2012年4月24日火曜日

モルディブGT遠征 ③強運3連発

2日目、曇り空。あちこちに積乱雲からグレーの雨の幕が降りていた。
ボートは北マーレ環礁の西岸を釣りながら北上した。実績場である。
「朝はナブラがある」、「朝のうちは黒いルアーがいい」とか散々期待させられたが、全く駄目。
朝食後の10:30、子泣爺さんのローデッドに強烈なバイト。魚は珍しくぐいぐい潜る。子泣爺さん、懸命に竿を立て応戦。
しかし魚は根に入って動かなくしまった。1回出たが、傷付いたラインはその後のファイトを許さず、痛恨のバラシ。
多分、良型のハタだろう。ぜえぜえ言ったまま悔しがる子泣爺さん、頑張れ~。
僕はタイ製ポッパーProkick Big Mouth 150gを投げていた。大水柱のバイト!しかしポッパーの顔にガブリと歯型だけ。
あと少し噛む位置がずれていたら釣れていたのに…。しかし暫くしてもう一度Big Mouthに大魚信。今度はガッチリ掛かった。
僕としては十分な107cm。画像の背景にレッドヘッドに塗ったBig Mouthが見えるかな?飛んで釣れる優秀なポッパーだ。
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次は、皆がキャストに疲れてきてキャビンの中を「ごはんまだかな…」とチラチラ見始めた12:30、僕の新兵器にヒットだ。
3月末に日本で買ってきた「ダイワ・ソルティガ・バブルメイカー」、長さ30cm、重さ170g。これに前後5/0のフックを装着する。
投げ続けるには重いが、引き抵抗は小さいのに名前どおり見事なポップをする。安くても造りがいい。
尻尾に付いてた金属ペラが脆弱にも脱落すると、俄然飛行姿勢が良くなり、飛ぶようになった。
ハイエンドのペンシルを投げ続けるコウジさんの横にこれを投げ込むと、すまんがドッカーン。こいつはよく引いたぞ。110cm。
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魚をリリースしてヘロヘロのままキャスティングに戻った。その2投目、またバブルメイカーにザバーン!
その瞬間、ペンシルを僕のポッパーに併走させていたコウジさんが言った。「どうして俺のに来ないっ!」
魚は始めはこっちに泳いでくるだけで、付いてるのかと思うぐらいの手応え。しかし底へ後へと走り出した。これが凄い力。
その上、魚がバテない。サメじゃないかと思った。ボートは前の2人のキャスティングのために無情にも前進を止めない。
魚は後へと走る。魚の引きとボートの推力の両方を竿で受け止めてラインを回収しなければならない。
巻けないどころかポンピングさえ許さないほどの重み。やっと巻いた分をまだジャーっと出されて辛い。
ようやく艫の真下まで寄せて、垂直リフトに移った。階段を降りようとしてコケかけたので、クルーがロッドを支えてくれた。
こっちも酸欠なので時間が掛るし魚が弱るし、最後はクルーにアシストしてもらって浮かせたら、どーんとデカイの。
アシスト付きなのでなんちゃって釣果なのだが、まあ気にしない(笑)、自己最長GTは129cm、30kg。
リリースを急いだので膝乗せ写真が取れなかったのが残念だが、なんちゃって釣果なので顎乗せ写真で我慢だ。
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真っ白で傷の無い伸びやかな魚体は、惚れ惚れするほど美しかった。
でもこの時は、もうこんな大きいのは要らん、小型を楽に釣らせてくれと正直思ったね。デッキに倒れこみ「帰ろか…」と呟く。
僕の3連発で昼食となり、午後も3人で頑張って投げたが、数バイトあったのみ。
バイトは子泣爺さんのローデッドに集中したのだが、3/0のフックでは掛かりにくいようでキャプテンから苦言をもらった。
結局2日目にGTを釣ったのは僕だけで、コウジさんと子泣爺さんはGTボどころか完全ボ。竿を置きぐったりと座り込む2人。
大惨事であるが、これはただの運だから恨まないでね。無線情報によると他船もボとか1匹とか…。まだ2日ある!
place : Northern Malé Atoll, Maldives
fish : Giant Trevally