晩秋となり水温が下がったためかカツオが姿を消し、ゲームフィッシュはキハダのみとなっている。跳ねてなくても、トローリングにヒットしてボートが止まった時にジグを落とせば大抵釣れる。テクニックも糞もなく釣れる。居れば釣れるとかキハダを馬鹿にしてはいけない。引き強くスピードは魚類最高を誇る。毎日刺身で食べて飽きない。最近はリーダーを100lbにしたので全然切られなくなった。あとは大きいのが掛かってくれればいいんだけどね。
この日は66cmがジギングに2連発。他の客から、「いいな~、ジギングってどーするのよ?教えてよ」と頼まれた。
タックルを渡してやらせてみると「左ハンドル無理!」と即降参。はいはい、次回右ハンドルのタックル貸してあげるからw
さて、以前の様にトローリングで粘らなくなり、2回ぐらい当たればボトムフィッシングに移るので、ボトムで色々試せる。ワンピッチ、スロー、餌、鯛ラバ、餌木…。多手法を試してはいるが結果はいつも同じ。数なら水深に関わらず餌有利だが、水深が70mより深くなると魚種が変わって俄然ジギングが良型に効果を出す。数と種類でここの海を支配しているのは鯛類だが、皆フナのようにおとなしく底棲生物食い。疑似餌が効きにくい。
この週末はうれしい新顔スコッツマンが釣れた。フエフキのような顔をしているがタイ科、Polysteganus praeorbitalis。
今までも釣れていたのだが、サイズリミット40cmに達せず常に放流だった。今回は51cm(2.2kg)でお持ち帰り。
そして常連のイングリッシュマン。シェリービーチではストンピー(絶壁ちゃん)と呼ぶ。56cm(2.4kg)でお持ち帰り。夏場に比べて数が増えたのがソルジャー。日本のマダイに似るがやや細身で背鰭棘条が赤くしなやかだ。一番数の多いスリンガー、中にアホがいるのか、たまにジグを食ってくれるのがいいね。味で鯛類を比べると、スコッツマンとソルジャーが脂が乗って極上、スリンガーは淡泊だが身質が魅力。イングリッシュマンは巨頭を浮かすためか横骨より上まで浮き袋が貫入していて残念、脂も少ない。
最近は僕のお弁当のおかずのおすそ分けが大人気である。会社で燻製を並べると人だかりで即消化。
「僕だけに持ってきて~」「今まで食べた魚の中で最高」「次いつ?」「作り方教えて」…はいはい次の釣果次第ね。
place : Shelly Beach, KZN RSA
Fish : Soldier, Slinger, Scotsman, Englishman, Yellowfin Tuna
2015年5月24日日曜日
晩秋のシェリービーチ
2015年5月12日火曜日
ゲームフィッシング不成立、タイ釣りに
シェリービーチ沖に出ると高いうねりと強い風。前夜ビュービュー風がうなってたからな。仕方ない。
トローリングには珍しく全くアタリなし。壁のように迫るうねりを乗り越えながら曳く。ジェットコースターみたい。
掴まってない時に船がジャンプすると、ふわっと体が浮いてガーンと着地。危ないし腰が痛いし竿折りそうだし、も~。
早めにボトムに変更。きつい揺れでちゃんとジグをシャクれない。餌釣師も不振で、70m立ちを一流ししただけで移動。
というわけで水深30m~40mでのお土産釣りになった。場所はPort Shepstoneの河口沖、うねりが小さくて助かる。
60cm位の海ナマズ(バブ-ン)が次々に釣れ、減点対象なのか釣った客は皆に笑われてる。あー釣れんで良かったw。
いつものスリンガーやイングリッシュマンに加えてソルジャー(マダイ)が良く上がった。
ダーバン沖では普通だが、サウスコーストではいつも少ないのに、季節が変わったのかな?場所の違いかな?
船頭が釣ったのは60cm弱の良型ソルジャーで、うらやましい。僕は釣っては放流が多く、キープサイズはぼつぼつ。
ソルジャー40cm頭にタイ類が13匹釣れたがキープは7匹。イエローベリーハタに喜んだが、60cmの規定に満たず放流。
お土産を確保したところでスロージギング。例によって餌釣り客がどんどん釣る中、かすりもしない。そして納竿。ふぅ。
この日、隣の客がシオ(カンパチの仔)釣ってた。親呼んで来い親!と思う。前回は隣の船が70cmぐらいの釣ってた。
このシェリービーチで10kg以上のカンパチを釣るのが夢だけど、その場所に近寄ることさえ許さない荒海。いつかきっと。
place : Shelly Beach, KZN RSA
Fish : Soldier, Slinger、Yellow Berry Rock Cod
2015年4月28日火曜日
シェリービーチはサメいっぱい
シェリービーチの近くで会社の催しがあったので、帰りがけに寄った。
船主のステフニー・ママは「昨日はマーリン2発掛けたけど獲れなかったのよ。頑張ってきてね」と皆を激励した。
6時出船、やや波あり。船がバンバン跳ねるのでホント疲れる。トローリングのため低速走行に入るとほっとする。
艫でのファーストヒットはキメジのようだ。僕はミヨシでHalcoのポッパーをキャスト。数投しても反応が無い。
こういう時は泳層が深い。ジギングに切り替えて50mから探ってくるゴン、キューン。いいね。キメジ60cm。
早速締めて肩の肉をナイフでえぐって朝食だ。何もつけなくても酸味があって旨いね~。
トローリングの次のヒットも一緒。ポッパーで食わずジギングにヒット。でもギューンと走って80lbリーダーが一発切れ。
まだこの時は「納得いかんな~、普通切れるか?2000円のジグロストくっそ~」と思っていた。
トローリングのさらに次のヒット、ジギングで予定通りキメジ60cmをキャッチ、2匹目。
キメジの生肉とまだ動いている心臓をむしゃむしゃ食べていたら、他の客が「君はそんなん食って酔わんのかね」と(爆)
中乗りのディオンが「Ray(僕はそう呼ばれている)、今日はディープライン行くぞ!」と声をかけてくれた。よしよし。
ボトムの時間になり、250gのジグを落とす。あれ?水深72mか。ちょいディープぐらいだね。
前回ハタをジギングで釣っているので、気合入れてワンピッチジャーク。あかん、隣の餌客に先にハタ釣られてもた。
ゴーン!来た来た。63cm 3.7kgのホワイトエッジハタだ。前回これが凄く美味しかったので満足感いっぱい。
しかしここから南西の強風となり船が流されだした。2流し目から4流し目はほとんどの客が底を取れずに全滅。
波を頭からかぶりながら浅場に移動した。ジギングを続けるもESO連発にくじけて、最後のお土産釣りはイカ餌で。
2つ右隣の客がゲロ酔い。向かい風でゲロが飛んできてイヤ~ン、と思ったら隣の客はもっと直撃を受けていてワロタ。
まずは53cm 2.3kgのイングリッシュマン。続いてスリンガー連発。この後は、サメに付きまとわれてブッチブチ。
他の客も僕もアタリがあって巻き途中の魚をどんどん食われる。時には仕掛け全損。朝のバラシもこれだな、きっと。
風弱く海流弱く波穏やかな日に出漁すればディープラインでガンガンしゃくれるんやけど。
これぞ南アフリカの釣り、という体験がしたくて。ま、通いながらその日を待つか。
place : Shelly Beach, KZN RSA
Fish : Yellow Fin Tuna, White Edge Rock Cod, Englishman
2015年4月20日月曜日
ジギングで久々のハタ
いつものシェリービーチ単独釣行。大分日の出が遅くなってきて6:00に9人で出船。沖のうねりはかなりマシ。
トローリングを開始してから5分もたたないうちにファーストヒットだ。急いでキャスティングセットを結ぶ。
ラパラ・スキッターポップ40g行け~っ!第一投から派手なバイトが出るが乗らない。
数投目、でドスンと乗ったと同時に沖に上がった大飛沫は血で真っ赤だ。ポッパー丸飲み出血で力無いカツオ63cm。
ナブラではないが、あちこちにカツオやキメジが跳ねている。その上をトローリングするが、食ったり食わなかったり。
キャスティングも跳ねたその場所を通しても食わない時も。何度も派手に出るが、ミスバイトや針ハズレばかり。
さて、トローリングで客が巻き巻きしていたキハダが「明らかに20kgアップ」という強い引きで、時間が掛かりそう。
その間にジグを落としてみると、200mぐらいの水深のはずなのに50mで着底?と思ったらガーンと走り出した。
よっしゃ!こりゃキハダだ。豪快なランをこなしてリフトに入る、船頭がギャフ持って来た。ここで針ハズレ、しょぼ~ん。
結局ジギングでは捕獲失敗、キャスティングでカツオ68cmを追加してゲームフィッシュは終了した。
あれ?いつもより沖でボトムを開始しようとしている。もしかすると深場でのジギングができるのではないか?
「ディープラインやるの?」と訊くと「今日は潮流1ノットだからトライしてみる。サメが居るようなら浅場に移動する」
やった!80日ぶりのディープ。よしよし200gのジグが真っ直ぐ落ちていく。でも浅いな。本格的なディープラインではない。
「水深は?60mぐらい?」「Yes,58m」
周囲の餌釣り師には放流サイズの鯛がボツボツ掛かるだけ。だが僕の数回目のフォールにゴンと来た。待ってたぜ!
久々の底でのヒットと引きを楽しんで巻く。後半弱るのはこりゃハタだな。予想通り大きな口をあけて上がってきた。
68cm・4.2kg。ヒレの彩が美しい南東アフリカ固有種White Edge Rock Codだ。ジギングでのハタは久々で実に嬉しい。
その次、ジグがボトムにがっちり掛かって動かなくなった。でも流れる船に微妙に付いてくるのよね。
船頭に「何コレ?網?」とロッドを渡すとグングングンと動き出した。「シャークだ、ホレっ」とロッドを返された。も~。
そのあとは物凄い引きを何度もいなして、あと20mまで巻いた。重過ぎゼエゼエ。サメじゃなくてエイの引きだね。
そこでザラザラに傷ついたリーダーがプチン。エイは要らんけど新品のジグ返せ~!
まだまだディープで楽しめると思ったが、船頭の非情な宣告、「シャークが居るから浅場に移動!」
そんな~、僕が自分で移動の原因を作ったってか(泣)。浅場に移っても糸が立つのでめげずにジギングを続けた。
やはりいつも通り餌師に劣勢。ESO、ハタ小、ESOときて、やっとまともな引きの魚がヒットした。
スコッツマンというフエフキの仲間だ。「39cm、アンダーサイズ」とあっさりリリースされてしまった。
その後はスコッツマンやスリンガーを数匹追加して納竿。いや~楽しかった。
アガラス海流の本流がもう少し沖にそれ、ディープラインのジギングで大物がガツーンという季節が近いね。好感触。
fish : Skipjack Tuna, White Edge Rock Cod
place : Shelly Beach KZN RSA
2015年4月18日土曜日
釣った魚で燻製を作る
自然保護の観点から釣った魚を人にあげることが禁止されているこの国では、自分で食べるのが基本だ。
でも一人暮らしだし、ちょっと持ち帰るだけで延々と魚料理が続く。
生食でスタート、刺身・寿司・漬け丼ときて幸せだが、カツオなど三日目ぐらいには身がヘタレてきて生食は厳しくなる。
10kgの魚を持ち帰ると、沢煮とかオリーブオイル漬けとか美味しい手法を織り交ぜても、冷凍を絡ませないと無理。
そうか、伝統の保存法、燻製があるではないか。ネットで調べると奥が深く、はまる人も多いようでノウハウの山だ。
基本は塩・砂糖・ハーブの調味液に1日漬けて芯まで味付け、水で塩抜き、乾かして煙で燻す。ふむふむ、簡単そうだ。
うちには直径57cmのバーベキューケトルがあるし。だが待て。温度を65℃~70℃にキープするらしい。どうやって?
温度が低いと腐りながら乾くだけ、温度が高いと身が白くボサボサになってしまう、と…まあそうだろうけどな。
最初は木炭を熱源にしてみた。あかん!木炭の品質が悪くて出てくる煙が臭い。そもそも煙が出ないのが木炭やろが。
熱源としてアイロンはどうかと試すが、すぐサーモが切れてチップが発煙しない。しゃあない、1000円で電熱器買ってきた。
ケトル内に熱源を入れると温度が高すぎた。電熱器を下に置いて、全開にしたケトル下部の穴から煙を入れることにした。
温度は電熱器の目盛と位置(ケトルとの距離)を変えれば、40℃から80℃の間で変化することが分かった。
ケトルの足を新聞紙で覆い煙の道を作る。深夜に燻製開始だ。アルミフォイルで作った小皿にウッドチップを乗せて加熱。
いい感じでケトル内に煙が充満してる。何回かチップを変えて十分に煙を絡め、あとは寝て待つか…
朝起きて見てみると。おぉ、半分ぐらいの大きさに縮んだカツオフィレが飴色に輝いている。切って食べてみる。
うん、旨い。ハムのようだ。塩加減ばっちり。身が白くならず赤いままで旨い具合にできた。ただちょっと酸っぱいな。
酸っぱくなるのは燻煙開始時の乾燥不足で、魚の表面の水分に木酢液が付着するかららしい。そんなん知らんがな。
2回目以降は十分乾燥した魚で開始し、温度調節も慣れたので、楽だった。冷凍してあった魚でいろいろと試してみた。
カツオはフィレのままだと出来上がり鰹節みたいで見応えがあるが、薄くまたは細く切ってから燻製したほうが簡単そうだ。
燻製で熱を入れるのは諦めて、事前にジップロックに入れて65度のお湯に1時間沈めてから燻せば確実なのもわかった。
白身のタイやグレは燻製で素晴らしくおいしくなる。これはたまらん。次のビールが冷蔵庫からすっ飛んでくるほど旨い。
びっくりしたのはハタ。じゅるじゅるの脂が滲み出して、仕上がりも素晴らしかった。
魚の切り身に起こる変化が面白い、作業自体が楽しい、完成品がおいしい、ちょっと保存がきく。いいことだらけ。
「燻製をするために釣りに行く」とならんようにぐっとこらえて、勉強しながらちょくちょく楽しんでいこうと思う。
2015年4月5日日曜日
中層ジギングちょっとだけ
ボケボケしてたらイースター4連休は1日しか船の予約が取れなかった。まあいいか、と初日に釣行。
シェリービーチは南西の風曇り。連休とあってボートフル出場・お客さんでごった返す Sonny Evans Harbour。
沖に出ると強い雨。僕だけレインジャケット。連休で来た観光客が釣りでもするかと同乗してるが、彼等は濡れ鼠だ。
トローリングは不調だが観光客8人が乗ってるから船頭は諦めない。風とうねりも強まり、5人がゲロ酔いで可哀想。
キメジ・カツオが掛かりだした。初めは船の停止時にヤマリア・ブルチョップを投げたが反応なし。魚が浮いてないな。
それではと作戦を変えて、沈んでいる中層のキメジ・カツオをジギングで攻めることにした。
トローリングで魚が掛かって船が止まり、他の客が巻き巻きしてるごく短い間だけジグを落としてしゃくる。
ジグはヒラヒラ落ちるCBナガマサ250gを選んだ。50mほどしか落とさないので多少流されてもいいのだ。
シャクリ、シャクリ、ゴーン。来たね~。いい引きだね~。64cmのカツオだ。頭を落として尾を折ってクーラーへ。
さて、トローリングは移動中の待っている時間が暇なので、ジギングの仕掛のまま他のルアーの下を曳いてみた。
ギューン。これにも来たね~。ジグはそのまま横に曳いてちゃんと動くとは思えないのだが、新しい可能性を発見したね。
残念ながらこの魚は途中でバラしてしまった。スレだったのかもしれない。
船が停止中の一瞬ジギングでは、カツオがもう一匹釣れた。何かジギングに来たみたいで楽しかった。
100m~150mの深場でジギングをするためここに通っているのに、潮や風のために殆ど空振りに終わっているからね。
中層ジギングなら、瞬間だけど&ボトムじゃないけど毎回成立するよね、ということが確認できた。良しとしよう。
浅場に移ってボトムフィッシング。雨は止まないし風波がひどい。僕はしばらく餌釣りをやっていた。良型スリンガー数匹。
おや?奇跡的に潮と風の向きが一致し糸が比較的立っている。船酔い客も復活して60cmオーバーのハタを連発してる。
もしやとジギングを試すと、100gのジグで底がとれた。こんなん初めて(うれし涙)。しかし釣れたのはESO(ただの涙)。
僕のジグがハタに届かないうちに、波風を考慮したのか連休で午後釣りがあるためか、ちょっと早めの帰港が残念!
place : Shelly Beach KZN RSA
2015年4月1日水曜日
シェリービーチでワンパターン
なんやシェリーばっかりやんけとお思いでしょうが、単独釣行で日帰りで行けるのってここしかないんでご勘弁。前回の「バラシ病治らず」以降2回行ったが、1回目は荒波をついての出撃、ほとんど釣りにならずに早上がりだった。頭から海水を何回もかぶってパンツまでずぶ濡れ、波に突っ込み体が飛ばされ、着水と同時に腰を強打の繰り返し。
それでもトローリングでゲームフィッシュが掛かった一瞬の隙をついてキャスト。第一投で4kgのカツオをゲット。ルアーはリップルポッパー40gRH。縦アイシングルフックのリアに食った。波風で10投しただけで無念の撤収。岸寄りの浅場でごく短時間ボトムもやったが、風でボートが流されすぎてダメダメだったな。掛かった小鯛にハタが食って強い引きだったが、すっぽ抜け。ぼろぼろになった小鯛だけが上がってきて涙。
早上がり一部返金があったので、2週間後これを原資にリベンジ釣行した。うねり2.5m、ここでは凪のうちだ。トローリングは開始早々連発だった。キメジのジャンプも発見。これはもらったとキャストを繰り返すが食わん。全員にトローリングの釣果が二巡した頃、でかいのが当たった。巻きの客はヒイヒイ言って最後はキャプテンの糸抜き。ギャフが決まって歓呼の中で上がったキハダは118cm。20kgは超えているだろう。これはいいね。
船首でのキャスティングに専念していた僕に「こっち来て次巻け」と声がかかった。こんなん釣れるなら喜んで。でもやっぱり食うのはカツオなのよね(笑)。70cm級で丸々太ってよく引いたので許す。早速頭を落として腸を抜いた。落とした頭の両肩の肉をナイフで抉り出して何も付けずにむしゃむしゃ食べていたら、同船客全員が「オーマイガーッ!」、写真まで撮られてしもうた。あんなに美味しいのにね。丸かじりはあかんのけ?(爆)
期待のディープラインは、潮が速くて他の客が底取り不可能なため無し(泣)。潮流が緩む6月からがシーズンだと。沖から岸寄りに戻る際も時々トローリングにキメジやカツオが掛かるのを見て、キャスティングロッドを放さずにいた。努力の甲斐あって、ラパラXXXRap14cmにキューンと乗った。66cmのキメジだった。今日はカツオと食べ比べだね。カツオとキメジを比べると、同じ長さならカツオの方が太くて重く、引きもずっと強い。カツオは成魚でキメジは幼魚だ。
さて浅場でのボトム時間となった。今日は試したいことがあって、スローや鯛ラバは封印し、餌釣りに専念する。人間用の冷凍エビで釣るということ。小型むきエビとアカザエビ無頭殻付の2種類の人間用餌を用意した。むきエビは魚信はそこそこあるが、掛かってくるのは小型が多く、他の客のイカてんこ盛りに型でかなわない。
それではとアカザエビを殻つきのまま短く切って大胆に付けてみた。ガーンとひったくるような反応が出だした。他の客の糸がずっと前に出てしまっているのに魚信が無いのを見て、先に巻き上げて足元にストーンと落とした。ゴッゴーンといいあたり。今日イチの引き。ちょっと期待しちゃったけど、3本のハリに3匹ついていて皆から喝采。上からスリンガー38cm、30cm、ブルーブリーム40cmだった。そりゃ重いわなw。ブルーブリームは日本のメジナ(グレ)の仲間に見えるが、長く真っ直ぐな胸鰭からタイ科とわかる。釣りたては背中側が青く輝き美しい。船頭が「こいつは旨い」というので味を楽しみにキープした。アカザエビは餌として有効、今後も持参しよう。
というわけでワンパターンな釣りが続くのだが、バラシを減らしてワンチャンスを活かす事を心掛けて粘るぞ!
place : Shelly Beach KZN RSA
fish : Yellow Fin Tuna, Skipjack Tuna, Blue Bream, Slinger
2015年3月10日火曜日
バラシ病、治らず
2回続けて荒天で釣行がキャンセルになった。うち1回は港まで行って断念。これが一番きつい。
ようやく1か月ぶりにRiptide Chartersで沖に出ることができた。穏やかな夜明け、雲の下側がピンクに染まる。
僕は前回のバラシまくりを反省し、今回のキャスティング用はPE6号・リーダー80lbにランクアップしてきた。
これでナブラで入れ食い、バラシ無しで全獲だなと気分上々。しかし現実は厳しく、そうはいかんかった。
ナブラが全然ない!チャンスはあるかもとトローリング中のボートの舳先から横に投げては巻くの繰り返し。駄目。
トローリングの方にはたまにバタバタっとヒットする。1回目は2kgのキメジ5匹。2回目は10kgのキメジ2匹…。
僕はキャスティング専念で巻き巻きを辞退していたが、次の群れで掛けたロッドを「まあ巻け」と船頭に渡された。
ありがたく巻くが魚がこっちに向かって泳いできて全然引かないうちに釣れちゃった。カツオ4kg。
食材としては最高なので、頭を落として小さなクーラーで氷漬けにした。連発でキメジ3kg。これは小さいな…
ディープラインでのボトムフィッシングを待っていたが、「潮流4ノット、無理!」と船は岸に向かって帰還を開始。
あ~、これで今日のジギングの希望も潰えたなと悲しかった。途上で2本のロッドに同時ヒット、2人がファイト開始。
これが予想外の良型でお客さん大苦戦。サイドチェンジしたり船頭の糸抜きアシストが入ったり。
やり取りが長くなりそうだ。僕は邪魔にならないよう舳先から200gのジグを投入。50m程落としてシャクリ開始。
ゴゴーン!何か乗った、嘘みたい。ああっ、強烈な引き、これキハダだわ。魚がこっちを向いた隙にぐいぐい巻く。
深場でジギングできなくてもラッキー、最高だね。もう少しで見えるかという時、魚は猛スピードで沖に走った。
ブッチーン(泣)。次の瞬間、キハダが水面を割って大水柱とともにジャンプ、去って行った(大泣)。
横では、客の一人がギャフ入れ寸前にフックアウトでバラし、もう一人は疲れて諦め、キャプテンと中乗りが獲った。
110cm・15kgのキハダ。今日イチ。同型をバラした僕ともう一人の客は向き合ってガックリ溜息。
リーダーの新石鯛結びが結び目で切れていた。端糸のハーフヒッチが残っているので、抜けたのではない。
ブチ切られ。こんなの初めて。結びの引張り強度と衝撃強度は違うが、スピードで衝撃強度限界に達したの?
スキッパーのアンドリューが「ジギングで来たか、キハダだ、残念!次は糸を太くしろ」と。80lbって十分だと思うんだが(笑)。
最後は水深35m砂場の小物釣り。ボートは風下に流されまくり、投釣りのような角度で糸が出る。
これでは例によってスロージギングは通用しない。なんとか回収中お駄賃のハガツオ1匹。
最後餌釣りに変えて鯛類を10匹ほど。30cm級を3匹キープ。例によって僕だけ型が小さい。これには理由がある。
良型のタイ類を釣る客は、家から持参した餌も含め、針に餌をゴルフボール大にてんこ盛りに付ける。
大きい餌が好きならジグや鯛ラバにも食ってくれよと思うが、食わんね。要研究。
帰港後は皆に慰められ、また来い、次は大きいの釣れと。しゃあない、来週もシェリービーチ沖、予約じゃ!
place : Shelly Beach KZN RSA
2015年3月3日火曜日
南アフリカの雑誌にスロージギング記事
僕が良く買う南アフリカの海釣り雑誌で”RSD”(ROCK SURF and DEEP)というのがある。
これにSLOW PICH JIGGINGという記事が1月と2月の2回にわたり連載された。
スローピッチはおろか普通のジギングでさえやる人が少ないこの国、スローというだけで記事になるのか?と読んでみた。
斜字体茶色のフォントの部分がその抄訳だ。
著者はNZヒラマサ遠征の帰りにクライストチャーチのJigstar社に寄り、そこで初めてスロージギングの道具を見た。
6'3"のロッドはフライロッドのように細く、とても大物は上がらないなと感じた。
該社のクリス・ウォンさんにスロージギングのの手ほどきを受け、その後南アで通用するかをずっと考えていた。
なるほど、著者はJigstarの関係者なんだな。ここはNZが本社でインドネシアと南アフリカに子会社がある。
南アからNZや各地にツアーを出してるし、良さげな道具も出している。そのうち買ってみるか。
セイシェル遠征が決まった時、遠征先でスローを試そうと思い、日本にネットで道具一式を注文することにした。
嫁バレを恐れながら高額タックルをポチった時、額にどっと汗が流れた。これでロッド・リール・21個のジグが揃った。
これはワロタ!鬼嫁に怯えるとこなんか日本人釣師と同じやん!自社品が開発待ちのため日本から取り寄せたのだと。
セイシェル初日、ポッピング終了後30分だけスロージギングをテスト。最初の投入入れ食いで7種8匹をキャッチ。GTやワフーはどうしても上がらずジグ5個ロストしてしまった。3日目にも1時間テストして8種15匹をキャッチ、8個ロスト。4日目は5種12匹をキャッチ。2個ロスト。
釣れた魚の写真を見ると赤や黄色のが多かったけど、リーフで釣ってるからかな。しかしロスト多すぎ、何やっとんねんw。
すべて水深は60mまででの実績だが、インショア・オフショアのあらゆる魚種にスローピッチジギングは有効だと確信した。
連載のPart 2でも楽しい釣行記を期待していたのだが、残念ながらタックルとテクニックの概要説明ばかりだった
日本では記事にもならないような内容だったが、南アフリカの釣り人にとっては新鮮な情報なのだろう。
さて、大型釣具店に行くとリールはギア比6.2の小型両軸があって何とかなるとしても、スロー用のロッドとジグが皆無。
ようやくJigstar社やケープタウンのMaxel社(中国系?)などのメーカーが今年からスロー用道具を告知し始めた程度。
お客さんが容易に買えないようなこんな状況では、この釣りが急に広まるわけがない。かなり時間がかかりそうだ。
もう一つの懸念は、スロージギングは道具が繊細で、大ざっぱな南アフリカ人には受け入れられないかもということ。
普通のジグは400gとかだしロッドは棒のように硬い。そんな道具のユーザーがPE2号とか立てられない竿とか無理やろ?
更に、通常で2m以上のうねりという荒々しい海、風に弱いスピードボートでドテラ流し。まともに釣れる機会は少ない。
始まったばかりの南アフリカのスロージギングの世界。いろいろと障害は多いが、何とか広まっていけば面白いな。
でもこの地で何が釣れ、どう楽しめるのかは、皆より先に自分で証明していこう。