2012年5月17日木曜日

シーチャン島の女王

ヨーンさんとコウジさんのお誘いでシーチャン島に行った。
アジ類をショットガンで沢山釣って食おうという計画だ。
7:00コ・ロイ発の連絡船は沈むんじゃないかと思うほどのブタ混み。大して揺れてもないのに隣の女性がゲロッパ。
代わりに座ったのが山のような肥満女性。小さなプラ椅子に収ますはずもなく、ぐいぐい圧迫されて汗びっしょり。も~!
キャプテン・タンの船はいつもと違ってシーチャン島東側の小島周りを次々に攻める。どこも食いが悪い。
僕は最初のうちこそショットガンで小型アジ類を快調に上げていたが、群れを外すとさっぱりとなった。
キャプテンが一発大型を掛けたが、市販のサビキだったため途中で切られてしまった。
午後はシーバース下に移動。鳥山とナブラだ。コレはチャンスとルアーを投げまくるが反応無し。魚が小さいのか?
RIMG2741RIMG2745
キャプテンは1オンス程度のメタルジグを投げるように指示してきた。それに従ったヨーンさんに転機が。
彼はここからクイーンフィッシュの入れ食いとなった。40cm代と小型だが、ジャンプを繰り返すファイトは大型と一緒。
僕もコウジさんも掛けたが取り込み寸前でバラシてしまった。そんな中、ヨーンさんはクイーン10連発以上、獲ったのは8匹。
ライトなタックルで存分に楽しめた模様。通常のアジがダメなら見切ってこういう遊びも賢い選択だね。釣れんかったけど(笑)
RIMG2749 RIMG2747
place : Ko Sichang
fish : Talang Queenfish

2012年5月14日月曜日

バンプラ キスもハマグリも…どうなってるの?

久々にバンプラのキス釣りに行った。冬場がシーズンだと分かっているのだが、あの鋭い魚信を軽い道具で楽しみたくてね。
メンバーはmomoさん・コウチャンさん・リュージョンの3人。7:00にバンプラの桟橋に集まってカニ船で出船。
今回のカニ船は新造船でえらく安定している。これなら動いても立っても転覆しない。
出船時に驚いたのはこんな小さい船なのにキャプテン1人に仲乗り2人。多すぎやろがっ(笑)
まず大きく沖に出て底に障害物の無い砂地を狙う。外れだった。全くアタリが無い。
その後あちこち移動を繰り返すがやっとキスが釣れても単発。極端に魚影が薄い。
momoさんはキス仕掛をタコジグに変えて小タコを数杯掛けていた。キスよりタコの方が多い感じ。
後半はイガイの養殖棚の間を釣った。キスは希。フエフキの小さいのがどんどん掛かる。針を飲むので面倒この上ない。
状況は好転せず、続けても期待薄なので13:00納竿。3人で300匹は行くと思ってたのに、たった20匹なんて。あんまりだね。
キスはバンコクでてんぷらになったそうだ。フエフキは1kg以上あったが船頭にあげて、代わりに同量のタコを貰った。
この辺はプロのタコ漁師が居るのだ。momoさんタコおいしかったかな?
RIMG2737キス
次の週、潮が引くのを見計らってバンプラに行った。ハマグリの潮干狩りだ。
町外れの海岸林の前まで行って掘った。これが予想外の大苦戦。
RIMG2738RIMG2739
目当てのハマグリは死滅したのか掘りつくされたのか殻ばかり。いつもウジャウジャいるケマンガイも少ない。
雷雨は来るし腰は痛いしで少々採って退散した。アパートに帰ると、泥だらけの僕の姿を見てスタッフが皆大笑い。
だがタイランドのハマグリは身がぎっしりで旨いな。コウジさんにもおすそ分けしたら、見事な手料理に変身したようだ。
今回の不調はポイント選定の誤りか、バンプラ全般にハマグリが駄目なのかは分からない。
ということで、楽しいキスも美味しいハマグリも今期はお預けかな?
はまぐり

2012年5月13日日曜日

トランケーキ

タイ南部のトラン県の名物「トランケーキ」、知ってる?
何の変哲も無い、ドーナツ型に焼いただけのケーキ。
紅茶に良く合う、しっとりとした重さ。このしっとり感は脂肪分かな?
昔は豚脂を使っていたらしいが、今はさすがに植物油だろう。
コレを食べると吐く釣友がいるが、あんなに菓子パンを食べまくる彼なのに…。タイ南海の謎の一つだ。
RIMG2760
土産物屋に行くとバター、コーヒー、バナナ、オレンジ、パンダン、ミックスなどいろんな味のを売っている。
土産物用は脱酸素パックで箱に入っており、常温で50日程度保存できる。80~100バーツだ。
トランだけでなく県外にも出荷され、シラチャでも手に入るが、45バーツのミニサイズでいまいち。
ハジャイの空港から戻る時など、お土産として喜ばれるのでババンと買ってくるのがよい。嵩張るけど。
本当はこんなパッケージではなく、トランの町に行って焼きたてのをコーヒーショップで食べてみたいな。

2012年5月3日木曜日

モルディブGT遠征 ⑤結局ローデッド

4日目=最終日。ボートは北マーレ環礁西岸を南下、その後インリーフに入って空港島を目指す航程だ。
最後にもくもく煙を吐く工場島やビルの立ち並ぶ首都島を見ながら釣るのは気分がイマイチなので、早めに釣りたいところ。
しかし海神の与えし試練は続き、4日間連続の朝飯前タイムぼうず。
子泣爺さんだけが、ローデッドでかなりの数のバイトを出していた。フロントフックを4/0に大型化、フッキングは時間の問題か。
11:00、予想通り子泣爺さんがGTを掛けた。78cmと小さいが真っ黒で精悍な魚体だ。
RIMG2664RIMG2666 
コウジさんはプライドを捨てて14cm級餌ルアーまで投げているが全くバイトがない。
僕は5/0フックを付けた実績ルアーをローテーションしながら遠投で攻めていた。12:00待望のフッキング。
プロキック・Bigmouth RHのロングジャークに小さめの水柱、そしてそれはすぐに強い引きに変わった。
3回も走られ、大きさを見誤るほどのファイトだった。GT102cm。よし、これで僕は4日連続GTキャッチだ。
RIMG2668 RIMG2678
昼食後の14:00、2日半に渡ってボウズの花道を歩き続けていたコウジさんに待望のヒットだ。
コウジさんがたまらずチョイスしたローデッドを109cmのGTが丸呑みしていた。
RIMG2685 RIMG2689
あまり街に近づかないでとの僕の願いも聞かずに、キャプテンはどんどん帰途を前進。
でも全航程を振り返ると、街が見えるあたりが一番バイトが多かったという皮肉な結果となった。
午後もバイトを出し続けていた子泣爺さんが「ここ出そう」と宣言した、街までもうすぐの場所でのこと。
子泣き爺さんがおろしたてのシイラホロカラーでガツンと掛けた。GT100cm。
RIMG2667RIMG2696
最後は3人ともローデッド・キャスティング大会になった。軽いのにバランスが良く、本当に良く飛ぶルアーだ。
クルー達が皆、「これはモルジブベイトフィッシュそのものだ!」と感心していた。
子泣爺さんが「ローデッド最高、もうこれだけでいい。次に日本に帰ったら10本まとめ買い!」と言ったのには爆笑だったな。
僕は標準で前後とも3/0フックのところ、フロントに5/0、浮力を考慮しリアフック無しとした。ややトリッキーな動きをする。
そして16:40、このローデッドにGTが食った。艫方向に物凄いファーストラン。でかい!しかしフックアウト、がっくり。
上げてみるとST66の5/0フックが伸びて開いていた。人間の力でできないことを軽々とやってみせるGTという魚は全くもう…。
そして17:00残念ながら納竿。4日間で僕はGT7匹、3人で15匹・クルーが釣ったのを入れて16匹だった。
GTの総数は少なく、楽しい外道も殆ど来なかった今回のサファリだが、去年と比べて一つのことが分かった。
去年は4人で23匹、うち70cm前後が7匹。今年は73cmが1匹だけ。このサイズを除けば、去年とほぼ同等の釣果ということ。
ずいぶん苦戦したが、夢の島にも現実はある。あの状況ではそれなりの成果だと満足しなければね。
place : Northern Malé Atoll, Maldives
fish : Giant Trevally

2012年5月1日火曜日

Anthem / Kamelot

Kamelotはヘヴィメタルバンドでありながら、素晴らしいバラードをいくつも持っている。特にお勧めは3曲。
孤独を歌うAbandoned、父の死についてのDon't You Cry、そして初めての息子の誕生を歌ったこの曲、Anthemだ。
ロイ・カーンの歌唱はずば抜けている。囁くように始まり、最後の誓いの言葉へ静かに登っていく。
伴奏はキーボードだけ。魂に深く染み込む、美しくも力強い歌だ。どうやったらこんな曲が書け、歌えるのだろう?

歌詞の大意はこんなところかな…
        ☆
なんという奇跡、生まれてきたお前よ
お前のいのちを讃えて歌おう
そしていつの日か、僕のために歌っておくれ
山をも動かす歌を、海をも割る歌を、天使を喜ばす歌を、いのちの賛歌を
僕はおまえのためにベストを尽くすから
        ☆
大学受験で猛勉強に明け暮れている息子、人生で初めての壁に突き当たって苦しんでいる娘。
遠く離れて暮らし、この歌を聴くたびに、お前たちの生まれたときのことを思い出してね…
一度このAnthem(賛歌)を聴いて、子供の姿を思い浮かべてほしい。その小さないのちのことを。