2日目の昼から続けよう。
GATAさんはGTとバラフエダイのバイトを掛けそこなって、午前中はノーフィッシュ。
そのうちサファリボートは雷雲の下に包み込まれ、ロッドを立てるとジーッと集電音がするようになった。
クルー達は「カスカスカース!(「キャスト」ね)、ノーカス・ノーGT!」と我々を煽るが、あちこちに雷鳴が。
もう無理、雷が自分のロッドに落ちそうと皆が思ったその時、GATAさんが左舷で掛けた。
全旅程唯一のアオチビキだったが、状況からみて値千金。ここで全員キャビンに逃げ込んだ。
折角朝は天気良くて調子良かったのに。まだ昼前なのに。また今日も釣り不能で昼寝なのかな…。
どれぐらい待ったのだろうか。何とか雷が止んだのを見計らって、全員雨の中に飛び出し釣りを再開だ。
まずLeoさんが4匹目のGTをシーフロッグで釣る。
僕は7seasでポッパーを1個買った時におまけで付けてくれたペンシルを改造したものを使っていた。
見ただけで萎えそうなラメの塗装を剥がして緑とシルバーに塗り、ファルカタ材で猫目を入れた貧相なやつ。
顔のほうに重心があって使いにくいので前後逆付けにし、フックは腹だけにして使うとビックリ、素晴らしい動きじゃん。
これは貰ったも同然と、艫の屋根の下から投げるとガバーッとGTが出てきた。掛からなかったけど。
これで自信を持って使い続けると、暫くして小型ながらきっちりGTをゲット。顔側にフック、ケツにラインが見えるでしょ。
良くぞ僕の工夫に応えてくれたね。ありがとう糞ルアー(笑)。
僕は前のデッキに戻ってPROKIKのポッパーでGTとバラフエダイを追加した。
ブラックバスのロクマルは釣ったことないがレッドバスのナナマルならいっぱいあるぜ、Leoさん、湯上り仲間に入れてよ。
もう1匹GTが来たが、水面までリフトしたところでバレてしまった。残念!
折角雨の中頑張ったのに、GATAさんとコウジさんはバイトがあっただけで掛からず、2日目終了となった。
2日目は僕がGT5匹、Leoさんが4匹と朝方を中心に食ったのだが、GATAさんとコウジさんはGTボ。
不幸にもコウジさんは2日連続GTボ。それもこの日は掛けて切られてのボウズだから心中穏やかではないはず。
当然、皆で舳先を譲ろうとかローデッドの操作を教えようとか、コウジさんにGT釣って頂きましょうプロジェクトが走り出した。
だが、キャプテン・アフは「今日ミーム環礁に行った僚船は全員でGT1匹だった。君達はラッキーだ」と言うではないか。
コウジさんは景気付けにワインで晩酌。僕はいつもの早寝激眠作戦。釣りの夢ばかり見てたような…
place : Northern Malé Atoll, Maldives
fish : Green Jobfish, Red Bass, Giant Trevally
2011年4月30日土曜日
モルディブGT遠征 ④雷雨の後で
登録:
コメントの投稿 (Atom)
モルジブGTいないよ~(ToT)
返信削除ビール飲んで寝よー
高いだけがルアーじゃない・・・・
返信削除少ないG.Tを誘いだすクソルアー恐るべし
コウジさん、
返信削除「GTないよ~」
「モルジブGTアル!30ピキアル!」
幾度となくクルーとの間で交わされた会話ですね。
コウチャンさん、全部再塗装・逆付けで釣ったので、まるで自作ルアーで釣ったかのような満足感。
返信削除コウチャンさんの域に一歩近付けたような気がします。
逆付けとは、これぞ逆転の発想。
返信削除もしかして、昔からの定番改造?
最近の海のフローティングペンシルは皆70度とか80度とかで立って浮きます。
返信削除逆に付けるとそうなるという珍しい旧式ペンシルだったので試してみただけです。
日本の大きな釣具屋で、前から曳くと云々・後ろから曳くと云々というオルターナティブペンシルを見たことがあります。