2011年9月10日土曜日

スピードボートでジギング②

シャム湾中央部への大移動が終わった。
うっすらと両側に陸地が見える。東にチョンブリ、西にペッチャブリ。南北は水平線だけ。
7/19日の記事「バンサレー遥か沖へ」の時に来たあたりだ。あの時は夜通しの航海だったが、今回は2時間も掛かってない。
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浅いからジグを60~80gに軽くしろとJaiさんが皆に指示する。ジグ交換に手間取っていると、Jaiさんがいきなり掛けている。
もう釣っちゃったの?ウマズラアジ70cmって…。あのな~、お客さんど~すればいいのよ?
その後は海底の岩を探してはその上を流すという丁寧な釣りを繰り返したが、ギョギングのJ2さんにハタが食うばかり。
ソナーにびっしり映るベイトフィッシュ。しかしそれを食う魚が居ない。かなり粘ったが断念。せっかく遠くまで来たのに…。
ボートは湾中央部をあきらめて、クラム島の西沖まで大きく戻った。お、ここはソナーの反応が良好だ!
Jaiさんが「魚いるよ~食うよ~」と皆を煽る。そこでコウチャンさんが掛けた。「プラー・チョンタレー(スギ)だ!」とJaiさん。
褐色の魚体が水面で暴れ、ネットイン、80cm!やったね。、それまでMr.ナッカリンとか言われ続けてたけど一気に挽回だ。
続いてJ2さんもプラー・チョンタレーを食わせた。ハリ掛かりした魚を追って、同じサイズの5匹が右へ左へと泳ぐ。壮観だ。
その時プシッとハリが外れた。J2さんは小型魚用のキョグを使ってたのでハリが小さすぎたのだ。
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日が傾いてもう終わりかなと思った頃、ようやく僕のジグにヒット。ドラグから快音を発してラインが流れ出る。
う~ん、本物の手応えだが何だろう?無理せず慎重に上げてくると90~100cmのプラー・インシー(ヨコシマサワラ)だ。
リーダーはリールに巻き込まれ、後はギャフ掛けのみ。しかし走り回る魚に中乗り君が2回失敗、おいっ、大丈夫かよ?
見かねたJaiさんがギャフを代わってバスッと打ち込んだはずが、また失敗。その瞬間、竿が返り、魚がシューっと逃げた…
うっそ~、今日イチだったのに~。何という不運。ジグは無事だったが、2/0のアシストフックが鋭い歯で噛み切られていた。
「ごめんね、大きかったね」とJaiさんがしきりに謝るが、「いいよ、いいよ」と笑顔で返す。
だってサワラを船べりでバラすって今まで一体何回やったことか。それがいつも大きいんだ。僕はそういう人生だってこと。
不本意であっても受け入れなければならない事は多いがこれもその一つ。帰途は独り船尾で頭を抱えて無念さに耐えた。
僕の釣果は最悪、皆のも期待を遥か下回る結果だったが、日程を決めたら海況は選べないし、楽しめたことを良しとしよう。
タイの船釣りは鈍足という常識から抜け出した釣りができたことが何より新鮮だった。
それと、Jaiさんのホスピタリティーには感激したね。この人はタイの釣りの世界を背負っていくんだろうな。
さて、これからどうすればいいんだろう?頭を抱えたまま家に引きこもるわけにもいかんだろう?
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place : Bang Sare
Fish : Cobia