2016年9月25日日曜日

シェリービーチ 魚は居るんだけど不調

アリーのインド人軍団に混ぜてもらってシェリービーチから出た。前週はボートで出船するも最初の波が越えられず虚しく帰宅したので、穏やかな波を越えて沖に出るだけで最高だ。沖ではクジラが沢山迎えてくれた。
マグロが帰ってきたというのでトローリングから入る。初めのヒットは竿3本同時に来た。2匹はサメにやられて5kgぐらいのが1匹上がった。僕は停船時に前でジギングしたが、いつもと違ってかすりもせず。次のヒットは大きいのが掛かった。隣に座っていたピエトがうんうん言って巻くが最後は降参して船頭に交代。やっと水面に浮かせたがルアーが頬に掛かっており、キハダが反転したときにビシッと音を立てて外れた。画像はハリ外れの瞬間で、ルアーやラインの水しぶきが写っている。ヒレの長さから見て25kgから30kgはあったろう。残念ピエトさん!

僕の懸命のジギングはまたも効果なし。最後のマルチヒットはおまつりやら船外機に絡むやらで全滅。あ~ぁ。
底釣りに移り、船頭は僕にカンパチのいる場所だからジギングで攻めろと言った。水深45mの場所で、ここでジギングで魚が釣れたためしがない。しかしこの日はジグに良型が3発来た。恨めしいことに全て途中でサメにジグごと食われてしまった。何とかジギングで釣れたのは40cmのハタ1匹だけ(泣)。ワームでオジサンを釣って、この2匹だけがお土産。クーラーすっかすかで寂しいの~。

place : Shelly Beach, KZN, RSA
fish : White Edged Rockcod, Goat Fish

2016年9月24日土曜日

ノースコースト 再びサバダバ~

6:00、期待の北海岸ティンレーマナーから出船した。Dirty Harryの船頭はクレイグ、客はキース、ショーン、パット、ミゲル、僕の5人。まずは浅場、サビキで餌釣り。アジ、サバ、イワシ、シャッドがどんどん釣れる。生簀が一杯になったところで沖のギールベックが釣れるポイントに移動して活餌泳がせ釣り開始だ。

ギールベックはケープサーモンとも呼ばれ、ニベの仲間。夜行性だが朝のうちなら狙える。僕の希望は深場でジギングだったのだがあっさり無視されてしまった。水深は40mぐらい。ギールベックがジグを食うかもしれないのでジギングを試すか。僕以外の4人が泳がせるサバにはよくアタリがあるが、なかなか針掛かりまで持っていけない。ついにパットが掛けた。グイグイ巻いて取り込んだのは1mを超えるギールベック。日本のオオニベのようには太ってなくて非常にスリム、歯が鋭くて精悍な感じがする。ショーンはすっぽ抜け5連発の後やっと小型のハタを釣った。
僕はジグの上に枝針でワームを付けていたが、毎回のようにこのワームにサバが釣れた。皆の餌を釣りに来たみたい(泣)。ようやく魚らしい引きだと思ったらフォルスイングリッシュマンの40cmだった。2回ミスしていたミゲルがついに掛けた。僕が貸したロッド・リールだ。ぜひ獲ってもらわねば。義父のパットのより小さかったが90cmのギールベックが釣れた。

その後は全く魚信が無くなり、バックラインのガリック(クイーンフィッシュをデカくしたような魚)を狙うことになった。水深10mぐらいの場所でビーチに向かってキャストする。1回だけ追ってきたがあとはいくら投げようが無反応。泳がせ釣り隊も効果無く、11時に納竿とした。お土産は鯛1匹と餌魚だけか…前回といっしょやん。折角のフルチャーターが何だかなぁ。深場でジギングやろうと思えば4万円出して単独チャーターするしかないのかな、ココ。サバの煮付けは望郷の味がしたけどね。

Place : Tinley Manor, KZN, RSA
fish : Geelbeck, False Englishman

2016年9月6日火曜日

ロッキーベイ ワームでキレンコ

会社の先輩ブライアンとロッキーベイのキャプテン・ウイカスの船で出た。曇天・微風・凪の穏やかな海のあちこちにクジラが居て楽しい。最初のトローリングは予想通りかすりもせず。1時間で諦めて80m立ちでボトムフィッシングを始めた。僕はスロージギング。但しジグの上30cmのところに枝針を編付にしてワームを付けた、どうぞ好きな方を食って下さいという仕掛だ。ブライアンは僕の作ったフロロ12号の胴突3本バリ仕掛。
すぐにアタリがあって手のひらサイズのトロリー(キレンコ)が釣れた。ブライアンは不慣れで手返しが遅いながらも、下ろせば一度に2匹・3匹とトロリーを釣る。ハタや良型のソルジャーが来れば良いなと続けるが、ジグには食わず枝針のワームにトロリーの小型が食うばかり。これはという引きの良型はサメに食われてしまった。11時頃、ようやくジグに食わせたのはソルジャーの46cmだった。トロリーは厚ぼったくて鰭が短く口が小さい。ソルジャーは体の厚みが薄く、全体にすらりとしたプロポーションで口が大きい。ソルジャーの方が良く泳いでジグを食うような気がする。

正午、無言で巻いていたブライアンが突然良型のハタ(イエローベリー・ロックコッド)を浮かせた。之には皆びっくり、70cmあった。「何で無言なんだ!」と船頭が大笑い。見るとトロリーが3匹食っていて、一番上のトロリーをハタがガブリ。呑みこんだところでトロリーの口から針が外れてハタの口にしっかり刺さっていた。「3本バリで魚4匹!、それもハタ!」と爆笑だ。ハタはブリヤニ(ドライカレー)の最高の具になるのでインド人のブライアンとしてはもっとも狙っていた魚。皆の祝福を受けて嬉しそうだ。この時点で40リットルのクーラーは満タンになっていた。

午後はトロリーの型が良く、40cmも混じるようになった。足元のポリタンクがどんどんトロリーで埋まっていく。そんな中僕のトロリーに巨大魚が食いついた。ライトなスロージギングタックルでだましだまし上げてくると3mぐらいのサメ。ジグロストは避けたいのでギャフで上げて写真撮ってリリースしようとしたが、船べりから暴走を始め、リーダーが裂けるように切れた。ふぅ。ヨハネスブルグから来た客は良型ハタを掛け、一旦穴に潜られたのを引きずり出したが、途中で針が伸びてバラしてしまった。20kg以上はあっただろう。

15:30に遅めの納竿。あちこちにジャンプするクジラを見ながら、換装したばかりのホンダ135馬力×2でぶっ飛ばして帰った。僕のジグには3匹だけ。ワームで数十匹。これをどう捉えて今後に生かすのか、ジギングの無力さに悩む。ブライアンの家に着いてクーラー2個満タンの魚をドサッと空けると家族・ご近所から歓声が上がった。僕は6匹だけ持ち帰り。ブライアン一家が大喜びでどうやって下ろすか心配し始める前にバイバイした。まあインド人コミュニティで何とかしたでしょ。大きいの釣れなかったけど、気分のいい一日だった。
fish : Panga, Soldier, Yellow Berry Rockcod<br>place : Rocky Bay, KZN, RSA