今日、リールを衝動買い。関西では今は無き?リョービのリールだ。
Designed and engineered in Japanと刻印が入っている。しかしMade in Chinaという事実はどこにも書いてない。
僕は学生のころProskyer7という投げ専用リールの名機を使用していた。
スピニングリールにトラバースカムを縦置きして世界初の完全平行巻きを達成した画期的なヤツだった。
この機構は強度に欠陥を抱えていながら、現在の高級リールのすべてに採用されているといってよい。
しかし、1980年代になると鋳物屋RYOBIは、釣具屋本職daiwaに離され、自転車屋shimanoにぶち抜かれ、敗退を重ねていく。
そして90年代末期、自らが立ち上げたトラバースカム縦置きを捨て、ボディ内壁の溝をなぞって平行巻きを達成するというRFOを投入した。
強度面で優位に立ち、最後の名機メタロイヤルを世に放ったものの、もう市場はRYOBIに振り向かなかった。
そして上州屋への事業売却。僕らに夢を与え続けてくれた技術屋さんは今どこへ?
その後は、国内での後退を埋めるように、海外市場での展開やOEM生産に軸足を移しているようだ。
このZAUBER4000。shimanoのような外観だが、赤をあちこちにあしらい、脚部やローターに⊿型の窓を配した美しいデザイン。
スペックを見ると、オシュレーションはRFOではなくトラバースカム。残念!ハンドル4回転で1往復と超スロー。
ボディーもローターも全部金属のため、重量は315gとずっしり重い。ボールベアリングは8個+1個。
買った値段は2,800バーツ(\9,200)。なんだか安くてかわいそうだな。タイ人にとっては高いんだこれが。
でも、大好きだったRYOBIに、こんな異国の地で再会して幸せ。
RYOBI_ZAUBER4000ようこそ。一緒に思い出に残る釣りをしようぜ!
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