側BSC方向に進み、踏切を渡って200m、最初の7-11の前にある。
大きな木の下、丁度峠になっている場所だ。看板には「捻りパトンコー・豆乳・タイカスタード」と書いてある。
ライグルワイ ←真ん中の緑の印の場所ね。DSCN3811
ここのサラパオはうまい。特に揚げたてはめちゃくちゃうまい。
外はカリッとカルカッタ、中はふわっとバイオマスター。
付属の豆乳は、標準仕様では容赦なく甘いので、「マイワン」と言って砂糖を大幅に減量してもらうと良い。
卵ぐらいの大きさのサラパオ3個と豆乳で10バーツだ。安いよな。
膨らし粉は、重曹ではなく炭酸アンモニウムを使っているようだ。
化学式の両端から炭酸ガスとアンモニアガスのツインパワーで爆発的な発泡を実現、これのおかげでカリカリふわっ、だね。
しかしこの粉のせいで、時にはアンモニアの「ツン臭」が抜け切っていないことがある。
いわゆるひとつの残尿感…、ってちゃうか(失礼)。
DSCN3808手前サラパオ・奥パトンコー。袋が豆乳。DSCN3809
朝6時ごろから8時前までの短時間集中営業。ニムちゃん(右上)は、7時までここを手伝ってから学校に行く。
最近通勤でこの道を通る人が減ったけど、わざわざ回り道していく価値はあると思うよ。

2009年12月6日日曜日

昼はカオムーガティアムだぜ

シラチャで昼食。僕が通いつめるのは市場の近くの、マヨムトーンというお店。
麺とご飯物が中心の、地元民に人気の飯屋だ。
ここの、カオ・ムーガティアム(豚ニンニク丼)。これにどっぷりはまった。
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醤油ニンニク胡椒味の炒めた豚が、ご飯にバサっと乗っている。
何処にでもあるメニューだが、ここのは別格の味。
炒める時に、ラーメンのスープをサッと加えているのが秘訣なのかな。
あんまり旨いのであっという間に食べてしまう。そして無性にまた食べたくなる。
朝がカオニャオムーピンで、昼がカオムーガティアムじゃ野菜不足だろってか?
そりゃそうよ。でもそんな健康に悪いことはしない。
朝も昼もカオムーガティアム!
DSCN3797 mayomton
黄色看板と「おいしいタイ料理あります」の看板が目印。上の写真の赤い印のとこね↑。
日本語メニューもあるから行ってみてはいかが?行く価値あるから。きっとファンになるから。
朝7時前からから午後3時頃までやってる。
12時~13時は混むので外した方がいいかも

2009年11月26日木曜日

SRIXSONのギャフ

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これは t-defectorさん の会社で作ってもらったギャフ2号のステンレスヘッドだ。作りがとてもいいんだよね。
ギャフ1号同様、パクバラの船頭にプレゼントしたものだ。当初は鋼管製の柄に挿入して外側からネジ止めされていた。
半年後、薄い鉄の柄は海での使用に耐えられず、錆びて折れそうになっていた。
柄を付け替えるため、10月に釣りに行った時に回収してきた。
うちの会社のエンジニアに頼んで、柄を外して背面を平らに削ってもらった。あらら、おまけに面取りやサンドブラストまでしてあるっ。
ここからは僕の作業ね。新しい柄は、海に落としても浮かぶように木にしようかな?いやいや、全面改造してみよう。
ジャーン!世界初、SRIXSONのギャフの誕生だ。
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何のことはない、木の根っこを強打して折れたSRIXON_5番アイアンのカーボンシャフトにギャフヘッドを装着したまで。
しかしね、凝るところには凝るよ。Mr.DONの13ftのシーバスロッドのバット部分を切断、印籠継でSRIXSONと段差無しに繋ぐ。
印籠継にする必要性とは何か?全然ない。径が同じだったからカーボンインサートで繋いだまで。 でもかっちょええのよ、これが。
ヘッドの装着は、平らに削った面をカーボンシャフトに当て、20番のジーンズスティッチで強固に巻いた。それをエポキシ2回固め。
わざと粗くした巻き糸の表面が、この無骨な殺戮ガジェットによく似合うではないの。これで抜けないよ、絶対。
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11月弾丸単騎釣行のおりに、このSRIXSONのギャフを再プレゼントした。
船頭は「お~綺麗、綺麗!」とご満悦だった。でも浮力が無いから海に沈むよ。落とさないよう気をつけてね。
あ~、僕も何だかマイ・ギャフが欲しくなってきたぞ。
え?そんなん使わずに、魚はやさしくリリースしろって?
(ー_ーメ) あんたね、……………黙って船べりまで来てもらおか(爆)。

2009年11月24日火曜日

11月のサトゥン弾丸単騎

2009.11/14~15のfishingのお話。
初日はまずタルタオ島に上陸してバンガローの予約をし、13時から西岸の磯を目指して南下した。
始めて間もなく空は真っ暗、やがて強い風と雷雨が来た。仕方ない。ビーチのある入り江にアンカーして収まるのを待つ。
ところが雨風が続くこと3時間余、元の場所に帰れない程の波になってしまった。
ちょと、おかみさん、これが遠路はるばる来たお客さんへのおもてなしですのん?もうね、一見さんちゃいま(以下省略)。
帰途は波を越えるたびに大きなピッチングでズドーン。腰椎パイルドライバー状態。後で効いてくるのよコレ。降参、もう降参。
ということで散々濡れて揺られてプラー・モン1匹、がっくり。これではまるでモンスーン最盛期じゃん。
晩は、西欧人ばかりのバンガローに泊まる。
タルタオ島って、見知らぬヨーロッパの金髪のオネエさんがね、沢山笑顔で挨拶してくれるんだよ。
桟橋で、食堂で、林の中の道で。この一人旅のyellowのおっさんにね。ふふっ(^v^)。
2日目は5:30にタルタオ島の桟橋を出港して、もう一度西岸を攻めた。
凪なんだけど、どうも調子が悪い。連日の雨と波風で、水が緑白色に濁っているせいだな、きっと。
船頭は「水がこの色だと食わない。良く釣れた10月は青かったろ。」と冴えない表情だ。
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それでも3番目4番目の磯を中心に、朝のうちだけで10発ぐらいのバイトが来た。
これを全部捕っていればそれなりだが。あなたなら釣れたろうが。実際僕が釣れたのは57cmと50cmの2匹だけ。しょぼ~ん。
日が上がるとアタリが無くなってしまい、仕方なくアオ・ソンの南のマングローブジャックの多いポイントを攻める。
地元漁師の目の前でルアーでジャックを3匹釣ったら、漁師が拍手してくれた。大スター、なわけないよね。
午後は波風が強くなり、退却しながら午前の場所をもう一回拾い釣りしたが、浅いバイトが散発するのみ。
それと、あちこちで僕のポッパーはシロハラウミワシに大人気。天空からの鷲の急降下は見ごたえ抜群だけど、釣りたくないのよ君を。
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そんなこんなで、早めに見切ってパクバラに帰還した。虹のゲートをくぐって。
天気のせいで不完全燃焼だったけど、掴んで帰ったもの、撒いてきた種、色々あるんだ。
だから次が楽しみで仕方ない。12/13~12/14などどうかなと思っている。次も一人旅だろうな。でも、きっと釣れる。
place : Ko Tarutao
fish : Giant Trevally

2009年11月22日日曜日

シーチャン島 最近はかなり地味

2009.10.31 & 11.22のfishingのお話。
ここのところ、食い渋りというよりアジ類の魚群れが薄いようで、地味。だけど二回分まとめて書いておこう。
さて、31日は日本人5人でシーチャン島沖に出船した。
列島最南端にアンカーすると、澄んだ海中に良型のアジが一杯泳ぎ回っているのが見えた。
こりゃ今日は貰ったなと思ったし、初めのうちは同乗の皆さん入れ食い。でもホント初めだけ。
昼前まで最南端で粘ったのだけれども、アタリがなくて暇で暇で。ワームも魚がいなきゃ通用しないし。
後半はタンパンビーチ沖に移ったが、ここのアジ類も魚影薄く型は小さく…。
不調につき、これ以上粘ってもしょうがないと、14時納竿とした。
沢山釣れるという話を聞いて楽しみにしてこられた皆さんに申し訳なかったな。
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22日は、タイ人のフィッシングライターの依頼でシーチャン島沖に行くことになった。
ところが2日前ぐらいから連絡が取れなくなり、再三の催促・確認も空振り。
誘っといて、船の予約を僕に頼んどいて、一体どういうつもりなの?
当日朝の桟橋…結局僕一人かよ。今更キャンセルもできず、強烈な北風の中、一人で船をチャーターして沖に出た。
やっと昼頃、沖にいる時に携帯に「体調が悪いから病院にいる」だとさ。ふぅ、これぞタイランド。怒っても仕方がない。
釣りの方は、まずはタンパンビーチ。駄目。アジ類皆無。しょうがないからイカ短冊でイトヨリ釣り、ボツボツって感じ。
次は最南端。ここも駄目。アジがあまりにも小さいし少ない。スズメダイなどの雑魚ばっかり。10/31と同じ状況だ。
ワームの胴突アジングでカンルアン(ホソヒラアジ)を釣ることに徹して、これはこれで楽しかったな。海の癒しだね。
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ルアーでは、餌釣りでも中々針に掛からないアイゴをワンダー80で釣っちゃった。さすが餌系ルアー。
僕がワーム、船頭が餌で釣って、釣果は山分けする。僕が持ち帰った魚が上の写真。1.5人分ぐらいかな。残りは船頭へ。
時計回りに、マブタシマアジ、マテアジ、ホソヒラアジ、二ジイトヨリ等。型がちっこいでしょ?
アパートで上の写真を撮っていると、すでにタイ人メイド連中が待ち構えている。僕はホソヒラアジだけキープ。
僕が「あとはいいよ」と言った瞬間、ババっと魚が消えてなくなる。す、凄い荒食い(爆)。
皆とても喜ぶし「次はいつ?」とか聞いてくる。この辺のタイ人は、絶対日本人より魚好き。家でどう料理してるのかな?
place Ko Sichang
fish : Small Mouth Scad, Yellowtail Scad, Smooth Tailed Trevally, Ornate Threadfin Bream