2013年5月10日金曜日

Speed BoatでモルディブGT ⑥初めての南マーレ環礁

モルディブは大環礁(アトール)のグループでできている。大環礁のインナーは深いところで水深50mぐらい。
大環礁相互間の水深は300m~400m。大環礁のアウターの海底は急な崖。5kmも沖に出れば水深2,500m。
見えていないだけで、実は日本アルプスの山頂で釣りをしてるようなものだ。
さて、最終日はフルマーレから南西に航路を取り、水深400mの海峡を渡って南マーレ・アトールに行った。
不本意な釣りが続いている。宿で力無い見送りをしてくれたコウジさんの分まで釣らねばならん。
南マーレ・アトールに来たのは初めてだ。だが景色はどこも一緒だ。ひたすら美しい珊瑚礁が果てしなく続くだけ。
まずはアトール北部にある大きな開口部から攻めた。1箇所で10連発の実績がある「very famous point」らしい。
ははは、有名すぎて攻め立てられているのか、何にも居ないじゃん。そこでアトールの北西コーナーに移動。
4日連続の晴天だが、この日は結構風があって暑くない。ボートの向きによっては追い風でルアーがよく飛ぶ。
午前中はGTだか何だかよく分からないようなバイトのみ。キャプテンはアトール東岸中部へ大きく動いた。
ここでキャプテンは思い切った操船をした。普通はボートをリーフの外に沿って走らせ、リーフに向けて投げる。
ボートの位置の水深は30m~70m、GTを掛けてからのファイトは安心だ。だがこの日は逆張りに打って出た。
ボートはリーフのすぐ外側にある浅場を進み、エッジの先のインクブルーの外海に向けてキャストするのだ。
何だか磯釣りみたいで燃えるねぇ。でもGT掛かったらどーすんねん。エッジで擦れてプッチンでは?
そんな心配をしながらキャストを始めるとバイトが出だした。僕にも子泣爺さんにもキャプテンにもドッカンドッカンとね。
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掛からんが手にゴンッと来るのもあって盛り上がる。11:45、僕のローデッドに水柱が上がり、83cmのGTをキヤッチ。
魚が掛かると「巻いて巻いて~」の指示とともにボートは速やかにリーフエッジの先まで出て深い場所で取り込んだ。
さすがスピードボートは小回りがきくな。次は12:05、子泣爺さん「遂に来た~」と竿を曲げる。今度はリーフ上で勝負。
見えてきた魚体は目の覚めるような青い鰭のカスミアジ84cm。「この場所いいね!」と子泣爺さん上機嫌だ。
バイトは続き、僕とキャプテンがダブルヒット、ダブルバラシ。OMG!
それを尻目に子泣爺さんはカスミ80cm、GT78cmを連発だ。ここはキャプテンも初めて来た場所らしい。
注目されてない場所なのだろう。魚がスレてない。モルディブとてそれは大事なことだな。
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次。僕のローデッドを遠目にも赤い魚体が襲った。掛け損なった。また失敗。3回目でようやくゴンと乗った。
バラフエダイの79cmだった。長い直線のリーフが終わり、コーナーに差し掛かった時、キャプテンが掛けた。
道具オーナーの子泣爺さんがすぐ譲り受けてファイト。おぉGTが潜る潜る。「上がらない!」と悲鳴の子泣爺さん。
僕がリリーフして無理せずゆっくり上げる。シイラ竿だからね。94cmの魚屋購入GT。僕の竿に来てくれれば…。
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結構釣れたのは上記1時間半の間だけ。その後は皆で大バラシ大会をやってしまった。
リーフ上で釣るので、下手すると珊瑚に潜られるのよ。これで僕と船頭がバラシ1回ずつ。
お決まりの遠投・掛け・バラシも、僕と船頭が2回ずつ。何とかもう一匹と焦る。時間は過ぎる。
ボートはアトール東岸を北上し続け、既にマーレの町がくっきり見える場所まで来ていた。
15:45、ついに僕のローデッドに会心の大魚信だ。合わせバシバシでこれ以上無いという程の自信のフッキング。
ランは強烈だったが耐え切ってリフトに入る。余裕の笑みがこぼれる。プチッ………何でやね~ん!!!
リーダーがザラザラになってカット。ダツに遊ばれた痕かGTの歯か謎を探求する気も失せ、ただへたり込んだ。
続いて子泣爺さんがローデッドで掛けた。ボートは速やかに深場に移動。魚はグイグイ潜る。100m以上潜る。
デカい。魚はじりじりとドラグから糸を引き出す。スプールに巻かれた糸が細っていく。「ok,ok」とキャプテン。
しかし糸残量が不安になった子泣爺さん、たまらずドラグを締めた。次のランでプッチーン。PEがブレーク(泣)。
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「GTファイトはドラグユルユルでいいんだ」とキャプテン。何で切れたかは置いといて勉強になった。だが手遅れ。
二人仲良くバラしたところで納竿とした。サーチャージとチップを払ってキャプテン・モハメッド・助手イージャとお別れだ。
現地解散。まず子泣爺さんがインド・チェンナイへ旅立ち、続いて僕がマレーシア・エアでバンコクへ。
休息の甲斐あって体調が大分戻ったコウジさんは、翌朝のスリランカ・エアでバンコクへ。
僕は4日でGT3匹と過去最低。二人も1匹ずつ。釣り足りないが楽しかったスピードボート・モルディブ遠征が幕を閉じた。
GTは何もサファリボートだけではないぞ。費用面と灼熱鉄板焼きのリスクをクリアできればスピードボートも素晴らしい。
今までの釣りは何だったんだと思わせる快速のGTフィッシングの世界が広がる。試す価値は大きいと言っておきたい。
今回釣行はフリーライド・アングラーズさんにお世話になった。迷ったらまず連絡・照会してみることをお勧めする。
place : South Male Atoll, Maldives
fish : Giant Trevally, Bluefin Trevally, Red Bass