バンサレーは、釣れないと言っても一日一発は勝負を掛けてくる海だ。
その一発を期待して、ノリさん、コウジさん、Akeさんと僕の4人で出掛けた。
島陰から出たとたんすごい南西の風。それでも水道の真ん中に出て開始した。
僕とコウジさんがジグ、ノリさんとAkeさんがイカ切り身。あかん。餌組にナカリンと小プラーデーンばかり。
そのうち烈風豪雨となり、窓を閉め切ったキャビンで睡眠。止んでもまだ寝てる僕はいつものペース。
目が覚めたらコウジさんがコロダイを上げていた。よくもまあこの波の中釣ったな、と思ってると船頭が叫んだ。
おぉ、高波で船が転覆して赤い腹を見せて流され、2人の男がそれに掴まっているぞ。
キャプテン・トーは助けに行こうとしない。なぜだ?そうか、他船に救助を任せたのだな。
風上から近づいたロングテールボートがロープを投げ、船に男達を掴まらせたまま引っ張ってビーチへ上げた。
男達は浜にテントを張って休憩の様子。この風の中、エンジンも水没、君ら帰れるのけ?と問いたい。問い詰めたい。
その後、我々の船は強風に押し戻されるように後退を続けた。これでは全く見込み無しだな。
タイの海が初めてのノリさんには雑魚ばかりで申し訳なかったが、天気には逆らえない。
結局僕はフグ・サバ(トゥー)・サッパ各1という無記録に近い貧果で帰港した。まあ、荒れる6月には良くある話。
行き帰りに曳いていた新しいラパラにガッツリと付いた歯型に帰宅して気付いた。ドラマを見損なったようだ。
それよりも、この日見た船の転覆が、実は他人事では済まなかったとは…。
fish : Painted Sweetlips
Place : Bang Sare
2011年6月21日火曜日
バンサレー ほぼぼうず
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RJさん
返信削除こんばんは。
んー、6月の荒れる海は危険ですな。
シャム湾とはいえ、侮れません。
明日は我が身、気をつけなければ!
あ、土曜日にいただいたアジたちは、
マテアジはフライに、カンルアンは南蛮漬けになりました。
めちゃおいしかったです。
またシーチャン島行きましょう。
寝過ぎって怒られるけど…
Leoさん、そやねん、シャム湾侮りがたし。板子一枚下は地獄。
返信削除救命胴衣要りますね。あの土砂降りでは一発で作動しそうだけど。
この日はジグでも釣れてコロダイとクイーンも釣れたので、個人的には満足。「船の転覆」は他人事でしょ。
返信削除コウジさん、ほかにもフエダイを売るほど釣ってましたね。
返信削除確かに船の転覆は他人事かもです。しかし危機はすぐそこに…
シャム湾って、サメは居ないの?
返信削除転覆のことを考えると一番に気になるのだけど。
RJさん、最近、寝ている時間の方が長くない?(笑)
例年6月は荒れる時期なのでしょうか?
返信削除19日も凄い波とうねりでした・・・。
19日は私一人、びしょびしょでした!途中で島影で風雨をやり過ごしたりと・・・
返信削除でも釣果は・・・・満足いくものでした!
で、転覆の話は続きがあるのでしょうか?
tokuhainさん、の方が長いというか、殆どそのような…。
返信削除釣れない時間帯を見抜くのは超得意でやんす。
J2さん、例年荒れて無記録敗退が多い月間です。
返信削除魔寧蛇さん、豊漁おめでとうございます。
返信削除こっちは魚の居場所まで前進できず撤退でした。
事故の話は、続きというか、伏線になっているのだす。