2008.7.27の釣りのお話。
前日、カレン釣行の敗退の傷の癒えない帰りの車内で、本日の釣行は決定された。
シラチャ近郊で陸っぱりでルアーやろうぜ、とにかく行かなきゃ前進しない、と。
Puffyの歌でmotherというのがある。その歌詞、
♪雑誌で見掛けた写真を頼りに 僕らは出掛けた手ぶらで出掛けた
そんな感じで僕と米さんは18:00頃現地に着いた。シラチャハーバー横の石積堤防だ。
現地人が桟橋向けに何本も竿を出している。尋ねてみるとサバを餌にしてエイを狙っているとのこと。
彼らの邪魔をしないよう、沖向きとか堤防の根元の方とかでルアーを投げる。桟橋の橋脚も狙ってみる。
…………生体反応なし。ベイトフィッシュも皆無。20:00納竿。あぁ釣らせてくれんの~、愛情がないの~。
Puffyは歌う。
♪見渡す限りに広がったあの空を見よ
♪隣の国まで繋がったあの海を見よ
♪ひとまず全てを忘れてしまった
♪正しい心を忘れてなかった
そう、日本の釣りを忘れ、この異国で何かの道をつけようとトライを続けるのは、正しい心なんだ。
形の無い夢を追い、費用と時間を掛けて、ただ種をまく。時間が来て、自分で刈り取れないかもしれない。
胸にしみる夕陽を見て思った。それでいい、と。
place : Sriracha Horbor