スーパーの魚コーナーの前にWWF世界自然保護基金のボードが貼ってあった。表題に「シーフードは同じではない。グリーンを選びましょう」とある。ボードは魚図鑑のようになっていて三群に分けられている。
グリーンは「ベストチョイス」、資源量が潤沢な魚が並んでいる。シイラ、アジ、イワシ、ヒラマサ、イセエビなど。僕の釣りでおなじみの鯛類では、ソルジャーとキレンコがこのグループだ。
次はオレンジで「もう一度考えて」と書いてある。資源量が減っている魚種だ。イエローではなくオレンジという位置づけが、より危険に近いという雰囲気を出してるね。僕の主要対象魚であるキハダ、スリンガー、イングリッシュマンはここか。フィッシュアンドチップスの主原料ヘイクも含まれている。
そしてレッド「買うな」、資源量が危機的な魚種。おぉ、ブラックマッセルクラッカー、イエローベリーロックコッドは釣ったことあるぞ。スコッツマンはいつもよく釣れるけどレッドか。そうは思えんがな。さすがに幻・垂涎の魚であるレッドスティーンブラス(世界最大の鯛)、ダガラード、インドマグロなどはこの分類で納得。
南アフリカでは、職漁船・遊漁船・魚販売店・レストランの指導、釣人のライセンス取得、検査官による監査等、海洋生物資源保護法による取組が厳しいが、このボードのような一般消費者啓蒙もあちこちで見る。抜け穴の多い制度ではあるが、資源量が回復した例もあり、効果が実証されているのだ。日本もいつまでも遊漁無制限ではいられないだろうけど、さてどうするのかな、日本?
2015年10月11日日曜日
魚屋に魚買うなの魚図鑑
2014年9月14日日曜日
ナムプラーの正体 カタクチイワシ
シーチャン島周りで餌釣りをするときの餌はカタクチイワシ(アンチョビ)。漁をしている大型漁船まで行って貰うのだ。漁船にはミャンマーやカンボジアの船員がたくさん乗り込んでおり、人力で網を手繰る。多分彼らは奴隷。以前は餌が必須だったので、釣りが始まるのはそれからだった。網が上がるのを長い時間待ったりもした。
キビナゴと混同する人多い。カタクチイワシ科の魚ををニシン科キビナゴと呼ぶのはイヌをネコと呼ぶに等しい。この魚、カタクチイワシ科の「タイワンアイノコイワシ」とか「ミズスルル」とかいう種類のようだ。正確には不明。Wikipediaのリンクをのせておこう。口の位置が全然違うので、キビナゴと容易に判別できるはずだ。
カタクチイワシ
キビナゴ
タイで大量に捕獲されるカタクチイワシはプラー・ガタックと呼ばれている。そう、あのタイ人の血管を流れている調味料ナムプラーの原料である。以前製造工程を知って愕然とした。「容器に魚と同重量の塩を入れ、日向に置いて6か月待つ。ちゃんとナムプラーになっていたらOK、絞って出荷する」タイではスナックとしても流通している。日本ではちりめんじゃこや煮干し。欧米では油漬缶詰やペーストだね。
鮮度の良いのが手に入れば、丸ごと揚げて食べると強烈に旨い。一生懸命釣った他の魚が全て霞んでしまうほど旨い。日本では煮干し出汁を取る時に頭と腸を取るので、唐揚でも取ったらさぞ旨かろうとやってみたら、これがイマイチ。腸の苦み・コクがあってのスーパーテイストだったのだ。魚の味は奥が深い。
操業している漁船を見つけたら、船頭に接近を指示し、カタクチイワシを入手して即帰ろう。もう釣りとかどうでもよい(笑)
2014年2月9日日曜日
黄色い線の小鯵・味の王者・カンルアン
シーチャン島周りでよく釣れる小型のアジ、カンルアン。大きくても22cm程度にしか育たない。標準和名はホソヒラアジ。
名前の由来である体側の黄色い線が目立つが、生きているときは線がほとんど見えないのも釣れる。
日本で釣れるメアジと混同する人もいるが、属が違うし、デカ目のメアジとは目の大きさが全然違う。
このアジは何にしても美味しい。僕が好きだったのは、フライ、骨せんべい、塩焼き、トムヤム。濃厚な旨味が素敵。
市場に行けば、雑魚扱いのマブタシマアジと違って、カンルアンは選り分けられて高い値段で売っている。
バンサレーの桟橋でも、特別な扱いで取引されている。ベトナムやマレーシアでも人気のようだ。
以前は「小さいから要らない」と捨ててしまうる日本人もいた。そんな中、僕は長い間かけて皆にカンルアンの味を勧めた。
最近の釣人は味を覚えて大事に持って帰るし、自分でカンルアン寿司まで作るのが究極とか。お店も注目しているようだ。
カンルアンを専門に狙って釣る人は稀だろう。僕はよくやっていたけど(笑)。
旨いし、下ろすのは楽だし、幾ら釣っても負担にならないし、後の楽しみがどんどん増す。もう主食扱い(爆)
僕はショットガンで攻めていた。餌を着けない自作サビキをフリーで落とし、間髪入れずにしゃくりあげ、繰り返す。
キャストして遠くから底を探ってくるのもよい。他の人が沈黙している間も僕だけ釣り続けるので驚かれることが多かった。
ハリやハリスはマテアジ・マブタシマアジ&大型外道兼用仕掛けよりも小さくする(画像の上2つがカンルアン用)。
カンルアン専門なら市販の小アジサビキでよいのだが、マテアジ良型などに切られちゃうので、小さく細くしすぎないこと。
コツは底を狙うことと動きを止めないこと。カンルアンの群れは状況によって浮くこともあるが、基本的に底近くにいる。
先日関西国際空港の出発ゲート前の店で「アジみりん」を見つけた。よく見るとタイ産カンルアンではないの!
マテアジが「冷凍アジフライ」として大量に日本に来てるのを知っていたが、小柄なカンルアン君も来てたのね…
2012年3月22日木曜日
謎の黒いアジ
シラチャ周辺で時々釣れる、シマアジのようなカイワリのようなアジ。明らかに何かの幼魚である。
この大きさだと背鰭・尻鰭の全体が黒いが、もっと小さいのは背鰭の先端だけが黒い。
ふと思い立った。ヒシヨロイアジの幼魚ではないかと。
黒い顔、浮き出た筋肉、独特の口周りのカーブがそう思わせるのだ。
シミランのジギングで70~90cmの成魚が釣れる。強い引き、立派な魚体、その珍しさ、上等な魚だ。
黒い斑点に覆われ、シミランではプラー・モン・ダム(黒GT)と呼ばれている。
しかしシラチャやシャム湾では大きいのは全然見かけないし、アンダマン・サトゥンのルアー釣りでも一切掛からない。
子供がシャム湾浅場で大人がアンダマン海の深場ってあり?シンガポール回りで移動してるの?
やっぱり謎だな。かなり気になるが、いつもどおり刺身でいただこう。
2011年9月1日木曜日
ガキの頃から秋太郎
2011年3月4日金曜日
マーナム獲ったど~!
2009年9月3日木曜日
何よ~?チヌ?
ナンヨウチヌ Acanthopagrus palmaris。画像は25cmの小型。
鱗が粗くて側線の上が3.5枚。キビレみたいだ。 寸詰まりでかっこ悪いが、40cmぐらいになると、それなりに立派に見えるのは、タイ科の証し。
狙って釣る人は、エビ餌のブッコミで根に付いてるのを根掛かり覚悟で攻める。
僕はブッコミやりたくないな。船の上からPEで根掛かりするとしんどいもん。
落とし込みでも食わんことは無いだろうが、他の雑魚に邪魔されて、釣れるまでに10年は掛かると思う。ふぅ…
2008年11月30日日曜日
東南アジアの魚図鑑
2008年8月19日火曜日
シーチャン島の小魚ブー:ジャベリングランター
全長35cm。餌はカタクチイワシ。
見た雰囲気は、クロダイの若魚を少し細く白くした感じです。
吻は尖り、目鼻の周りと鰓蓋をめくったところが黄色、
体側上部に10本の不明瞭な暗色帯、背鰭の棘条12本、側線上の鱗6枚です。
最大の特徴は、結構立派な咽頭歯があることと、腹鰭先端に触角を持つことです。
かわりに口のほうの歯は殆ど無い。硬い底棲生物を常食としているのでしょうか?
初めて見ました。気になって仕方がありません。何でしょう、この魚?」


