2007年11月30日金曜日

2種類のキスがいる

シーラチャー沿岸のキスとシーチャン島のキスは種類が違う。
シーラチャーの海岸はえらく遠浅で、干満の差が3mもあるので、干潮時にはずっと沖まで干潟になる。
砂というより泥かな。ここに満潮に乗ってやってくるのがモトギス。模様が無くてスマートなやつだ。
あごの下に青い点が並んでいるのを見て、ヘェっと思ったものだ。
写真は釣り禁止になる前のコ・ロイで釣れたもの。
一方、シーチャン島周りの砂地にいるのがホシギス。頭が上下方向に大きくて体に模様があるやつ。
一応場所で棲み分けしているようだ。
日本のスーパーで「キス(タイ産)」として売ってるのはどっちかな?
友人のKAZさんが「めちゃ不味い」と言っていたが種類のせいではなくて、鮮度管理の問題だと思うぞ。
市場で見るキスはもう目もにごってヘロヘロだからな。
その状態から開いてパックして空輸してだから、不味くて当然。日本の釣りたてと比べたらかわいそうよ。
タイ人は、味もわからなくなるぐらいカリカリに揚げて食べるから、種類も鮮度もどうでもいいみたい。
僕は日本人だから、種類ごとに良型釣れれば嬉しいし、ピチピチで持って帰っておいしく頂きたいね。
尺モトギスっているのか?細長そうだな。尺ホシギスっているのか?巨頭だろうな。あ~釣り行きたい!
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左がコ・ロイのモトギス、右がシーチャン島のホシギス。違いがわかる男のマロン。

2007年11月26日月曜日

猫の手も借りタイ


そんなことより聞いてくれ猫よ。
サメット島のトラ猫よ、忙しくて釣りにいけないんだ。
土曜も日曜も仕事だった。
次の週末もダメだろう。手を貸してくれよ。
お前はいいなあ。食って寝るだけか。幸せだな。
タイに来る前は、タイの猫は全部シャム猫かと思ってたぞ。
何でトラ猫なんだお前?ここまで来た甲斐が無いぞ。
後ろにサメット島の地図が見えるだろ。
タイ人って地図が本当に苦手なんだ。知ってた?お前も全然読めないんだろ。
なーんにも出来ないじゃないか、お前。
それでもいい。手を貸してくれ、猫よ。

2007年11月24日土曜日

自転車に乗りタイ

会社の仕事が忙しい。
次から次に来る要望に応えていると、大事な方の仕事がボロボロになっていく。応戦するも一人だし…。
自転車操業。で、自転車のお話。
日本に居る時は自転車通勤していた。
片道22.5km、信号が多いのでこの距離を1時間ぐらいで。
往復で45km。毎日2時間の運動。
これを天気を見ながら大体1週間に3~4日。休日も合わせると、月間走行距離は800km~900kmだった。
当然太らないし、健康診断の数値が楽しみなぐらい体調が良い。電車と違って帰り道は寄り道し放題。
夜は、車が居なくなった国道を33km/hぐらいでずーっと巡航できたりして、気分最高。
通勤車だから盗まれてもいいように安いやつ。でも僕にぴったし。大好きラレーRFS500!アラヤ製。
その愛車(写真)は分解されて日本の自宅のベランダに封印された。その呪いは僕の体に現れた。太った。
あ~、まともな自転車乗りたい。このタイで。

2007年11月17日土曜日

古い日記。あの頃はハッ!

忙しくて釣りに行けない。
部下はあっぷあっぷだし、無責任な人はさっさと辞めるし、日本の本社は…(やめとこ)。
で、去年の同じ時期の日記を見ると、釣り行けてない。9月の終わりから翌1月の中旬までずーっと仕事で忙しくて。
2005年はお勉強で、これも何ヶ月も禁漁。
やっと出てきた2004年のこの週末。三重県は紀伊長島の磯に行った記録が。
20041121コドラB 
上は2004.11.21の写真。大島のコドラに渡ってグレ45cmと41cm。
そうそう、あの頃は、ハッ、あの辺は、ハッ、ボイル単用、大針、太仕掛けが急にはやりだしてさ、ハッ!
そんなんで釣れるかよと思いつつ真似したら、根掛りで高切れするんよ。ハリス4号で道糸の方が細いから。
それでPE18ポンドにハリス4号掛けてやったら、何のことは無い、ちゃんと釣れたというのがこの日の思い出。
それはそれで良かったの、ハッ!
なぜってこの年の冬グレは群れが大きくて、行けば釣れるという状況だった。
何でも食ってくるなら確実に取る仕掛けをというのも当然だったわけ。良い年だった。
最近は再び繊細で厳しい釣りになってるけど。日本の皆さん頑張ってね。黒潮の蛇行次第なのかな?
ところでタイって海流どうなのよ?干満ばかり気にして忘れてた、ハッ!

2007年11月13日火曜日

シーチャン島の小魚ほいっ:醜い赤目の子

シーチャン島周りの浅場でたまに釣れるこの魚。
アカメモドキ。写真の魚は33cmあった。
生きている時は目は黄色に輝き、死ぬと赤目になる。
船頭は「ガポン」と呼んでいる。タイ人が大好きな養殖バラマンディと同じ名前だ。
でも色が茶色いし、体側に線があるし、上あごがアヒルっぽくてかわいい。バラマンディの子にあらず。
巨大に成長したりすることは無く、これで成魚なんだろうな。味はどうだっけ?
しかしモドキか…。決して本物になれないという悲哀に満ちた響きがあるな。
こいつには、コアカメとかヒメアカメとかいう名前のほうが、可愛くて似合うと思うぞ。
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2007年11月9日金曜日

ここで磯釣りしたい

シーチャン島の北にある独立礁、コ・サンパンユだ。結構大きな磯で、足場もよさそう。
この周囲はアオリイカでも魚でもよく釣れる。
だいたい灯台のある島っていうのは、一番突き出した場所にあり、潮通しが良くて魚の通り道・着き場になっている。
ここもそうなんだろうな。ここに乗せてくれたらなあ。もしOKなら通い倒してしまいそうそうだ。
今まで一回もこの磯から釣りをしている人を見たことが無い。軍隊の関係でだめなのかなあ。
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2007年11月6日火曜日

地元岡っぱらーの釣果

2007.11.03の釣りのお話。
僕がカームヤーイ島の桟橋に着いた時、釣りの後片付けをしているタイ人がいた。
桟橋で貫徹夜釣りだそうだ。クーラーの中身を見せてもらった。
氷が無い!とか驚いてはいけない。タイ人は鮮度に関心が薄い。
釣果はツバメコノシロの大きいの、スミイカ3杯、タチウオ1匹、キス少々、雑魚多数であった。
雑魚は投げ釣り、ツバメコノシロは多分雑魚を餌にブッコミで釣ったのだろう。
アジやアオリイカが全然入っていない。だから底狙いだな。
僕もその桟橋で貫徹やってみたいのだが、狭いので他の人がいたら終わり、後ろから悪者に突き落とされても終わり。
僕は堤防大好き・夜釣り大好きなのに、異国で単独なので安全を考えると出来ないことが多い。
ムエタイの若い選手でもボディーガードに雇うか。横で祈りの踊りをさせながら夜釣り。エキゾチックだねえ。(おばか)
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2007年11月3日土曜日

シーチャン島に良型アジ戻る

2007.11.3の釣りのお話。
前回(10/27)に全く姿を見せなかったアジが戻ってきた。
昨日キャプテン・タンに電話したら、11/3は土曜というのに客の予約が入ってないとのこと。ならば僕が穴埋めを、と単独出漁の予約を入れた。
今朝になって海に出てみると結構きつい北東の風で、あちこちの波頭が白く尖っている。やや不安な条件。
キャプテンはシーチャン島の東側にあるコ・ランドックマイの南側に投錨した。ジンダ筏のすぐ横だ。ここは風裏で波も大丈夫。
潮のゆるいうちは軽いオモリ(ガン玉5Bぐらい)で2本針で流せ、潮が速くなったらサビキ仕掛けで竿下を狙え、と指示された。
始めてしばらくすると、アジ3種類の群れが回ってきてどんどんクーラーが埋まりった。これが1時間ほど続いたかな。
シマアジの大きいのは44cmあり、薄い体に似合わず結構引く(左)。マテアジも指が回らないほど太いのが釣れてたまらん(右)。
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その後沈黙タイムが到来。キャプテンはジンダ筏の近くであちこち場所を変えてくれるが、魚が回ってこない。
筏のほうを見ると、随分人が乗っている。よく釣れるんだろうな。時折釣れるアジがきらきらと光って見えた。
昼頃からまたアジが回りだした。今度は元気よくナブラでやってきた。
ジグを投げるとゴンゴン当たってくるがなかな掛からなかったりバレたり。足元までササーッと追ってきてUターンしたり。
比較的口が小さい魚なので上手くルアーを咥えられないのかもしれない。
それでも何投かに一投はガツーンとシマアジが乗って細いロッドを絞り込む。楽しすぎ!
ジグで釣れるのはすべて40cm級の良型だ。ジグは定番ギャロップ30g。感覚的にはサバ釣りみたいだね。
キャプテンと助手オーッも餌釣りで好調、僕のクーラーに勝手に魚を入れよる。
こらこら!朝から要らないって言ってるだろうが。満タンになっちゃったじゃないか!氷入れる隙間もないぞ!
今日は一人なので気兼ね無く夕方まで釣ろうと思ってたのに、もう魚がクーラーに入らない。
仕方なくナブラに囲まれたまま13時納竿。シーラチャーには15時前に帰着した。
今日は魚は家族持ちの人々に配ってパーティー無し。
ああ、よく釣ったけど釣り足りんなあ~。
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2007年11月2日金曜日

鮮度に疑問の塩魚

前回の釣行でキャプテンとファイファーさんが釣ったミナミコノシロの塩干しが下のほうに写っている。ハエが沢山たかっている。
その上にはサワラの干物。1匹30バーツ、3匹で100バーツと書いてある。うーんあんまり安くて釣っても甲斐がないなあ。
タイ料理のスープの中にえらく塩辛い魚の切り身が入っていることがあるが、こいつらだな。
でもね、いかに保存食の塩干しといってもね、暑いタイの日なたでハエまみれ、鮮度どうなのよ?
何かにつけてまあ気にしないというおおらかな国だけど、腐りかけこそが旨いとかいう食文化かもしれない。
僕としてはちょっと避けたいこの魚。日本在住の希望者にはどーんと買ってかえってもいいが、どう?