2011年3月13日日曜日

大震災

未曾有の大災害に、阪神で被災した僕も言葉を失っております。
おそらく数万の貴重な命が地震・津波の犠牲になられたと思われます。
亡くなられた方々に心からご冥福をお祈り申し上げます。
被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
当ブログも暫くの間、休載とさせていただきます。

2011年3月11日金曜日

サトゥン団体釣行 ②辛うじて

2011.3.6のfishingのお話。5:00にタルタオ島を出船。
満天の星、天の川、流星。その下を滑るようにブロン諸島へ向った。
最初はLeoさんが大好きなブロン・キノ島。北岸と西端を流すが、ナブラが皆無。いつになく活性が低いぞ。
それでもこの辺随一の大場所、西端の沈礁でLeoさんがギンガメアジとプラー・モン。コウチャンさんもプラー・モン。
魔寧蛇さんは朝からダツ、ハタ、ハタと好調に3連発。でもちょっと違うんだよな。
ま、これも一つのサトゥン通過儀礼だから辛抱して下され。
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次はブロン・レ島の西端磯群に移動した。ここも大場所だ。
Leoさんと僕は20kgのGTでも取れるタックルに持ち替え、遠くから沈礁にブン投げる。ここで釣れれば大スター…食わん。
釣らせてくれんの~。愛情がないの~、と。しかし何だかんだ言って、やはり大場所は応えてくれるのだよ。
西の離れでは僕が一発バラシ、コウチャンさんが足元まで引いたシンペンで一匹、Leoさんが水道でトップに爆発。
コウチャンさんがかつて尾鷲のメッキ釣りに使っていたシーバスロッドの曲がりを見よ(上左)。
竿としては本望だろう。いや、自家製肉ギンバルを使われて、遺憾の意を表明してるかもね(笑)。RIMG0958m RIMG0947
2日目はこのように大場所だけだったが、何とか持ち直してくれた。僕?ダツ1匹だけど、何か?
さ、あとは「平たい銀色のが釣てえ~」と叫ぶ魔寧蛇さんに、どうやってそれを釣ってもらうかだ。
place : Ko Bulon Rang, Ko Bulon Le / Satun province, Thailand
fish : Giant Trevally

2011年3月9日水曜日

サトゥン団体釣行① 乗れるんか4人?

2011.3.5のfishingのお話。
Leoさん、コウチャンさん、魔寧蛇さん、リュージョンの4人でサトゥン弾丸釣行だ。
しかし4人とは。誘えども誘えども賛同者無く、一人南海を彷徨った日々と比べれば、まるで団体旅行の感がある。
それも小さなロングテールボートに客4人・船頭2人のぎゅうぎゅう詰め。船沈まんのか?竿振れるんか?
僕としては2人ずつ×2船を勧めたのだが、まあ譲り合って全員同船も楽しかろうということになったわけ。RIMG0973pRIMG0791
今回がサトゥン初参加の魔寧蛇さんは、チャドーの釣りクラブ「狂人会」の人。
海では、あの一世を風靡したギャラクシー・ノーハンド釣法専門で、海ルアーは始めてとのこと。
魔寧蛇さんの道具立ては見たところかなり厳しいものがあるな。まずは洗礼を受けてもらうことにしよう。
タルタオ島でバンガローを予約して、いつもの2番磯からキャストを開始した。
今回はコウチャンさんの提案で、普段流す距離(40~50m)の倍ほど岸から離して流した。
これが全然バイトすら無いのだわ。たまらずスレイマン船頭が言った。
「ブロン島は沖まで珊瑚があるから沖でも釣れるけど、ここは磯の先はすぐ砂地だから沖目はだめ。磯際しか釣れないよ」
僕は100m沖の底質を確かめるべくジグを落としていたのだが、なるほど全部平坦な砂地。
結局4番磯以降は、基本的にいつもの操船で磯近くに投げ、岬周りの潮目だけは遠くも狙おうということになった。
ところが期待の4番・5番の磯も例の濁り潮でダツが居るだけ。状況を変えようと一気に12番まで南下して再開した。
屹立する岩山が一気に海に落ち込む12番磯。タルタオ島の西端だ。雰囲気はいいがいつも釣れない。
その隣、大きなゴロタ石が海底に広がる11番。プラー・モンはこういう場所を好む。岩陰から一気に餌に飛びつくのだろう。
この11番磯、僕はブルースコードで2匹立て続けにプラー・モンを釣った。釣るなり「さ、帰ろか!」と皆をビビらせておく。
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しかし続く磯群は期待はずれで全然食わず。やっと河口近くの7番横でコウチャンさんがバラクーダ2匹。
トラブル続きで殆ど釣りになっていない魔寧蛇さんも、ここのマングローブジャックで片目を開けた。
魔寧蛇さんのトラブルの原因は糸ふけの処理に慣れていないのと、PEの量が巻きすぎ。あとは糞リ(以下省略)。まあよい。
魔寧蛇さんは道具のトラブルだけでなく、発熱上がりで体調も悪い。
コウチャンさんは間食で出たマイローと名物トランケーキで気分が悪くなって、夕食も喉を通らないほどテンション低下。
普段コンビニの菓子パン喰いまくってるのに、どうして美味しいトランケーキが駄目なんすか?今度宅配してあげましょか?
アオ・ソンという長いビーチを渡り、6番磯でコウチャンさんが待望のハタ。Leoさんがようやくプラー・モンを釣った。
その後、2番磯まで丁寧に投げたが食わないまま日没納竿となった。
初日は場所選択に失敗したね。このタルタオ島特有の濁り潮では、ちょっと釣れただけでもラッキーだったよ。
夜はバンガローにイビキ組と一般組に分かれて爆睡した。外壁に巨大なトッケイが2匹いて、子守唄を合唱してくれた。
4人での同船はどうか?楽しいけど、素直に言うとかなり苦しい。やっぱLTBは3人が限度だな。何より近接しすぎて危ない。
団体さんには団体さん向きの配船を考えんとな。
place : Ko Tarutao / Satun province, Thailand
fish : Giant Trevally

2011年3月4日金曜日

マーナム獲ったど~!

シミランでGTペンシルを投げていた僕は、大きなフックに絡んでいたゴミを取り除こうとした。
よく見ると、それはただのゴミではなく、海草をしっかり尻尾で掴んだタツノオトシゴだった。
やっやぜ生体捕獲!GT狙っててタツノオトシゴを釣るっていうのは驚異的なことだぞ(笑)
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タイ語でマーナム(馬水)、英語で海馬。どこがウマやねんという顔だが、魚っぽくないのは事実。
唐揚げにして食べたとか、干物にしてキーホルダーにしたとかはナシ。ちゃんとリリースしたよ。
だって名前からしてリューの子だからな。大切にしないとな。

2011年3月1日火曜日

シミラン Jigging&Popping 釣果虹色

2011.2.19のfishngのお話。
大まかに言うとこの2日目は朝夕に長いキャスティングタイムがあって、昼がジギングだった。
ジギングは、主に前日カンパチが上がった第1シミラン島の南方面を転戦した。
皆不調が続いた後、昼になってようやく時合いが来た。
僕に今遠征ジギングでの初ヒット。ところがこっちに向かって走る例のいやな感じ。
案の定バラクーダだったが、ジグを失わずに上げる事が出来た。
コウジさんがツムブリ、スマガツオ2匹を小型のジグで釣る。針も小型でけっこう繊細な釣り方。
ミヤさんの釣ったカイワリ63cmは日本なら別扱いの高級魚だが、こっちではプラー・モンで一括されていた。
午後は15時頃に全員がオオクチイシチビキを釣る場面があった。かたまって居る魚だね。
浅場で早巻きを試したミヤさんに、いきなりガツーンと来たのは何なんだ?
ミヤさん「何も出来ない!」とファーストランに耐えていたが、イソマグロ83cmだった。お疲れさん!
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続いて2.20最終日のfishingのお話。
船頭は前日のGTに気をよくしており、ナブラを捜し求めて長い探索と長時間キャスト。しかし甘くは無かった。
全員全然釣れないのだわ。ダツのバイトしかない。キャスティング唯一の釣果がコウジさんのツムブリ。
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鈍足船で100kmの道のりを帰るため、最終日のジギングは3箇所だけ。
初めの場所は根が粗く、コウチャンさんが真っ赤で格好悪いハタを釣った。食えるんかコレ?という感じ。
僕もハタ狙いで底中心にゆっくりジグを動かしているとドスンと来た。狙い通り同じ真っ赤なハタ。
昼食にトムヤムになって出てきたのだが、日本の根魚のようなリッチな脂の乗りとすごい旨みにビックリした。
帰って図鑑で調べたら「アザハタ」という種類だった。英名はTomato Rockcod。いかにも。
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あとはTAIYOさんのバラクーダ、ミヤさんと僕とがスマガツオ、その後は全員不調が続いた。
炎天下、懸命にシャクって1時間に1回アタリがあるかどうかという厳しい釣り。
あんな遠くまで行けば釣れて当然なんてこと全くないからね。頑張らないとゼロ回答という、よくある世界。
昼食後の帰りがけ、パヤオに舫って最後のジギング。
ここには小型のツムブリの群が黄色い尻尾を見せてビュンビュン泳いでいたが、中々食わない。
そんな中、TAIYOさんがツムブリとスマを続けて上げた。
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艫ではコウジさんが底でヒシヨロイアジを2連発。さらに強烈な大型を掛けた。
かなり巻いてきたのだが、フックアウトでさようなら。あの引きはGTか大型コビアか。残念だ。
皆が釣り終えても粘っていた僕に、最後のお駄賃のバラクーダが来た。
さらに遠投ベベル引きで本命のヒシヨロイアジ67cmまで釣れた。よく引いたし、嬉しかったね。
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あとは太陽を背にしてゆっくりとカオラックの港まで戻った。
事前の目標は魚100kg、少なくとも自分の体重ぐらいは釣るぞと思っていたが、漁獲高(?)は全然及ばず。
しかし、想定外のキャスティングでのGTもあり、青く深く心に残る釣行となった。
同行の皆もそれは同じだったのではないかな?
シミランか…。大魚信が待つタイランド一番のドリーム・アイランズ。またいつか行くことが出来たなら。
place : Ko Similan Phangnga Thailand
fish : Dogtooth Tuna, Small Toothed Jobfish, Rainbow Runner, Tomato Rockcod, Mackerel Tuna, Longnose Trevally