竿にガイドを固定しているスレッドとエポキシコーティング。
よく色が変わったとかクラックが入ったとか騒ぐ人が居るが、まあ落ち着いて。これは消耗品なんだ。
メーカーに対して文句を言う暇があったら自分で直そう。
←ヘアドライヤーでエポキシだけ剥いてみると…
上の画像は、僕が去年買ったダイコーのヘミングウェイHWC710ML。
毎回強烈な南洋の紫外線の下での酷使。その上、GTやらコビアやら使用想定外の大魚にも耐えた。
だがガイドの足元は1年でご覧のとおり。エポキシは変色し、クラックが入り、スレッドが緩んだ場所もある。
この程度茶色になるぐらいは構わないんだけど、緩みはいかん。次の大事な釣りのために総巻き替えだ。
僕にとって、巻き直したりエポキシ塗ったりするのは何でもないのだが、今迄の問題は塗装後だった。
垂れてくるエポキシを均一に固まらせるため、竿に付きっきりで少しずつ回さなければならなかった。
2度塗りなので3時間を2回。専用のモーター回転竿台を買えば済むのだけど、結構高くてばかばかしい。
それが今回の思いつきで一気に解消したのよ。もうね、気分は一休さんよ。
竿尻に風車を付け、扇風機の風で竿ごと回すってこと。こんな簡単な事をなぜ今迄やらなかったんだろう。
まずペットボトルに切り込みを入れて風車を作る。反対側からもペットボトルの頭を差し込む。
これを竿尻に装着する。前後のキャップの穴2つで2点支持になり、ぐらつかない。
竿には片側にガイドが並んでいるので、その反対側にバランサーを付けて滑らかに回りやすくする。
下の画像で反対向きにテープで仮止めした大きなガイドがバランサー。
台は船用の竿受けを使ったが、実際は何でも良い。接触面に布を貼ってすべりを良くしておいた。
スレッドを巻き終わったら、この台の上でエポキシを塗って、扇風機を近くに置いてスイッチオン。
カラカラカラ~。回る回る、ああ楽チン。竿の回転は扇風機の強弱スイッチと遠近位置で調整できる。
一晩中放っておいたが異常も無く回り続けてくれた。その上、手回り品の組合せで制作費ゼロ(爆)。
これがあれば忙しい平日でもガイド交換が出来るね。
肝心のエポキシコーティングの仕上がりはどうか。冒頭の画像の竿の修理完成だけど。上々でしょ?
2010年7月24日土曜日
吹けよ風、回れよロッド
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うまいこと思いついたなぁ
返信削除流石、RJ
でも、投げ竿の元竿は太すぎてダメ?
まあ、私の場合、RJが帰国してからお願いしようと考えているので問題はないのだが(笑)(なんとか対応してくれるでしょう)
TITIどのども!梅雨の大雨大変でしたね。
返信削除さて竿回し。
扇風機で風車を回して、プーリーで2回減速して…
というアイデアはずっと前から持っていたのですが。
突然「同軸で直接回せばいいじゃん!」と思いつきまして。
やってみれば製作5分、回転ちょっと速いが機能は十分。
多分、インターネット検索しても、出てこないやり方です。
もちろん投げ竿でも行けますよ。
梅雨が明けてやっと釣りに行けると思いきや、酷暑!
返信削除先週は、暑さで8時前に帰宅しました。
今週は、夏風邪でダウン(^^;
お盆は帰国するの?
覆水盆にかえらず。腹案海外遠征!
返信削除ここも海外だけど、ちゃうとこ。で、竿直したわけです。
酷暑で帰宅してはなりません。こっちはずーっと酷暑です。
風邪お大事に。
上手いこと考えましたね。
返信削除しかも、仕上がりも上々で美しい。
感服。
tokuhainさん、これにて量産体制が整いました。
返信削除受注開始でもしましょうか(笑)
オクレスです。
返信削除相変わらず器用ですね。感心します(いや、頭が下がります)
私など、スレッドが割れたら(ガイド交換)は、ブンサムラン(7シーズプロショップ)で、巻変えといて・・・・で終わり。
1週間後引取り。。。です。
リールの修理もメンテも同じ・・・自分では何もやりません。
日本に居た時はまめにやってましたが、タイではサッパリです。
で、次はどこへ行くのです??
kojiさん、タイで頼むと安いのでしょうね。
返信削除日本で頼むと1箇所700円とか。HWC710MLなら10箇所7,000円ですね。堪え難し。
7seasはスレッドやパーツが一杯あるので時々利用します。
次ねえ…。最近は行っても荒天即上がりで記録抹消とか多くて。
7/31(土)バンサレー沖クラム島の浅場ルアーライトタックル小物かな?