2014年12月3日水曜日

シェリービーチでジギング

サウスコーストのシェリービーチに出かけた。ダーバンから南へ150kmのところにある小さな町だ。
何が目的かは知らないが、連休には泊りがけの人々で賑わう。港が無いのに多くの釣り船が砂浜から出撃している。2:30に家を出て4:10に現地着、5時過ぎに他の客6人と一緒にRiptide Chartersのボートで出港、沖を目指した。
まずはトローリング。4本竿を出して曳くが魚の反応なし。釣り客は期待していないのか各自餌釣りの準備に没頭している。1時間ほどでトローリングは諦め、ボトムフィッシングの時間だ。皆は一斉に巨大な鉄オモリを付けた胴突仕掛をドボン。僕だけはミヨシでジグをドボーン。水深140m。風で流されるので糸は200m以上出る。糸が斜めになって釣りにくい。餌釣りの他の客は底さえ取れればタイを釣っている。だいたい35cmから50cmぐらいで、ダーバンより型がいい。僕のジグにはたまにコツッと反応があるが全然釣れない。心配したキャプテンが「餌釣りの用意しようか?」だってさ。
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8:00、底を取り損なって随分糸が出てしまった。あらら失敗、巻き始めるとズズーンと強い引き、そのまま動かなくなった。くそ~根掛り、思い切り引っ張るとズルズルっと外れた。おっ、ぐいぐい走るぞ。ラッキー魚付いてるぜこれ!船首に胡坐かいてウンウン巻くと前方にボッカーンとハタが浮いた。キャプテン・アンドリューが良くやったと大喜びで握手!模様のない茶色一色のハタで、75cmあった。タイを釣り続けてるほかの客から「いいな~」の視線が熱い(爆)。
その後はジギングにぼつぼつタイが掛かり退屈しない。そんな時、底近くで大きな魚信。強い引きで何度も短く走る。駆けつけたアンドリューが「底を切れ」「カンパチだ」と言うが、長くビューンと走るカンパチとは明らかに違う引きだ。いやー200mの巻き上げは楽しいね。上がってきたのは見事な緋色のハマダイ94cm。わーい、初めて釣ったぞコレ。ものすごく太っていて、思っていたのとは全然違う印象の魚だな。おまけに10分後に80cmのハマダイを追加してしまった。
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一緒に船に乗り込むときに「お前、そのちっこい竿ではここの魚は上がらんぞ」と忠告してくれた他の客がいた。彼パトリックは僕のタックルを手に取ってしげしげと眺めてから「すまんかった」と(笑)。アンドリューは艫で良型のハタとハマダイ2匹を釣っていたが、他の客は外道ほとんど無くタイ一筋、12時に納竿した。タイも規定一杯釣れて豊漁。アンドリューはWhat an amazing catch guys well doneとご機嫌。僕は港で質問攻めだった。ジギングが南アフリカのこんな家の近くで通用したことが素直に嬉しい釣行だったね。
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fish : Red Fish, Flame Snapper
place : Shelly Beach, KZN RSA

8 件のコメント:

  1. 南アで金属の塊で釣る一大ムーブメントが起きるかも(^^)

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    1. 釣具店にほとんどジグ関連が無いので、当分僕一人でしょう

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  2. 南アのジギング開闢の瞬間?!一人勝ちで気持ちいいですね~♪

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    1. 周りでコソコソ言ってるのを聞くと「あんな細い竿で…」とか「何とジギングで…」と。ふっふっふっ。
      しかし「あの中国人が…」は止めてほしいのすw

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  3. 次は南アに行きたくなって・・・・ないな。(笑)!
    カンルアンは居ないの?

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    1. 長きにわたり肉となり骨となって僕を支えてくれた愛しのカンルアンはいません。
      ムロアジのようなアジは沢山いますが美味しそうじゃないし…

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  4. スバラシイ!
    赤いのはオオクチハマダイ? ハタはマハタ系?

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    1. ありがとうございます。何もつかない普通のハマダイです。他のハタは「何々ロックコッド」でしたが、このハタはレッド・フィッシュと呼ばれていました。ひねりなさいという感じです。

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