去年の大晦日、僕は家族と紅白を見ていた。
僕はずっと呟いていた。「ヘタレが…」
今日のグラミー賞はロバート・プラントが獲った。
これまたへタレた曲だが、輝けるハードロック時代の功績との合わせ技で貰ったと理解しよう。しゃあない。
さて、タイの本日は万仏節という祝日で、僕は音楽を流しながら次週の遠征の用意をしている。
そこでHeaveyに流してるのは、またまた登場のArch Enemy。(参考過去記事:メタルの墓)
今日紹介するのは、2005年のアルバムDoomsday Machineからの必殺曲 Nemesis だ。
僕としては、こういうパワーに満ちた名曲が紅白のトリを締め、グラミー賞でヘタレを一掃して欲しいわけよ。
歌詞の内容は、自らを憤怒の女神Nemesisに擬し、我等の芸術を解さぬヘタレに天誅を下すべく
血の団結を呼びかけるメタル・アンセムである。
すさまじい咆哮で始まり、強烈なリズムとリフでメロディを感じさせない前半。吐き捨てるような台詞が走る。
極めて凶暴だ。女神様にここまで怒られたら、凍りつきそうだが、実際は体が心が沸騰するんよね。いいねぇ。
一転、とろけるようなメインテーマに乗って、団結の呼びかけが突き刺さってくる。来た来た~っ!この対比!
♪ One for all, all for one, we are strong , we are one, Nemesis! ♪
そして短くも輝くようなアウトロ・ギターソロ。あまりに美しく、あまりに力強いわ。悶絶。
最後はマシンの軋み音とハアハア吐息で幕を閉じる。ジャケットのメカニカルなイメージに、バシッとはまっているな。
怒りと希望の奇跡的な融合がここにある。何回聴いていても燃える。素晴らしい。
殆どの人の人生では決して出会うことの無い曲だろう。
しかしな、こういう魂を揺さぶるような名曲を友にして生きるって、幸せなことだぞ。無理強いはせんが、どうよ?
まあメタルは中学生が聴く音楽とか馬鹿にしてる人は、女神様の天誅でも食らって、それまでってこったな。
タイランド小魚信に話を移すと、ご覧の通り僕の呼びかけには誰ひとり応じて来ないわけよ。
団結も糞もあったもんじゃないんだけどさ、ここの読者さんは静かだけどヘタレではないと信じてるぞ。
同志よ、一緒に女神Nemesisとなって、我等の南タイ遠征復讐釣行に魂だけでも参加してくれ!
2009年2月9日月曜日
Nemesis / Arch Enemy ~ 憤怒の女神
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