今回は大型カンパチを100m以深で狙うというTAIYO隊長の要望に応え、船はシミラン遥か南方洋上まで来ていた。
プーケットとカオラックの中間点の沖80kmぐらいの場所。360度見渡す限りの大海原だ。
前日カンパチの釣れた場所を攻めるが反応無く、あとは帰りながら途上にあるポイントでジグを落としていった。
TAIYOさんとコウジさんが回収中にスマを釣った程度で全然ダメ。TAIYOさんのキントキ↑、どうすればこう掛かる…(笑)
僕は一人艫でトローリングやキャスティングを続けたが効果なし。シミランの浅場で多彩な釣りができたのが懐かしい。
一体どこまで厳しいのか、今回のシミランは。時期的には最高と思うのだが、いつもより海の色が緑っぽいのがダメかのか?
昼前、J2さんが唯一のまともな釣果を上げた。ヒシヨロイアジ75cmだ。「引きますね~。初めて釣ったし嬉しい!」とJ2さん。
あとはパヤオを拾っていくばかり。何だかんだ言ってパヤオ周りでは魚探に反応がある。
しかしジグを落とすとその魚影は大抵バラクーダかサワラだ。スパっとリーダーを切られておしまい。
歯物に切られなくても地獄のロープが待っている。海底だけでなく何十回シャクった後の上層でもグーンと引っかかる。
ジグがぐるんとロープを巻いているだけなら、緩めたり張ったりしているとスコッと外れて回収できる。
しかしフックがロープに刺さると難儀だ。いくら引っ張っても外れないし、相手も動くので切れない。時間ばかり掛かる。
周囲で二・三人がロープを引っ掛けて苦しんでいる中、TAIYOさんがロープをかいくぐって魚を掛けた。
ヨコフエダイ60cm。赤くて見事な魚体。いや~このロープの林の中でよく釣ったねと皆から賞賛の声が上がった。
結局1.5日でメンバーが失ったジグは20個。単価2,000円として4万円。もう1日船が雇えますがな…
結局J2さんとTAIYOさん以外はまともな魚が掛からず納竿。僕は前日のカンパチ以降ボウズ、ハァ…。
前日カンパチやGTを釣ったコウジさんと僕は「初めに釣っとくと楽だよね」と話していたのだが、ヒヤヒヤものである。
恒例の記念撮影。今回は菓子パンの過剰摂取による通院のため来られなくなったコウチャン氏の遺影とともに。
ここで船は一旦、補給と反省とメンバー入れ替えのためカオラック港に戻った。
plLong ace : Similan Islands
fish : Longnose Trevally, Saddle-Tailed Seaperch
2013年4月8日月曜日
3月シミラン・ジギング遠征 ③ロープ・歯・ボウズ
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強靭な肉体と精神が必要な釣なんですね。
返信削除しかしリュウジョンさんマッチョですねww
ひえー、②より更に厳しくなっている。
返信削除体力的にも精神的にも、キツイねー。
漁レンジャー隊長さん、精神的には先に釣っておくと追い込まれない、釣れないとあれこれ悩んでもっと釣れなくなる。運ですが。
返信削除体力的には移動休憩が多いので、さほど疲れないです。
筋力は、マシンや懸垂で鍛えるパワー系じゃダメみたい。それは魚を掛けてのファイトには役立つけど。
実際にシャクってみると、軽荷重を素早く回数を動かす筋肉の鍛え方が必要と感じます。でも困ったことに、どうやるかは知らん(笑)
tokuhainさん、前半釣って余裕だったし、ボ仲間もいたし…
返信削除でも釣りたいですよね、折角あんな遠くまで気合十分で行って頑張ってるんだから。
海のバカヤロ~!
船長への要望は、「カンパチ」。しかし、カンパチは時合がはっきりしている。
返信削除カンパチ時合に当たらないこともある。それがカンパチ釣りですが、カンパチが釣れない時間帯に、何か釣れるか釣れないかで釣果の印象は全く違ったものになる。
最後の1匹で、自分が釣れなかった原因が分かり、次のシミランでその原因を確実にしました。
タックルバランスは非常に重要。また、大きなカンパチ狙いのジギングはとても難しいと再認識しました。
TAIYOさん、常に磯釣りを軸に釣りを組み立てている僕としては、カンパチどころかジギング自体が分からなくて難しい。
返信削除その分、船頭に頼ってる。暇な時にでも列島西側と北側のポイントを探っておいてほしいです。