タイ料理のご飯もので「カオ・クルック・ガピ」というのがある。カオがご飯、クルックが混ぜる、ガピが塩アミのペースト。
アミと言うのはエビによく似たプランクトン。オキアミよりずっと小型で1~2cmぐらい。日本では珍味扱いだ。
というよりも、海釣りの撒き餌「アミコマセ」としておなじみ。あのピンクのブロックだ。
海の幸プランクトンを基本食材として使い、それが老若男女に愛されているところがタイランドの食の奥深さ。
左の画像がラヨーン県の漁村(パークナムプラセー)で水揚げされたばかりのアミ。右は加工されて製品になったガピ。
カオクルックガピは、ガピを混ぜて炒めたご飯が皿の真ん中にドンとある。盛り付けは日本の冷やし中華のようだ。
上に錦糸卵、甘辛ブタ、タマネギ、唐辛子、青パパイヤ、ソーセージ、インゲン豆などが適当に並ぶ。
端からトッピングごとの味の変化を楽しみながら食べてもいい。最初にガガーッとかき混ぜて食べてもいい。
妙に香るピンク色のご飯を食べたことのある人はこれだ。まだの人はぜひ食べてみてほしい。
アミの濃厚なコクと香ばしさよ。海の食物連鎖の中抜きをして頂点が原点を食べた時はじめてその魔術的な旨さに気付く。
タイランドでアジ釣りをするとき、コマセをしないのはなぜか?ここにその答えがあった。
こんな旨いもの海に撒いてたまるか、人間が食うに限る。そんなタイ人の微笑みがカオクルックガピからは感じられるね。
2012年9月19日水曜日
コマセご飯 カオ・クルック・ガピ
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こませご飯、確かに!w
返信削除僕はこれ、大好きです。
水揚げされたばかりのアミエビは、小分けして売ってもらうことできるんでしょうかね?
魚用と人間用に興味ありです。
バンセンの市場で偶にこの生アミエビを見つけては、これで釣っていました
返信削除丘っぱりから延べ竿の浮釣りで、海老餌よりかなり食いが良かったですね
やっぱり魚も美味しいほうが良いんでしょうね。
アミエビ大量購入してアジ釣りのコマセに使いましょう!!
返信削除面白いです。納得してしまいました。
返信削除野菜をたくさん載せた御飯は何度か食べたことがあり、これは美味しいと思いました。
ただ、玄米菜食の店だったので、御飯は赤くなくパラパラ玄米だったような?
今度、これがあったら食べてみたいと思います。甘いソーセージは抜きで。
ちょっと塩辛いが確かに美味い。
返信削除でも、最初にアミコマセを思い浮かべてしまうので、その分、先入観が頭を離れないのが難点(^^;
triphopさん、生アミも市場に出るようです(下の漁レンジャー隊長さん情報)。
返信削除ただ鮮度劣化というか酵素による自己分解があっという間ですから、タイ人の鮮度管理では……
シーチャン島のイワシ網にも大量のアミエビが混獲。というか、アミを捕食中のカタクチを獲っているのでしょう。
塩アミをちょいと舐めて日本酒。最高だす!
漁レンジャー隊長さん、キスの付け餌としてもアミエビは優秀です。日本ではサシアミと呼んで大型のアミエビを選抜して売っています。
返信削除食べても旨い!ただ、ラヨーンのアミ漁獲画像をよく見ると、ゴミだらけですなw
コウチャンさんがチャミングするとナッカリンが寄ってくるからダメです。
返信削除TAIYOさん、カオクルックガピはトッピングの準備が面倒なので多めに売れる店しかメニューに無いでしょう。まずはお店に尋ねてみてください。僕は最近タイソーセージ(脂肪80%・砂糖10%・肉10%)も好きだす。
返信削除tokuhainさん、息子が小さい頃サビキに連れて行った時の事。目を離した隙に彼は手掴みでアミコマセをむしゃむしゃ食べて言いました。「お魚さんは餌がおいしいから釣れるんだね」と。
返信削除昨日、会社の食堂で発見。食べてみましたが、、、甘すぎ。
返信削除肝心のガピがよろしくなかったようです。再挑戦必要。
TAIYOさん、ガピ飯を炒める時に砂糖を沢山入れたのでしょう。
返信削除ガピ自体の問題ではないと思います。
おお、これがコマセ飯。
返信削除そういわれると、若干食欲が減退するような…
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