2014年8月23日土曜日

弓角にはジェット天秤

タイの船釣りで弓角を使って楽しむ人が増えているのはうれしいことだ。
弓角自体は重さが無く、キャストするためには重さのあるトレーラーが必要だ。
タイでは殆どの人はスキップバニーとか遠投マウスをトレーラーとして使っているようだ。
これらは表層で水しぶきを上げるので集魚効果があるとされ、弓角には必ずコレと思い込んでる人がいる。
しかし僕はジェット天秤の使用を勧めたい。
【理由①:安くて長持ち】
価格はジェット天秤15号2個入りで330円。スキップバニーは1個1,000円。価格差6倍。
ネズミやウサギが割れたりワイヤーが切れたりした経験のある人も多いはず。耐久性もジェット天秤の勝ち。
【理由②:釣れる】
飛沫が出ないと釣れないというのは迷信。魚はちゃんと弓角を見ている。ジェット天秤で全然問題ない。
ジェット天秤R0002546
【理由③:よく飛ぶ】
飛距離で1.5倍ぐらいジェット天秤のほうがよく飛ぶ。遠くまで探れるからチャンスが増える。
【理由④:底まで探れる】
着水したらカウントダウンして深場または海底まで沈めてから巻き始めることにより、垂直方向に広い範囲が探れる。
特に底中心にいるリュウキュウヨロイアジやナブラを形成していない時のマテアジを釣るには沈めることが必須だ。
上の図を見てほしい。遠方の表層魚も底のリュウキュウヨロイアジやマテアジも射程内に入ってくるのだ。
ウサギやネズミを使っている人が水深のある場所ではマブタシマアジとクイーンフィッシュしか釣れないのはこれが原因。
トップは派手なバイトが見えるので面白いのだが、いかんせん表層魚であるマブタとクイーンはパッサパサでまずい。
弓角を底から引けば、沈んでいる大型マブタも食わせることができる。55cm級の連発も可能だ。でかくてもまずいがw。
ウサギやネズミにもシンキングタイプがあるが、巻き始めるとすぐに水面に出てきてしまって実質表層しか曳けない。
【雑情報】
そんなこんなでジェット天秤をお勧めするわけだが、浅い岩場でギンガメアジを狙う時だけはウサギやネズミがいいかも。
ちょっとライントラブルを直している間に、磯に沈んだジェット天秤が根掛りして全ロストというケースがよくあるから。
尚、ジェット天秤にはブームの短いミニタイプがある。あれはダメ。リーダーを長くとる弓角の絡みを防止できない。
キャスティングロッドにベストバランスの15号が勧め。それと上下逆につけている人は論外。天秤の意味を良く考えてね。
さあ、ジェット天秤で弓角を遠くまでブン投げて海面から底まで探ろう。美味しい魚が新しい弓角の魅力を教えてくれる。