トラン遠征を中断して戻った翌日、2009.5.10のお話。
朝起きて、潮見表を調べると、満月の大潮で、昼には随分潮が引くようだ。
トランの海で倒れようと、シラチャの海で何か掴んで起き上がればよい。
そう、一人で潮干狩り(爆)。僕は海辺に住んでいるので、干潟はすぐ目の前だ。
行ってみるともう沢山のタイ人が思い思いに獲物を採っている。
日本みたいにアサリだけではなく、皆が目的を持って住み分けしてるのが面白い。
アサリ専門……これが一番普通。家族連れなど。
カキ専門……結構多いぞ。岩に着いてるカキをコンコン叩いて割り、身だけ集めてる。おばさん中心。
カニ専門……丸い泥ガニと平たい岩ガニを、大岩の下に手を突っ込んで採る人々。屈強なおっさんが多いな。
小貝専門……干潟には目もくれず満潮線の砂を掘って、親指爪大の二枚貝ばかり集めてるおばちゃん達。瓶で塩漬けし、調味料にするのだ。
僕はアサリを採りながら、釣り餌の調査をしてみた。生き物をとるのは僕の子供の時からの習性。熱中するほど大好き。
さて、タイランドのアサリは日本のとは種類が違って、かなり大柄、厚みもある。
掘っていて分かってきたが、開けた場所よりも、大きい岩の陰のような、干上がっても涼しい場所に多いな。
大きなアサリが固まって何個も居るので、嬉しくなって犬のようにガッガッと掘り進んでしまうぞ。
餌系は、袋イソメや大型のゴカイが石の下でよく見つかった。サイズ的には十分だ。
でも身が柔らかすぎる。針につけて投げたらプチンと飛んでいきそうだ。
そして、テッポウエビ。小型のハゼと一緒に石の下に住んでいる、鋏の大きな4~5cmのエビ。
耳を澄ますと干潟のあちこちから、彼らが挟を打ち鳴らす音が聞こえる。
日本の餌屋でもパッチンと呼んで売ってるところもあるが、高いぞ。
チヌに良し、メバルに良し。タイランドでは餌取りの餌食かな。
さて、そこそこの量のアサリを持って帰って、砂抜きだ。
ペットボトルで運んできた海水を、即製の濾過器で濾して綺麗にする。
綺麗な海水とアサリをバッカンに入れて暗い場所に置くと…おお、ピューピュー吐いてる。
砂というより糞と泥だな。タイ人は砂抜きに1日掛けるらしい。
え?おいしかったかって?運転手に聞いとくわ。マンゴスチン1kgになって返ってきたから上々では?
次回はアナジャコの巣穴釣りと、現地調達餌によるキス釣りかな。幸に溢れた地元、和むよね
2009年5月14日木曜日
海の幸は足元に
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momo momo - 2009年 5 月 14 日
返信削除潮干狩り、いいですねぇ~~ それに牡蠣。画像の牡蠣はリュージョンさんが獲ったものではないですよね?
次回干潮時にご近所と出撃か・・・?
tokuhain - 2009年 5 月 14 日
これは凄いなー。ラヨーンにもこんあ場所があるかなー。テッポウエビ(最初ボケかと思った)、袋イソメ、ゴカイ、良い餌になりそうですね。
K - 2009年 5 月 14 日
すごいですね~。一度行ってみたいです。
@ KAZ。 - 2009年 5 月 17 日
すごい獲物ですね。何で食べない??
アサリの形が日本のとちょっと違うね。
形だけ見るとハマグリに近いような・・・
☆ リュージョン - 2009年 5 月 14 日
返信削除momoさん、写真の牡蠣はおばちゃんがコンコン集めたものです。後でオースワンになって出てくるのでしょう。
既に以前、近所のAke君に「一緒に貝堀りに行こうぜ」と呼びかけて、「マイチョープ」と断られております。
☆ リュージョン - 2009年 5 月 14 日
Kさん、インターネットで潮見表を見て、潮位1m以下になる時間帯に行くといいです。
例えばシラチャなら… http://www.mobilegeographics.com:81/locations/3130.html
坊主はありえません。結構腰に来ますので僕は長時間できませんが、若いKさんならバケツ数杯OK!
☆ リュージョン - 2009年 5 月 14 日
tokuhainさん、アンシラからナクルアの間は大体こんな感じで潮干狩りが出来ます。
ラヨーンは砂浜が綺麗すぎて雰囲気が無いだけで、貝はびっしり居ると思いますよ。
ボケ・アナジャコの仲間は左上に1匹だけ写ってます。乳白色のヤツ。クリックしてみてください。
これの小さいのが沢山取れれば餌に最適なのになぁ。大きいアナジャコならば食用に欲しいですね。
☆ リュージョン - 2009年 5 月 17 日
KAZさん、同僚に「今晩これで飲もうぜ」と提案したが、断られたのでした。
来週の日曜日また行きます。お昼にズズ引きだしね。一緒にどうですか?
次はバケツ一杯食ってやる、って無理無理。