2011年2月11日金曜日

ブロン・キノ島 ポッパーに大外道

2011.2.6のfishingのお話。
ブロン・キノ島の周囲を何回も流した我々は、最後に北西端の大場所を釣ることにした。
ここは全方位キャストが可能。投げきった沖か?それとも足元か?魚はどこから出るか分からない。
Leoさんが7seasポッパー40gをショートポッピング、プラー・モンを上げた。Leoさん、朝からここで5匹目。
直後、左舷近くまでロングジャークしてきた僕のポップクイーンにガバッと魚が出た。合わせも決まった。
おぉ、力強いファーストランだ、と思っていたらどんどん力が強くなる。これは只者ではないぞ。
大場所なので、こっちはダイコーHemingway HBGC-77BDという強力な竿に持ち替えていた。画像一番左の竿ね。
魚はドラグからPE4号を引っ張り出しグイグイ走る。パワー勝負のつもりが、ポンピングで巻いてはまた出される。
船底を横切って左舷から右舷、また左舷、また右舷と激しく動く魚。勘弁してくれよ。
その度にロングテールボートの船首にある長い装飾を越えて、片手で竿をサイドチェンジ。バラさんようにね。
RIMG0804CIMG0568s
これは大変だ。GTか?大型ハタか?あかん、魚が見えてしもうたわい。サメだ……。道理で引くはずよ。
頑張って浮かせると爺助手がギャフ入れ失敗。また走られてその後も2回失敗。プロやろがっ!
2人がかりでやっと船に引きずり上げたのは145cm、23kg(市場で計量)のツマグロだった。
RIMG0826s RIMG0828s
普段はおとなしいらしいが、さすが人食い系をたくさん含むメジロザメ科、凄い歯がズラリと並んでいた。
船頭と助手が「要る!要る!」と大喜びなので可哀想だがキープした。何でも1,000バーツ以上で売れるらしい。
竿、リール、ライン、ノット、リーダー80lBは全てびくともしていなかった。疲れたが、ファイトは5分もかかってない。
しかしポッパーはボロボロ、ST46#1フックは伸び、スナップ100lbも伸びて外れてSカン状態になっていた。
Leoさんが「ありえない傷。よく上がりましたね。ついに幻のGT20kgオーバーかと思いましたよ」と。
僕も初めはそう思ってたよ。だって、ポッパーだもん……。
この軟骨系大外道、どう評価すべきか。ツマグロって……「ツ」が抜ければマグロだったのにな。
RIMG0827pbulon_kino
place: Ko Bulon Kino(in other name; Ko Bulon Rang), Satun Province / Thailand
fish:Blacktip Reef Shark

8 件のコメント:

  1. 凄い大物
    日本の銭洲で見て以来の大物
    これは船頭欲しがります。
    次は、GT頂きましょう。

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  2. いや~、トップに出たなら、外道ではないでしょう。
    そもそも何故GTなのか?を考えると、
    トップに出る魚=本命ということで良いかもしれません。

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  3. 口の中なら、一発でリーダー切れそうですが、掛かりどころが良かった(悪かった)のですね。
    これで、船代、ディスカウントは、・・・ないかっ(^^)

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  4. いや~!でかい!うらやましい。
    来月はよろしくお願いします。

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  5. コウチャンさん、今頃は肝油とフカヒレ用にどっかに送られてるでしょう。
    これで20kgオーバーの某マグロ釣ったって、だめ?やっぱしだめよね(笑)
    そそ、GTね、パクバラに帰港したら他の船が一杯…以下省略。

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  6. TAIYOさん、トップに出でば本命というなら、あの大量に釣れるダツも本命になってしまいます。
    彼ら、歯物(価値低い)の上に長尺(対象外)。最低ランクです。
    果たして最低から抜け出して本命になりうるのでしょうか?勝手に人間が決めた話ですけどね(笑)

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  7. tokuhainさん、口角にリアフックガッチリという完璧なフッキングでした。
    以前よねさんがドン島で掛けてグイーン、ブチッ。
    Leoさんがモルディブで掛けてカーペンターがブチッ。
    全部このツマグロです。我ながら底の荒い珊瑚礁でよく取れたものです。
    あっ、ディスカウントのかわりにチップはずんでしまった!

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  8. 魔寧蛇さん、サメは背鰭を出して泳いでいる場所にワイヤー付けたポッパーを投げれば、狙って釣れるはずです。
    但しGT/マグロ級のロッドで。
    お道具買い物リストに入れといてください(爆)

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