2009年6月30日火曜日

ダイコー プレミアの陥没骨折を直す①

5月のトラン遠征で、ミヨシで投げていた僕は、船の棟木にガツンと竿をぶつけてしまった。
使用わずか2回目のDAIKOプレミア・ブルーランナーPMRJ-90H。その継目から20cm上に2本の小さな亀裂が…。
細い棒で竿の内側から探っていくと、その箇所が少し膨らんでいる。ガックリ。
小陥没だから投げるには大丈夫でも、でかい魚掛かったら折れるよな。ますますガックリ。
1ヶ月半考えた。結論。普及品の竿なので、修理に出して結構な金使うより、自分で修理する!
外側から亀裂部分にカーボンパイプを被せて接着、そこが曲がらないようにする。これだけ。
ギプスと一緒じゃん、自分の足の真似すんなってか?ええねん、直ればそれだけで。
ちょっと重くなったり、補強部の両側に無理が掛かったりするだろうが、止むを得えないっしょ。
さて、件のカーボンパイプは廃竿から取り出す。来タイ以来の折れ折れ詐欺で一杯あるもんね。
普段パンツとかの物干し竿に使っているMr.DON13ftの手元が良さそうだ。
まず、プレミアのガイドをドライヤーとカッターで外す。前にせっかく青の飾り巻きしたのに仕方ないなぁ、全く。
次に、Mr.DONの外径とテーパーから内径を割り出して、それらしい場所でカット。
ところが、ええっ!Mr.DONは内側にグラスパイプで部分補強してやがった。外カーボン1mm、内グラス1mmの極厚設計か…。
内径の目論見が崩れてしまったので、もうちょっと太い場所を切り出して、内側のグラスを削っていくことにする。
ヤスリでグリグリしながら内径を広げ、何回もガイドを外したプレミアに通してみて、破損位置に近づけていく。


 
内側のグラスを極薄0.1mmまで削って、ようやくピッタリの位置にはまった。テーパーも申し分ない。
画像は、一番上がプレミアの元竿。
上から2番目がプレミアの陥没骨折したトップと外したガイドたち。
下2本に見える切り刻まれたMr.DONからカーボンパイプを取って、プレミアに移植されてるの分かるかな?
あとはこれを綺麗に接着してガイドを巻きなおせばよい。
今日はヌアイレオにてここまで~!
続編→ : ダイコー プレミアの陥没骨折を直す②

2009年6月28日日曜日

元気になったよ!

今日、右足のギプスが取れた。
臭っさい足がカポッツと現れて、普通に歩けたのは感激だったな。
骨と一緒に下垂足も治ってたし。よしよし。
でもね、ふくらはぎが無くなるほど細くなってんのよ。モデル足よ。
反対にお腹周りはね、運動不足で太ったしさ。
夏までに元に戻すぞ~って年中夏なんだよな、タイランドは。

DSCN3363 ←病院の前で。
家にもどる。
今まで見るのも辛くて無視してた釣具を、久しぶりに手に取って…。
すまんかったな。また、一緒に行ってくれるか?

2009年6月22日月曜日

ギプスのままで潮干狩り

今朝、アパートで日本から来ているキノさんと話した。
キノ:「今朝は散歩2時間。シラチャの町の南端を目指したけど、国道に出ちゃって…」
RJ:「執拗に右、右と海沿いをキープして行けば、南端のシラチャハーバーに着くよ」
キノ:「歩いて行けますか?」
RJ:「ちょっと遠いな。自転車やトゥクトゥクならね。今日は潮が引いて貝が一杯取れるんだけどなぁ」
キノ:「潮干狩り?行くっ!行きます!」
そんなこんなで、キノさんとギプスのままの僕は潮干狩りに出かけた。トゥクトゥクに乗って。
今は足が不自由なので一人では無理だが、海・山のアウトドアの達人キノさんが付き添い介護だから大丈夫っ。
シラチャハーバーの南に広がる浜。民家も途絶え森の前に広がるこの浜には、10人ぐらいが貝を掘っていた。
しゃがまずに、立ったまま前屈姿勢で掘っている地元民が多い。
そういう人々は、足が20cmぐらい砂に埋まってるのではないかと思われるほどの短足だ。
何十万年も潮干狩り専門で進化した結果と思われる(爆)。
僕は先週ギプスを鋸やナイフで加工して、ギプスの上からサンダルを履けるようにしたので、浜は何とか歩ける。
しかし、ギプスは水気厳禁なので いつものように波打ち際で…というわけにはいかない。
潮の引ききった場所で休み休みやることにした。




   ←足が遅くタイマーに間に合わない僕
キノさんは、岩の多い浜での潮干狩りに戸惑って、なかなか貝が見つからない。
そこで僕の開発したポイント発見法を伝授、一気に採れるようになった。
何のことは無い、タイのアサリが好む岩周りと岩の割れ目を狙うということ。
転がっている岩は効率が悪い。そうではなく地球と繋がってる岩。
良く見ると所々これが砂から頭を出して山脈のように線状に並んでいる。貝のポイントも山脈沿いに線状にあるのだ。
アサリのほかにも、鳥貝や肉がムッチムチに詰まって美味しい分厚い二枚貝もたまに採れる。
キノさん:「いや~これ楽しいわ、はまりますよこれ。食べられるってのもいいじゃないすか」と。
貝をきれいにして砂抜き5時間して、「白魚」で料理してもらった。
味噌汁、酒蒸し、鳥貝煮付け、アサリスパゲティ…満腹!至福!

2009年6月19日金曜日

Together / Zeno

zeno
アルバム名: Listen to the Light
ドイツのメタルに、こんなに素晴らしい曲があることを知る人は少ない。
寡作にして名曲の多いZENO(ウリ・ロートの弟)の代表曲。
幸福感に包まれたまま飛び立っていくような。
一方で力強い誓いの歌でもある。

2009年6月18日木曜日

朝はカオニャオ・ムーピンだぜ その②

シラチャのカオニャオ(もち米)・ムーピン(豚串焼き)の第2弾。
スクンビットのバンコク寄り歩道橋とロビンソンの中間点、下り車線側にある7-11から路地に入って20mぐらい行った左側。
夫婦がこじんまりとやっている屋台。またしても屋台に名前が無い。
嫁さんの顔が何だか不幸そうで泣かせる。
写真の漫画看板は、この屋台の目印にはなるが、別店主が別場所でこの台を使う時のもので関係ないらしい。



ココのムーピンは甘すぎず、柔らかく、ジュワっとジューシーで絶妙だ。
脂が適度に入った薄肉を、折りたたむように串に刺した独特のスタイル。
一口食べれば、この味でさっきまでの不幸は消し飛ぶぜ。
串5本とカオニャオで25バーツ。
僕の車が前に停まると、注文もしてないのにその瞬間からこの25バーツセットが袋詰めされる。早っ。
焼きたてのに当たった時など、ほんと幸せ。行ってみてね。(赤丸の場所)

2009年6月12日金曜日

朝はカオニャオ・ムーピンだぜ その①

カオニャオ(もち米)とムーピン(豚串焼き)、これタイの軽食の定番。 朝はあちこちに屋台があって、食べ比べが楽しい。
でも、脂ばっかりだったり、ハムみたいな加工肉を使ってたり、甘すぎたりとハズレも多いな。
そこで、僕の行きつけの店を紹介しよう。

シラチャのアサンプションY字を左側(BSC方向)に進み、踏切を越えて暫く進むと大きなお寺(ワット・ライグルワイ)がある。
寺の横の7-11(踏切から2件目の7-11、左側)の前にはいつも屋台が一杯だ。(写真の赤丸の場所)
その中に、手製煙突をつけてバンバン豚串を焼いている店がある。名前さえ無い店だが、客足が絶えることが無い。

 

ここのムーピンは独特だな。他の店が似たような甘ダレを使うのに対し、ここは塩パクチー味と来た。
厚めの肉に、この味付けの組み合わせは画期的に良い。好きだ。
脂身が交互に刺してあるという減点を補って余りある。
それに加えて、もち米はこの屋台で蒸したてホカホカだ。すばらしい。
他の屋台が自宅で炊いて持ち込んでいるのとは大違い。
写真中央(柱の右)に見える竹ザルがカオニャオ蒸し器だ。
豚串6本とカオニャオのセットで25バーツ。営業は朝5時半から無くなるまで。
これだけのために回り道。ここのを食べた人だけがその価値をじゅわっと噛みしめる。