2009年1月27日火曜日

別れ Long Farewell

1971年8月7日、船長だった僕の父がヨーロッパ航路から帰ってきた。喜望峰を回って。
土産に持って帰ってくれたハンカチの包み。結び目を解くと、美しい陸亀が!
クリクリの黒い瞳に、黄色と黒の宝石のような甲羅。10歳の僕がどんなに嬉しかったことか。
それはマダガスカル産のホウシャガメ Geochelone radiata だった。
http://www.chelonia.org/Articles/Gradiatacare_jp.htm  ←至高のカメであることが熱く語られているでしょ。
この種、今ではレッドデータブックで絶滅危惧種。全ての取引・移動が禁じられている。
でも当時はワシントン条約なんてなかったし、現地では食用だったらしい。
うちに来た時はちっちゃかったぞ。甲長11cm、甲高6cm、体重205g。
今は一人住まいの老母が飼っている。10kg以上に大きくなって、今でもすごく元気で。うちに来てから、もう38.5年か…
左は子供達が小さい時の写真。牛乳に浸したパンをやってるところ。右は現在。
DSC00016 k081
このカメは基本的に草食。多肉植物・野菜・果物・チーズが好物。干しエビ・煮干・サプリメントもちょっとあげる。
家族なんだ。ずっと。どこへでも一緒に行ったよ。
天国にいるトラ(猫)やコン(犬)とも大の仲良しだった。いつも3匹並んで寝てたよな…
ところが。訳あって、カメとの別れが迫っている。下の写真は先週、カメにお別れを言いに行った僕の子供達。
皆、泣いたって。辛いな…
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2009年1月24日土曜日

サングラスと帽子の改造

正月に日本から持ってきておいた,、古い眼鏡と無地帽子の改造を実施した。
まずは眼鏡を持ってロビンソンに行く。いかがわしい屋台店ではなく、ちゃんとした時計・眼鏡店ね。
聞くと、サングラスへの改造費は、度付き500バーツ、度なし200バーツ。(1バーツ=2.6円)
おおっ安いぞ。レンズカラーは18種類から選べるが、偏光レンズは無いと。
迷わず度なしでダークグリーンのレンズを注文した。20分ほどで完成。
たった200バーツ(520円)で、長年眠っていたセルフレームがサングラスになって復活だ~!
皆さんも、使ってない手持ちフレームが有ったらやってみてね。何か得した気分。
するとそこへ、海のルアーマンよね夫妻が歩いている。噂どおりの休日ロビンソン回遊だな。
眼鏡店に引きこんで、「コンタクト×度なしサングラスで釣りに行こう」といろいろ説明すると、ビビッと魚信あり。
今までコンタクト経験無しのよねさん、早速コンタクトを購入。奥様も快諾。装着練習はやや苦戦したようだが。
このお買い物の効果は、2月の遠征でお見せしよう。
さて、もう一つの改造、眠っていたユニクロのクール速乾帽子に、PENNのワッペンをつけた。
部屋で仮縫いしてから、アパートの洗濯室に持ち込みアイロンプリント。
DSCN2892ps
さぁ、どうよ。使えそうでしょ。
この姿の釣り人を見たら、「あ、小魚信のリュージョンかいっ!」と声を掛けて下さると有難し。
明日は日曜日。今から船の予約取っても、誰も来ないだろうから、単独チャーターで5千~7千バーツか…
ちょっときついな。潮はいいんだけどな。

2009年1月21日水曜日

シーチャン島で小魚信、新年会で大魚信

2009.1.18の釣りのお話。
前座釣行は、ミーさん、Sさん、Mさん、リュージョンの4人でシーチャン島沖だ。
Mさん(タイ人)は僕のアパートのドアマンで、釣りを始めて1ヶ月。今まで小指ほどのキスしか釣ったことが無い。
僕がもう一人のドアマンであるAkeさんといつも釣りに行くのを見て、最近始めたから連れてってくれと。
さて、カームヤーイ島でキャプテン・タンの船を見たミーさんは、あまりの小ささに唖然。
いつもの列島最南端で始めるが、ミーさんのグルクンと船頭のイカのみと厳しい状況だ。
この船頭はいつも、アジがだめだと砂地に動いてキス・イトヨリ釣りに切り替える。
我々は仕掛をキス用にチェンジしてぼつぼつ釣るが、手釣りの船頭に数でかなわない。
タンパンビーチ沖ではホシギス、カンカオ島沖ではモトギスと、キス二種類がきっちり棲み分けていて面白い。
荒れ後で期待したのだが、最近の寒さのせいかアジ類皆無、キスやイトヨリやシマイサキばっかり。
それも結構暇な釣りだったけど、キスの小魚信をまあまあ楽しんでもらえた初釣りだったかな。
DSCN2883DSCN2888ma
さて晩は「海辺で大魚信を語る会」がシラチャのムンアロイで開催された。
世界の60億名余に召集を掛けた結果、7名の物好きが集まり、淡くライトアップされた海辺の席で楽しい時間が過ごせた。
ミーさんは本格焼酎を差し入れてくださったのに、運転があるから殆ど飲まずに馬鹿話に笑顔でお付き合い。
ヒロさんはシーチャン島の筏釣りだけだそうだが、色んな釣りの話に乗りが良くて大笑い。
t-defectorさんは、釣りの話はちんぷんかんぷんだったろうけど、リペ島のダイビング情報に興味津々。
nishiさんは年末大魚信爆釣結果を披露、また海のルアー一式を買い揃えたそうで、次回サトゥン遠征案にピクっと反応。
よねさんはそんなnishiさんの魚信を逃さずキャッチして、トップでGTを釣るプランに引きこもうとする。
GATAさんは正月大魚信爆釣報告ののち、サトゥンはだめだ、シミランのパヤオがいいと、潮読み系ジグ師の視点でサトゥン遠征案を一蹴。
リュージョンは地図や図鑑を広げて、アホな遠征話を笑われ魚料理は断られ…。
nishiさん・GATAさん・よねさんはバラマンディの釣堀に行こうと盛り上がるが、リュージョンはいつものパス回答で孤立無援(爆)。
いやあ楽しかったな。
皆さん本当は忙しくて大変、家族との調整、遠方から運転といろいろある中、わざわざ集まっていただき、まことにありがとうございました。
今回は来られなかった皆様にも、いつかどこかでお会いしましょう!
place : Ko Sichang
fish : Northern Whiting
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2009年1月16日金曜日

羅刹 / 陰陽座

onmyou
アルバム名: 煌神羅刹
初めて聴いた時はブッ飛んだね。
やられた。このおねえたんvocalのパワーと張りは何よ?
純和風ながら強烈にメタリック。この手があったかと。
陰陽座は、他にもいい曲多いよ。多作だしね。

2009年1月15日木曜日

渓流ルアー、タイでは無理だけど…

僕が一番好きな釣りは、磯の上物釣りと渓流のルアー釣り。え?意外だって?
タイでは船釣りばかりしてるけど、それは、タイ特有の激しい干満とか安全性とか、
致し方ない別の理由で、好きな釣りが出来なくなってるわけ。
でね、渓流のルアー釣り。
僕は鳥取県の智頭という町で産まれた。山奥でね。町中でせせらぎの音が聞こえる。この原風景が僕の渓流釣りに繋がってる。
産まれた病院の前の川では今でも岩魚が釣れる。ゴギっていう中国地方特有の頭まで白点のあるイワナ。
それとヤマメ。もう放流のアマゴに置き換わってしまって、田舎では実質的に絶滅なんだけどね。以下アマゴと言っておくか。
これらをルアーで釣るんだ。定番は5gのブレットン。フランス製。次点はメップス各種、これもフランス製。そしてスプーンの名作ハスルアー。
重さを変えると、投げる時の微妙なコントロールが狂う。だから、まずどんなルアーでも5gに限定するんだ。
DSCN2869
そして、あらゆる姿勢から、ピンポイントに5gのルアーを正確に打ち込むのが僕のやり方。
木が覆いかぶさってる場所などで、バックハンドの水面スレスレのキャストでスパッと入れて、左ハンドルで間髪入れず巻く。
ガツン!これでしょ、やっぱり。
春は残雪の深々と残る3月から、放流アマゴいっぱいの9月までがシーズン。
実は禁漁後も銀毛が釣れるのだが、オフレコ!
アマゴとイワナの出方の違い、餌釣りとの出方の違い、先行者がいてもルアーなら出る、とか興味は尽きない。
例えばイワナ。追ってきてルアーを食い損なって、僕の足の間をくぐって元場所に戻り、次の一投で釣れたりする。結構お馬鹿。
ヤマメ・アマゴ。警戒心が強いくせに、超不自然なダウンストリームキャストで釣れることもある。良型は身がサーモンピンクになって旨い!
レインボー。各鰭がピンピンに尖るまで復活した脱獄犯は、美しい魚体で凄いパワーを見せてくれる。びっくりもんだよ。
渓流釣りの欠点は、資源が限定的なことから来る絶望感。これが一番辛いな。その点、海の無限性は安心で助かる。
日本の渓流魚よ、温暖化に負けず、繁栄を続けてほしい。いつか僕も会いに行くから。
皆さん新年会に会いにきてくれないけど(失笑)。

2009年1月12日月曜日

ダイコー大好き!Desperado(ならず者)からArtesano(職人)へ

昨年12月に、シーバスロッドが折れた。
ダイコー デスペラードDS-962ML ウェーディングゲームセレクション。
8年ぐらい使ったかな。当時、税抜定価40,000円だったと思う。
買って振ってびっくりしたなぁ。軽くてシャキーン。ピンシャンってタイプの先駆けだったね。業界衝撃の。
投げては軽いルアーからメタルジグまでかっ飛ばし、魚を掛ければグイグイ寄せる。いい竿だった。
スズキ、ハマチ、キスちょい投(笑)、タイでの船釣(爆)と、次第に用途から離れた酷使を受け、遂に力尽く。合掌。
正月に後継のシーバスロッドを買った。2003年に発売され、池田のルアー館で売れ残ってたやつ。
ダイコー アルテサーノRA96-ML コーストマスター。 税抜定価51,000円。
デスペラードで成功したダイコーが、釣りの目的別に尖がった性能の最高峰を追求したのがアルテサーノ。
新旧の竿とも、シーバスマン達の評価が非常に高い、歴史に残る名竿である。
とりわけアルテサーノは、もうダイコーがこれを上回るのを出すのは難しいのではないかと言われたとか。
ともかく僕はダイコーのファン。磯竿もダイコー。もうね、折れても信頼が揺らがないという、信者みたいなもんですな。
DSCN2878 DSCN2875
僕の手持ちの新旧を比べると、ともに長さ2.9mのミディアムライトアクション、全部チタンガイド。
だが、アルテサーノが格段に細くて、一層ピンシャンだ。ボロン補強だからな。
実はこの初代アルテはもう廃番で、新たにタイドマークアルテサーノキャステイシア(名前長すぎ)が09年から発売された。
この新製品は、類似スペックで税込定価76,000円。高っ!普段使いにはちょっと厳しいな。いつかは欲しいけど。
さて僕のアルテサーノ。手元はマジョーラで玉虫色に輝き、全体は無研磨×極薄クリア塗装。この印籠継ぎが目に入らんか!
口径大きめのチタンガイドがちょっと時代を感じさせる。いい。すごくいい。
店の棚の片隅で何年も忘れられていた名竿が、ここタイでついに火を噴くのか?楽しみだな。
デスペラードも長い間ご苦労様。そのうちコンビネーションロッドにして復活させてあげるから、待っててね。!
続編→ : デスペラード復活

2009年1月11日日曜日

新年会のお誘い 「海辺で大魚信を語ろう!」

当ブログ主催の新年会「海辺で大魚信を語ろう!」を下記要領で開きます。
皆様奮ってご参加ください。
 ◆日時 : 1月18日(日) 19:30~
 ◆場所 : ムンアロイ シラチャ店 (サミティベート病院向かい)
 ◆料金 : 総額を男性で割り勘、女性無料
 ◆議題 : 過去の栄光と昨年の実績を、チャチャを入れつつ称えあう
        今年と将来の夢・野望を交換という名の下に、やらずぼったくりの情報を得る
ムンアロイは、奇麗で大きなタイシーフードレストランです。
サトゥン遠征はちょっと…という方でもこれならいけるのではないでしょうか?
今までリュージョンと同行してくださった方に限りません。
ブログを読んでくださっている方、その釣友の方、奥様、通りすがりの釣り人、タイ人船頭、誰でもOK!
メール、コメント書き込み、メッセージ送信、電話、何でもいいから参加連絡をいただけますか?
GATAさんに連絡下さってもOKです
お待ちしております。でも…また2人だけだったりして(爆)

2009年1月10日土曜日

年末釣行リペ島行ったぞ! ④ヒン7でスカ振り

GATAさんはキャプテン・シンに、水深40mのかけあがりをアンカーせずに流してくれと指示した。
キャプテンは船をリペ島南の通称ヒン7(七つ岩)という場所に移動させたが、しっかりアンカーしてしまった。
ここは素晴らしい雰囲気だったな。
背の低い磯の周りを、グルクンの群れが大挙して泳ぎ、ときおり大型魚に追われてザザーッと逃げる。
2人でポッパーやペンシルやジグを投げまくるが、なぜかアンダマンはだめだまん。
試しに胴突き仕掛にイカ切り身で下ろしてみると、グルクンに混じって、メッキやフエフキのちっこいのがぽんぽん釣れる。
DSCN2843 DSCN2842←餌魚とか
ある時大物仕掛けの活イカにバラクーダが食いつき、さらにそれに大型魚が食って、バラクーダが頭だけになって上がってきた。何か居る。
ここは餌釣りよりも、スレイマン船頭の船で流しながらルアーでGTを狙うべき場所だったな。惜しい…あべし!
正午にここを発ち、パクバラに戻ることにした。リペ島からパクバラまでは80kmの航程で、釣船だと3時間はかかる。
途中、セールフィッシュ(バショウカジキ)のちょっと弱ったのを見つけて、ギャフで追いかけたが捕れず。
船の後部デッキで、インクブルーの海水をロープ付きバケツで掬って入浴。あったかくて気持ちいい。仕上げだけ真水でね。
ずっとトローリングもしたのだが、反応皆無だった。おかしいなぁ。プーケットでは容易に釣れるのに…
タルタオ島より内側に入ると、海の色がだんだん緑がかってくる。その色を見て、ああ、今回の釣りも終わりだなと肩を落としたわけだ。
15:30にパクバラ着。釣船代7,000バーツの精算後、すぐにStartが用意してくれた乗合バスでハジャイに移動した。
これは安かったな。一人300バーツ。
DSCN2796 DSCN2797←パクバラの町
行ってみて分かったのだが、アダン島・リペ島海域は攻めきれないほどのスケールを持っている。
そして土日の2日だけでも、バンコクから十分釣りをして帰ってこられる。
今回・前回の僕らの不漁で、サトゥン沖の釣り場としての価値が落ちるのかと言うと全く逆だ。
大きな可能性の端っこを見つけたと言うのが正解だろう。
今回のStartの船は、僕らが乗る前、マレーシアから来たスンダラという釣師が4日間借り切っていた。
彼によると、ラノーンからミャンマー方面に出るのが一番釣れるが、サトゥンもいい場所だと言っていた。
今回の彼の4日間は不振ながら、釣ったバラクーダやギンガメアジやフエダイを見せてくれた。
こういう気合の入った釣師に連絡を取って一緒に行くというのも一案だな。
発熱にもかかわらず、わざわざ遠路同行してくれたGATAさん、本当にありがとう。
今回は結局1時間ぐらいしか竿を持てなかったのでは?
無理言ってごめんね、懲りずにまた行きましょう!
place : Ko Lipe (Satun)
fish : Barracuda, Purple-Headed Emperor

2009年1月9日金曜日

年末釣行リペ島行ったぞ! ③夜明けまで

2008.12.29の釣りのお話。
僕が船室で寝ている間の雨は強く、例によって天井から大量の雨漏りで下半身はびしょ濡れ。
もう寝るどころじゃない。小降りになったので再びイカ釣りを開始、大物仕掛も投入した。
そしたら、入れたとたんにガガンと手に魚信だ。こっちを向いて走るあのいやな引き味。そう、バラクーダ。
70cmを越えるのに2kgしかない棒のような魚。歯だけは凄いんだけどな。
イカの方はキャストしてよし、足元の見釣りでよし、ケンサキイカとアオリイカを30杯以上釣ったな。
それを針に掛けて底まで降ろすと、またバラクーダがガガーン。
ハタとかフエダイとか沖サワラとか狙ってるんですけど…。
 DSCN2840i
夜が明けてくると、リペ島の北西側に投錨していることが分かった。
周囲の海面では、結構大型魚が音を立てて餌を捕食しているので、ポッパーを投げ倒す。
あかん。距離かルアーかはたまたアクションか、何が悪いのか食ってくれない。
上手な人なら目の前で仕留めてくれてるでしょうに…。
ここで発熱で12時間寝たGATAさんが、ようやく重い体を引きずって復帰した。お疲れさん!
こっちも青洟や痰で首から上が重症なのだが、体は元気、折角来てるんだから最後まで頑張るぞ~。
place : Ko Lipe (Satun)
fish : Bigfin Reaf Squid

2009年1月7日水曜日

年末釣行リペ島行ったぞ! ②スピードボート意味なし

2008.12.28の釣りのお話。
パクバラに一人泊まった僕は、朝の散歩、食事、買い物などしながら、GATAさんの到着を待った。
ようやく11時前にGATAさんパクバラに到着、Startが用意してくれた食材を持って、11:30のスピードボートに乗り込んだ。
ホンダの225馬力×5連装でかなり大型・強力だ。しかし、乗り降りにめちゃくちゃ時間が掛かるし、タルタオ島にも寄り道するし。
本来のスピードボートの威力を生かしきれていないな。次回は、できればパクバラから全部釣り船で移動しよう。
最終目的地のリペ島・アダン島には港が無いので、沖でロングテールボートに乗り換え、各自自分の目指すバンガローの前で降りる。
これがまた大変。お客さんは欧州半分、タイ・マレーシア半分といったところかな。日本人1組みっけ。変わり者だなぁ。
僕らはリペ島の西寄りのSITA RESORTというところに上陸した。まだ建設中だが、ピカイチ綺麗な感じ。家族と泊まりに来るならここかな?
そこでクソ高い昼飯を食べて、もう一度ロングテールボートに乗り、沖で待っている釣り船にやっとたどり着いたのが15:30。長い旅路だった。
DSCN2805 DSCN2808
DSCN2819 DSCN2816
船はStartの持ち船で、操船はキャプテン・シン。15m級2階建て、後部延長デッキのあるサメサンあたりと同型の船だった。
まずは、リペ島の西8kmほどにある列島最南端のサラング島沖を攻める。水深60m。潮はぴたりと止まって動かない。
明るいうち、GATAさんはバーチカルジギング、僕はジグのキャスティングやポッパーを試すが、生体反応ゼロ。厳しいね。
DSCN2820 DSCN2828
色んな障害を乗り越えて遠くから来たんだからさ、海もさ、もうちょっと愛想あってもいいんじゃない?なんて思ってると日が暮れた。
GATAさんは日没前から発熱でダウン。僕も気管がゼエゼエ言うほど息苦しい風邪に悩まされ、パワー半減のまま夜を迎えた。
ともかく餌を釣らねばね。鉛スッテを下オモリにしたエギのダウンショットリグでぼつぼつとケンサキイカを釣る。これ面白いんだ。
こんなことしてる場合じゃないけど、GATAさんダウンだし、船頭のスッテは全くイカが乗らないし、餌調達係は僕だけなのよ。
こら、こっちは客だぞ、と言っても僕しか釣れないから続けていると…0時ごろから雷雨。全くもう。船室に避難して4時まで寝る。
ここまで2人ともノーフィッシュよ、奥さん!ちょっとあんた、どこまで来てると思ってんのよっ!
place : Ko Lipe (Satun)

2009年1月5日月曜日

年末釣行リペ島行ったぞ!①AA恐るべし

12/27~12/29の3日間アンダマン海という今回の企画に、唯一応募くださったのが、シラチャのGATAさん。
そのGATAさんから出発一週間前にメールが来た。 「アンダマンはだめだまん。」初日の都合が付かないという。
僕は2.5日の短縮日程を提案して返信、「アンダマンはまだまだいけるまん。」
GATAさんから「よっしゃー乗った、それでいきましょう!」
当日、僕は6:50の飛行機に乗ろうとアパートで待っていた。ここでいつものトラブルが出た。運転手遅参。
来ないから電話したらまだ寝てやんの。ヴォケがっ!前夜酒飲むなって念押ししたのに…
スワンナブーム空港の飛行機にはぎりぎり間に合った。次遅れたらクビっ。
さて目的地のハジャイ空港、竿は着いたがバッグは着いていなかった(ToT)。一緒に預けたのに何でやねん?
「まだバンコクにございます」と綺麗なAAのお姉さまに笑顔で言われ、 こっちもリアクション笑顔でするっと引き下がり。
次の便を待つこと4時間。あみん!ようやく目的地サトゥン県パクバラに付いたのは14:30。近くて遠いね~。
DSCN2781DSCN2787
投宿後、今回世話になるStartの店に行って、2時間ほどロングテールボートを借りてもらった。500バーツ。
ここパクバラは河口にあり、広々としたマングローブが広がっている。ここでルアー釣りだ。
バラマンディの3kgなら良く釣れるというが、あいにく干潮で魚が岸寄りにいない。ワンバイトだけで断念した。
陸に戻ると再びトラブルが。何とGATAさんが予定の飛行機に乗ることが出来ず、翌朝到着になると。
GATAさんの荷物が「大きめ」だったため拒絶され、「体だけならどうぞ」と言われたと。そんなんで行けるかいっ!
AAおそるべし。安いんだけどね…
DSCN2792DSCN2794
夜はStartの店に行って、一緒に飲んで釣り談義。彼ら日本人に初めて会ったって。
そんな彼らがこんなタイの端っこみたいな町にいて、志村動物園のパン君を皆知っていた(爆)。
前回同様、Besthouseに宿泊。床がぴっかぴかで気持ちいいおやど。
place : Ban Pak Bara (Satun)

2009年1月1日木曜日

謹賀新年2009

皆様、明けましておめでとうございます。
さて、長い間お付き合いいただいたこの「タイランド小魚信」、
この正月をもちまして、残念ながら閉鎖することとなり
そうな気配など全くありませんっ!
相も変わらず、東西南北そこに海があれば行き、そのまた向こうも海なのでまた行き、
釣れれば素直に喜び、釣れなくてもぼやくだけでくじけず、
仕事の気配は消したまま、静かな読者に語りかける。そんなブログが続くのでしょう。
本年もよろしくお願い致します。
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