釣りに行った時はいつも、世話になる船頭に自作のサビキ仕掛けをプレゼントすることにしている。
モトス・エダスともにフロロカーボンの5号で作ってある。3キロまでの魚で切れるような仕掛けではない。
先日、その仕掛けを使っていた船頭に大型魚が来た。グーンと魚が突っ込んだ時フッと軽くなった。
仕掛けを確認して驚いた。ハリスが切れたのではない。枝スの結び目が抜けたのだ。ええっ!僕の責任?
モトスとハリスはダブル8の字で連結しているのだが、どうやって抜けるのか納得いかず、モデルを作ってみた(写真)。
黄色チューブがモトス、黒ベルトが枝ス、バックルが針に相当する。
わかったことは、サビキの構造上、結び目を引き裂く方向すなわち抜けやすい方向に力がかかるということだ。
魚が黒を下に引っ張り、竿が黄色を上に引っ張ると言う状態が右側のモデル写真でわかると思う。
通常ダブル8の字は糸と糸の連結に使用し、それぞれの端線を切って、本線同士を引っ張るという力のかかり方をする。
ところが、サビキでは通常なら端線となって捨てる方を本線として残してエダスにし、通常本線となる方を切り捨ててしまうのだ。
モデルを見て、ああ、これでは抜けても無理もないなと思った。
竿先から見てエダスを下広がりに出るように結べば通常と同じ強さが出るのだろうが、サビキはやっぱり受け咲状に結びたいからね。
せめて結び目の先で踏ん張らねばと、今後エダスの端線を編付け(ハーフヒッチ)6回でモトスに巻きつける工程を加えることにした。
ああ、バラシはつらい。手抜きは失敗の元だねえ。
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