2015年7月10日金曜日

頭から入れる神経締め

最近は神経締め専用のワイヤーを売っているなど、随分普及してきたようだ。僕が知っていたのは尾柄を切って尻尾側から脊髄にワイヤーを入れる方法。最近は頭から入れるのね。でもなかなか現場ではうまく締まらないようだ。ちゃんと脳と脊髄に入ってないのでは?マグロの兜焼きの残りを使って、どこにワイヤーを入れればいいのかをチェックしてみよう。
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これは頭骨を前からと後ろから見た画像。両眼の間に骸骨の目玉のような大きな穴が左右対象に空いているが、この中が脳室。中央に薄い骨で覆われた膨らみがある。ここに刺せば脳を貫通して脊髄のチューブまでワイヤーを入れることができる。後ろから見た画像でわかる通り、脊髄は背骨の上側に乗っかっている。
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中央の薄い骨を破壊してそこから入れれば脊髄に抜けていくのが画像でわかるだろうか。
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目との位置関係はこんな感じ。右はタイの頭の同じ場所から箸を刺した画像。いくら刺しても締まらない時は、全然見当違いの場所に刺している可能性大。一度あなたの対象魚の頭骨をじっと観察してみてはいかが?

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