2013年5月1日水曜日

Speed BoatでモルディブGT ②出た、しかし暑いな…

初日午後の北マーレ・アトール西岸アウターは芳しくなかった。結構粘ったのにバイト皆無。
午後はコウジさんダウン。まあいつものことだが「最初飛ばしすぎた」「来る前に風邪ひいたのがいけなかった」とのこと。
しかし今回は違ったらしい。後で分かったのだが、コウジさんは本格的な熱射病だった。だがこの時は知るよしもない。
西岸に見切りをつけたキャプテン・モホちゃんは、朝イチのポイントへ一気に戻った。リヒベリとトゥラギリ、両リゾートの間だ。
まずは僕。何とか1匹目をと、モルディブで必殺的効果を出してきたローデッドを投入。ピンクだけどね。
キャスティング時のボートの進みがスローなので、ペンシルにも教科書どおりのアクションを与えることができる。
すると14:20、ドッカーンと大水柱が出た。フロントだけに5/0を付けたローデッドのピンクが仕事してくれた。GTの104cm。
555941_590096654336356_970447588_n551512_590096724336349_22971742_nGT & YAMARIA LOADED
釣って思ったのだが、Speed Boatは取り込みが容易い。スルスルっとボートを魚の場所に寄せるので、巻上げ負担が軽い。
サファリボートの場合、魚が走ろうが潜ろうが構わずかなりのスピードで前進する。最悪の場合、艫で座布団釣りの状態。
この違いは大きい。大型のGTを釣ろうと思えば、掛けてからのファイトについてはspeed boatの方が相当有利なはずだ。
このポイントはその後も活性が高い状況が続いていた。しかし コウジさんはダウンしたまま。とにかく半端なく暑い。
朝から完全無風のベタ凪。走行中以外は地獄。ずっと太陽が真上。濡れ雑巾を絞るように汗が流れ落ちる。
コウジさん、そんな中で半袖短パン首丸出しの格好だからな…。僕は暑気対策として、極力日光に肌を露出しない。
襟付き長袖、長ズボン、手袋、靴下、首から顔の横までぐるりとフードの付いたハット、サングラス。
日光に当たるのは頬から顎と指先だけ。暑いようだが逆。砂漠を歩くアラブの民の格好を見れば合理的なのは当然だ。
この日は納竿までに4リットルの水分補給を繰り返すも、おしっこゼロ回。代謝に大きな負担が掛かる状況だった。
RIMG0919RIMG0926GT 124cm
コウジさんの道具も一緒に休憩。カーペンターのロッドにステラ20000、GTγ。キャプテンがコレを使った。
舳先に立って瞬間的な唸りを発する鋭いキャストで遠投。120gのGTγが90から95mは飛んでるな。すると食うんだ。
僕と子泣爺さんが後で中距離で投げていても食わないのに、キャプテンの遠投&クイック・トゥイッチにドッカーン。
客の竿なので「巻かせろ」と交代してもらうのだが、コウジさんは体調不良と自分で全部やるべきという信念から拒否。
ファーストランが終わった時点から子泣爺さんがファイトを担当した。何度も走るので「こりゃデカイ!」と驚く子泣爺さん。
しかしボートの寄せと強めのハイエンド・タックルの威力は釣り人に負担を強いず、難なく大きなGTが浮いてきた。
124cm。ナイスサイズ。歓声が上がる。続いて同じくキャプテンが掛けた。これも子泣爺さんが軽々と上げてGT84cm。
最後は同じくキャプテンの69cm。「さっきのと比べて全然引かない」と苦笑する子泣爺さん。この3匹は30分間に来た。
あと1時間ほど頑張ったがノーバイト。まだ日の高い16時、フルマーレの港に戻った。
RIMG0929RIMG4151 Le Vieux Nice Inn
宿で汗ビショの衣類を洗濯、休憩。日が落ちて食事に出ると、暑い昼間に誰もいなかった町が人だらけ。君らも暑いのね。
この日は綺麗なレストランで夕食。アルコールは無いが、朝トースト、昼カップ麺という貧食を一気に挽回できて助かった。
町での買物に不自由は無し(酒以外)。イベント一巡して色んな状況が分かり、不安は解消した。釣りをもっと頑張らねば。
place : North Male Atoll, Maldives
fish : Giant Trevally

6 件のコメント:

  1. 肌の露出を極力抑えるのは、体力保持の為にも大事なことですよね。
    スピードボートには、自ら近づいて行くという利点があったのですね。エンジントラブルでも、魚に曳航してもらえそう(笑)

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  2. tokuhainさん、上の画像では僕は帽子を被っていませんが、魚が掛かってから撮影用に特別に脱ぎ捨てていでいるのであります。
    スピードボートはGTの走る方向に付いていき、その間は「巻け巻け~」です。最後は疲れたGTの真上にボートを止めてエンヤコラ・リフトです。人間側の圧倒的優位(笑)

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  3. マヒマヒ大王2013年5月2日 11:52

    暑い。。。いや、熱い(>_<;;;;

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  4. 大王さま、暑中お見舞い申し上げます!

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  5. 船も釣り道具ということですね。しかし、魚が掛かった後の船のサポートがあった方が釣りが面白くなるかは、普段サポートのない船に慣れていると微妙なところですね。

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  6. TAIYOさん、別に掛かってから魚を追いかけてくれなくても、軽いボートですから受身で止まっていてくれればそれでOKです。
    一方大きいサファリボート。魚とのファイト状況を無視して、キャスト客優先でどんどん前進するのはいかがなものかと。一度やられてみるとわかります。

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