2007年10月31日水曜日

イノシシの鼻

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シーチャン列島の一番南にあるコ・タイタームンの最南端には、イノシシのような岩が突き出している。
初めて見たときは珍しいなと思ったが、何のことはないシーチャン島の磯はどこでもこのようなオーバーハングになっている。
遠く陸に目を向けると、カオ・キアオという山が雄姿を横たえているのが見える。標高798m、チョンブリ県最高峰だ。
その下の海沿いに、白い高層アパートが立ち並ぶシーラチャーの町が見える。僕の「住めば都」の漁師町。
淡路島の洲本あたりから六甲山を背にした神戸の町を見ているような距離感だ。
ああ、この時期日本はよく釣れるんだよなあ。家族や友達と一緒に行きたかったなあ。
イノシシの鼻の向こうに望郷の海を思う。

2007年10月28日日曜日

シーチャン島周り 砂地の小魚信③

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2007.10.27の釣りのお話その③
結局この日は15時までやって上の写真の2倍の赤魚(イトヨリとプラーデーン)&キス32匹その他。
シーラチャーの「白魚」に持ち込んで、19時から宴会だ。キスは天ぷら、赤魚は刺身・煮つけ・塩焼き・トムヤムにしてもらった。
いつもアジ中心だったけど、この日の主役の赤魚はこくがある白身でとてもいい。好評。何にしてもおいしいだろうなこれは。
ツバメコノシロは上半身が煮付け、下半身は刺身。こいつはイマイチだったような…
13人がかりで食いまくったが、塩焼きとトムヤムを少し残して全員ギブアップ。
タイで殺生と飲酒が禁じられているこの日に釣り行って酒飲んで食べ残すとは何事ぞ!ということで、リサイクルメニューで再登場。
赤魚の身乗せミニミニカレーライス、どうだ~!
4人を除いて完食だ。日本人は日本風カレーとなると別腹を持っているので、そこに押し込んだというわけ。
ああ、楽しい一日だった。さあ、次はどんな釣りに行こうかな?もう一回砂地で赤魚&キス、ピクピクキューン、ってのもいいけどな。

シーチャン島周り 砂地の小魚信②

2007.10.27の釣りのお話その②。
この日の同行者はファイファーさんとサブさん。2人ともタイでの」釣りは初めてとのこと。
曇天微風波なしと穏やかな条件だったので、あとは魚だけだったのだが…。
ファイファーさんの1匹目、「ギャー、来たー、よーしっ」と大騒ぎ。あがってきたのはのツバメコノシロ。
キャプテンが釣ったのと同じ魚で、塩して干して食うと旨いとのこと。
僕は舳先で天秤仕掛けでチョイ投げして、イトヨリ、プラーデーン、キスをどんどん釣る。キャプテンは手釣りで僕の倍速ペース!餌はイカの切り身。
日本で子供たちとよく行ったボート釣りの感覚そのもの。ああ、ここに居てくれたらどんなに喜ぶだろう。
艫のファイファーさんとサブさんは、美味しくないナカリンという魚の猛攻や針外しに苦戦して数が伸びない。
サブさんは日本では最近家族サビキ釣りに落ち着いているとのこと、この日も最後までサビキ仕掛けで頑張ったが、砂地の魚には少し食いにくかったようだ。
それでも皆の分を合わせれば、おいしそうなプラーデーンの数が揃ったので夕食が楽しみだ。
ホシギスは22cmが最大。頭部だけ見ると日本のキスの25cm級だが、体が短い。皆で32匹釣れた。
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沖から見ると、シーチャン島の磯のあちこちでタイ人が釣りをしてた。目の前で釣りが出来るコテージも見える。
岡から行ってみようかとも思ったけど、やっぱり船のほうが遥かに手軽だね。③に続く。

2007年10月27日土曜日

シーチャン島周り 砂地の小魚信①

2007.10.27の釣りのお話その①。
今日はシーチャン島周りに船を出してみたものの、アジ類皆無という信じられない状況だった。
そういえば、早朝にタラート(市場)に行った時も、いつもは山盛りのアジが全然並んでなかった。
何があったのかな?
そうそう、今日は仏教の祝日がらみで職漁船が出てなくていつものカタクチイワシが調達できないというのもあった。
さすが仏教国タイ。仏の教えは海の底まで広まっていたのだ。
アジもいない、いつもの餌もない。そこでキャプテン・タンが出してきた提案は、「砂地の小魚を狙おう!」(コケっ)
おいおい、いつもの代替メニュー「アオリイカしよう」じゃないのね今日は。
そして今まで竿を出したことのないタンパンビーチ沖で開始した。
キャプテン、いきなりツバメコノシロの60cmオーバーをゲット。おお、砂地侮りがたし!②に続く。
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2007年10月26日金曜日

社員旅行②

先週釣りに行けなかったのは、またまた1泊の社員旅行に同行したため。
シフトの関係で分割開催になっているから仕方がない。
昼はマスゲーム、夜は食って飲んで踊って怒涛の3時間パーティー。ココで日本人は力尽きて部屋に戻って就寝だ。
ところがタイ人はどっかの部屋に集まって朝まで大騒ぎ。皆若いから疲れを知らない。本当に元気。
ちょっとぐらいその元気を分けてよカップ。

2007年10月23日火曜日

メンカーム居る?

写真はギデオンヒメカブトの♂。かわいくてかっこいい。日本のカブトムシと角の大小が逆だ。
タイではこれを戦わせて博打をするので誰でもこいつを知っている。
会社の灯火に飛んでくるし、パタヤの町外れで捕まえたこともある。
しかしクワガタがいない。甲虫全般をメンカーム、クワガタはメンカーム・クワンと言うらしい。
ここにいるかと、クワガタの絵を描いてあちこちのゴルフ場のキャディに必ず聞くのだが答えはいつも「居な~い」。
運転手連中にきくと、「チャトチャック市場で売ってます」。ボケが!ワイルドを自分で採りたいのよ。
所有したいのではなく、自己採集の事実だけが欲しいなどど、タイ人の感覚で理解できるはずもないのだが。
それで、そのワイルドがどこに居るのかと聞くと、遠く北のほうの山を指す。
思えば、昔飼っていたドルクス・クルビデンス(オオクワガタの近縁種)はドイサケットという町から来たものだった。チェンマイの方だ。
大あごが付け根からぐわっと張り出して、体はスリムで、惚れ惚れするスタイルだった。
滞在中に北の山へ行かねばなるまい。
異国の山奥で、ヒルや蚊の攻撃を避けてようやくたどり着いた木。
そこの樹液に張り付いた大型をがしっと掴んだら、もうたまらんと思うぞ。
でも「誰か一緒に行きませんか」とか呼びかけても、かすりもせんのだろうなぁ(失笑)

2007年10月22日月曜日

ダブル8の字結びが抜けた!

釣りに行った時はいつも、世話になる船頭に自作のサビキ仕掛けをプレゼントすることにしている。
モトス・エダスともにフロロカーボンの5号で作ってある。3キロまでの魚で切れるような仕掛けではない。
先日、その仕掛けを使っていた船頭に大型魚が来た。グーンと魚が突っ込んだ時フッと軽くなった。
仕掛けを確認して驚いた。ハリスが切れたのではない。枝スの結び目が抜けたのだ。ええっ!僕の責任?
モトスとハリスはダブル8の字で連結しているのだが、どうやって抜けるのか納得いかず、モデルを作ってみた(写真)。
黄色チューブがモトス、黒ベルトが枝ス、バックルが針に相当する。
わかったことは、サビキの構造上、結び目を引き裂く方向すなわち抜けやすい方向に力がかかるということだ。
魚が黒を下に引っ張り、竿が黄色を上に引っ張ると言う状態が右側のモデル写真でわかると思う。
通常ダブル8の字は糸と糸の連結に使用し、それぞれの端線を切って、本線同士を引っ張るという力のかかり方をする。
ところが、サビキでは通常なら端線となって捨てる方を本線として残してエダスにし、通常本線となる方を切り捨ててしまうのだ。
モデルを見て、ああ、これでは抜けても無理もないなと思った。
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竿先から見てエダスを下広がりに出るように結べば通常と同じ強さが出るのだろうが、サビキはやっぱり受け咲状に結びたいからね。
せめて結び目の先で踏ん張らねばと、今後エダスの端線を編付け(ハーフヒッチ)6回でモトスに巻きつける工程を加えることにした。
ああ、バラシはつらい。手抜きは失敗の元だねえ。

2007年10月21日日曜日

シーチャン島沖のアオリイカ

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2007.10.6の釣りのお話。この日は前にも書いたように波風潮ともきつくて魚が今ひとつだった。
そこでキャプテンは魚に見切りをつけてアオリイカ狙いに転じた。
場所はシ-チャン列島の最北端にあるコ・サンパンユという磯の前だ。キャプテンの釣り方はエギのダウンショットリグ、それも手釣り。
タイ製の糞エギを何度か船の真下でしゃくって、ニターっと笑うともう掛かっている。船べりで墨を吐かせてひょいっとバケツ行き。
私はそんなやり方でつれるかよ、という感じで普通にキャスティングするが、あっという間に潮に流されてダメ。
ダウンショットを真似て投げるとがっちり根掛でロストまたロスト。
キャプテンは「投げてもムダ、真下でしゃくれ」と言ってくれる。やっと釣れた。でも墨汁を大被弾、くっそー。
結局私が3杯釣る間に、キャプテンは15杯。完敗。
イカはいくらでも居る感じだが、胴長20cm前後と小ぶりだ。時期によっては大きいのが釣れるのかな?
ダウンショットリグ、舐めてました。エギのオモリを少しカットしてスッテのようにサスペンド状態にするほうがもっと釣れそうな感じ。
タイの糞エギ、舐めてました。布が巻いてなくて塗料べた塗りの「ヨーザリ(爆)」ブランド40バーツ。買わせていただきます、はい。

2007年10月17日水曜日

岡っぱり釣り場調査

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こちらではなかなか快適に岡っぱりの釣りが出来る場所に出会えずにいる。
2007.10.13にラヨーンの方に行く機会があり、空いた時間にコ・アオというあたりの海沿いを調べていたら良さげな桟橋が目に入った。
遠浅の砂浜から2本並んで突き出していて、左の桟橋に入って釣ることが出来る。
先端にはずらりと地元民が入っており、若い夫婦が40cmオーバーのコロダイを釣っていた。
皆小さなエギでイカを釣って、それをチョン掛けにしてブッ込んでる。
僕も少しだけエギを投げてみたが、スルメイカとアオリイカの小さいのが釣れただけ。
水深が3mぐらいしかなく完全に砂底だ。昼はお遊び程度で、夜の釣り場とみた。遠いし危ないしちょっと夜には来れないなあ。
コロダイ夫婦は僕のタックルを珍しそうに見て、英語ペラペラの奥さんがいろいろ話しかけてきた。
今日はこれから友達のボートで沖の夜釣りに行くんだとか。
いいなあ、僕も乗せてよと言いかけて、強そうな旦那さん見てやめた。

2007年10月12日金曜日

シーチャン島の小魚ツンツン:さより

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2007.10.6の小魚信:サヨリです。
日本のサヨリより太くて身がたっぷり。背中に模様があって安物のルアーみたい。
でも日本のと同じく、しっかり口の先に赤いお化粧してる。
日本のサヨリといえば、群れで浮いてる時はいくらでも釣れるけど、こっちのはたまに掛かる程度。
アミコマセでもあれば別だが、撒き餌なしでは浮かず寄らずなもんで。
小学校3年か4年の時、当時広島に住んでいた叔母がサヨリの干物を送ってくれた。
それをストーブの天板に乗せてこんがり焼いて食べた。ええっ!また焼いて食べた。
何てうまいんだろうって子供心に思ったね。
鳥取生まれなのでカレイの干物とかは死ぬほど食べていたが、小魚の堅干しの本当の旨さを知ったのはあのサヨリの干物。
一方タイの干物はというとねえ、この鮮度後回しの糞暑い国でハエまみれの天日干し。相当痛んでて美味しくない。
タイのサヨリ使って日本式に干物作ったらしっかり美味しいと思うよ。志の違いが味に出るはず。
余談だが、このサヨリの身を短冊に切って餌にするとアジがよ~くつれる。お試しあれ。

2007年10月11日木曜日

シーチャン島の小魚とれとれ:紋付

2007.10.6の小魚信。紋付ことクロホシフエダイ。
写真の24cmが2匹釣れた。魚パーティーではこれの煮付けが好評だったが…。
もっと小さいのが釣れたので放流したら、キャプテンが天を仰ぎ船べりを叩いて悔しがった。「旨いのに~!」
そんなん客の自由でしょうがと思うと同時に、余りのオーバーアクションに笑ってしまった。
シーラチャーの居酒屋で「タイ」と称して出てくるのはこいつまたは近縁のフエダイ類だろう。
誰かが頼んでも僕は箸を付けない。何か偽物というかB級というかそんな感じがいやで。
自然物に階級や真偽をつけるのは人間の勝手で、それはわかってます、はい。
機会があったら自分で釣ったのをきちんと料理して食べてみるつもりだ。
ところで、紋付くん、君は大きくなるの?
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シーチャン島の小魚ピチピチ:コバンザメ

2007.10.6の小魚は小判鮫。
サメじゃなくて普通の硬骨魚類。初めて釣った。
吸盤のところ、柔らかくて不気味。
僕の胸に貼り付けて「アハ~ン」とか言ったらキャプテンに馬鹿受け。
顔は間抜けで、異様に人間っぽいぞ。
コバンザメのような奴と言えば、力のある人に密着しておこぼれをもらって生きる人か。
しかしこいつは立派だった。独力で泳ぎ、リスクを犯して針のついた餌を食い、運動不足の体に鞭打って抵抗した。
全くコバンザメのような奴ではない、見上げたコバンザメだった。
褒美に小判を1枚進呈しようとしたら、もう持っているからいいと言い残してまた一人旅に戻っていった。泣かせるねぇ。

2007年10月10日水曜日

シーチャン島の小魚あれこれ:赤魚

2007.10.6の小魚信。
写真はタイ人がプラー・デーンと呼んでいる魚。赤魚の意。
釣れた時の美しさは可憐な花のようだ。
顔はアマダイっぽいのだが、大きく切れ込んだ尻尾を見るとチビキの仲間なような??不明。
大物の子供なのか、真性の雑魚なのか?これも不明。
なんせいつも浅場なので、20cm以下のしか釣ったことがない。
キャプテンはうまいぞ、うまいぞ~と勧めてくれるのだが、数が揃わないのでいつも運転手一家行きだ。
煮付けにして一杯やりたい、そんな色形でしょう?10匹ぐらい釣れたらやってみよう。
【後日追記】 モモイトヨリ が正解!

2007年10月7日日曜日

シーチャン島単独チャーター波高し②

2007.10.6の釣りのお話その②。
日本で仕立船を出すと、沿岸小物でも最低2万~3万円はするだろう。
このシーチャン島あたりは、船の大きさや装備次第だが、1,500~3,000バーツ程度のようだ。(5千円から1万円ぐらい)
この額なら単独チャーターしても大きな負担にはならないレベル。これで1日遊べるのだから幸せ。
日本なら同行者が無いと経済的に負担が大きすぎて釣り自体をキャンセル、ということが多かった。
でも、タイでは行ける機会に行っておこうと。人生、意外と短いからね。
この日の朝、カームヤーイ島の桟橋で待っていると、島のおばちゃんがペタペタやってきてこう言った。
「あんたリューさんか?タンと息子は小魚を取りに行ってるから、ちょっと待っててね。食事は持ってきたか?」
あ、このおばちゃん、キャプテン・タンの嫁さんだな。顔が息子で助手のオーッに似てるもんな。
キャプテンの船が取れたてのカタクチイワシを沢山調達して戻ってきた。他の船にもそれを分けてから僕を乗せて出航だ。
写真はキャプテン・タンの船。もう一枚は船首のオーッ(波静かな日にコ・タイタームン前で)。
アンカーを入れてからはキャプテンも釣る。いつもは糞竿でガンガン釣るのだが、この日は大型バラシ3回で随分悔しがってたな。
オーッは15歳。アンカー担当だが、よく寝ている。客の竿を勝手に使って釣るのが得意。
単独チャーターといっても、こういうアットホームな雰囲気の中で身振り手振りで話しながら楽しくやるので、大名釣りという感じではないな。
タイの漁師町に住む僕にとって、一番手近なレジャーがこれ。ゴルフ断りまくって変わり者扱いされるんだけど……何で?普通じゃん!

2007年10月6日土曜日

シーチャン島単独チャーター波高し①

2007.10.6の釣りのお話その①。
今日は一人で船を仕立ててシーチャン島周りに行ってきた。
晴天ながら南西の風強く、波も結構あって、さらに潮が速くて難しい、結構ハードな釣りだった。
キャプテン・タンは得意の列島南端を避けて、波がややマシなシーチャン島東側の小島の周りに投錨。
アジの時合いは短く、シマアジの30cm前後~小型ばかりで、いつもの主力であるマテアジは少数だった。
写真はコ・ランドックマイ前を攻める僕のメインロッドとサブロッド。
最後は列島北端のコ・サンパンユに行ってアオリイカを釣って締めくくり。
波気のある日は一日中ずーっと前後左右にバランスとりながら釣るから腰に来る。あ~しんど。でも楽しかったなあ。
今日はキャプテンが釣った魚も全部もらったので、2人分で35㍑クーラーが一応満タン。
これから魚宴会、行ってきまーす。魚が渋い日でも人間の方はいつも食いが立ってるので。
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2007年10月3日水曜日

シーチャン島に磯師登場③

2007.9.30の釣りのお話その③
この日はみっちり釣ったので、18時の連絡船ですっかり暗くなったシーラチャーに帰還。
そのまま料理屋「白魚」に魚を持ち込んで19:30から宴会だ。日本人が9人集まった。
NORIさんのコロダイは半分が薄造りポン酢仕立、半分が煮付けになって出てきた。
このコロダイ両メニュー、箸が交錯するような取り合いですぐに無くなったほど美味しかった。
岩礁まわりの砂地にいるらしい。いつかは僕の竿にも来ておくれ。
あとはクイーンフィッシュがどどんと出て、アジの刺身・トムヤム・唐揚。ふ~幸せ。
船酔いで朝昼抜きのNORIさんも美味しそうにガッツリ。一日大変だったろうけど本当に良かった。
酒代込みで一人あたり320バーツでした。海の神様にご馳走様。

2007年10月2日火曜日

シーチャン島に磯師登場②

2007.9.30の釣りのお話その②。
この日もカームヤーイ島からキャプテン・タンの船で釣行。
メンバーはタイ人3人(ゲンカイ、ポー、その友人)と日本人2人(NORIさんと僕リュージョン)の計5名。
北のほうで餌のカタクチイワシをゲットしてから、シーチャン諸島の最南端まで行って開始した。
磯師NORIさんは「まあ40cm以上のが釣れれば今日は良しとしますか」と。
海は穏やかで、自称「超がつくほど船に弱い」NORIさんも、何とか大丈夫そうだ。
いきなりNORIさん根掛かり&高切れで、一番手間のかかるスペシャルサビキがパー。悲しいね。
しかしNORIさんは仕掛総替え後すぐにクイーンフィッシュ2連発!
「体が薄くて引かないですね」と言いながらも、幸先よくご機嫌だ。
同時に僕が上げたのは32cmのマテアジ。この種としてはいい型だな~と思う。
その後うねりが出てきて釣果もアジ小型になってくると、NORIさん堪らずダウン。
自動車ぐらいの小船なので体を横たえる場所もなく、棺桶のミイラのように荷物の隙間に沈んで一言、「お迎えが…来たようです…。」
この日は魚の活性が高くなかった。サビキだけでは全く食わず餌をつけないとだめ、ルアーにかすりもしないなど。
キャプテンは南端に見切りをつけ、北端のコ・サンパンユに大移動だ。
5時間のダウンを経てようやく目覚めたNORIさんがぼーっとシーチャン島西岸の磯を見ていた。
「あそこに乗れたらなあ」とか思ってるはず。
到着したポイントでは数隻がプラボトルを浮きにして大物を狙ってる。
うちの船はオモリをすごく軽くしてサビキを潮に乗せて流しシマアジを狙うようキャプテンから指示が出た。
これを無視して底を釣っていたNORIさんの竿がグイーッと入った。
おおっ、NORIさん8の字型の竿さばき、いや、8ではないgだ、竿でgの字を描いている!
名人釣りビデオでも見ているような、「がまラー」の雄姿。見事46cmのコロダイをゲット。
「へえ、日本でも釣ったことないのに」と喜ぶNORIさんだった。ここで納竿。
初めと最後だけちょろっと竿を出し、殆ど寝ていた磯師NORIさんに釣果で圧倒されちゃった一日だった。
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2007年10月1日月曜日

シーチャン島に磯師登場①

2007.9.30の釣りのお話その①。
日曜日にシーチャン島周辺に行ってきた。
魚の活性が今ひとつで、満足の行く釣果は上がらなかった。
写真は日本人2人分のクーラー。
特筆すべきはG杯全日本出場2回の生粋の磯師、NORIさんと釣行できたことだ。
さすが、トーナメンターは違うね。竿さばき、潮の読み。びっくりぽん。
一生懸命やって小アジぼつぼつの僕から見ると、もう唸るしかないね~。
②・③と続く。