アルバム名: Seconds Out
1977年発表のこのライブアルバム、ロックの歴史を語る上で、僕としては外せない名盤だ。
その中で僕がずば抜けて好きなのがこの「The Cinema Show」。Genesisの最高傑作と思っている。
11分に及ぶ曲だが、何度聞いても何十年聞いても、そのあまりに素晴らしい展開に惚れ惚れする。
前半のボーカルパート、「どしていまさら死ねましょう?」の空耳はいいとして、繊細な旋律がかわいらしく奏でられる。
6分、引き締まったアンサンブルが始まり、聴く側の姿勢もぐっと変わる。業師ビル・ブラッフォードの手数冴えまくり。
7分、トニー・バンクスのキーボードでメインテーマが高らかに2度奏でられる。この例えようの無い神々しさは何だ!
10分。ビル・ブラッフォードとフィル・コリンズのツインドラムスが炸裂、熱狂のフィナーレへとなだれ込む。
プログレッシブの枠をはるかに超えた芸術のレベル。最大の賛辞を以って未来に語り継ぎたい一曲。
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