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2017年2月14日火曜日

人間の証明のテーマ/ジョー山中 vs 想像されたウエスタンのテーマ/マウンテン

両曲がすごく似てるんだけど。題まで似てるし。
「人間の証明のテーマ」は1977年の映画の主題歌で映画にも出演したジョー山中の渾身のボーカルが強烈だ。作曲はあのルパンの大野雄二。 全部英語の歌詞だが「Mama, do you remember♪」で始まる親しみやすいメロディーが、切なく張り裂けそうなところまで盛り上がり、すっと戻る。見事な歌だ。
人間の証明のテーマ

一方の「想像されたウエスタンのテーマ」は、1971年のアメリカンロックの名盤、マウンテンの「Climbing!」のが有名。google機械翻訳でも使ったのかと思うようなふざけた邦題だが、元題がTheme for an imaginary westernだから「遥かなる西部のテーマ」のような感じだろうか。 作曲はジャック・ブルースだ。イギリス人。クリームのリーダーでベーシスト。そしてこの曲で繊細なボーカルを聴かせるのがフェリックス・パパラルディ。彼がクリームの名プロデューサーだった繋がりだね、多分。 アルバムClimbing!は力強い曲と優しい曲が交互に並ぶが、これは2曲目に鎮座していてフェリックスの歌上手すぎ、レスリーのギター格好良すぎで今も色々な人に歌い継がれる名曲。
Theme For An Imaginary Western

調べてみると、1975年にジョー山中とフェリックス・パパラルディは日本で共演していて、その時にジョーは「ウエスタン」を歌っていたのだ。 ジョー山中が見事に歌った名曲ウエスタン「みたいな感じで」映画の主題歌を書いてほしいと大野雄二にオファーがあったんではないかな?もう40年も前のことだから確かめようもないが。 盗作じゃなくてオマージュなんだけれど、こうやって歌と歌のつながりを追いかけていくのは面白いね。
最近ではBabymetalのNO RAIN NO RAINBOWはX JapanのEndless Rainのオマージュで、Endless RainはCinderellaのDon't Know What You Gotのオマージュというのがある。 才気あふれた作品は、その精神が尊敬を以て(一部パクってw)引き継がれるのだ。こういうのをカラオケで時代順に続けて歌いたい(爆)

2016年6月3日金曜日

Amore 蒼星 / Babymetal


たいしたもんだよ、2016年米国ツアーを大盛況で終え、欧州ツアー中のBabymetal
これはセカンドアルバムに収められているSu-metalのソロ曲Amoreのボストンでのライブだ。欧米でクイーンと呼ばれるSuが切れのある振りと堂々たる歌唱で突っ走る。歌謡曲だとかメロが臭いとかアルバム発売当初不評だったこの曲だが、ライブ映えするね。くっさ臭のメロをスピードメタルに合わせるのは有り有りで、臭さを批判してるのはメタルの一見さんだから放置でよろし。
イントロなしでサビから入る。C-A-B-C-ソロ-ブリッジ-C-C-A。
このブリッジのところ、「アーウーアーウー」という天使のエコーに乗せて、遠く離れたファンとの絆が歌われる。ファン号泣の必殺パートだ(笑)。紅月とペアで聴きたいね、ぜひ。

2016年1月13日水曜日

Station to Station / David Bowie

1月10日にデビッド・ボウイが亡くなった。長い沈黙を破って2枚の新作を放ったばかり、これからまたという時に(涙)。僕が一番好きな彼の曲は”Station to Station”、1976年の同名アルバムの冒頭を飾り、1978年のライブアルバムStageでも凄い輝きを放っている。Stegeと同時期のライブ映像を貼っておこう。(効果音が長く、ボウイが出てくるのはようやく6:20から)

この曲で彼は自身をThin White Dukeというキャラクターに擬してソウルやファンクなどの乗りを大胆に導入した。重々しい前半から一転、走り出したら豪快にドライブする後半、自由自在に歌唱を操るボウイ、心が沸騰するノリ。神曲だね。
彼はとうとうMajor Tomになって天へ旅立ってしまったが、幾多の名曲はずっと人々の心に受け継がれていくことだろう。R.I.P.

2015年1月11日日曜日

紅月 / Babymetal

2014年の欧米ツアーで、筋金入りのヘヴィメタ狂を悶絶させ、絶賛の嵐を巻き起こしたBabymetal。この曲が一番好きだ。
まず曲がいい。「紅月」は強烈なメロディック・スピード・メタル。Rainbowが提唱、Helloweenが完成した様式だ。
日本ではX Japanが多用した。北欧・南米・日本にしか残っていない絶滅危惧種の様式だが、コアなファンが多い。
「紅月」に戻る。Aメロは和のテイスト、Bメロはメジャー、高らかに引っ張るサビ、慟哭のソロ、滑らかなブリッジ…完璧だ。
次に神バンドの演奏がいい。メタル愛にあふれたプロフェッショナル達が圧倒的なパフォーマンスを見せるが、前列の女の子達の引き立て役に徹している。メイクと衣装が神というよりお化けなのが笑える。
そしてリードヴォーカルSU-METAL(17歳)の素晴らしさ。これには心打たれるものがある。「メタルのプリンセス」「日本の宝」「何とか守りたい」、皆思いは同じだ。
汗まみれの熱唱。澄んだフラットヴォイスの直球勝負。0:36で見せるヘドバン。最後の台上からの睨み付け一閃。
これは凄い。こんなん見せられたらオーディエンスは滝のように涙を流すしかないよな。
これ以外の曲には切れのあるダンスがつく。メタル+ダンス+アイドル+日本語のみ(笑)はじめは当然キワモノ扱い。
しかしライブで見せた本物のエンターテインメントに、へヴィメタル一筋のオッサン連中も全員陥落、批判は一掃された。
今年は更にすごいことになりそうだ。皆で応援しよう。

2014年11月12日水曜日

Anniversary / Yoshiki


天皇陛下即位10周年式典にYoshikiが奉げた渾身の一曲。非の打ちどころなし。日本よ甦れ、そして永遠に。

2014年7月13日日曜日

Follow Me / Muse

昨年の12月に出たローマでのライブでのFollow Meが一番好きだ。
スローで陰鬱な始まり。白黒の画面。
サビでマシューがふりしぼるように歌う護りの誓いとともに、色彩が蘇る。
会場6万人の大合唱。クリスの高らかなコーラス。何とギター無しだが安定感あふれる演奏。
Museお得意の起承転結の鮮やかな激情型ラブソング。クサさを通り越してクッサクサで最高だな。

2014年5月29日木曜日

I Drove All Night / Roy Orbison


シンディー・ローパーやセリーヌ・ディオンも歌ってるけど、やっぱりこれでしょ。
軽快なドラムスに乗って歌が始まる。抑えたAメロ、捻ったBメロ、そして高らかなサビ。一度聴いたら忘れられないはず。
ロイ・オービソンの歌声、なんて甘く伸びやかで切ないんだ。
2:48の高音への持って行き方なんて、胸にくく~っと来るね。
ビデオの主演はジェニファー・コネリー、当時22歳。これがまた桁違いに美しい。
僕は毎晩、異国の夜道を40分運転して帰るだけ。すれ違った車にこの歌のようなドラマがあったかもしれないね。

2013年8月3日土曜日

Sometime World / Wishbone Ash

元祖ツインリードギターで有名なWishbone Ashのサード「ARGUS 百眼の巨人アーガス」(1972)に収録。
透き通った音色のギターと繊細なヴォーカルが、何かを予感させるように緩やかに2巡する。
2:35からカッティング・ギター、2:48からランニング・ベース。走り出した!ここからのアンサンブル、大好きなんだな。
各パートの音が見事に際立ってすてき。グイグイ持って行くパワーと乗りがある一方で、哀愁に溢れたメロディーの美しさ。
名盤の誉れ高い「ARGUS」は名曲揃い。この曲はツインリードの絡みは無いのがちょっと惜しいが、一番のお気に入り。
40年経っても色褪せない魔力があるね。この曲の邦題は「いつか世界は」だった。世界ね…どうなるんだろうね…

2013年5月18日土曜日

It Makes No Difference / The Band

13歳の時、鎌倉の小町通りの入り口にあるレコード屋で、僕はこの曲の入ったアルバム「南十字星」を買った。
ニューミュージックマガジンの中村とうよう氏が、このアルバムのレビューで100点満点を付けていたからね。

どの曲もミドルorスロー、落ち着いたメロディーにコキコキした味のある演奏。ガキの僕に分かるはず無いって?
いや、胸にグサっと来たのよ、この曲が。この溢れ出る哀愁が、僕だけでなく当時の日本人の心を鷲掴みにしたようだ。
♪Without your love I'm nothing at all~♪で始まるブリッジのところ、サックスも絡んで最高の盛り上がりを見せる。
邦題は「同じことさ」。ベースのリック・ダンコの名唱だ。彼は後年酒浸りとなり短い人生を終えたが、この名曲は残った。
映画ラスト・ワルツでももちろんこの曲を演るのだが、渋い。泣ける。実に泣ける。何年たっても…

2013年4月21日日曜日

Creek Mary's Blood / Nightwish

Nightwishはフィンランドのバンド。最近は低迷しているが、一時は傑作を連発して絶大な人気を誇った。
この曲は2004年のアルバム「Once」に収められていた大作。迫害され続けたインディアンの悲劇が主題。
派手なオーケストレーション、オペラティックな歌唱、インディアンのヴォイス。テンコ盛り。ズッシリ効くわ、これ。
フィンランドからは哀愁溢れるメロディーを得意とするいいバンドが沢山世界に出てくる。人口比では凄いことだ。
この映像はこの曲をイメージして投稿者が付けたもの。よく曲に合ってる。ウンデッド・ニーの戦いのシーンは背筋が凍る。
Nightwishお勧め。他の曲も聴いてみてほしい。

2013年3月24日日曜日

Room 335 / Larry Carlton

1978年の大ヒットアルバム「夜の彷徨」の1曲目。皆で聴いたよな…いい時代だった。
ギターを高く構え、甘いメロディーを「顔で」弾くスタイルは今も昔も変わらない。
このモントルー・ジャズフェスティバルでの映像、2:00からメインテーマが立ち上がる。
2巡してからの4分~6分の演奏はどうよ!奔放かつ豪快に伸びる伸びる。超ご機嫌。
家族がタイに遊びに来てパタヤのホテルに泊まった時、部屋番号が335。
とーぜん、この曲がずーっと頭の中にグルグルと(笑)

2013年2月12日火曜日

1812 Overture Drums Solo / Cozy Powell

今は亡きハードロック界の名ドラマー、コージー・パウエルのドラムソロが好きだ。
曲はチャイコフスキーの「序曲1812年」。侵攻してきたナポレオン軍をロシアが蹴散らした故事。
ロシア帝国国歌がフランス国歌を押しつぶし勝利の号砲で締めるという、ナショナリズム丸出しの曲。
ソロ前半は華麗なダブルベースを見せる。後半、1812年のメロディーとともに繰り出すアクションが見ものだ。
大鷲のように両腕を広げ、時にはクロスさせ、周囲に配したシンバルをこれでもかとブッ叩く。
最後、God Save The Tsarの旋律に乗せて、両手・両足総動員のパワープレイが炸裂する。
高校生の時、このソロを武道館で2度見た。震えた。今でも凝視してしまう。テクじゃない。見ればわかるその魔力。
ドラムスのミキシングが一番大音量だった時代に、ダブルベースで短い生涯を駆け抜けた最高に格好いい男。
映像はRainbowの1977年のミュンヘンでのライブ。Still I'm Sadの途中にこのソロが入っている。正座して見てね。

2013年1月17日木曜日

The Messiah Will Come Again / Gary Moore


ロイ・ブキャナンの名曲「メシアが再び」のゲイリー・ムーアによるライブ。これが凄まじい。
長いイントロの後、1:49からメインテーマに入る。人間国宝はこの単純なフレーズを爆発的に膨張させる。
なんという感情移入、この人の感情の総量はとてつもない。それを全て吐き出す。顔にも(笑)
レスポールのズ太い音色が上へ下へ、速く遅く、強く優しく…。ほんと、釘付けになるね。
でもGary、逝ってしまうなんて。一生聴くからな。 R.I.P.

2012年12月5日水曜日

Shadows in the Rain / Sting

Bring on the Nightに入っているバージョンが大好きだ。Policeのオリジナルは暗くけだるいが、こうも変わるの?
一流のジャズメンを従えてパリ・モガドール劇場で歌いまくる全盛期のスティング。その乗り・切れの見事さはどうよ!
ホワイト・パンクとも呼ばれたPoliceからこの方向を誰も想像しなかったが、一気に完成形に持ち込んだね。
最後のチャッ!チャッ!チャッ!…頭に残るでしょう?

2012年11月1日木曜日

Stomp And Buck Dance / The Crusaders

1974年のクルセイダーズの曲。持ってたレコードは擦り切れるほど聴いた。この曲が一番好きだった。
映像はSoul Trainから。深夜TVでやってたのをよく見てた。見よこのアフロのダンス。時代を感じさせるね。
高揚感溢れるイントロからバラランッっとブラスが入る格好良さ。全編を貫く強烈なグルーヴ感。たまらん。
なぜかNHK-FMのロック番組「ヤングジョッキー」のオープニング曲に採用されてたな。似合わんかった(笑)

2012年9月25日火曜日

光の旋律 / Kalafina

2010年に放映されたアニメの主題歌。この歌には作曲家・梶浦由記の才能と感性が満ちている。
美しく引き立てあう三声のコーラスは主役を変えながら哀愁のメロディーを歌う。
センターで低音を担当しているケイコが後半に見せる活躍が素晴らしい。
アニオタさん達に独占させておいてはもったいない。世界に誇れるJapan Qualityだ。

2012年8月25日土曜日

Alone / Heart

80年代にアンとナンシー姉妹を看板にヒットを連発したHeartの代表曲。
初めは女性ボーカルのハードロックバンドで結構人気があったが、もう一押しが足りなかった。
そこで、優秀な作曲家で周囲を固めド派手な格好をさせPVを流しまくって大ブレーク。
当時、PVで見せたナンシーのコスチュームと前蹴りにキューンとなった男性ファンも多いはず(笑)
一方で産業ロックとの批判も散々浴びた。だが20年以上経ってからのこのアコースティック・ライブはどうよ?
口が開いたままになってドスンと顎が落ちた。絶唱。Heart、本物だ。普通のバンドでこんなん出来るか?
産業だろうが自力だろうが、歳とって太ろうが、持ち歌に魂を籠め、演りきった者が最後に勝つ。Heart、圧勝だぜ。

2012年7月9日月曜日

Gift / Marty Friedman

この前日本に帰ったとき、息子のコウキがMr.Childrenのベスト盤2枚を録音してくれた。それをずっと聴いてる。
その中でずば抜けていいのが「Gift」という歌。これ4年前のNHKの北京オリンピックのテーマ曲ですな。
皆さんよくご存知だと思うので、それをマーティー・フリードマンがギターで弾いているversionをどうぞ。
原曲の良さを100%活かした上で、滑らかに華やかに哀しくギターで命を吹き込んでいくマーティーの職人技と歌心。
もう涙出そう。J-POPファンもロックファンも楽しめるのでは?釣り人としては海からのGiftが一番なんだけどな。
Gift_Marty

2012年6月25日月曜日

Tarkus / 吉松隆

TarcusはEmerson Lake and Palmerが1971年に発表したプログレッシヴ・ロックの名曲だ。
2010年に作曲家・吉松隆が何とオーケストラで完全再現。大河ドラマ平清盛にも使われたので知ってる方も多いかと。
多くのプログレファンを狂喜させただけでなく、Kieth Emersonの度肝を抜いた(と本人のFBに書いてあった)。
組曲なので出来にムラがあるが、冒頭のEruption_噴火は圧巻。完成形だった原曲が40年後に別の輝きを発するとは!
5拍子で突っ走るその凄まじさ。幾多のロックのクラシックversionでここまでレベルの高いのは聴いたことが無い。
佐渡裕が指揮したライブの映像もあるが、吉松スタジオ版の方がパーカッションが前に出てて豪快でよろしい。
嬉しい。実に良くやってくれた。万歳!

2012年5月1日火曜日

Anthem / Kamelot

Kamelotはヘヴィメタルバンドでありながら、素晴らしいバラードをいくつも持っている。特にお勧めは3曲。
孤独を歌うAbandoned、父の死についてのDon't You Cry、そして初めての息子の誕生を歌ったこの曲、Anthemだ。
ロイ・カーンの歌唱はずば抜けている。囁くように始まり、最後の誓いの言葉へ静かに登っていく。
伴奏はキーボードだけ。魂に深く染み込む、美しくも力強い歌だ。どうやったらこんな曲が書け、歌えるのだろう?

歌詞の大意はこんなところかな…
        ☆
なんという奇跡、生まれてきたお前よ
お前のいのちを讃えて歌おう
そしていつの日か、僕のために歌っておくれ
山をも動かす歌を、海をも割る歌を、天使を喜ばす歌を、いのちの賛歌を
僕はおまえのためにベストを尽くすから
        ☆
大学受験で猛勉強に明け暮れている息子、人生で初めての壁に突き当たって苦しんでいる娘。
遠く離れて暮らし、この歌を聴くたびに、お前たちの生まれたときのことを思い出してね…
一度このAnthem(賛歌)を聴いて、子供の姿を思い浮かべてほしい。その小さないのちのことを。