2015年7月14日火曜日

狙ってマッセルクラッカー

南アフリカにマッセルクラッカーという魚がいる。タイ科で強力な歯を持ち、その名のとおり貝やカニを割り砕いて食べている。最大1.5m・35kgに成長する。 シェリービーチでは底釣りのハイエンド対象魚だ。生息数が少ないので尚価値がある。農水省の放流基準は60cm、1日1匹までとハードルが高い。
最近のシェリービーチではトローリングをするプロテアバンク沖にサメが大量に居て釣鈎に掛かる魚を待っており、釣りにならないとのこと。そこでこの日はトローリングを諦め、浅場でのボトムフィッシング一本に絞るらしい。スキッパーのアイヴァンはポートシェプストン沖まで行ってマッセルクラッカーを狙う宣言。この機会を待ってたんだ。ポートシェプストン沖はMzimkulu川の水が適度に混じり、良型が多くて好きな場所だ。
最近のボトムフィッシング(餌釣り)では謎の大物にチヌ鈎8号×ハリス8号の三本鈎仕掛けを持って行かれる事態が発生していた。そこで前回から船ヒラマサ15号×ハリス12号胴突2本バリにパワーアップ。また枝スの結び目は三又サルカンを使わずに2本重ねて8の字結びで作っているのだが、強烈に引っ張ると構造的に抜けるので(笑)、ハーフヒッチ10回を加えて抜けない強化仕様としている。これをPE4号、スピニングのジギングロッドで落とす。5kgでも10kgでもドンと来いだ。
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さて河口沖2kmの場所で開始、水深30m。バブーン(海ナマズ)の猛攻で3匹も釣ってしまった。その間に他の客は65cm級の鯛(ストンピー/イングリッシュマン)やハタを次々に上げていく。僕一人だけジギングやってる時はいつもこんな感じだが、今日は餌釣りだぞ。何で僕には来ない?他の客がついにマッセルクラッカーを仕留めた。しかし55cmで基準に満たず放流だ。僕はめげずにでっかいぶつ切りイワシを付けて狙い続ける…来たっ!強引に根から引っぺがしゴリ巻き…は魚の力が強くてできんかった。ポンピングで浮いてきたのは黒と白のマッセルクラッカー60cm、4kg。固い鱗、分厚い体、頑丈な顎、凶悪な歯。若魚だが威厳に満ちた姿はさすが底物の王者だ。狙い的中、帰ろかっ!
すっかり満足して後はハガツオやタイやハタの土産を追加した。ジギングもやったけど根掛かり高切れで挫けて餌に逆戻り。いつか10kg以上のマッセルクラッカーを狙って釣ってみたいものだ。