シーチャン列島の一番南にあるコ・タイタームンの最南端には、イノシシのような岩が突き出している。
初めて見たときは珍しいなと思ったが、何のことはないシーチャン島の磯はどこでもこのようなオーバーハングになっている。
遠く陸に目を向けると、カオ・キアオという山が雄姿を横たえているのが見える。標高798m、チョンブリ県最高峰だ。
その下の海沿いに、白い高層アパートが立ち並ぶシーラチャーの町が見える。僕の「住めば都」の漁師町。
淡路島の洲本あたりから六甲山を背にした神戸の町を見ているような距離感だ。
ああ、この時期日本はよく釣れるんだよなあ。家族や友達と一緒に行きたかったなあ。
イノシシの鼻の向こうに望郷の海を思う。
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